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2008年8月10日 (日)

ついつい釘付け。

自宅では滅多にテレビをつけないのだけれど、さすがにオリンピックはちょっと気になるので、開会式の終盤も見たし、昨日も今日も何時間かテレビをつけていた。

つけっぱなしにしていて、何か気になる競技やシーンになったら見るという感じだったけれど、今日、ある言葉に反応。
もともと、パソコンとテレビは反対の位置に置いてあるので、パソコン画面を見ているとテレビは見られない。
背中から聞き覚えのある言葉が聞こえてきて、思わず振り向き、ちょっと見始める。
そのまま釘付け…。

その競技とは、少しはメジャーになったのだろうか?ホッケー(フィールドホッケー)。
学生時代、私は中学では女子はダメと入部を断られ、高校ではせめてマネージャーにと思ったのにまた断られ、大学でこそ!!と思ってサッカー部の練習を見に行ったはずだったのに、グランドではこれまで見たことのない謎の競技をしている人たちの姿が…。

サッカーではないことは明らかだったので、遠くからこっそり眺めていたのに、なぜか見つけられてしまい、ゴール裏に案内されてしまい、本当になぜか……練習が終わったときには「よろしくお願いします」と挨拶までさせられてしまっていて、訳のわからぬまま、全くルールもわからぬまま、生まれて初めて見た競技のマネージャーになってしまった、それが私とホッケーとの出会いだった。

私の大学には男子部しかなかったので、男子部のマネージャーだったのだけれど、その頃でも西日本で20校ほどしかホッケー部はなくて、女子に至っては多分10校もなかったのではないかと思う。

男子も女子も西日本では天理大がぶっちぎりで強く、何度か天理の親里ホッケー場までリーグ戦などで足を運んだこともある。

サッカーに似てはいるものの、ルールがもっと細かくて、初めはやたらとピーピー吹かれる反則のホイッスルの意味が分からず苦労したものだ。
懐かしいなぁと思いながら、思わず画面にくぎ付けになり、気づいたら体に力が入り、シュートチャンスでは声が出るし、相手に責められるとハラハラするし、遠い昔のマネージャー時代の感覚を思い出した。

いつの間にか、ホッケーではオフサイドのルールがなくなったらしいということも今日初めて知った。
それ以外のルールは多分変わっていなくって、そして、当然といえば当然だけど、女子なのに学生時代のうちの部員たちより遥かにうまくって、すごいなぁと感心。
前後半、フルに観戦してしまった。

けど、これって、ルールがよくわからない人が見ても面白いのかな?と、そんな疑問も浮かんだ。
そして、恩田監督がまだホッケーの監督として第一線におられるのだなということに感動したりもした。(私が学生の頃に確か天理大の監督だったような…。)

ちょっと懐かしい気持ちになった休日。

そして、私は特にファンでもないし、かといって嫌いでもないけれど、谷亮子さんのすごさに改めて脱帽という気持ちになった。
彼女は16歳で初めてオリンピックに出場して銀メダルを取ってから、5大会連続でのメダル獲得だと。
5大会連続出場ってだけでもすごいと思うし、その間ずっと第一線で戦い続けていることも本当に驚異的なことなんじゃないだろうか?
その上で、結婚して出産までして、今回は金は取れなかったものの、5つ目のオリンピックでのメダル獲得。
きっと、筆舌に尽くしがたい努力をしているんだろう。16年間第一線にい続けることのすごさは、きっと想像を遥かに超えているはずだから。

オリンピック選手と比べたって話にならないけれど、自分は本当にまだ全然何も頑張ってないよなぁと、多くの選手の活躍を見ながら思った休日。

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