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2008年11月30日 (日)

予想通り……。

昨日は、大方の予想通り、気づいたら寝ていました…。
土曜はどうにもこうにもダメですね…。
何か書こうと思っていたことがあるような気がするのですが、それも忘れてしまいました…。(汗)

書こうと思っていたことではないのですが、一昨日だったか、ネットであるニュース記事を見ていたとき、「モスクワの数学の英才教育を受けれる機関に云々…」という表現がなんだか妙に心にひっかかりました。

私自身は子どもの頃からある程度何でも平均かそれ以上ぐらいはできるというあまり特徴のない、イマイチ面白くないヤツでした。
自分自身、広く浅くが向いているという意識もありましたし、まあ、大学に関しては教育学部志望でしたから、もともと私学受験という考えはなかったわけですが、私学文系の英語や社会みたいに、重箱の隅をつつくような(もちろんそんな学校ばかりではないでしょうけれど)、狭く深い勉強は自分には無理だと最初から決めてかかっていました。

というわけで、私のような人間には共通一次(今はセンター試験ですけど…)みたいな基本的な内容を問われる試験の方がよかったですし、二次試験も文系なのに社会ではなく、英数国で受験できたうちの大学は、私にとっては本当にありがたかったものです。

ただ、きっと、公的なものでなければそういうところはあるのかもしれませんが、日本の今の学校教育は、一般に大学に行くまでは広く浅くしか学べないような印象があります。(高校では少しずつ、特化された教育を受ける機会が増えてきているようではありますが。)
でも、うちの教室の限られた子どもたちだけを取ってみても、算数のセンスがずば抜けていい子もいれば、一所懸命頑張ってもなかなか思うように身につかない子もいます。

算数だけに限ってしまえば、算数の得意な子と不得意な子ということになってしまうのでしょうけど、子どもはそれぞれ興味の対象が異なったり、能力の違いがあったり、性格だってひとりひとりみんな違うわけです。

算数が苦手な子でも、国語は抜群に得意な子もいるでしょうし、絵を描かせたら天才的な子だっているでしょう。走ることなら周りの子には負けないって子だって当然いるはずです。

うまく言えないのですが、本人が希望した場合、その子が得意とするものを心行くまでやれるような教育環境というのは今の日本にはまだほとんどないんじゃないかと思ったのです。

例えば、一流のスポーツ選手などは、子どもの頃から親御さんが強力にバックアップするなどして才能を開花させることはありますが、国などの公的なものが小さい頃からその才能を開花させるためにバックアップするということは、まずないのでは。

それと同じように、特定の教科などが突出してできる子どもでも、それに対応してくれる公的機関はないのではないでしょうか。(私が知らないだけかもしれませんが。)

もちろん、私のような、何でも平均的で何にも突出してないような人間は、現在の義務教育のようなスタイルでも構わないでしょうし、むしろそうでないと何をしたらいいか困ってしまうかもしれません。

でも、今の時代、平均的人間を作ることを目指す教育ばかりをしたって仕方ないようにも思うのです。
もし、本人が望むのであれば、その子が得意なものをとことんやれるような、そんな選択肢が公的に用意されたら、もっと子どもたちは生きやすくなるんじゃないのかなと、そんなことをぼんやり思いました。

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