おもしろいのになぁ。
このところ、ちょくちょく、中学受験塾の問題や中学入試問題を目にすることがある。
何度も何度も言っているけれど、私は幼小中高とず~~~っと公立だったから、中学受験の問題には全く縁がなかったし、塾に勤めるようになっても、公立の子たちが通う塾だったから、やはり縁のないまま来た。
今もほとんど縁はないというか、解かねばならないという必要性はないのだけれど、なぜか結果的にそういう問題を考える機会が時々ある。
そのたび、まあ、面倒な計算問題とかは全然面白くないけれど、工夫できる計算問題や、なかなか骨のある、だけど、実生活とかで経験していればなんとなく考えることはできそうな文章題など、面白いなぁと思うものは結構多い。
私は「○○算」と呼ばれる類のものをほとんどしらないし、元来不精な性格なので、解法を覚えようとも思わない。
その都度問題を見て、どうやったら解けそうか考える。
もちろん、何度か似たような問題に出会って、ああ、これはあれで解けるな…と思うようなものもなくはないが、そうなってしまうともう面白くない。
ただ、骨のある問題考えるのは結構面白いし、パズルっぽさを感じるものも少なくない。
だから、私は中学入試問題を解くのは嫌いじゃない。
中学受験をしない子どもたちでも、教材が終わってしまって、そういう問題に取り組むこともあるけれど、あれこれ試行錯誤しながら解いている姿は、案外楽しそうにも見える。
でも、実際に入試に合格しようと思ったら、決められた制限時間内で、ああいう問題をこなしていかなければならないのだろう。
初見の問題をあれこれ試行錯誤しながら解いていたのでは、到底合格できないということなんだろう。
合格するためには、ああいう問題を味わうとか、楽しむなんてことはできなくなってしまう子が多いんだろうな。
ただひたすらに数をこなし、パターンを覚え、いかに早くこなしていくか、それに力を注ぐんだろうな…。
よくわからないのは、学校側の考え方。
特に、算数の問題を作っておられる先生方は、パターンを覚えて時間内に素早く解いてほしいとは思っていないような気がしてならない。
そして、そういう勉強を頑張ってきたという子を本当にほしいと思っているのかどうかもわからない…。
うまく言えないけれど、せっかく面白い問題で、うまく使えば、その子がどれだけ考える力があるかとか、試行錯誤できるかとか、そういうことも測れそうな気がするのに。。。
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