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2009年9月 2日 (水)

みんなそれぞれ光るものがある。

9月から曜日が移動になった子と今日は9月初めてのレッスンだった。
4月からこの子とレッスンしていて、賢い子だけど、数の感覚が身につくのには少し時間がかかるのかな?という印象を持っていた子のひとりだ。

その子とのレッスンで、普段、算数が結構得意な子でも迷ったり悩んだりする子が少なくないプリントを2枚することになった。
そのうち1枚は線分図で、全体がいくつでそのうちここがいくつだったら、□に入る数はいくつかというような、まあ、ある程度の年齢以上であれば特に抵抗もない問題だ。
ただ、小さい子たちはまだ数を直線で表すということの意味がぴんとこない時期があって、思った以上に苦労する子も決して珍しくはない。

となると、普段でも数に関してはやや苦労している子なら、尚更難しく感じるかなと思いつつ、最初の導入にドットを使って意味を伝え、2問目はドットを見せて一緒に考え、3問目はドットだけ見せて自分で考えてもらい、4問目は黙って見ていた。
すると、その後全部何の抵抗もなく、すんなりクリアしてしまった。

へぇ~、すごいなと思いながら、次の関門へ。
こちらは数直線の導入のようなもので、ところどころに10、20などが書かれていて、( )に当てはまる数を記入させるものだった。
最初の2問は1刻みの数直線だったので、そう悩むことなく解いてくれたが、3問目はかなりの子が苦労するところ。さて、どうしようかなと思っていた。

初めは「え~っ、何これ~?」なんて言っていたが、ひとつ指示を出すと楽しそうに線を引いている。
最初の指示はすんなりできたので、「じゃあ、ここも同じように線引いてみて」と、既に5つに分かれているところを線を足して10個に分け直してもらうよう指示した。

さて、どうなるかなと思っていると、とてもきれいに1つ1つのマスの半分にあたるところに線を引いて、なんでもないことのように「できたよ。」と言う。

そんなにあっさりできたことに驚きながら、「じゃあもうわかったやん。」とすごいな~という気持ちを込めながらいうと、もう一度問題を見て、あっさり正解してしまった。
こんなにあっさり答えに辿り着いたのはこれまでにそんなに多くはない。

数が苦手そうだと感じたのは私の思い込みだったのかもしれないし、もしかするとまたひとつ何かぐっと成長したのかもしれない。
いずれにしても、つい先日までもっと簡単な問題で苦労していた表情とは明らかに違う嬉しそうな顔がそこにはあった。

子ども達はみんなそれぞれ何かきらっと光るものがある。
それが勉強とは限らないだろうし、勉強であっても、当然得手不得手、好き嫌いもあるだろう。
ただ、苦手そうな教科の中にも、その子が輝くところがあるのかもしれない。

そんな瞬間に出会えることを本当に幸せだと思う。

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