昨日にひきつづき思うこと
もちろん一概に言えないし、私が知っている範囲はかなり限られているので、みんながそうだとかいうつもりは全くないけれど、ご両親が共にフルタイムでお仕事をしておられたりなどして、忙しくしておられるご家庭の子に、すごいなぁ、よくできるなぁと思う子が少なからずいる。
あとは、兄弟姉妹がいっぱいいるご家庭の子でもそう感じる子もしばしばいる。
当然、お母様がおうちにおられ、たっぷりお子さんと一緒の時間を過ごしておられるご家庭でもできる子はいるから、結局そんなの理由にならないと言われてしまいそうな気もするが、じっくりたっぷり時間をかけてできるようになるのはそう不思議なことではないだろうから、むしろ、ゆっくり時間をかけられないご家庭の子たちがしばしばよくできることがあるのはなぜなのかと考えてみた。
で、思い当たったのは、「子どもの時間」「子どものペース」が守られやすいからなのかもしれないということ。(もちろん、あくまでも想像でしかないけれど…。)
小さい頃、何かに興味を持って、どこまでも延々それを眺めたり、触ったり、考えたりと、心から満足するまで自分のペースでそれができるというのは、よほど忍耐力のある大人が側にいるか、そうでなければ、大人が側にいないかなのではないかと思う。
そうでなければ、最近は子どもたちだけで群れて遊ぶのが難しくなったことを考えると、学童保育など、年齢の異なる子どもたちの集団で過ごすことで、やはり子どもたちのペースで考え、ルールを作るなどの機会が得やすいということもあるかもしれない。
子どもには子どもの時計があり、子どものペースがある。
子どもは大人と同じペースでは考えられないし、行動できない。
大人の決めたルールの中で遊んだって、子どもたちは心から楽しめてはいないのかもしれない。
物事をしっかり考えられる、素敵な子どもに育ってほしいと願うなら、、子どもをあまり急がしてはいけないんじゃないかと思うのと同時に、あまり忙しくさせてもいけないのかもなと、そんなことも思ったりする。
多分、本来子どもたちにとって「暇」はとても素敵な時間なんじゃないかと思うから。
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