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2008年10月12日 (日)

ホントに楽しそうだなぁ。

昨日は睡魔との闘いに負け、気づけば朝になっていました…。(汗)
今日はOFFだったので、お洗濯や、しばらくサボっていた掃除や、この前からしようと思いつつ延び延びになっていた衣替えなんかをして、あとはダラダラと過ごしてしまいました。

昨日はレッスンの中で色々思うことがあったのですが、今日はOFFですし、明るい(?)話題を。

うちのスーパーくんのひとり、とっても元気でおおらかで好奇心旺盛な3年生くんのこと。
彼は1年生のときから来てくれているのだけれど、この子のセンスにはしばしば驚かされる。
でも、彼の場合、持って生まれた能力と好奇心、探究心がうまくリンクしている感じで、誰にやらされるでもなく、自らどんどんと色んなことを調べたり、学んだりしている。

そんな彼が昨日のレッスンで「ねえ、三角の面積ってどうやって出すん?」と尋ねてきた。
この子とは先週のレッスンから面積の学習に入ったのだが、そのあたりから彼の好奇心と探究心が刺激されたのだろう。

とりあえずはその日のレッスンの中ででこぼこの面積を求める問題などをやることになっていたので、「四角形の面積は今日やるから、三角形はレッスンをした後でね」と言って、まずは予定のレッスンを進めた。

昨日はたまたまお休みの子もおり、更にその日予定していた内容を全部終えてもまだ余裕があったので、方眼紙を取り出して、彼が面積を知りたい図形を描いてもらった。

レッスンの途中で彼が言っていた「四角形」というのは、長方形や正方形のことではなく、台形や平行四辺形などのことだということもわかったので、それも含めて、知りたい形をひとつずつ描いていってもらった。

彼が最初に書いたのは等脚台形だった。
まずは台形の下底の長さ(彼の図で6マス分)に合わせた長方形を台形の図に重ねて描いた。「これより小さいよね?」と確認し、次に上底の長さ(4マス分)に合わせた長方形を重ねて描いた。「これより大きいよね?」
そして、「なんか気づかへん?」と尋ねると、その図をちょっと見つめ、「これ(上底)とこれ(下底)の真ん中かなぁ?高さに5かけるんかな?あ、そうや~!」

次に彼は平行四辺形を描いた。今度は平行四辺形の底辺に合わせて長方形を重ねて描き、彼の反応を待った。
「あぁ~!ここ(底辺)掛ける高さで出るんや~!」

「じゃあ、これは?」と言って三角形を描いたので、三角形の底辺に合わせて長方形を重ねて描いた。
「えっと、これは長方形の半分やから…。」もう気づいている。

次に彼が描いたのは、方眼紙のマス目に対してどの辺も斜めになっている三角形だった。
言ってみれば、中学校で一次関数を習ったときなどに、座標平面上の三角形の面積を求めるというような感じで出題される系統の問題だ。
でも、この子はそれもわかるんだろうなと、その三角形が収まる長方形を重ねて描いた。
そして、周りにできた3つの直角三角形を赤鉛筆でなぞると、もうそれ以上の説明はいらなかった。

そして、彼は言った。

「すご~!どんな形でも求められるん?五角形とかでも求められるんかな?」

そういって描いたのは五角形どころか、なんだこの形は?みたいな、くちばしみたいにとんがったところもある多角形だった。

「う~ん、これはちょっと難しいねぇ。」

そう言って、図形を直角三角形や長方形に分割していった。答えまで求めたわけではないけれど、分割してそれぞれ求められるのがわかると、「わぁ、すご~!」と彼はにこにこした。

この子の好奇心はどこまで広がっていくんだろう。
公式を教えられるよりずっと前に、彼自身が知りたいと思い、ほんの少しの手助けをすれば、彼はこうして色々な図形の面積の求め方を彼なりに理解していく。
なんてすごいんだろうと思った。

そして、そんなやりとりをしながら、ほかの子たちにもこんな風に、学校で教わる前に発見してもらえたら楽しいだろうなぁなんてことも思った。
子どもたちは本当にいつもいつも私を驚かせてくれる。

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