今日の一場面
今日も、ああ、やっぱり子どもってすごいなぁ~と思うこともいくつもあり、なんだか感動したけど、今日も遅くなったので、今日の一場面。
算数のセンスがいい4年生の男の子とのやりとり。
等しい大きさの分数を穴埋めしていく問題で、「3分の2」と同じ大きさの分数の分子か分母のどちらかが空欄になっていて、6問だったか出されていた。
その子はまだ約分と通分とかは習っていないようだったけれど、公立の学校ではないので、もしかして比とかを知っているかと思って尋ねてみた。でも、さすがにそれもまだ習っていないとのこと。
で、どう言って考えてもらえばいいかなと思って、その子を見ていたら、口をついて出たのはこれだった。
「2人(分子)と3人(分母)で対決するのと同じ関係になるには、こっちが6人(分子)やったら、こっちが何人になるかわかる?」
少し考えて、分母に「9」と書きいれた。
そういうことだと言ったら、その子は次の問題も少し考えてクリア、そしてその次も…。
もともとセンスのある子だし、男の子でもあるし、2対3で戦うとしたら、4人に対しては6人、8人に対しては12人…と自然と考えられたんだろう。
私は、分数は1を分けたものという認識をしていたけれど、先日読んだ本で「比」でもあるということが書かれていて、そのときはぼんやりしかわからなかったのだけど、今日のやりとりで私自身が「ああ、確かに比ね!」と納得した。
その子その子でわかりやすい考え方は色々あるだろう。
ただ、学校で無機的に約分や通分の仕方を教わるまでに、たとえ時間がかかっても、具体的なイメージで同じ大きさ、二者間の関係…そんなものを感じてほしいと思う。
先日、スーパー2年くんと約分をしたときのことも、また改めて書かせてもらおうと思う。
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