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2009年10月31日 (土)

不思議、不思議!

以前は文房具や紙を見るのが大好きで、東急ハンズとかに行くと延々うろうろしていたりしたものですが、最近はそんな機会もめっきり減りました。
別に忙しいわけではなくって、なんというか…歳?(をい)

なので、最近の文房具はあまりチェックしていなくて、時々子どもが面白いものを見せてくれたりというぐらい…。
ですが、今日、お休みでもあったので近くのホームセンターの文具売り場をしばしうろうろしたところ、気になるものを発見!
今の私には必需品なのでは!?と、思わず買ってしまいました。

1つは「ゲルインキボールペン」らしいのに、名前が「いろえんぴつ」。キャップについているラバーでこすると消えると書かれています。
そういえば、先日5年の女の子だったか、別の男の子だったかが持っていて、見せてくれたような気がしますが、そんなネーミングとは知りませんでした。

現在、スリザーリンク中毒中の私にはもってこいなのでは?と、価格も1本120円で手頃ですし、とりあえず赤と青の2本を購入。
そして、蛍光ペンもほしかったので見ていると、なんと!蛍光ペンにも同じようにこすると消えると書かれたものが!こちらは94円!

イメージできないものの、普通の蛍光ペンと変わらない価格ですし、だったらとりあえず買ってみようと。

で、ご存知ない方のために画像を。(え?そんなの興味ないって?(汗))
まずは普通に書いたもの。上がボールペン。下が鉛筆の上にブルーの蛍光ペンを塗ったものです。

1030

字が汚いという指摘はお受けしません。(をい)
そして、これをそれぞれ消してみました。本当はかなりちゃんと消えるのですが、これを消したというのがわかるように敢えて残してみました。

10302cach1lye

何がすごいって、蛍光ペンを塗った方、シャープペンシルで書いた字は全く消えていないのです!
ああ、不思議…。

確か、昔、消せるボールペンってのがあったような気がしますし、暗記ペンとかで、ラインマーカーの上から別のペンを塗ったらそれが消えるとかってのもありました。
けど、蛍光ペンのインクが、それもインクだけがきれいに消えるって…。う~ん、不思議すぎる…。

きっと科学に詳しい方とかはあっさり仕組みを解き明かしてくださるんでしょうけど、とりあえず私としては不思議だし、面白いし、やっぱりスリザーリンクにもってこい!です。(もういいって…。)

けど、この蛍光ペン、勉強にも便利そうですよね。
覚えなきゃいけないことにマーカーを引いて、覚えたら消すとかできますしね。

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2009年10月30日 (金)

なんとも不思議なメール(休日ネタ系)

今日はレッスンがお休みで、教室にも行かず、心行くまでスリザーリンクをしようと思っていました。(というか、なんとか早く飽きるか、ある程度攻略したなと満足するかしないと、かなり問題ある生活になっているので、徹底的にやって、もう当分いいや…となるのを目指しているのですが…。(汗)

結果、本当に起きている時間の大半をやり続けてしまったのですが、まだやれそうです…。
ホントどっかおかしいんじゃないかと思います…。
ちなみにずっと1問を考えているんですが…。何時間考えたかわかりませんが、まだ全く完成しません…。(泣)

というわけで、今日はレッスンもなく家でひたすらスリザーリンクだったので、どうでもいい更新なわけですが、何の変哲もない休日に不思議なメールが届きました。(一部伏字)

お教室代表者様
初めまして。インターネットで拝見いたしましてご連絡差し上げました。
㈱○○英語学院 システムアシスト○○○浩一と申します。突然のお知らせ申し訳ございません。

こんな挨拶から始まるセミナーへのお誘いメールのようでした。
まあ、経営関係のセミナーにはまず足を運ぶことはないので、かなり斜め読みで読み飛ばしていたのですが、ふとある部分に目が釘付けになりました。

セミナー内容
名称:15回○○○○学習塾経営セミナー2009 in 大阪
開催日:2009510日(日) 10:0018:10

何か気付かれましたか?
そうです、ここ。

開催日:2009年5月10日(日)

ど、ど~せ~っちゅうねん…。(汗)
タイムマシンがいるっちゅ~ねん…。(ツッコミ)

メールの受信日時は確かに今日……。
う~ん……。
そんな、半年近くもどこかをさまよって届いたんでしょうか?
一体…。

勧誘メールではあるものの、協賛企業などを見ると、結構しっかりしたセミナーだったのではないかしら?という感じなのですが、このセミナーにいらしたからいらっしゃいますか?(ってわからんか、伏字過ぎて…。)

とにかくなんとも不思議な気分になりました。

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2009年10月29日 (木)

すご過ぎて時々置いていかれる…。

つい先日の小3スーパーくんとのレッスンのときのこと。
スーパー過ぎて、とっくにプリント教材を全て終え、つい先日分厚い5年のワークブックも終了して、6年のワークブックに突入した超スーパーくん。

プリントが終了した子は、塾用の定番的なワークブックのほかに思考力系の教材もやってもらっているのですが、その教材のひとつにこんな内容の問題が出てきました。

「大小2つの長方形があり、重なっている部分は大の4分の1、小の5分の2にあたります。大小2つの面積の和は130平方センチメートル。大小それぞれの面積を求めなさい。また、重なっている部分の面積を求めなさい。」

正直言って、中学入試レベルの問題。私自身、最初に問題を読んだときにはちょっと考え込んだような…。(まあ、中学入試の指導をしておられる方などには簡単な問題なのだろうと思いますが…。(汗))

さすがの超スーパーくんも、自分で問題を読んだだけではどうも理解しきれない様子で、考えているのとは少し様子が違ったため、もう一度私が問題文を読んでみました。
それでも、まだきっかけがつかめないようだったので、計算用紙に赤鉛筆で大の長方形と小の長方形を描き、その4分の1と5分の2に線を引いて斜線をして見せました。

その瞬間、私がまだ何か言いかけているのに、すごい勢いでその図に鉛筆で線を引きました。(それが下の画像です。レッスン中のラフな図なので非常に見苦しいのですが、彼の線をそのまま見てもらいたいなと思い、敢えて修正なしで…。)

1029

あまりの勢いに一瞬ひるんでいる間に、彼はこうつぶやきました。

「4分の1が…6.5個分やな。」

そして、次の瞬間、計算用紙の余白には「130÷6.5」の筆算が書かれ、計算が始まりました。

正直なところ、その段階で私は完全に置いてけぼり…。思わず「ついていかれへんから、とりあえず待っとくわ…」と声をかけ、彼が答えに辿り着くのを待ちました。

ほどなく、満足そうな表情で「大80平方センチメートル、小50平方センチメートル、重なった部分は20平方センチメートル」とずらりと正解を並べました。

落ち着いて考えると、図を見て大の4分の1の大きさの6.5倍が130平方センチメートルと考えたとわかるのですが、図を見た瞬間すごいスピードで補助線を引き、一気に正解まで突っ走ってしまった彼のスピードに圧倒されました…。

子ども達って本当にすごくって、時々本気で叶わないなぁと思います。
でも、そういう瞬間が大好きです。

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2009年10月28日 (水)

慣れとはすごいものだ…。

今日はほかにも書きたいことがあるのですが、間もなく日付が変わるので、ちょっとてきと~な更新を…。

ムーディーな夜を三夜過ごしたのですが、その間、友人があれこれ解決策を提案してくれて、昨晩、ちょっと希望の光が見えました。(大袈裟)
ただ、ひとり暮らしで狭い家なので、脚立もなく、天井に張り付いている電灯と格闘するには高さの問題をどうにかせねば…と思いつつ、昨晩は今日にかけることにして休みました。

で、今日。結構無謀にも、テーブル代わりのコタツの上に折りたたみ椅子を置くという、ややスリリングな状態で再度電灯に挑んでみました。

その結果、仮復旧。
しかし…紐が見事にちぎれていたため、何か代わりになる適当なものがすぐに見つからず、応急処置で束ねた刺繍糸を使ってしまったため、切れるまでに再度交換せねば…という状況です。(苦笑)

でも、これでまた、ひとつ経験が増えました。
電灯の紐のつながっている部分がどんな仕組みになっているのかも見えて、ふぅ~んと。
こうしてまた、自分でできることが増えていってしまうのでした…。いいんだかどうなんだか…。

しかし、慣れっていうのはすごいもので、先ほど帰宅してスイッチを押したら、3本のうち2本しかつけていないのに、まぶしい……。(汗)
明る過ぎて落ち着かないんですけど…。(苦笑)

とりあえず、明日からしばらく通常レッスンがお休みなので、普段より時間の余裕もありますから、その間に紐を交換し直さねばと思っています。

けど、夜はここまで明るくなくってもいいよなぁ…。(苦笑)

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2009年10月27日 (火)

なんかボケボケでしたね…。(汗)

最近はブログを更新しても、UPしたものを見直して確認ということをほとんどしなくなってしまったので、発見がすっかり遅くなりました…。
なんかもうボケまくりで、だけど、普段ならすぐチェックを入れてくださる方からのツッコミもなかったので気づかぬままで…。

24日土曜の記事が、なぜか下書き保存になっていて、今日まで24日の更新がない状態になっていたことに先ほど気づきました…。(って、どうでもいい内容なんですけどね…(汗))
おまけに、日曜の更にどうでもいい記事は二重投稿になってて…。
う~ん、大丈夫か?私…。

そして、何をしたでもないのに、もう今日もこんな時間…。
そしてそして、無意味にムーディーな夜も三夜目になっております…。

先々週ぐらいからしようと思いながらもだらだら先延ばしし続けていた衣替えを、なぜか昨日の深夜思い立ち(というか、電気の修理でも交換でも、部屋に知らない方が入る可能性大なので、片付けねば…ということもあって…)、今日は朝5時就寝…。(をい)目覚めたら11時。(私的には睡眠不足気味…。)
出勤までに家主さんに連絡がついても、いずれにしても時間的に今日どうこうできる話でもないなと、連絡を待つことにしたもので、結局今日も連絡つかず…。

幸い、木曜から月曜まで、振替はいくつかありそうですが通常レッスンがお休みで時間的に余裕があるので、明日まではとりあえずムーディーなまま過ごしてみようかなと…。

それにしても、インフルエンザ、猛威を奮っていますね…。続々と学級閉鎖や感染の連絡が入り始めています…。
子ども達は大半がかかり終えるまで広がるんでしょうか…。けど、なぜにこんなにも子ども達に感染しやすいんでしょう…。

皆さまもどうぞくれぐれもお大事に。

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2009年10月26日 (月)

今日の出来事(後半は限りなくど~でもいい話)

今日は振替レッスンが1つあっただけなので、半ばOFFモード。
おまけに今日も引き続き家主さんと連絡がつかず、ムーディーな夜も二夜目となっています…。
ただ、ふと思いついて、電気スタンドの位置を高いところに変え、スタンドの向きも変えたら、多少は暗いもののそこそこ不自由ない感じに…。
これなら1週間ぐらいなら我慢できるかも…。むしろ、1週間我慢してしまったら、これに慣れてしまうかも…。(汗)

と、どうでもいい話が長くなりましたが、今日の振替レッスンのとき、5年生の女の子が言ったひと言が、頼もしいやら、なんとなく複雑やら…。

「学校のんは簡単やから、そんな考えんでもできるけど、ここのんはめっちゃ考えなできへんし、これなんか考えてもわからん…。」と。

考えてもわからないと言った問題は確かに中学入試レベルの、公立の学校の子なら中3でもすんなり解けないんじゃないかという問題だったので、それは全く不思議ではないことなのですが、まず「学校のんは簡単」と5年生にして当たり前のようにさらっと言える頼もしさに感動。
「めっちゃ考えなできへん」と言いながらも、それがそんなに嫌ではなさそうな口調にも頼もしさと嬉しさとを感じつつ、しかし、ひとつ気になることが…。

学校の勉強(算数のことかなと思いますが)は「考えなくても」できるってことですかね?
5年生なのに、「考えなくても」できるんですかね??(汗)
う~ん…。

まあ、確かに…学校に限らず、一般の塾で多く使われている形式のワークブックの多くは、例題と解説があり、その類題があり、演習問題の横にはヒントを通り過ぎているようなレベルのヒントが書かれていたりなんてことも少なくありませんから、確かにあれじゃ、ろくに考えなくても、同じようにやればマルはもらえるよなぁという気はしないではありませんが…。

なんだか嬉しいけど、どうも複雑な気持ちになるひと言でした。

そして…皆さまには極めてど~~~~~~でもいいのですが、今日、ものすご~~~~~くショックだった出来事…。

夜寝るとき、大抵眠くなるまでお布団の中で本を読んでいるのですが、昨日は気づいたら寝てしまっていて、一度途中で目が覚めて寝直したのですが、次に目覚めたとき、ハードカバーの本の端におでこと左目が完全にのった状態だったことに気づきました。

あいたた…と思いつつも起きて、シャワーを浴びて着替え、しばしメールチェックやらパズルやら(をい)をして、ご飯も食べて、そろそろ化粧しましょうかねと鏡を見たとき、自分の顔に異変が…。

いえ、それまで鏡をじっと見つめなかったので気付かなかっただけなんだと思うのですが、その時点で、起きてから既に2時間以上が経過していたはずなのです。
しかし、私のおでこと左目にはものすごくくっきりとした凹みが…。(ショックのあまり、ネタにするしかない!と写真を撮ってしまいました…。悲しい関西人の性…。)

1026

※わかりやすいよう、写真の濃淡をはっきりさせてみました。眉尻の付近にスパッと縦のラインが…。これで2時間後ですから…。(泣)

一瞬何でなのか分からず、どこかにぶつけたか?とおでこを触り、鏡に近づいてよく見てみたのですが、そこでふと、あ…本?と。
いや、けど、2時間以上経ってるんですよ?2時間以上………。(泣)
その後、今日は振替が遅めの時間だったので、出勤するまでは起きてから3時間以上経過していたというのに、まだおでこにはくっきりとしたラインが…。

子ども達が来るまでには5時間ほどあったのですが、4時間半ぐらいのときに鏡を見たら、まだ残っていました…。
21時過ぎに帰宅して鏡を見たら、どうもまだうっすら残っているような……。(号泣)

回復遅すぎってば…。
ものすご~~~~く歳を感じた出来事でした……。

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2009年10月25日 (日)

間接照明な休日…(泣)

今日はお休みでした。
で、それをいいことに昨日はまた夜更かし。明け方眠りにつきました。
しかし…そろそろ寝ようかなというとき、事件が起きました……。

部屋の蛍光灯を消そうとひもを引っ張ったとき、何か変な音が。
そして、再度ひっぱるも、ひもを引いている感触が明らかにおかしい…。
深夜に椅子に上って蛍光灯のカバーをはずして見ると、元の状態がどうだったかわからないものの、ひもが完全に本体から取れてしまっていました……。(汗)

蛍光灯は豆電球だけがついた状態でひもが取れてしまったため、スイッチでつけようとしても、つくのは豆電球だけ……。(泣)
こんな時間ではどうすることもできず、ひとまずそのまま就寝。

私の住まいは、震災後の物件の少ない時に地元周辺で探した賃貸で、これまで何度も引っ越したいなぁと思いながらも、会社員をやめてしばらくは先立つものが…という不安で引っ越す決心がつかず、最近は無精過ぎて、引越しすること自体がどうにも面倒でやはり動けず…。(立地的にはかなり満足しているので。)

蛍光灯はもともとついていたものなので、いずれにしても家主さんにお聞きしなければ、自分ではどうすることもできないため、起きてからお電話を入れたのですがあいにくお留守。
メッセージは残したものの、未だ連絡がつかないまま既に19時になってしまいました。

今日はずっと曇りでどんよりしていたため、お昼間でも電気をつけたいような暗さ。
しかし…部屋の蛍光灯はつけられず…。
電気スタンドとキッチンの方の蛍光灯をつけてどうにかしのいでいるものの、何ともいえずかなり意味なくムーディーな感じ…。(泣)

もともと、普段も深夜は照明を落とすようにしていたので、今日はお昼が夕方の気分で、今は既に0時頃の気分です………。
さすがにこれから連絡がついても、今日はどうにもならないでしょうから、今晩はこの無駄なムーディーさの中で過ごすことになりそうです……。

引っ越しなさいってことでしょうか…。(悩)
震災以降、久しぶりに電気のありがたさを再認識した休日となりました…。(苦笑)

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2009年10月24日 (土)

今日の驚きの出来事(仕事には全く関係なし・・・)

あんまりにも意外な出来事に朝からひとりで大ウケして、誰かに話したい!と思いつつ出勤したのですが、今日は朝から次々に子ども達が登場し、さすがにレッスン中に子どもに話すにはどうでもいい話過ぎるし…と、結局レッスンが全て終わるまで我慢…。

それでも朝の驚きはほとんど色褪せないままだったので、レッスンの終わりにようやくお手伝い頂いている先生やお迎えに来られたお母さんに聞いて頂いたのですが、皆さんも一緒にびっくりしてくださったので、気をよくして(?)ついつい書いてしまうのでした…。(をい)
というわけで、本当にど~でもいい話しなので、お忙しい方はスルーしてください。(笑)

今朝のこと。
土曜は朝からレッスンのため、慌しく支度をして出勤しました。
家を出て、最初の路地を曲がったとき、前からクロネコさんの車がやってきました。
そんなことは普段でもあることで、何も気にせず駅に向かっての道を歩いていました。

広くない路地だったのでちょうど車が横に並ぼうとしたとき、ドライバーさんが突然言いました。

「お荷物があります!」

それも、かなり爽やかな笑顔で…。(汗)

な、なんで??
名札とかついてないし。そもそも、知り合いでもなんでもないし、確かに何度か配達に来てくださった顔なのはわかるけど、いや、ホント、なんで??(大汗)

それでも何のためらいもなく、爽やかに運転席から荷台に周りつつ、

「小さいお荷物です。」

う~ん?なんだ??「小さい」荷物…。
届く可能性のあるものは2つ。けど、1つは佐川さんのはずだし、もうひとつは決して小さくはないはず…。う~ん…。

色んな疑問がぐるぐると頭を回っている間に、あくまでもにこやかに爽やかに、荷台から荷物を取り出すクロネコさん。

「お間違いありませんね?(ニコッ)」

そう差し出されたのは……。(例によって写りが悪いのですが、以下に画像が…。比較のため、小学国語辞典を置いてみました。)

 ・
 ・
 ・
 ・
 ・
1024

これって小さいか??(汗)
まあ、クロネコさんの扱う荷物からすれば小さいんだろうけど……。

あまりの爽やかな笑顔に圧倒されつつ、「サインお願いします!」とボールペンを差し出され、ついついそのままサイン…。
う~ん…。

どこまでもすごく爽やかだったクロネコさんが、サインを受け取ったあとふと冷静になられたようで、ようやく

「大丈夫ですか?」

と……。
いや、もうサインしたし…。今更そんな質問……。(苦笑)
それでもやはりとても爽やかだったので、何もいうことができず、何よりあまりにも驚きまくっていたため、戸惑いを引きずったままでもあり、「はい」と答えるのが精一杯…。

「ありがとうございました!」

最後まで爽やかにクロネコさんは去っていきました。

しかし…私はといえば、戻ると電車に乗り遅れるし、時間的な余裕はあまりないし、選択の余地なく、ゆうにB4サイズはあろうその「小さい荷物」を抱えて出勤したのでした。

う~ん、それにしても…。
何より疑問なのは、普段私は土曜以外午後から出勤なので、荷物は午前中指定で配達してもらうことが多く、その時間帯はまだ出勤前なので、頭を洗ってタオルを巻いたままとか、家着のままとか、化粧もせず眉も描かないままとか、ほとんどの場合メガネはかけていないままですし…。
その上、ご存知の方はご納得頂けるかと思いますが、正直、印象の薄い顔立ちだと思うのですが…。

う~ん…。
クロネコさん、すごい記憶力の持ち主なんでしょうか?
だって、顔と名前が一致していたわけですから…。顔だけ見て、ちゃんと私宛の荷物を迷わず取り出してこられましたんで…。

まあ、朝からひとりでかなり大ウケして、楽しい気持ちで出勤できたので、「小さい荷物」を抱えてきて、そのほとんどをまた自宅に持ち帰る手間も許そうかなと思う週末でした。(笑)

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2009年10月23日 (金)

保護者の皆さまへお知らせ

とりいそぎのお知らせです。

インフルエンザやらなんやらでなんだか気ぜわしくなり、うっかり気づくのが遅くなってしまいまして、ご案内が大変遅くなり申し訳ありません。

一応年度初めの年間カレンダーではお知らせしていますが、来週木曜から週明け月曜までは通常レッスンはお休みになります。

また、11月3日は祝日ですが、月間4回のレッスンを確保するためにご希望の方には通常通りレッスンをさせて頂く予定です。
火曜の方にはご希望を伺うお手紙をお配りするのが大変遅くなり申し訳ありません。
お知らせブログにも別途詳細をご案内しておりますので、関係の方はご覧頂けましたら幸いです。(来週火曜にお手紙をお配りする予定です。)

先週、今週と、インフルエンザ関係でのお休みの方が増えてこられていますので、通常レッスンはお休みさせて頂きますが、10月29日から11月2日までの間で2日ほど振替レッスンの日とさせて頂く予定です。
また、3日火曜祝日は学校がお休みかと思いますので、お昼13時20分からや14時30分からなどもお時間が取れると思います。
お休みされる方もいらっしゃると思いますので、3日火曜は振替をお受けできそうです。

29日から2日までの間につきましては、まず29日木曜は振替をお受けする予定です。
もう1日は31日土曜か1日日曜にさせて頂こうかと考えておりますが、ご希望がございましたらお知らせください。
どうぞ宜しくお願い致します。

とりいそぎのご案内でした。

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わかったふりをしない子たち

子ども達とレッスンをしていて感じることがある。
塾講師だった頃も、極力ひとりひとりの子の表情を気にしつつ、わかっているかどうか意識して授業をしていたつもりではあったが、対象のほとんどが小学校高学年から中学生で、ある程度大きくなった子たちだったし、授業もまず説明から入る、一般的なスタイルだったこともあり、その場では「わかった気になる」子も少なからずいたため、あまり感じたことがなかったことなのだけれど…。

教室で子ども達とレッスンをしていると、まだ理解が曖昧なのになんとなく次へ進んでいくということがほとんどない。
というのは、何も私がきちんと理解しないと次に進ませていないわけではなくて、むしろ内容によってはぼんやりと輪郭がつかめた程度でも次へと進んでいくこともある。(進んでいくうちに、だんだんしっかり理解していくと思われるいようなところは、あまりしつこくこだわらず進めていくことがある。)

納得がいかないと、どの子も何とも難しい、険しい表情をする。多分とても気持ち悪いんだろうなという表情を。
そんな表情のときに無理矢理どうにか進めさせようとしたって、大抵はその場から一歩も進まないで難しい顔をしたままだ。

その状況に応じて、教具を見せたり、図を描いたり、描かせたり、何らかの言葉がけをしたりして、その難しい顔がふっとゆるんでパッと明るい表情になるまできちんと向き合うと、すっきりと穏やかな表情に戻って問題を解き始める。
難しい表情のまま、適当に進んでいけばいいやという感じの子はほぼいない。

まあ、答えだけ分かればいい、ただマルになればいいなんて子はわざわざうちに来てもらう意味がないので、そういうタイプの子には手厳しく(恐ろしく?)なってしまうため、子ども達もそんな風にはしていられないということもあるかもしれないが、それとは少し違った感触を受けている。

強制されるからとか、怖いからとか、そういう理由よりももっと大きな理由があるのだと思う。
わからないことが気持ち悪いのだ。
そして、わからないことを気持ち悪いと思える子たちは、わかったときの気持ち良さも知っているのだと思う。

難しい問題でも一所懸命考えて解けたときのなんとも言えない快感を知っている子たちは、少しぐらい難しくても投げ出さずに考えるし、わかったときの快感を得たいから、まだ自分の中にすとんと落ちない状態のままを潔しとしないのだろう。

子ども達が難しい顔をすることは実際に難しいこともあれば、ほんの些細なこともある。
ほんの些細なことであっても、それがすっきりしないとそこで立ち止まってしまう子は多い。

教室の子たちを見ていると、子ども達は本来、色々なことを学びたいと思っているし、理解したいと思っているのだろうと思う。
幼い頃、どんなことでも「なんで?」「どうして?」と周囲の大人に聞いて困らせたという話はよく聞くことだ。わからないことは本来落ち着かない、気持ちの悪いことなのだろう。

もちろん、いくら努力してもわからないこと、なかなか理解できないことはあるだろう。
でも、その子の理解できる範囲のことであれば、ひとつひとつその子自身が納得して次へ進んでいければ、たとえそれが教科の勉強だったとしても、子ども達はやる気をなくしたりしないのではないだろうか。
教室の子ども達を見ていて、そんなことを感じる。

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2009年10月22日 (木)

う~ん、困った…。

最近、スリザーリンクにはまっているということは先日告白済みなのですが、自分でもちょっと困ったことが…。

まあ、レッスンに支障が出るようなことはありませんし、これまで家でPCでだらだら遊んでいた時間の大半がスリザーリンクの方に移ったという感じではあるので、そう考えればさほど問題ではないのかもしれないのですが、ちょっと真剣にどうにかせねばということがあるのです…。

それは……自分の感覚ではまだ30分ぐらいかな?と思ったら2時間ぐらい経っているなんてことが少なからずあり、今日も帰宅後、軽く食事をしてから解きかけの問題の続きとにらめっこを始め、ふと気づいたら1時前でした…。
始めたときはまだ23時半ぐらいだったはずで、自分では多分まだ0時頃だと思っていたんですけど…。

これは、解き始める前にアラームか何かをセットしておくべきかもしれません…。
普段の自分のパターンからして、ある程度のところまで達したなと感じられたら、熱がやや冷めるので、早くその域に達してくれないだろうかと思ったりもするのですが…。

ちなみに、この前の日曜は気づいたら延べ6時間以上やってしまったような気がするのですが、この集中力を何かほかに生かせないものかと、心底思う今日この頃です…。

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2009年10月21日 (水)

それすらも言わなくていいのかもしれない

今日、ある子と分数の学習をしていたときのこと。
分数の導入の部分はこの教材の大好きなところのひとつではあるのだけれど、導入が済んだ後、ぺらっとそれぞれ1枚、通分の考え方の基礎になりそうなものと約分のプリントが登場する。

この時点ではまだ計算としては同分母のものしか出てこないし、それまでにやる大きさ比べは、あくまでも「大きさ」を意識して比べるのであって、通分して比べるという解き方をまだ使わない。
だから、本当にある意味唐突に同じ大きさを表す分数を考えたり、分母をできるだけ小さくする(約分する)ことを考えたりという問題と向き合うことになる。

その部分はもう少しボリュームを増やしてきちんと作りたいところではあるのだが、これまではそれぞれの子に絵を描いたりしながら考えてもらってきている。

そして、今日の子とも同じように、まずは比較的イメージしやすいもの、図に表わしやすいものから考えてもらうようにして、徐々に進んで行ってみた。

すると、何問か考えるうちに、ぼんやりと、もちろんまだその言葉すら知らないのだが、「公約数」を意識し始めたのがわかった。
ただ、まだ明確につかんだというところまでは至っておらず、図を描きながらぼんやりと何か感じているような様子だった。

以前は、問題を解いてもらった後で、確認の意味で両方を割ることができる数で割っていけばいいということだということを念押ししたりもしていたのだが、最近は、見ようによってはまどろっこしく見えて、(さっさとやり方教えればいいのに…)と思われてしまうような、図を描いてあれこれ考えるその過程そのものにとても価値があるのではないかと思うようになった。
そして、その時点ではまだ、私は何の念押しもする必要がないんじゃないかなと、そんな気がし始めている。

子ども達は私たち大人が思っているより遥かに素晴らしい力を秘めているし、鋭い感覚を持っている。
だから、自分で図を描いてあれこれ考えているうちに、私が何も念押しなんてしなくたって、自分でそれを感覚的につかむときが来る気がするのだ。
それも、恐らく大半の子は「不親切」なプリントを数枚やれば、なんとなく気づいていくような気がするのだ。

仮にはっきりと気づくに至らなかったとしても、その子たちがいずれ学校などで通分や約分を習ったとき、機械的に処理をするのではなく、「ああ、あれはこういうことだったんだ~!」としっかりと頭に残るのではないかと思うのだ。

それらどれを取っても、やはり私が余計なことは言わないに限る。そう思ってしまう。
私はただ、問題を解く順を指示したり、どうにもうまく図が描けずに困っているときに助けを出したり、全く感覚がつかめていなさそうな子に少~しだけ手を貸したりするだけでいいんだろう。

だって、大きさの感覚もないのに、「両方を同じ数で割ればいいんだよ」なんて言われて約分だけができるようになったって、何にも楽しくなさそうだから。

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2009年10月20日 (火)

すごい!

今日(昨日)は振替レッスンが1つあっただけで、ほぼお休みのような月曜でした。
日曜に実家で家族とテレビを見ていたとき、石川遼さんがプレーオフの末敗れ、32歳の方がプロ初優勝をされたというニュースは見ていました。

家族で(誰もゴルフをしないのに…)、遼くんはすごいという話はしていたのですが、今日ネットでニュースを見ていてびっくり!
初優勝された小田さんという方、今回は優勝することが決まっていたんだなと、それを見て感じました。

膨大な数のギャラリーのひとりにボールが当たって、OBになるはずのボールがフェアウエイに戻ってきたというだけでもびっくりなのに、当たったのが…。(ご存知ない方はもしよろしければニュース記事をご覧になってみてください。)
http://mainichi.jp/enta/sports/golf/news/20091019k0000m050048000c.html

「偶然」と呼ぶにはあまりにも計算しつくされたようないくつかの出来事。(携帯カメラのシャッター音のこととかも含めて…。)
神様のお膳立てだったんだろうなぁと。

それにしてもすごいミラクル。

ちなみに、話は全く変わりますが、先週木曜ぐらいからやたらと目がかゆくて、何日経っても治らないので、今日眼科に行ってきました。
先生がおっしゃるには、先週ぐらいから「何か」が飛び始めているそうで、目のかゆみを訴える方が増えているそうです…。

そんなことを伺った矢先、ネットのニュースで「10月に黄砂を観測」という記事が目にとまってしまいました…。
19日だし、地域的にもこのあたりとは少し外れているようですので違うんでしょうけど、目だけかゆいのもなかなか辛いものがあります…。(苦笑)
目薬を頂いたので、それが効くことを祈るばかり…。

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2009年10月19日 (月)

1万歩達成♪

先日から日付がずれていますが、今は日付変わって深夜2時半。
ですので、今日は日曜日でしたというブログです。

歩数計を買ってから、とりあえず連日4500歩~5000歩のあたりをうろうろしていまして、今日はお天気もいいし、気候も暑くなく、寒くなくだし、用事を兼ねて三宮・神戸方面に出る予定だったので、どれだけ歩くかなぁと思いつつ出かけました。

先に神戸に行き、そこから三宮まで歩き、用事を済ませて帰路につき、隣の駅でちょっと買い物をして歩いて帰宅。
その時点で表示は9900歩を超えていました。

晩は自転車で実家に行ってきたのですが、自転車でも多少はカウントしてくれるようで(この歩数計、なかなかスパルタで、家の中などを数歩歩いただけではカウントしてくれないんです…。正確にはわかりませんが10歩以上歩かないと数えないようになっているんじゃないかと思います…。)最終的に「10077」の表示に。

多分、実際には家の中でちょこちょこ用事で動いたりしていましたので、純粋な歩数だともう少し多いのかなと思いますが、初の1万歩達成♪
目に見えるっていうだけで、やっぱりなんとなく張り合いがあるもんだなと思います。

ただ……膝の具合は日に日に悪化している気がするのにこんなに歩いてしまって、明日大丈夫だろうかと、それが心配だったりしますが…。(汗)

でも、当分1万歩目指すのはやめときます……。
だって…トータル80分以上歩いたみたいですから…。(苦笑)

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2009年10月18日 (日)

気になる問題

嵩(リットル・デシリットル・ミリリットル)の学習の単元で、導入の際出てくる問題なのですが、ちょっと紹介させてもらいます。(例によって携帯で適当に撮ったので見づらくてすみません…。)

1017 .

2問目の、同じ大きさの容器に同じ高さまで水が入っていて、入れるビー玉の数が違う問題に関しては、ほぼ全ての子が正解しますし、もし間違えた場合でもちょっと何か例を挙げて確認すると、これまでのところみんな納得してくれました。

ただ、1問目の、異なる大きさの容器に同じ高さまで水が入っていて、それぞれに1つビー玉を入れる問題になると10人に1人ぐらいでしょうか、一番大きな容器を選ぶ子がいます。

1問目を少し拡大しますね。(と言っても小さい表示になっているかと思いますが…。)

10172 .

個人的に、ビー玉が小さすぎて、水面が上がるイメージがしづらいような気がするのですが、実際、この絵だとすんなり答えられない子に、「ビー玉じゃなくってもっと大きな鉄の塊を入れてもいいよ」などのように、もっと大きなものを入れることをイメージしてもらうとすんなり答えてくれることもあります。

それでもまだピンとこない子には、お風呂とプールを例に挙げて、自分がお風呂に入ったときとプールに入ったときとで、どちらの方が水面(湯面?)が上がったのがよくわかるか尋ねると、そのあたりまでで7~8割がたの子は正解を選ぶことができます。

しかし、時々、それでも全くイメージができない子、もしくは、それでも自信を持って一番大きな容器だという(上述の質問だと「プール」だと断言する…)子がいます。

こうなるともう教室でプリントだけでは理解させることができませんから、何かわかりやすい具体物を用意しなくてはと思いながらも、ビー玉を入れたってほとんど水面は上がらないのは確実ですから何かわかりやすい代わりになるものでなければなりませんし、形が似ていて底面積が異なる透明な容器というのもなかなか思いつかず、未だ用意できずにいます。

ただ、こういう感覚というのは、本来は教室で実験のようにして理解するものではなく、本来は日常生活の中での経験として身につけることなのではと思ったりもするのです。
もちろん、そういう経験をしていない子、していても意識していない子が少なからずいるようなので、そういう場合には対応できるようにしなければと思いますが、それは私としては「やむをえない場合」という認識をしています。

小さいときにたらいや子ども用のビニールプールなどで遊んだり、ドラム缶風呂や温泉などにある五右衛門風呂のようなものなどに入ったり、おうちのお風呂や銭湯、温泉の大浴場やらプール…そんな色々な異なる大きさの「入れ物」の中に入ったときの水面の変化に興味を持ってもらいたいなと。

自分が入らなくても、コップに何かを沈めたときと洗面器に沈めたとき、お風呂に沈めたとき…など、遊びとして試すこともできるのではないかとも思うのです。

実際のところ、自分を振り返ってみても、上のプリントのような問題について、誰かに答えを教えてもらった記憶はありませんし、やはり、経験として知っていることだと思うのです。
そして、やはり、教室の子たちで迷わずすんなり正解を選ぶ子たちも、誰かに教えてもらったという子はほとんどいないと思うのです。

子どもにとって「遊び」や「実体験」が大事だというのは、そういうことからも改めて感じます。

もしお子さんが1問目の問題の答えに迷う、もしくは正解できないようでしたら、答えを教えるのではなく、そういう経験を是非させてあげてほしいなと思います。

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2009年10月17日 (土)

いよいよ本格的に流行か…。

じわじわと子ども達の間で感染が広がっているのは話に聞いてはいましたが、今日のレッスンで事前に連絡をもらっていた方、当日のご連絡の方、3組の欠席があり(微熱でこれからお医者に行くという方もおられましたので、インフルエンザかどうかはまだわかりませんが)、明日のレッスン予定だった子のおうちからも1件、欠席のお知らせが入りました。

これまではまだ週に1、2人ペース、またはレッスンの谷間で感染して治ったという子など、何人もまとまってレッスンをお休みということはありませんでしたので、季節的にもいよいよ本格化してきたのか?と思いながら帰宅しました。

すると、夕刊にしっかりと記事が…。
先週から比べると患者数が倍増して、1施設当たり12.92になったとのことで、1施設当たり「10」を超えると、今後4週間以内に大流行の恐れがある「注意報レベル」だと書かれていました…。

今の様子だと、小学生たちはクラスの大半の子が感染し終わるまで、代わる代わる感染して治癒してをしばらく繰り返すのかなと…。
でも、それだと学級閉鎖が何度も何度も繰り返されて、学校の授業の調整が大変なことになりそうな予感…。
そして、そうなると、今来ている時間にレッスンに来られないとかいうことが起きてきて、私の方もかなり大変なことになりそうな予感がするのは気のせいだと思いたい…。

感染予防の対策もですが、元気なのに学級閉鎖でレッスンに来られないというような状況の子たちがおうちでも取り組める教材の準備をきちんと考えなくてはいけませんね。

皆さまもくれぐれもお気をつけてお過ごしください
私もできる範囲で気をつけます…。

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2009年10月16日 (金)

それを見ると安心すること

教室の子たちとレッスンをしていると、私が何を教えたでもないのに、当たり前にいろんな工夫をして(きっと本人は工夫という意識すらない場合も少なからずあるのだろうけど)問題を解いている姿を見ると、とても嬉しくなる。

そして、それを見て安心することがある。
そのうちのひとつをつい先日、4年生スーパーちゃんもまた当たり前にやっているのを目にした。

小数の掛け算の文章問題で、1mの重さが280グラムの針金2.5mの重さは?というような問題にメモされているものを見ると、そこには普通なら多くの子がそう教わってやるであろう「280×2.5」という計算式はなく、「560」という数のあとは答えが書かれていた。

その問題はたまたま勘違いをしたらしく、どうやって考えたのかをちょうど確かめることもできた。
メモされている「560」を「これ2mの重さなんやんね?」と尋ねると、こくりとうなずく。そして、「じゃあ勘違いしたんやね?」というと、あ!という表情になって、あと140グラムを足した答えに書き直した。

何も言わなくても、数を見ただけで「2mとあと1mの半分」と考えたのだ。

その後も、小数の筆算を書くことはなく、整数部分の答えをまず出し、小数部分は先ほどの「0.5」のような単純なものでなくても、「0.1あたり」を考えて、それを何倍かするという考え方で問題を解いていく。

もちろん、当たり前のようにそれができる子たちはみんな、小数や分数を感覚的につかんでいて、「0.1あたり」が知りたければ10個に分ければいいとかいうことを、当然のこととして理解している。
ただ、それは教えられたものではないからこそ、確かな力になるのだと思う。
そして、余計なことを教えなければ、むしろこういう風に解くことの方が自然なのかもしれないと思ったりもする。

というのも、基本的には掛け算をすれば数は大きくなるのに、小数や分数を掛けると数が小さくなってしまう場合がある。
掛けるのに小さくなるという感覚は(同じく小数や分数の割り算で、割るのに大きくなるという感覚も)なんとなく不自然なようでしっくりこないのではないだろうか。

先の問題も確かに、「280×2.5」を計算すれば答えは出るのだけれど、子どもの頭に1mの針金のイメージと、それと比較した2.5mの針金のイメージがあれば、2mと半分という出し方をすることの方が自然なのだろう。

こういう感覚がついている子たちは、ほぼ例外なく、割合の問題だろうといとも容易く理解していく。

だから私は、上述のような解き方をしている子を見ると嬉しくなるし、安心する。
「ああ、この子は大丈夫だ」と。

まあ…私自身かなりの無精者なので、できることなら小数の掛け算の筆算なんてやりたくないし、筆算を書かずに解くには自然と半分にしたり倍にしたり、0.1あたりを考えたりということをしているので、「あ、仲間だ!」と思って嬉しいところもあるのかもしれないけれど…。(汗)

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2009年10月15日 (木)

こんなものを買ってみた。

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今日は久々に帰宅がかなり遅く(家に着いたら0時前…)なり、先ほど適当に写したのでかなり写りが悪いのですが、撮り直す情熱(?)もなく…。(汗)

ご覧になってすぐお分かりになる方もおられるでしょうか?
万歩計(この機械には「歩数計」と書かれていましたが)です。

独立前は子ども達の前に立ってホワイトボードでの授業形式だった上、基本的に常に机間巡視をしてうろうろしていたため、まだ多少は足腰を使う機会もあったのですが、今の仕事になってからは完全な座り仕事になってしまい、もともと運動らしい運動を長年していないもので、運動不足の一途…。
最近は足腰の衰えを感じると共に、ある日偶然鏡に映った自分の後姿のとある部分に愕然……。
これは単に食事を減らして体重を落としたらどうにかなるものではなさそうだなと……。
ただ、長年運動していないのに、いきなりは無理だし、そもそも不精だし…と、本当に気持ちだけ、わずかな距離ですが歩けるときは遠い方の駅まで(と言ってもせいぜい15分ほどなのですが…)歩くことにしてから1ヶ月ほどになります。
しかし…足腰の衰えは半端ではなかったらしく、ほぼ歩いているだけなのに、昔痛めかけていた左の膝がずっと不調なのですが…。(苦笑)

それでもまあ、歩く分にはさほど痛みもないので、歩ける日には歩いていました。
でも、これって一体何歩ぐらい歩いているんだろう?と。
もしかして私1日に1000歩ぐらいしか歩いてないんじゃないだろうか?と…。(全く予想がつかなかったので…。)

というわけで、思い立って万歩計を購入しました。
最近は色々なものがあるようで、これも高いものではないのに、歩数の他にも時刻も表示されていますし、設定すればその日に歩いたおおよその距離や時間、消費カロリーなども表示してくれるようです。
で、1週間分はメモリーが残るらしいです。ちなみに、購入者のレビューによると音は小さくてイマイチだそうですが、防犯ブザーも付いているそうで。

そして、早速今日1日持ち歩いてみました。(センサーが付いていて、ポケットに入れていてもカバンに入れていても、ストラップで首から下げてもある程度正確に計測してくれるようです。)

帰りは遅くなってしまったので最寄りの駅から帰ってきたのですが、本日の結果は写真の通り、「4400歩」でした。

思ったよりはいったなという印象ですが、予想通り1万歩には遥か及ばないようです。
でも、これまで漫然と歩いていたときより張り合いが出るもんだなぁと。(飽きるまでかもしれませんが…。)
しばらく楽しもうと思います。

平日なのにど~でもいい話題ですみません…。(苦笑)

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2009年10月14日 (水)

やはり子どもは感じ取っているのかもと思う。

最近子ども達とレッスンをしていて、また感じることがある。
もともと、私自身、時間計算は決して得意ではないし、昔から数える癖が付いているため、本当の話、例えば1時半に寝て9時に起きるとすれば…なんてのまで未だ指を折って数えてしまうことがある。

もちろん、さすがに1時から9時とか2時から9時とかなら一瞬でわかるし、だとすればその間なので、ほんの少し考えれば当然計算(?)出せるのは間違いないのだが、別に早く正確に答えねば!なんてわけじゃなく、深夜に明日何時に目覚ましをセットしようかな…みたいなときなので、尚更考える気がしなくて指を折ってしまったりする。

私自身がそんななので、子ども達にとっても時間計算は難しいのは当然だと思ってきたし、実際、レッスンしていても難しそうにする子、がんばって考えても不正解になってしまう子は少なからずいる。
もちろん、子ども達がやる問題は上述のような簡単なものではなく、もう少し面倒な、たとえば「午前7時36分から午後2時13分まで」などのような時間計算だったりするので、当然「簡単」ではないのは間違いはない。

ただ、以前はそのレッスンの前、私自身が(難しいだろうな…)と感じながらプリントを渡したり、「ちょっと難しいかもしれないけど、まず考えてみて」なんて前置きをしたりしていた。

でも、数ヶ月前のあるレッスンで、すごく真面目にがんばるのに数量感覚が身につきづらい高学年になった子と時間計算をしたとき、この子はどうすればわかりやすいかな?とあれこれ考えて、尋ねてみた。
すると、もちろんすらすらとまではいかないものの、普段のその子の状態から考えるともっと苦戦しそうだった時間計算を、思った以上に解くことができた。

それ以来、100までの引き算の繰り下がりなどで苦戦したような子たち何人かにも同じような導入をしてみたのだが、そう尋ねると、もちろんやはりすらすらとはいかないものの、これまで抱いていた印象より遥かに、子ども自身が考えて答えに辿り着いている印象を受けるようになった。

そもそも、数ヶ月前にひとりの子に対して、ああ、こう尋ねたらこの子にも考えやすいかも…と思った方法だと、数えたりということを伴うとしても、そうすれば時間計算は決して難しいものではないのでは?と私自身が思えたのだ。

それ以来、あまり余計な前置きもしなくなったし、私自身、心の中で(多分できるんじゃないかな)と思いながらプリントを渡して子どもと向き合えるようになった。

なんというか…私の質問の仕方よりもむしろ、私自身が(この子は多分できるだろう)と思うようになったこと、時間計算はそんなに難しくはないと思うようになったことが、子ども達に伝わっているんじゃないかという気がしてならない。

少なくとも、子ども達は本当に繊細で敏感だから、「難しいかも」と言われれば、それだけで身構えてしまって、本来難しくなかったかもしれないものまで難しいと思ってしまうようなところはあるように思う。

それは以前から感じていることなので、なるべく「できると思うよ」というような言い方を心かげているのだが、時間計算に関しては過去の子ども達を見ていても、自分自身を振り返っても「簡単」とは言えないよなぁ…とずっと思っていたのだ。だからついつい、そう口にしてしまったりもしていたのだ。

時間計算を難しく感じていた子たちの中に、私の心の中を感じ取っていた子たちがいるんじゃないかという気がしてならない。
だとすれば、本当に申し訳ないことをしたなと思う。
幸い、時間計算は1年目の教材にも2年目の教材にも出てくるので、1回目は済んでしまっていても、2回目をまだやっていない子たちにはこれまでと違った気持ちで向き合えそうではあるけれど…。

ちなみに、その尋ね方というのも、な~んにも特別なことはない。

時間計算を難しく感じるのは、提示された時刻によって、分の部分の考え方が2通り必要で、たとえば「○時15分から△時48分」などのように分の部分が引き算で出せるようなものはまだいいのだが、「○時48分から△時15分」のような1回の引き算ではすんなり出せないものの場合、分は60進法になっており、時間は12進法になっているので、10からとか100からとかの引き算ではない上、2つの進法が混ざっているというところ。
そして、問題によってその2つの考え方を使い分けなければならないというようなところ。
これらが、大抵の子にとって難しいと感じられる理由ではないかと思う。

だとすれば、考え方が2つあると思わせるから余計難しくなるんじゃないかと思ったのだ。
どの子も、「○時○分」から1時間後や5時間後など、時間だけが増える分には、そんなに難しいとは感じず考えることができる。
それなら、どちらも同じ「考え方」にしてしまえば、どっちを使えばいいんだろう?という混乱はとりあえずなくなるはずだと考えた。(2通りの方法を知ると、片方が単純に分の引き算で答えが出ると気づいた子は、しばしば分が多い方から少ない方を引いて答えに書いてしまったりすることもあるので、尚更2つのパターンに分けない方がわかりやすいのでは?と思ったのだが…。)

なので、どの問題もまず「何時間」の部分だけを考えてもらうようにした。
そして、そのあと、「何分」の部分だけを考えてもらうようにした。
それだけのこと。(どういう風にいうかは既にかなり長くなっているので今回は省略…。)

その考え方に統一してしまえば、考え方はひとつだけれど、問題を考えているうちに、こっちの問題は分が簡単に出るなとか、こっちは一度ちょうどの時刻を通り過ぎるんだなとか、子ども自身が考えながら気づいていくような気がする。

初めは1時間、2時間…と数えていたって、子どもっていうのは大抵すごい力があるから、そのうち何も言わなくても時間をどう計算すればいいか気づいたりするし、分の計算も、初めは時計の文字盤をコツコツ数えていても、だんだんそれが必要なくなっていくんじゃないかと思う。

要するに、時間計算も「初めから計算ですらすらやらせる方法」なんてのを考えようとするから難しくなるのであって、初めは回り道に感じられても、時間を1時間ずつ数えたり、分の目盛りを数えたりすることが、きっと大切なんだと思う。

私がそう思うようになってから、今のところまだ時間計算で激しい抵抗を示すような子はおらず、むしろ、この子だとちょっと苦戦するかも…と思うような子でも思った以上にすんなり入っていってくれる印象がある。少なくとも「難しいもの」という印象を抱かずにいてくれているような、そんな印象が。

本当に気をつけなくちゃな。
少なくとも、私の苦手意識や先入観を子どもに伝えないよう、極力気をつけていかなくては。

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2009年10月13日 (火)

とりいそぎ。

後で更新する予定ですが、1件お知らせです。
土曜に帰るときには気づかなかったのですが、まあ、土曜は風邪っぽくて急いで帰ったので見落としていたのだろと思います。

普段は帰りに本棚をある程度眺めて、整理して帰りますので、恐らく土曜の方、そうでなくても金曜の方とかではないかと思うのですが、どなたか、教室の本棚に教室のものではない(私が買ったことのない)本をご返却(?)くださっています。
こちらの本です。
お預かりしておきますので、お心当たりのある方はお知らせください。

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2009年10月12日 (月)

休日にしてしまいました。

今日は午後から教室に出ようかなと思ったりもしていたのですが、いいお天気だし、月曜に振替レッスンを入れなかったのは久しぶりだし、たまには出勤せず、休日らしく過ごすのもいいかなと(引きこもるのではなく…)、ちょっと街に出ました。

服やら携帯やらをあれこれ見つつ、最後は書店へ。
今日は普段よりほんの少し足を延ばしたので、年に1回行くかなぁというぐらいの書店へ。
まあまあ大きなお店に所狭しと色々な本が並び、あれこれ眺めていると、あれも気になる、これも気になる…と。
そのままの勢いで手にするとあっという間に10冊ぐらいになりそうだったので、とりあえず3冊だけにして、あとは書名をチェックするにとどめました。
でも、書店で購入した3冊は3冊とも仕事に全く関係なかったりするのですが…。(汗)

おまけにタイトルを見る限り、3冊とも、なんであなたが読むんですか?というツッコミがきそうな感じで…。(苦笑)
まあ、いずれ読書のブログでご紹介する日が来るかもしれません。(あまりに関係ないので、紹介せず、教室の本棚にも立たない可能性も若干ありますが。)

うち1冊は血圧に関する気になるタイトルの新書で、最近、健康で原因がわからないのに高血圧であるらしい父親に何か参考になるかもと思って買ったのですが、うちの父親……細かいことをするのは結構得意なのに、父親が読書しているところを見た記憶がありません…。
おまけに新書なので字も小さめで200ページ余り。渡しても絶対読みそうにないなと、まずは自分で読んでみることにしました。
半分ほど読んだところで一旦実家に電話して父親に尋ねたのですが、予想通り「読むわけないわな。よくおわかりで。」との答え……。
で、結局一気に読み、あと30ページ弱になりました。やればできるやん、自分。(をい)

今日は寝るまでにこれを読み終え、こちらは仕事にも多少は関係のある教育書の残りも読み終えられないかなと思っています。

結局仕事は全くしませんでしたが、今日は非生産的な休日ではなかったのでよしとしようかと…。
さて、明日からまたがんばりましょう。子ども達も元気に来てくれることを祈るばかりです。(もちろん私自身も元気にレッスンできることを祈ります…。)

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2009年10月11日 (日)

今日の成果(かなりど~でもいい話)

昨日はお風呂であったまった後、結局10時間ぐらい寝て起きたところ、完全復活。
どうやらインフルエンザではなく、風邪の気配すらも既に通り過ぎて行ってくれたようです。
ご心配頂きました方、無事ですので、ありがとうございます。
まだ私の「最強伝説(?)」は継続中です。

しかし、今日はおうちにこもって大人しくしておこうかなと(まあ、休日は大抵そうなんですが)、ややレベルアップしてきたスリザーリンクと昨日に続き格闘。

レベルで言うと第4段階みたいなのですが、しかし、これよりすごいレベルのものがまだまだあります…。
このサイズになっての1問目。こうなってくると、どこかでループができてしまっていることを発見するにもかなりハードで、あれこれ試行錯誤しつつ、ああ、これって、空間認知能力の高い人はもっと簡単にわかるんだろうなぁ…とか思ったりもしつつ、延べ何時間かかったかわからないぐらいの苦労の末、完成しました!!
限りない自己満足の世界ですが、気にせず画像公開してしまいます!(をい)
見づらいかと思いますが、あくまでも自己満足の世界ですのでご容赦を。。。

1011

しかし…こういうのに没頭しつつ、ふと、ああ、自分って本当に恐ろしく暗い人間なんだなぁと思ったりするのでした…。
そういう印象をもたれることはこれまでの人生でほとんどなかったような気がしますが、以前あるヒーラーの方に「究極の陰」と言われたことに、ちょっと納得してしまうのでした…。(汗)

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2009年10月10日 (土)

ちょっとドキドキ…。(汗)

既に子ども達の間ではかなり蔓延に近い状態になりつつある新型インフル。
教室の子たちも、既にかかって治った子、かかっていないけど学級閉鎖になった子などの数がじわりじわりと増えています。

これまでのところ、保護者の皆さまのご配慮のお蔭もあり、教室で具合が悪くなった子はおらず、私もなんとか持ちこたえています。
しかし、今日のレッスンが済んだあと、なんだか少し寒気がして、心なしか体の節々が痛むような感覚が…。
風邪?と思いつつ、万一このお休みに発症してしまったら…と、急いで(実はまだやっていなかった…(汗))電話番号一覧を訂正してプリントアウトし、帰路につきました。

生まれてこの方インフルエンザにかかったことのない私は、インフルエンザの初期症状というものがわからないため、先日感染して治られた方にお尋ね。
とりあえず違うかなぁ…という感じで、食事をしてくつろいでいたら、なんだかちょっと元気復活。
ただ単に純粋に教室が寒かったのかも…と思ったり…。(をい)

今のところ大丈夫なんじゃないかなと思うのですが(のども痛くないし、熱もないし)、ちょっとドキドキ。
かかるんならお休みのうちにと思ってはいますが、さすがに明日発症して火曜に治るってのは無理でしょうし…。(苦笑)

というわけで、今日はなるべく早寝しようと思います。
書きたいこともいくつかあるままですが、今日はこれにて…。

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2009年10月 9日 (金)

面白いなと思うこと

学生時代は中学校の教員を目指していたので、小中学校の教職課程に関する勉強以外はほとんどしなかったし、特に自分が就学前の子ども達を相手にすることになるなんて全く想像もしていなかったので、幼児教育に関しては学生時代には本当に全く何も学ばなかった。

6年弱の会社員経験の後、子ども達との関わりが始まったのだけれど、それでもやはり独立するまでは小中学生ばかりが相手で、小学校の低学年と勉強することすら少なかった。

そんな私がひょんなことから小学校低学年の子どもがメインの教室を始めることになり、それがきっかけで幼児教育に関する本なども色々読むようになった。
自分も子ども達と共に学びつつ、時々本に書かれていたことは確かにその通りだなと感じる出来事に遭遇することがある。

自分の子どもの頃のことに関しては、もう既にかなり断片的な記憶しかなく、どういう順序でどういうことを学びとってきたかはほぼ全くわからない。
そうして大人になってしまったので、そのぐらい簡単では?と思うようなことが子どもにとっては難しいんだなと、ひとつひとつ発見し、そのたび私も学び、次からのレッスンに生かすように心掛けている。

それでも、これまで小学生になってから来てくれた子たちは、みんなほとんどひらがなの読み書きやある程度の数字の読み書きもできる子たちだったので、そういう意味では幼児さんとのレッスンをさせてもらうときほど、たくさんの発見がある。

積み木やおはじき、サイコロなどで3までの数なら見てぱっと答えられる子に、1こ増やして「4」を見せても、そして、その子が「3の次の数が4」ということを知っていたとしても、パッと見て数がつかめない段階の子は「3より1多いから4だ」という理解の仕方はしづらいらしい。
3ならすぐに「3!」と答える子でも、4にした途端ほぼ例外なく、「1、2、3、4…4!」という風に、1から数え直して答えるのだ。
もちろんその段階の子に「5」を見せても同じことになる。

しかし、パッと見て3までしかわからなかった子としばらくレッスンをして、見ただけで5までがわかるようになったとしよう。
5までならパッと答えられるようになった状態で、それより1つ数を増やすと、3までのときと同じように、「5の次だから6」という風にはいかないことがほとんどで、やはり「1、2、3、4、5、6…6!」というような状態になってしまう。

それはある意味見事なまでにほぼ例外がない。
ただ、何歳だからいくつまでがすぐにわかるとかわからないとかいうものでもなく、働きかけなければかなり長い間1つずつ数えている場合ももちろんあるのだと思う。

ちなみにそれは3まで、5までの後も、10まで、20までと段階を経ていくのが望ましいようで、20までがきちんと把握できたら次は100まで。
100までが理解できたら、あとは同じことの繰り返しなので、200や500という区切りは特に必要はなく、1000、10000となっていっていいようだ。

でも、最初は絶対「3まで」の段階があり、次に「5まで」の段階があって、そこがきちんとクリアできてこそ、「10まで」がスムーズに行くのだということはほぼ間違いなさそうだ。

このことに関しては、最近ほかにもちょっと考えていることがあって、そのこともおいおい書きたいと思う。

小さいお子さんがおられる方は、数量感覚を身につけさせたいと思われたら、まずはその段階を意識して進められるのがいいのではと思う。

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2009年10月 8日 (木)

すごい話

本当は一昨日書こうと思いながらも、つい小ネタに走ってしまい、昨日は台風。
で、今日は本当は気持ちが暗くなるような、何とも言えない内容の本を読んで、そのことに関して書きたい気持ちがあるのですが、まだうまくまとまらず…。

というわけで、一昨日のとある出来事。(一昨日は子ども達の話題で書きたいことが3つもあったのでした。)

まだ1年生のちょっと元気が有り余っている系の、でも、間違いなく「将来大物」系の男の子がいました。
「いました」というのは、年長さんのときから来てくれて1年生になってもがんばってくれてはいたのですが、レッスンの曜日や時間的に疲れて眠くなってしまったり、元気なときはやや元気過ぎたりということもあり(私にしたら、注意をすれば聞いてくれていましたし、低学年の男の子だったら、このぐらいはさほど気にならないよなというレベルだったのですが)、ちゃんとレッスンを受けられるようになるまでひとまず退会ということになってしまったのでした。

時々おうちの方から近況報告を頂いたり、少しずつおうちで教材を進めて頂いたりして数か月。
おうちの方からメールを頂きました。
メールの内容は、そろそろ再開をお考えくださっているということだったのですが、そのきkっかけになったことを伺って本当にびっくりしました。

もともと、年齢よりずっと「頭の良さ」を感じる子なのですが、彼がお父さんに言ったそうです。

「1月のお誕生日のプレゼントに算数教室に通わせて欲しい。」

すごくないですか?
いや、すごいですって。
まだ1年生の子が、年に1回しかないお誕生日のプレゼントに「勉強の教室に通うこと」をリクエストするなんて!!
それも、まだ何ヶ月も先のお誕生日のプレゼントを今からお願いするほど、ここに来たいと考えてくれたなんて!!

もう感涙モノですよ。
私がもしその子の母親だったら、思わず抱きしめてしまっているかもしれません。(笑)

もちろん、私が好きとか、うちの教室が好きとかってことではないのかもしれません。
彼には兄弟がいて、毎週どんどん教材が進んでいくのがうらやましい、同じように自分もやりたいと思ったのではないかと思います。

それでも、大事な大事な誕生日のプレゼントに「算数教室」です。
ああ、額に入れて飾っておきたいぐらいの感動です。
う~ん、この感動がうまく伝わっているかどうか自信がありませんが、うちに来たいと言ってくれたとか、そういうことよりも、うちに来なくなって何ヶ月も経つのに、それでもずっとまた通いたいと思い、どうすればおうちの方がまた通わせてくれるか、彼なりにずっと考えていたのでしょう。
そして、精一杯考えた末、お誕生日のプレゼントに…と言ったのではないかと思うのです。
だとしたら、そう考えたこと、その過程全てがなんともいとおしいではありませんか。

というわけで、1月を待たずして、年内にはまた彼と一緒にレッスンさせてもらえることになりそうです。
それにしても、やはり「将来大物」は間違いなさそうです。(いや、既に大物ということかも?)

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2009年10月 7日 (水)

どうも実感が…。

大型台風が近づいているのはネットのニュースや新聞で一応知っていたものの、テレビやラジオのリアルタイムの情報を普段からほとんど見聞きしないため、どうも実感がないまま、今日のレッスンをしていました。

レッスン中は雨音は聞こえるものの、風の音はさほど気にならず、ずっと教室の中なので気づかずにいたところ、中1の子が「今日ありますか?」と電話をかけてきたため、天気予報に電話をして警報が出ているのかどうか確認したのですが、その時点では出ておらず。

しかし、ほどなく警報が出たそうで、そのあとやってきた中1の女の子は風で傘が壊れたと…。
え?そんなに??とそこでちょっと驚いたのですが、幸い今日の遅めの時間の子たちはみんなおうちの方が送り迎えしてくださっていて、とりあえずは安心でした。

瀬戸内だからなのか、子どもの頃から、大きな台風が来ると言われても幸いそんなにすごい被害を受けたことがないため、どうしてもついつい「きっと今回も大丈夫なのでは?」と思ってしまうのですが、帰ってきて久しぶりにテレビをつけると、とにかく近年にない大型台風なのですね…。

明日の朝の通勤時間あたりに風雨がひどくなりそうだとのことで、子ども達も休校になるかもしれませんね。
大きな被害が出ないことを願うばかりです。

ただ、改めて思ったのですが、私のように普段テレビやラジオを見聞きしない人間は、災害情報などもよほど緊急の事態にならない限り(避難勧告が出るとか…)気付かないままということもあり得るのかも…と。
特にひとり暮らしだと、情報は自分で得るしかありませんし…。(私の場合、学校などで話を聞いた子が教室に来て教えてくれるなんてことも少なからずありますが…。)

あ。物干し竿下ろさなければ…。

書こうと思っていたことがあるのですが、今日は台風の話題で失礼致します…。
皆さまもどうぞお気を付けください。

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2009年10月 6日 (火)

今日の出来事(小ネタ系)

今日はなぜか、学校行事やら学級閉鎖やらが何かと重なり、いつもの半分ぐらいしか子どもが来ないというちょっと妙な日になった。
1コマ目のレッスンは普段なら先生2人に定員いっぱい(といっても少ないけど)の子どもが来るのだけれど、今日はお手伝いの先生にも休んでもらったので子どもが2人だけ。
少し遅れてきた男の子に「こんにちは。今日はいっぱいお休みで2人だけやねん。」と声をかけた。

この子はおうちの方のお話では、普段は特に大人しいわけでもないらしいのだが、なぜか教室ではいつも大人しく、最近では以前にも増して大人しくなってきていて、一体なぜ??と思っているような子だ。

ドアを入ってきたときに「2人だけ」だと声をかけたのだが、特に反応らしい反応はないまま、静かに席に近づいてきた。
そのとき、私の方を指差していつものようにささやくような小さな声で何かを言った。
聞き取れなくて、「え?」と言うと、ニヤッと笑いながらもう一度私を指差して

「3人。

………。や、やられた…。
さすが関西人…。(苦笑)

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2009年10月 5日 (月)

どうでもいいことにいたく感動。

そんなことに没頭する時間があれば仕事しなさいという声が聞こえてきそうですが、先日来、主に自宅で時間があると、パソコンでゲームなどをして遊ぶ時間が減った代わりに、ペンシルパズルにはまり中。

最初は久々に買ったパズル雑誌のアローワーズとかってもので、それは買った雑誌がたまたまそうだったのか、さほど難しくなかったので、1問解くにもそんなに時間を要しませんでした。

で、次に数日イラストロジックにはまりまくったのですが、これは小さなものは別として、アローワーズに比べるとかなり時間がかかり、おまけにどこかひとつおかしくなると、全てやり直す気にはなかなかなれず、おまけにどう考えても問題がおかしいだろ?っていうのに出くわしたりもし、更に、これもその雑誌がたまたまなのか、完成した絵が何になるか3択のクイズになっているのですが、出題の時点で既に答えがほぼ決定してるだろ?と思うようなものも少なからずあり、ちょっと情熱がそがれがちになり…。(まあ、その方がいいという話も多々ありますが…。)

そして、今どっぷりはまってしまっているのが「スリザーリンク」とか「ループコース」とか言われる、ループを作るペンシルパズル。
ネットでもたくさん見つけましたので、ご存知ない方はご参考までに。
http://gdb.on.arena.ne.jp/PZ/LOOPM/
http://murasakikyabetu.web.fc2.com/loopcourse/

私はネット上でこれをするのはちょっと忍耐力不足なので、やはり紙がいいなと思うのですが、このパズルに関しては買った本が一番簡単なものでも12×10ぐらいから始まっていて、レベル2で既に23×30サイズになっており、そのサイズになるともう、私の頭では1問解くのに延べ3~5時間ぐらい(きちんと計っていないので、もしかしたらもっとかもしれませんが…)かかったりします。

さすがにそんなに長時間延々その問題を考え続けるわけにはいきませんので、最近は途中で煮詰まったら一旦止めて、しばらくしてまた続きをやってとか、2、3問並行してやりつつ、何日かかけてようやくどれか1問仕上がるとか、そんな状態です。

で、2日前の時点でかなり全体像が見えつつあった問題があったのですが、どうしても最後の詰めが進まず、ここまで来るととりあえずやってみて、ダメなら別の道をつないでいくしかないのかなぁ?と思い始めていました。

理詰めで考えていってきちんと答えが出るパズルは結構好きなのですが、どこかで力技や運、センスになってくるような、やってみてダメならやり直しという作業はあまり好きではない私にとって、もう完成は間近ながらも、う~ん、力技でやるしかないのかなぁ…と眺めては戻し、眺めてはどこか1ヶ所ループがつながって…みたいな状態に陥っていました。

ですが、先ほど、これまでまだ発見できていなかった箇所を理詰めで見つけることができ、その先も更に進むことができ、結局、「行き当たりばったり」の箇所は全くなしで、きちんとループがつながりました。

たかがパズルなのですが、数日にらめっこしてはやめ、またにらめっこし…を繰り返した問題だっただけに、完成したときには何とも言えず気持ち良かったです。

しかし、完成したことの感動よりも、この問題を作った方は本当にすごいなぁとしみじみ感動、尊敬してしまいました。
解くより作る方が遥かに難しいだろうと思うからです。(答えが何通りもあるのなら別ですが、完全に答えがひとつになる問題でサイズも大きくなればなるほど、すぐには気付かない条件を数え切れないぐらい埋め込まなければ問題が完成しないのではと思いますので。)

実はこのパズル本、一番大きな問題は新聞紙サイズだと書かれており、確かに巻末に何回も折りたたまれたような問題がついているのです。
そんな問題、解ける気がしませんが、そもそも、そんな問題を作れる人の頭の中ってどんな風になってるんだろう…と、そっちにかなり興味が。(苦笑)

大人がはまると、色んなことに支障をきたしかねませんが(睡眠不足になるとか、急ぎではない仕事を先延ばししまくってしまうとか…(汗))、テレビやDVDなんかをだらだら見たり、だらだらゲーム機で遊んだりしているような子には、ちょっとはまってみてもらいたいような気もします。

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2009年10月 4日 (日)

体育会系学習教室??(休日ネタ系)

先日、仲良くして頂いている他県の先生とお話ししていたときのこと。
その先生の塾でもうちと同じ教材を使って授業をされていて、特にここ1、2年でその教材での授業でもものすごく生徒さんも増えておられると伺っている。

私自身、今の教材を使うようになってから、その教材を使って授業をしておられるのを見せて頂いたのは、作られた先生ご自身の授業だけで、ほかの塾でどんな風に授業をしておられるのか、他の方の授業を見せて頂くことで何か気付くこともあるのではと、以前から一度、その先生の塾に伺いたいとお話をしている。

その教材を使っての指導歴も年齢も私の方が先輩であるせいか、以前は「是非来てください」と言ってくださっていたのに、突然「いやぁ~、でも、先生に授業見られるの、なんか緊張するなぁ~」と言い始め、続けてこんな言葉が…。

「先生と僕との違いは、僕は先生よりエンターテインメントの要素が多いって感じなんじゃないかと思うんですけど。
先生のところは僕より体育会系っていうか、ストイックっていうか…。」

は?

体育会系ですか?
まあ、それはまあ否定できない面もあるかもしれませんね…。私自身、小学校から大学までずっと体育会系でしたし、気質はほぼ間違いなく体育会系ですから。

しかしですよ、しかし、「ストイック」って……。

思わず辞書で確認しましたよ。

ストイック:禁欲的。克己的。(広辞苑より)

き、禁欲的ですか??こ、克己的ですと??

いやね、確かに私は怖いだろうと思いますよ。
怒るとね、目の前で子どもが固まりますよ。ああ、怖がられてるなぁ…と内心切なくなりますよ。そりゃ、自覚があります。

でもですね、でもですよ……。
本当に本当に不思議なんですけどね、ガツンと怒られて、目の前で固まってたはずの子がものの数分で何もなかったようにど~でもいいようなことを話しかけてきたりするわけですよ。
(あんた、たった今怒られたんちゃうのん?)と内心ツッコミ入れまくりたいぐらい、一瞬にして私の怒りはなかったことになってしまうんですよ…。
すぐ側でほかの子がガツンと言われたってのに、ニコニコ普通に話しかけてくるんですよ、周りの子たちも…。

さすがに私も、ガツンと言うと関係ない子まで萎縮してしまったり、怒った子が全く使い物にならなくなったりするようであれば、対処の仕方を変えることを考えざるを得なくなるんじゃないかと思うわけです。
でも、基本的に、そんなことにならないんですよね、不思議なぐらい…。

これって、関西人だからなんでしょうか??

そういえば、以前、いつもお世話になっている別の先生(お二人とも東日本の方)に、普段の教室での出来事をお話ししていたとき、真顔で「普段、そんな風に子どもに言ってるんですか?一瞬極妻かと思いました…」と言われたなぁ…。ただの日常会話なのに……。

う~ん…。私が無自覚なだけで、実はうちって「体育会系、禁欲的学習教室」なんでしょうか??(汗)
いや、けどなぁ、子ども達を見ている限り、そんな気はどうしてもしないんだけどなぁ…。(悩)

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2009年10月 3日 (土)

自分でも初めてイメージできたこと

先日来、ある子と面積の学習をしていた。
面積の単位では、平方センチメートル、平方メートル、平方キロメートルは長さとの関連で比較的わかりやすいかと思うのだが(まあ、そうは言っても単位換算になると、長さの2乗倍になってくるので、0がいっぱいついて、子どもにとっては簡単とは言えないが)、そこにアール、ヘクタールが入ってくると、尚更ごちゃごちゃになってしまいがちで、普段は結構よくできるその子も、そこでは何が何だかというぐらい、頭の中で色んなことがごちゃまぜになっているような雰囲気だった。
何度も基準となる正方形の1辺の長さを確認しても、どうもピンときていないようだ。

もちろん、これまでにもその単元は何人もの子とやってきたが、普段のその子の様子からすると、なぜにそれにそこまで苦戦しているのかがちょっとわかりかねた。
ただ、少なくとも、どんな風に面積が大きくなっていっているかをほぼ全くイメージできていないのは恐らく間違いなさそうだと、なんとか目で見て感じさせることはできないもんだろうかと考えた。

平方メートル、アール、ヘクタール、平方キロメートルは、言葉でいえば正方形の1辺が1m、10m、100m、1000m(1km)と変わっていくので、面積で言えばそれぞれ100倍ずつになっている。
大人にとってはさほど難しいことではなさそうだけれど、初めて面積を習う子たちが平方センチメートルも含めると一気に5つの単位を習うことになるわけで、確かに混乱はしても仕方ないかもしれない。

子どもに見せられる程度の大きさで4つの単位の関係を見せるには…と考えてみた。
すると、仮に1平方メートルを1ミリ四方の正方形で表したとしても、1アールは1センチ四方、1ヘクタールは10センチ四方、1平方キロメートルは1メートル四方のサイズになる。

いくらなんでも1ミリ四方では小さすぎてよくわからないかと、仮にそれを5ミリ四方にしてしまえば、1平方キロメートルは5メートル四方になってしまい、うちの教室では到底その紙を広げることができない…。(汗)

限界のサイズとして、2ミリ四方からのスタートかなと、とりあえず2ミリ四方、2センチ四方、20センチ四方までは作ったのだが、2メートル四方を作ろうと思ったら、模造紙が何枚も必要な大きさだなと、ひとまずそこで作業がストップしてしまった。
そもそも、2メートル四方は、教室に敷いてある50センチ四方のタイルカーペット16枚分の広さで、それを全て広げるには、うちの教室のスペースではかなり苦労するのは間違いない。

そう考えて初めて自分でも本当に実感できたことがある。

面積の学習の中に、ふさわしい単位を選ぶ問題が出てくる。
机の広さなら平方センチメートル、廊下の広さなら平方メートルなど…。
そこで、運動場の広さを時々「平方キロメートル」にしようとする子がいるので、その単位は縦1キロ、横1キロとか、そんなに広いところじゃないと使えないよと口では言っていたが、運動場って広いところなら1辺100メートルとか200メートルとかはあるよなぁと思ったりして、平方キロメートルを使うことがそんなに甚だしくおかしいことというイメージを私自身持っていなかったのだ。

しかし、100メートル四方の1ヘクタールを更に100枚集めてようやく1平方キロメートルになるのだと。1平方メートル(タイルカーペット4枚分)の100万倍、つまり、タイルカーペット400万枚分と、全くイメージもできない途方もない広さが1平方キロメートルなのだと。

自分自身、正直全くそこまでのイメージはできていなかったなぁと改めて感じた。

1平方メートルを2ミリ四方だとしたら…という置き換えが理解できるところに達している子でないとぴんと来てはもらえないかもしれないが、なんとか2メートル四方の紙も用意して、その学習のときに必要であれば子ども達に見せていきたいと思う。

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2009年10月 2日 (金)

ひし形の面積

先日のレッスンでのこと。結構なんでもよくできる高学年の女の子とのレッスンのとき、三角形や平行四辺形の面積については既に学習を終え、普段の感触からすると、ほぼ何も言わなくてもひし形もわかるかな?と思ったところ、どうもピンときていない様子。

ワークに描かれたひし形の図を指して、気がついてくれるだろうと思いながら、少し言葉を付け加えたのだけれど、今回はどうもまだピンときていないらしい。

教室ではどこまで言葉を減らせるか、「○○だから××でしょ?」みたいな確認の仕方を極力こちらからしないことを意識しているので、 教具を持ってきて見せてみた。
すると、私は教具を動かして見せただけだけれど、ひし形の面積はどうすれば求められるか、彼女はきちんと理解してくれた。

公式を教えるのは簡単だし、こうだからこうなって、だからこの面積の半分になるよね?みたいに確認するのももちろん簡単だ。
でも、それではなんだか面白くない。少なくとも子ども自身が「あぁ、そうか!」とは思ってもらえそうにない。

教室では三角形の面積も平行四辺形の面積も公式は教えない。
どうせいずれ学校で公式を習うときがくるのだし、それまではどうすれば面積が求められるか形を見て考える方がずっと頭に残ると思うし、少なくとも公式を暗記して計算だけするよりは楽しそうだから。

で、その日彼女に見せたのは以下の写真のようなもの。
(①の状態から④の状態には目の前で移動させたので、こんなコマ送りにしなくていいのですが、写真だとわかりにくいかと思い、一応4コマで撮ってみました。)

Image096           ②Image097           ③Image098          ④Image099

                        

 

こうしてしまえば、ただの長方形になり、できた長方形のたてと横の長さはこの場合はたては対角線そのままの長さ、横は対角線の半分の長さになることが目で見てわかる。
ひし形の面積の公式は「対角線×対角線÷2」だけれど、それを教えられなくても、必然的にそうやって求めることになる。

もちろん、ひし形のまわりにひし形がちょうどすっぽり入る大きさの長方形を描き、ひし形の面積が長方形の面積の半分になっているという風に持っていくこともできるし、その方が「正統派」なのかもしれないが、いずれにしても、できる限り子ども自身に見て、考えて理解してもらうことを目指したい。

このあたりのことでまた書きたいことがあるのだけれど、今日のところはこの辺で…。

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2009年10月 1日 (木)

今日から10月。

早いもので、もう1年の4分の3が終わってしまいました。
年度で言えば、今日から後半がスタートです。

今年は年明け早々に大きな目標を設定しました。
そして、その目標達成のためにやらねばならないことのペースが上がらない自分を追い込むため、4月に保護者の皆さまにもその目標をお知らせしました。
しかし……当初の予定から遥かに遅れており、おまけに進まないなりにも進めれば進めるほど、深みにはまっていくような…。

その昔。まだ大学生だった頃。
教員養成系の教育学部で学んでいた身ですので、専門課程になると、教科教育の授業なども多く、ある国語系の授業のときに、どんな課題だったのかも忘れてしまいましたが、教科書や授業の進め方について自分の考えを何か簡単なレポートにしてを出さなければならなかったことがありました。

その際、私が書いたことのひとつに、小中学校の教科書の内容をもっと増やして、その中から先生が選択して指導できるような形にするといいのではというようなこと(表現はよく覚えていないのですが…)がありました。
なぜそれを覚えているかというと、授業の中で教授がわざわざそのことについて取り上げ、いいアイディアだと思うというようなことを言ってくださったからなのですが。(と言っても、忘れていてふと思い出したわけですが…。)

なんでこんな話を思い出したかというと、市販や塾向けなど、数え切れないほど教材はあります。
仮に算数に限定したとしても、恐らく膨大な数のものが世の中に存在するのだろうと思います。
私が見たことのあるものなんてまだごくごく限られていますし、次々と新しいものが出て、古いものの中であまり使われることのなかったものは淘汰されていくでしょうから、目にすることのないままの教材が山のようにあるだろうとは思います。
ですから、見たことのないものの中に素晴らしいものが存在する可能性はもちろん否定できないのですが、なんとなく気づいてしまったのです。

一般向けであれ、塾向けであれ、ある程度まとまった数を発行できる教材というものは、必然的に「一般に受け入れられやすいもの」「使い方の簡単なもの」「難易度の平均的なもの」…ということになってくるのではないかと。

もちろん、ごく限られた対象に向けたマニアックな教材というものも存在するでしょうし、それはちょうどずばりとその教材に合う人にとっては最高のものになり得るだろうとも思います。

ただ、たとえば、初めにページ数や問題数が決められており、それに合うように問題を作っていくというという方法は、販売するにしろ、塾や家庭で取り組むにしろ、扱いやすい形式にはなるだろうと思うのですが、そうなると当然、簡単過ぎる問題や難し過ぎる問題は減り、平均的な問題のボリュームが増えることになるように思います。
もしくは、その多くをまんべんなくカバーしようとすれば、膨大な量の問題が収められた分厚い問題集などになってしまうのではないでしょうか。

それって、見ようによっては結局「帯に短したすきに長し」になってしまうのかもしれないなと。

教材を作りたいと思い続けて何年も経っています。
でも、教室に来てくれる子たちみんなに対してよりよく対応できるようにしたいということをいつも思っています。
今、教室でメインで使っている教材は教室での1回分の目安が10枚という作りになっていますが、算数が大好きな子も苦手な子も同じ教材で同じ分量をというより、もっときめ細かい対応ができるようになりたいと思っています。

仮に、そのために教材を作るとなると…やはり私の能力では想像より遥かに膨大な時間が必要になりそうです…。

なんというか、ものすごくばくっとしたイメージでいうと、このあたりの公立中学校の子たちが時々その形式のプリントを配られていることがあるのですが、1枚のプリントにAコース、Bコース、Cコースという風に難易度が3つに分けてあり、3つのうち2つのコースを選んで取り組んでもいいというような(学校や先生によっても取り組ませ方は違うかと思いますが。)ものです。

そんな風に、難易度を3パターン用意しておいて、算数が苦手な子や苦手な単元ならAとB、得意な子や得意な単元ならBとCのような組み合わせで使えるような、そして、もし仮にAとBをやらせていた子がどこかで開眼(?)して、あ、これはできそうだな?と思ったら、途中でCも少し取り入れてみるとかいうような、そんな形にできれば、今よりはもう少しきめ細かい対応になるんじゃないかなと。

ただ、そんな教材、一般受けするわけなさそうですし、使う側も煩雑になって使いたがらないだろうなと思ったりするので、尚更、どうも先は長そうです…。

千里の道も一歩から…。
そう自分に言い聞かせて、今年度後半戦、がんばっていきたいと思います。

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