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2009年9月 7日 (月)

興味を持つということ

先日のこと。
年長さんから来てくれていて、通っていた幼稚園も結構お勉強系に熱心なところだったり、上にお姉ちゃんがいたりで、とてもしっかりして、なんでもかなりよくできる1年生の子と、時計の勉強をしようとしたときのこと。

それまでのその子は、漢字だって結構知っているし、へぇ~、そんなのもできるの?!なんてことがしょっちゅうだったから、当然時計は読めるんだろうと思っていた。
もちろん、読めなければ一緒にレッスンをするだけのことで、何も問題はないのだけれど、きっと「そんなんカンタン!」とか言われるんだろうな~と思いながら、何時ぴったりの、本当に初歩の時計を見せて、「何時かわかる?」と尋ねてみた。

すると、「わからん。」と答える。
つい驚いて、「あれ?時計しらない?」と尋ねると、「うん。」と答える。

まあ、もともとなんでもよくできる子なので、驚いたものの、ほんの何度か時計を見せながら「これは3時。これは5時。じゃあこれは?」なんて感じで尋ねたら、あっという間に読めるようになったし、ほんの数分のうちに、○時、○時半は言えるようになったし、その後、○時前、○時過ぎもほぼ間違えずに答えられるようになった。

それはさすがだと思うし、本来、レッスンで初めてやるということで何も問題はないので、そのこと自体は全く構わない。
ただ、正直、意外だったので、お迎えに来られたお母さんに「○○ちゃん、なんでもできるから時計も読めるんやろうと思ってたのに、意外にも知らなかったんですね~」と言うと、これまでおうちで教えようとしたのに、どうもわからなかったらしい。

もちろん、今回のレッスンではまだ何時何分まではやっていないけれど、今日の様子だと恐らく、次のレッスンでほぼ読めるようになるだろうと思う。

けれど、その子は1年生の夏まで、家に時計があっても、何時(ぴったりの時刻)さえ読もうとしなかったということだ。

別の日、別の子とのレッスンのときのこと。
まだ嵩(リットル・デシリットル・ミリリットル)については勉強していないとおうちの方から伺っていたのだけれど、掛け算のプリントの中に「ml」の単位が出てきた。
あ、言わなくちゃと思い、「これ、まだ習ってないよね?」と尋ねた私に、「ううん。知ってる。ミリリットルでしょ?」と言う。
「あれ?もう習った?」と聞くと、「うん、知ってる。リットルとデシリットルと、うちに入れ物があって…」と説明を始めた。

よく聞くと、おうちの方が言っておられたように、どこかで習ったことはまだなくて、ただ、その子のおうちにあるリットルます、デシリットルますなどにその子自身が興味を持ち、既にそれで知っているということのようだった。

考えてみれば、今の子たちは私たちの子どもの頃と違い、日常に当たり前のようにペットボトルがあり、それには500mlだの、1.5Lだのの表示がある。
興味さえあれば、何も難しいことではなく、普段の生活の中に当たり前のようにリットルやミリリットルが存在するのだ。(さすがにデシリットル表示のものはそうそうないと思うけれど。)

おうちにますがあったとしても、本人に興味がなければ単位についても知らないままだろう。
ただ、おうちにますがあって、子どもが興味を示せば、ペットボトルや牛乳パックなど、学ぶきっかけは身の回りにいくらでもある。

時計だって、好きな子は親が教えなくてもいつの間にか読めるようになっていたなんて話も聞くし、漢字にしても、教えていないのにいつの間にか色んな漢字を覚えているのだという話も聞く。

結局、どんなことでも子ども自身が「知りたいな。」「面白そうだ。」「これ、なんだろう?」…そんな風に興味を抱いたことは、大抵の場合ぐんぐん吸収してしまうんだろう。

時計にしろ、嵩にしろ、長さや重さにしろ、学校などで「勉強」として与えられるまでに、日常の中に当たり前にあることにうまく興味を持たせることができれば、単位換算が苦手な子たちももう少し減るのかもしれないなと思う。(あ、うちには単位換算が苦手な子はほとんどいませんが。)

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