気をつけなくちゃ・・・。
今日、レッスンをしながらふと(あっ、気をつけなくちゃ・・・。)と思ったことがある。
教室でのレッスンでは、幼児さんはもちろんだけれど、特に小学生の1年目の教材では頻繁に数を実感する教具を使う。
1年目に限らず、計算に関連するところはほとんどにそういう教具なりでのレッスンがセットになっていることが多い。
教室を始めてから、この夏で満5年になり、夏休みには6年目がスタートしたわけだけれど、その間、私にとっては思った以上にたくさんの子たちとレッスンをさせてもらう機会に恵まれた。
ということは、つまり、同じ教材を何十回も繰り返し見てきているということでもあるし、だからこそ気づくこと、工夫できることもある一方で、私自身が教材や教具に「慣れてしまう」ということもある。
幸い今日、(あっ!)と思ったのは、教具でのレッスンを始めて間なしのことだったので、ちゃんと修正することができたが、たとえ私が何十回も、それ以上にも繰り返し見せているものであっても、ひとりひとりの子にとっては「初めて」や「数回目」だということを決して忘れてはいけないということだ。
子どもがレッスンにも慣れてきて、その子が算数のセンスのある子だったりすると尚更、こっちが教具に慣れてしまっていると、この子ならこのぐらいで大丈夫かな…なんて思ってしまうことがある。
しかし、その勘は外れることもあって、どんなにセンスのある子でも、初めはしっかり提示してあげなければ、「あっ!そうか!」という表情に至るまでに思いのほか時間がかかってしまうこともあるのだ。
大村はま先生は同じ教材は使わなかったそうだけれど、その理由のひとつが「常に新鮮な気持ちで教材に向き合える」ということだったそうだ。
もちろん、私の場合、毎回違う教材というのは不可能だけれど、悪い意味で慣れてしまわないよう、しっかり気をつけなくちゃ…と思った。
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