すごい話
本当は一昨日書こうと思いながらも、つい小ネタに走ってしまい、昨日は台風。
で、今日は本当は気持ちが暗くなるような、何とも言えない内容の本を読んで、そのことに関して書きたい気持ちがあるのですが、まだうまくまとまらず…。
というわけで、一昨日のとある出来事。(一昨日は子ども達の話題で書きたいことが3つもあったのでした。)
まだ1年生のちょっと元気が有り余っている系の、でも、間違いなく「将来大物」系の男の子がいました。
「いました」というのは、年長さんのときから来てくれて1年生になってもがんばってくれてはいたのですが、レッスンの曜日や時間的に疲れて眠くなってしまったり、元気なときはやや元気過ぎたりということもあり(私にしたら、注意をすれば聞いてくれていましたし、低学年の男の子だったら、このぐらいはさほど気にならないよなというレベルだったのですが)、ちゃんとレッスンを受けられるようになるまでひとまず退会ということになってしまったのでした。
時々おうちの方から近況報告を頂いたり、少しずつおうちで教材を進めて頂いたりして数か月。
おうちの方からメールを頂きました。
メールの内容は、そろそろ再開をお考えくださっているということだったのですが、そのきkっかけになったことを伺って本当にびっくりしました。
もともと、年齢よりずっと「頭の良さ」を感じる子なのですが、彼がお父さんに言ったそうです。
「1月のお誕生日のプレゼントに算数教室に通わせて欲しい。」
すごくないですか?
いや、すごいですって。
まだ1年生の子が、年に1回しかないお誕生日のプレゼントに「勉強の教室に通うこと」をリクエストするなんて!!
それも、まだ何ヶ月も先のお誕生日のプレゼントを今からお願いするほど、ここに来たいと考えてくれたなんて!!
もう感涙モノですよ。
私がもしその子の母親だったら、思わず抱きしめてしまっているかもしれません。(笑)
もちろん、私が好きとか、うちの教室が好きとかってことではないのかもしれません。
彼には兄弟がいて、毎週どんどん教材が進んでいくのがうらやましい、同じように自分もやりたいと思ったのではないかと思います。
それでも、大事な大事な誕生日のプレゼントに「算数教室」です。
ああ、額に入れて飾っておきたいぐらいの感動です。
う~ん、この感動がうまく伝わっているかどうか自信がありませんが、うちに来たいと言ってくれたとか、そういうことよりも、うちに来なくなって何ヶ月も経つのに、それでもずっとまた通いたいと思い、どうすればおうちの方がまた通わせてくれるか、彼なりにずっと考えていたのでしょう。
そして、精一杯考えた末、お誕生日のプレゼントに…と言ったのではないかと思うのです。
だとしたら、そう考えたこと、その過程全てがなんともいとおしいではありませんか。
というわけで、1月を待たずして、年内にはまた彼と一緒にレッスンさせてもらえることになりそうです。
それにしても、やはり「将来大物」は間違いなさそうです。(いや、既に大物ということかも?)
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