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2008年8月31日 (日)

ふと思いついたこと。

昨日、なぜだったのか、唐突にふと思いついたことがあります。
まあ、新しいアイデアとかそんなすごいものではなくって、これまでにも思いついて、何度かそれっぽいことは書いてきたので、「またか…」って感もあるかと思いますが、これならほぼ確実に小学生でも正負の数の加法と減法の実感ができるのでは?と思ったことがあるのです。

トランプみたいなカードに、+や-をつけた色々な数(といっても、20ぐらいまでの範囲でいいんじゃないかと思いますが)を書いたものを用意します。
ババ抜きみたいに、たとえばプラスマイナスで0になるときには捨てられるとかにして遊び、誰かが上がるか、めくるカードがなくなるか(その辺は、もし具体的にそれをやるとなったらきちんと考えなくてはいけないかもですが…)すれば終了。

その時点で、例えば、得点(プラスの合計とマイナスの合計の差)の高い人が勝ちにするとか、0に近い人が勝ちにするとか、ルールは色々考えられそうですが、途中の段階を想像すると、他の人からプラスのカードをもらった場合は得点合計増加、マイナスのカードをもらった場合は減少。これは自分がもらっているから足す場合。
同じように考えて、プラスのカードを人に取られた場合は得点合計減少、マイナスのカードを取られた場合は増加。これはもちろんとられているから引く場合。

そんな面倒なことをいちいち説明しなくても、小学生のうちにそうやってそんなゲームをしていたら、正負の数の加法・減法のついては、感覚的に完全に理解できそうな気がしてきました。
マイナスを相手に取られ(引かれ)たら、得点合計は増えるということを身をもって感じることができるように思いますから。

このぐらいのカードだったら、すぐにでも用意できそうですし、プラスマイナス0という感覚も、ある意味で絶対値の感覚の実感にもなりそうですし、導入には悪くないかもなと。

と、かなりどうでもいいことながら、突然思いついたので、休日ですし、ちょっと書いてみました。(笑)
さて、今日で8月もおしまい。
明日から9月、新学期。みんな元気にがんばりましょう。(自分もね・・・。)

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2008年8月30日 (土)

ちょっと復活かな。

今日は年に何回もない土曜休み。
例年はお盆の頃に1週間(8日間?)連続でお休みを取ったりしていたのだけど、旅行に行くわけでもないのにそれだけまとめて休むと、仕事の勘を取り戻しづらくなるので、今年はお盆は5日、そして今日明日をお休みということに年度初めに決めていた。
次の土曜休みは年末までもうない。

というわけで、ある意味貴重な土曜休み。
土日と連休になることは滅多にないだけに、どこかに行こうかとも思ったものの、8月はなぜだかどうもレッスン以外は全てにおいてやる気が出ず、計画も何もしていなかったので、それも儚く消えた。(笑)

ただ、今朝はゆっくり目に起きたのだけれど、なぜなのか、目覚めた瞬間、まだ目を開いていない段階で頭に「掃除しよう!」と浮かんだ。

過去何度も白状しているように、私は掃除がかなりキライ。
おまけに8月はほかのことにもやる気が出ず、読書すら進んでいない状態だったのだから、当然部屋はかなりすごい状態に…。

でも、なぜか何より一番にそう思って、だらだらもしたけれど、久しぶりに結構きちんと(あくまでも私的に…)掃除をした。

風水の本や掃除力の本、開運関係の本、色々なものに部屋をきれいにすると運気が上がるというようなことが書かれているけれど、あれはある意味真実なのかもなと思う。
というか、どっちが先かわからないけれど、やる気がなくて気持ちが沈んでいるようなときには部屋もやはり荒れがちになるような気がするし、状態のいい人の部屋が目も当てられないほど散らかっていたり、汚かったりということもなさそうな気がする。(もちろん例外はあるだろうけど。)

掃除をしようと思えた時点で、自分でもちょっと復活してきたかなと感じたし、いざ部屋を片付けてみると、狭い部屋で物はたくさんあるので、掃除して片付けても雑然とはしているが、それでもやはり気持ちいい。
片付いた部屋を見るだけで、気分が軽くなる感じがする。

明日で8月もおしまい。

9月からはまたしっかり頑張れるといいな。

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2008年8月29日 (金)

なんとか無事終了。

夏休みのレッスンは今日でおしまい。
明日、明後日はレッスンはお休みです。

月曜からは2学期のスタートですね。

この夏は、例年になくバテました・・・。
最後の最後、ここ数日は食欲も落ちています。
結構寝ているのに、眠くて仕方ないところを見ても、疲れているのかもしれません・・・。
どうにか無事乗り切れて、ホッとしているところです。

過去のことはどんどん忘れてしまっていて、去年の夏がどんな状態だったのかはっきり思い出せないのですが、恐らく今年は過去最高にスケジュールを組むのが難しかった気がします。

組み上がった後にも、毎日のように変更が入り、常に予定表を見ていないとレッスンを間違えてしまいそうでした。
最後の最後、この水曜には時間を勘違いして、危うく大遅刻未遂なんてこともありました・・・。

随分涼しくもなってきましたし、週明けからは通常シフトに戻りますので、ちょっと落ち着いてレッスン以外の仕事も、読書もしたいと思います。

元気な子ども達も、私の疲れが伝染してしまうのか、そういう時期なのか、やたらと眠そうな子、疲れている子が多かった今週でした。
なんとかこのお休みにリフレッシュして、9月からまた頑張りたいと思います。

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2008年8月28日 (木)

あまりにも関係ない話ですが…。

実は、もう長らく教育系のものを除いては、「雑誌」というものを読んだことがありません。
書店で立ち読みということすら、もう随分長いことしていませんでした。
特に、ファッション誌とは無縁の生活…。昔、アパレルメーカーにいたなんて信じられないような変わりっぷりです…。

それが、先日電車のつり広告で、なんと読むのかさえはっきりわからない雑誌のある特集に目が留まり、なぜだか気になって、後日書店でその雑誌を探しました。
一体どんな雑誌なのかも全く分かっていなかったのですが、ジャンルとしては「男性誌」らしいです。

で、気になったタイトルというのは「石油が枯渇したら世界はどうなる?」というもの。

まあ、結局は雑誌の特集記事なだけなので、その雑誌の記事部分の8分の1か9分の1程度で、おまけに実際にはいつ石油が枯渇するのかは誰も正確には把握できていないというわけで、普段からこういうことに関心をお持ちの方にはなんとも物足りない記事なのかもしれないのですが、普段、こういうことにも疎い(というか疎くないことがほとんどなかったりする…)私は、なんだかちょっと考えてしまいました。

少なくとも今の日本は自国で石油を調達できない国で、代替燃料と言っても、自国のエネルギーその他を賄えるだけにはなっていないのだと思います。

そして、石油と聞くと、単純な私はガソリンなどの燃料というのが第一に思い浮かぶのですが、冷静に考えると、今の私たちの身の回りのもので石油がなかったら作れないものはきっと想像を遥かに上回るほど多いはず。

食糧の多くを輸入に頼っている日本は、食糧だけでなく、生活必需品などの多くを石油に頼っている訳で、とすれば、何らかの事情で輸入がストップしたら、食糧難はもちろんのこと、それだけでは済まないのだなということを改めて感じました。
自給自足を目指して農業を!と言っても、今の時代、農機具やら農薬やら、色々なものにやはり石油が必要になっているはずですし。(素人なので何か間違っていたらお許しください…。)

石油は枯渇すると言われて久しいようですし、そのリミットがだんだんとあとにずれてもいるようです。
それでも、やはり現時点では「限りある資源」であることは間違いないのでしょう。
おまけに、代替燃料の研究・開発なども進められているようですが、安全で安価なものという意味ではまだまだ石油に代わるものはないようです。

これまでは、地球温暖化防止とかってことは意識したことはありましたし、無駄なエネルギーは使わないようにと思ってきましたが、日本という国にとって、地球温暖化防止はもちろんですが、外国に頼らないと途端に破綻してしまうという事実をもっと真剣に意識しなければならないのではと、そんなことを思いました。

必要なエネルギーは使ってもいいとして、決して少なくないエネルギーを無駄に消費しているらしいということも改めて知り、私ひとりでできることなんて限られていますが、心がけられるところは心がけていかねばと、そんなことを思いました。

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2008年8月27日 (水)

気をつけなくちゃ・・・。

今日、レッスンをしながらふと(あっ、気をつけなくちゃ・・・。)と思ったことがある。
教室でのレッスンでは、幼児さんはもちろんだけれど、特に小学生の1年目の教材では頻繁に数を実感する教具を使う。
1年目に限らず、計算に関連するところはほとんどにそういう教具なりでのレッスンがセットになっていることが多い。

教室を始めてから、この夏で満5年になり、夏休みには6年目がスタートしたわけだけれど、その間、私にとっては思った以上にたくさんの子たちとレッスンをさせてもらう機会に恵まれた。
ということは、つまり、同じ教材を何十回も繰り返し見てきているということでもあるし、だからこそ気づくこと、工夫できることもある一方で、私自身が教材や教具に「慣れてしまう」ということもある。

幸い今日、(あっ!)と思ったのは、教具でのレッスンを始めて間なしのことだったので、ちゃんと修正することができたが、たとえ私が何十回も、それ以上にも繰り返し見せているものであっても、ひとりひとりの子にとっては「初めて」や「数回目」だということを決して忘れてはいけないということだ。

子どもがレッスンにも慣れてきて、その子が算数のセンスのある子だったりすると尚更、こっちが教具に慣れてしまっていると、この子ならこのぐらいで大丈夫かな…なんて思ってしまうことがある。
しかし、その勘は外れることもあって、どんなにセンスのある子でも、初めはしっかり提示してあげなければ、「あっ!そうか!」という表情に至るまでに思いのほか時間がかかってしまうこともあるのだ。

大村はま先生は同じ教材は使わなかったそうだけれど、その理由のひとつが「常に新鮮な気持ちで教材に向き合える」ということだったそうだ。
もちろん、私の場合、毎回違う教材というのは不可能だけれど、悪い意味で慣れてしまわないよう、しっかり気をつけなくちゃ…と思った。

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2008年8月26日 (火)

とりあえず・・・。

すみません・・・。とっくに日付が変わってしまいました・・・。

滅多にないことなのですが、なぜか昨日はなかなか寝付けず、おまけに寝入ってからも何度も目が覚め、時計を見ると1時間しか経っていないというようなことが続き、今日は朝のうちに病院だったので、頭がぼ~っとした状態で病院、その後レッスンで、帰宅して食事をしたら、そのまま寝入ってしまっていました・・・。

今日は手の神経を検査してもらったのですが、検査の結果、とりあえず「神経は元気」とのことで、結局現時点では何らかの病気とかいうわけではなさそうです。
ひと安心ではありますが、手はしびれているのにはっきりした治療法もないという、ある意味では困った状態になってしまいました。

最初、近所の整形外科に行った時に、首が長いので肩などが凝るとそういう症状が出やすいということがあるかもと言われたのですが、結局その辺に落ち着いてしまいました。
治すには首を短くするしかない?(をい)
まあ、姿勢を意識したり、軽い運動をしたり、長時間パソコンを使ったりしないなんてことを気をつけてみてくださいとのことでしたが、全部ご指摘通りなだけに反論の余地なし・・・。

まあ、とりあえずはしびれてるけど問題なし・・・って感じの極めてすっきりしない結果になりましたが、これも歳を取ったということでしょうかね。(汗)

ご心配くださった皆さま、お騒がせ致しました。
ちなみに、昨日書くつもりで書きかけていたことがあるのですが、変な時間帯で寝て目が覚めていますので、とりあえずもう一度寝直します。(実は現在、朝5時過ぎ・・・)

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2008年8月25日 (月)

すみません。

書きたいことがあったのですが、気づけばすっかり遅くなっており、おまけに明日は、以前から続いている手のしびれの件で、私にとってはかなり早起きをしなければいけないので(一般社会人にとっては全く早くないんですけど…)そろそろ寝なければなりません。(既に0時を回っておりまして…)

というわけで、恐縮ですが、書きたかったことはあす以降に…。
今日は読書のブログを更新していますが、「大人問題」かなりオススメです!

しかし、この夏休み期間中、「ホームレス中学生 読書感想文」とかいう検索ワードで、似たようなものも含めると、600件以上の方が私のブログにいらしたようです。
さぞお役に立たなかったことでしょうね。(苦笑)

それにしても、今年はホームレス中学生で読書感想文を書く子が各クラス数名ずつはいるんでしょうかね。

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2008年8月24日 (日)

速けりゃいい、たくさんならいいってもんじゃない。

大人になってしまうと、時間は限られていて、それこそ、仕事というののは時間をお金に交換しているようなものという一面もあったりするわけで、そうなると「速いことがいいこと」、「量をこなせることがいいこと」と思ってしまうところはある。

実際、私自身、時間の使い方が下手で仕事が片付かず、そのくせ休日にはダラダラしてしまって自己嫌悪に陥ったり…。
結局は限られた時間内にどれだけのことをやれたか、どれだけ有効に時間を使えたかということがひとつの評価基準となって暮らしている。

「限られた時間内に人よりたくさんのことをこなせること」が仕事のできる人、能力のある人、そんな風に多くの大人が思っているのではないだろうか。

もちろん、芸術家や職人など、作品で評価される方々もいるので、全ての大人がそう思っているとは言わないが、大多数の大人がそういう感覚を持っているというのは恐らく間違いではないだろう。

しかし、そこで気付かねばならない。
それはあくまでも「大人の世界」での話だということに。少なくとも、乳幼児期、小学校低学年の間ぐらいまでは、「速いことがいいこと」とは言えないことがたくさんあるからだ。

私は子どもを持ったことがないが、赤ちゃんが生まれたとき、早く寝がえりをうてとか、早くはいはいしろとか考える親御さんはまずおられないのではないだろうか。
初めて歩くときだって、少しでも早く歩かせたいと、無理に立ち上がらせたり、スパルタで特訓する親御さんも恐らくおられないだろう。

もちろん、周りのお子さんと比べて歩くのが遅いと心配になってあれこれやらせてみようとされることはあるかもしれないが、他の子よりも早く歩かせようという考えはまず持たれないのではないだろうか。

初めて言葉をしゃべるときだって、初めてしゃべった言葉がただただ嬉しくて、いとおしくて、もっとしゃべってほしいと思うかもしれないが、教え込んで「もっとしゃべれ!」とお尻を叩く方はまずおられないだろう。

そして、仮にそうしたからと言って、実際に早くたくさんしゃべれるようになるかどうかはわからない。むしろ、下手をすれば何か逆効果にさえなるのではないかと思える。

赤ちゃんのときにはきっと、周囲の大人は赤ちゃんの成長のペースを見守り、少しの変化に気づき、喜びながら過ごしているはずなのに、乳児期を過ぎると徐々に、親に限らず、子どもを取り巻く大人たちの多くが「子どものペースを見守る」ことを見失い始める。(それは私にもまだまだ言えることだと思う…。)

ちゃんと歩けるようになり、ある程度おしゃべりもできるようになると、知らず知らずのうちに「大人の基準」で子どもを測ってしまいがちになるのかもしれない。
愛するがゆえ、よその子どもと比較して、何か遅れていることがあるとついつい焦ってしまったりするのかもしれない。

しかし、子どもには子どもの成長のペースがある。
そして、子どもには子どもの考えるペースがある。

子どもの成長は時として大人が目も見張るほど速いものでもあるけれど、それぞれの子どもでそのペースは違うだろうし、考えるペースに至っては大人が思うより遥かにゆっくりである。

もともとゆっくりしか考えられない子に速さを求めたらどうなるだろう?
本人はまだ考えている途中で、その時間をゆっくりと味わっているのに、大人が横からあれこれ口出しをして、その穏やかな時間を遮ることを繰り返したらどうなるだろう?

これまでにも何度も同じようなことを書いているかと思うけれど、本当の本当に子どもたちが考えるにはゆっくり時間が必要だ。
例えば、「13-7」などの問題でも、大人であれば即答えが出るかもしれないが、計算を反復して答えを暗記しているような場合はともかく、これを考えて答えに至る場合、子どもによって違うとしても、まず13という数のイメージを思い浮かべ、そこから7を取っていく作業をイメージして、やっと答えに至るという手順を踏めば、初めのうちは特に時間がかかる。
もちろん、何度も繰り返させれば速くはなるが、速くなった時点で、それは「考える」という行為ではなくなっているのだと思う。

大人たちはどこかでたくさんやれば速くなるし定着すると思っている。
そして、それはある程度成長した段階では事実なのだろうとも思う。
ただ、それをさせる時期はやはりしっかり見極めなければならないのではないだろうか。

私は本のわずかな知識しかないが、脳の神経繊維はある段階から刈り込みが始まり、それまでにあまり使っていなかったところは不必要なものとして刈り込まれてしまうともいう。
だとすれば、もし我が子に考える力をつけたい(というか、子どもたちは本来考える力をたっぷり持っているのだと思うけれど)と望むのであれば、幼い時期はじっくりゆっくりいろんなことに触れ、色んなことを考えることの方が明らかに大事で、その時期に同じことを大量に素早く繰り返させる学習は選ぶべきではないのではないかと思う。

もちろん、結局は何を望むかというところになってくるのだと思うけれど。

少なくとも私は、これまで子どもたちを見てきた限りでは、それぞれの子が心行くまで考える時間をこちらの時間の許す限り与えるようにしていくと、初めはうんと時間がかかっていた子たちがある時期から加速し始めたりすることを何度も目の当たりにしてきた。
その順番は間違えてはいけないのだろう。

最初はじっくり、ゆっくり、心行くまで、それがとても大事なんじゃないかな。
改めてそう思う。

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2008年8月23日 (土)

夏休みもあと1週間

今週も無事終了し、夏休みも残すところほぼ1週間となりました。
6週間あったはずなのに、もう来週レッスンすれば、通常のペースが戻ってくるんだなと思うと、しみじみ早いなぁと思います。

今日はなぜかお休みやら振替の方が多くて、普段より1時間早く終われたので、久しぶりに同級生と、彼女が前から行ってみたいと言っていたお寿司屋さんにご飯を食べに行ってきました。

気さくでよくお話しされる奥様と、控え目で穏やかな感じのご主人とでやっておられるお店で、店構えだけ見ると、高そうで私ごときは入れないのでは…と思うような感じもありましたが、大丈夫でした。お二人のお人柄が伝わってくる感じで、また来たいなぁと思いました。
そして、美味しい食事とお酒、素敵な時間を過ごしてきました。

酔ってはいないのですが、どうも全く頭が回っていないので、今日のところはこの辺で…。

あ、野球もシンクロも残念だったようですね。。。

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2008年8月22日 (金)

おめでとう!

オリンピックも終盤になり、見たい競技もだんだん限られてきましたが、今日は男子の4×100メートルリレーは見たかったのです。
で、先ほどライブ映像で見ました!

年齢的にもこれが最後のオリンピックになるであろう朝原選手にとっても、メダルの可能性のあるレースだったので、是非メダルを!と願っていました。

予選の段階でアメリカやイギリスなど、有力国がバトンパスに失敗して予選落ちしたりもして、そういうことがなければメダルは難しかったのかもしれません。
ただ、バトンパスもリレーでは大きなポイントのようですから、そこをしっかり練習して、正確なパスができるようにしたらしい日本は、やはり運だけではなくて勝ち取ったメダルなのでしょう。

それにしても、朝原選手…。36歳で短距離の日本代表選手…。
想像もつきません…。
私なんて、100メートルダッシュしたら、多分30メートルぐらいで足がつって転ぶのでは…。(汗)
もちろん、日々鍛え続けているからとは言え、36歳という年齢を考えると、やはり素晴らしいなと思います。

しかし、みんな、子どもみたいないい顔をしておられますね。
本当におめでとうございました!
(全くどうでもいい更新でお許しを…。あまりに感動したものですから…。)

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2008年8月21日 (木)

やっぱりそうか。

今日、ある1年生の子のお母さんがおっしゃったことを聞いて、ああ、やっぱりそうかと改めて思ったこと。

今日のレッスンだったその1年生は、とても真面目でいつも一所懸命に取り組んでくれる可愛い子。
ただ、新しいステップに進むとき、それまでのその子を見ている限り、このぐらいはそう苦労することなくクリアできるだろうと思っていることでも、予想外に苦戦したり、ちんぷんかんぷんな答えが返ってきたりすることがある。
ちなみに、お盆前のレッスンでも、その子ならできそうだと思うことにかなり苦労していた。
しかし、お休みを挟んだ今日は更に次のステップに進む予定にもなっており、さて、どうなるかな…と思ってレッスンを始めた。

すると、前回のことが嘘のように、すらすらとクリアしていく。
初めの段階でほんの少し勘違いしたりということがあっても、一度気づくとその後はかなりすらすらと進んでいく。
前回は今日より簡単なはずのことにすごくすごく苦労して、1時間で3、4枚しか取り組めなかったのに、今日は余裕で10枚終わってしまった。

この前は何か疲れていたのかな?と思いつつ、お迎えに来られたお母さんにお話をすると、お母さんがおっしゃった。

「そうですか。なんかね、ず~っと停滞して、あるときぴょこんと伸びる感じですよね。まあ、それが見られるのが楽しいんですけど。」

普段、子どもたちとレッスンしていると、時々感じることでもあり、別のお母さんからも似たようなことを伺ったことがあるのだけれど、子どもたちの中には大人が見ていてはっきり感じられるぐらい、ある瞬間にぐんと伸びるような印象を受けることがある。

1時間のうちでその変化を目の当たりにすることもあるし、先週と今週とで大変身なんていうこともある。
ただ、そういう伸び方をする子たちは大抵、ある段階で、難しい顔をしてうんうん唸ったり、できなくって泣きそうになったり、実際に泣いたり…とそんな「壁にぶつかる」段階があって、その苦しかった時期を経て、何かを獲得したんだなと感じるときが来る。

まだみんな小さいから、その実感があるのかどうかはわからないけれど、苦しんだ後にぱぁっと目の前が開けるような、そんな経験を繰り返していれば、難しい問題にぶつかっても諦めずに向かっていける子になるのかもしれない。

やみくもに難しい問題をやらせても無駄だと思うけれど、その子にとって適度に難しい問題を適量(というのはとてもとても難しいところだけれど…)与えることができたら、もっともっとたくさんの子たちが「ぴょこんと伸びる瞬間」を見せてくれるのかな。

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2008年8月20日 (水)

子どもたちとレッスンしながら思うこと

最近、特に何度も思っているのが、2けたの繰り下がりの引き算の考え方。

例えば、「54-37」とかだったら、学校では4から7引けないから、10「借りてきて」10から7引いて3、3と4で7、そのあと4(40)引く3(30)をして、答えが「17」というような流れになるんだろうと思うけれど、とりあえず、教室ではその考え方は基本的にはしない。

もともとベースとなっている、こう提示しなさいという方法としては、54から34を取って20、20からあと3を取って17という形になるのだけれど、それがすんなりいかない子は、まず54から30を取って24、24から7を取って(ここで、まず4を取ってあと3を取ると考える子と、10から7取って、14と3を合わせる子にわかれるにはわかれるが…)17という風になる。

ただ、数の感覚がかなり優れている子や、算数がとても好きな子は別として、やはり2けた同士の繰り下がりのある引き算になると、少しの間苦労して、苦労を経てクリアできるという子が多い。

色んな子たちとその単元を学習するとき、しばしば尋ねることがある。
例えば、先ほどの「54-37」なら、まあ、50から30を取ったら20になるというのはほとんどの子が問題なくクリアできるので、次に4から7が取れるかどうか尋ねると、これもまあみんな「取れない」と答える。
そこで、「いくつ取れない?」とか「いくつ足りない?」と尋ねると、これもまた、たいていの子がちゃんと答えられる。(この場合だと「3取れない(足りない)」と答える。)

そこまでの過程で苦労する子はそういないので、とすれば、結局、この問題の答えは
「20、3足りない」、つまり「20マイナス3」である。

子どもたちは大人が思っているより遥かにすんなり「マイナス」の感覚を受け止める。
言葉では説明できないのだろうけれど、3足りないことを「マイナス3やんね?」といえば、ほとんどの子がなんとなく理解しているように感じるのだ。

だったら、20マイナス3は20より3少ないということは、そう苦労せずとも理解できるのでは?と思えてならない。

この考え方に統一すれば、繰り下がりがあってもなくても、同じ考え方で考えられる。

75-32なら、70-30で40、5-2で3だから43。
54-37なら、50-30で20、4-7は取れないのが3、つまりマイナス3。20マイナス3で17。

(付け加えると、子どもたちはクイズ番組などで得点が減点されていってマイナスになるなどを目にしたりという経験をしてもおり、大人が「小学生なのに負の数なんてわからないのでは?」と思っているより遥かにそのあたりの感覚は分かる子が多いように思う。)

この考え方は、どの子にも通用しないんだろうか?
ある程度算数が得意な子とかでないと無理なんだろうか?
というか、うちにも算数が得意とは言えない子もいるんだけど、それでもできそうな気がするのだが…。

繰り下がりの引き算で苦戦しているお子さんがおられたら、ためしにやってみられてはと思ったりして書かせてもらったが、やはり難しいんだろうか…。

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2008年8月19日 (火)

気になってはいるのですが…。

4月下旬以降、幼児さんの募集を休止して数ヶ月経ってしまいました。
忙しいといえば忙しいのですが、ずっと気になっていて、考えなければと思うこと、早くご案内せねばと思うこと、色々あるのですが、どうしても集中して考えて結論を出すところまで至りません。

何人かの方が連絡を待ってくださっているのに、こんなことで本当に申し訳なく思ってはいるものの、どうも決めるのはもう少し待った方がいいのではという気がしてしまうのです。

以前読んだ本のいくつかに似たようなことが書かれていたのですが、なかなか動く気になれないとき、なかなか決断できないとき、それはまだその時期じゃないということなんだと。
なんとなくその言葉の意味がわかる気がするのです。

私は基本的に石橋を叩いて叩いて叩き過ぎて割ってしまうようなタイプで、基本的に変化が苦手、知らない場が苦手、昔っからの出不精ですが、これだ!と思ったときだけは、周囲も驚くほど早い決断ができるのです。

その中でも、我ながら一番びっくりだったのが、独立したことなんですが…。(苦笑)

今回のことは、見切り発車してとりあえずやってみるという性質のことではないと思っていて、ずっとずっと頭の隅に引っ掛かって、どこかで熟成するのを待っているというか、多分もう少し時間が経てば、結論を出せるときが来るのではと、そんな気がするのです。

体験自体もお受けしていないので、お待ちくださっている方にはご迷惑をおかけしているかもしれません。
忘れているわけではないのです。
ただ、まだうまくまとまらないのです…。

とても大切なことなので、きちんと考えたいと思っています。
あまりに抽象的な表現ばかりで、こいつは一体何を言ってるんだ?とお思いかと思います。
ただ、まだお待ちくださっている方がおられましたら、忘れてはいないということだけひとまずお伝えしたくて、こんな形で書かせて頂きました。
どうぞお許しください。

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2008年8月18日 (月)

あっという間に

気づけば夏休みももう残り2週間足らずとなりましたね。
もう3分の2過ぎたのかと思うと、やはり早い。
子どもたちはすっかり日焼けして、夏の思い出もたくさんできたんだろうなと思って見ています。

私には夏休みらしい夏休みは結局ありませんでしたが、ちょうどオリンピックの時期だったので、夜更かししても仕事に響かないのはありがたかったかなという感じです。

終盤になり、メダルの期待!という競技で善戦しながらも負けてしまうことが続いていますが、先週の皆さんは本当にいい顔をしているなぁと思います。

つい先ほど、なでしこジャパンが準決勝でアメリカに負けてしまいましたが、女子サッカーについて、男子との待遇その他の甚だしい差についてのニュースを見て、同じ競技なのにそこまで違うのか…と少し唖然としました。
けれど、ハングリーだからこそ、準決勝まで勝ち残ったのかもしれないなと思ったりもします。

女子ホッケーは残念ながら準決勝に残れませんでしたが、サッカーは是非、3位決定戦に勝って、メダルをとってほしいものです。国のためということではなく、彼女たち自身のために。

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2008年8月17日 (日)

今日もまた…

オリンピック三昧でした。。。
まあ、今日は私にしては珍しく、以前「ミイラ取りをミイラ」にしてしまった方から教えて頂いて、たまたま近くだったので、夜はジャズメインのチャリティーコンサートに行ってきましたが。

自分でもなんでかなと思うぐらい、とことん出不精で、あまり趣味もないので、お声をかけて頂かなければまず出かけることもないのですが、今日は久しぶりにライブを聴きながら、やっぱりジャズ好きだなぁと思っていました。

とはいっても、音楽にも全く詳しくないので、ジャズっていうのがどういうものなのかも、どういう方が有名なのかも何も知らないのですが…。
ただ、音楽のジャンルとしてジャズと呼ばれるものがどうやら結構好きらしいというのは若い頃から感じていて、ジャズを聴く機会があるたび、やっぱりいいなぁと思うのです。

で、今日ふと思い出しました。
幼い頃、父親が家で色々なレコードをかけていたのですが、子どもの頃にはよくわからない、外国の人の曲や、渡辺貞夫さんの演奏なんかだったような…。
確信はありませんが、幼い頃からなんとなく耳にしていた音を心地よく感じているのかもしれないなと、そう思いました。

もし、父親がロックとかをがんがん聴いていたら、もしかしたらロック好きとかになっていたのでしょうか?(笑)

ただ、今回のオリンピックを見ていても、親の影響を受けている選手も多く、スポーツに限らず、伝統芸能や色々な著名な方たちが、やはり親や幼い頃の環境に影響を受けているという話はよく耳にします。

そういう意味では、「三つ子の魂百まで」と言われるように、幼い頃に何に触れさせるかというのは、結構重要なのかもしれませんね。

休日にオリンピックをテレビ観戦し、ジャズを聴きながら、なんとなくそんなことを考えていました。

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2008年8月16日 (土)

眠すぎるため…

まともに更新できそうにありません…。
今日は普通にレッスンがあり、朝から7つ。終わってから少し仕事をして帰宅しました。
土曜はいつもそうなるのですが、かなりの睡魔に襲われております…。
しかし、眠いながらも気になるので、オリンピックを観戦中。

……。女子ホッケー、予選敗退が決まってしまいました…。
野球も韓国に負けてしまいました…。

しかし、今日の競技の中で、あまりにもオトコマエ過ぎて、思わず惚れてしまいそうだったのが、レスリングの伊調千春さん。
オリンピックに出ておられる選手は皆さん、きっと例外なく想像を遥かに超えるような努力をしてこられているとは思うのですが、惜しくも銀メダルにとどまった伊調千春さんの試合後のインタビューも、そのあとテレビのスタジオでのインタビューも、本当に凛々しい表情で、その口から出る言葉も本当にひとことひとことがカッコよくて、思わず恋してしまいそうなほどでした。(をい)

やれることは全部やった。
全てを出し切ったから悔いはない。

そう言える彼女は本当に輝いて見えました。
彼女自身は本当にすがすがしい気持ちなのかもしれませんが、思わず涙が出ました。

金メダルをとった吉田選手ももちろん素敵でしたが、伊調千春選手、オトコマエ過ぎる…。

とりあえず、ミーハーなことをいいつつ、オリンピックを見ながら眠りに落ちる予定です…。(汗)

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2008年8月15日 (金)

夏休み終了。。。

もともと、旅行の予定もなかったし、仕事するつもりだったのですが、飛び石過ぎて、結局仕事もはかどらず、かといって、ああ、休んだ~!という満足感もなく…。かなり最悪なパターンのままに明日から通常(といっても夏休みですが)のレッスンに戻ります。

結局、お休みの日はオリンピック見まくって、だらだらぐだぐだしていただけでした…。(汗)
暑すぎて普段でも出不精なのに、ますますお出かけする気がそがれて…。
まあ、幸い、あまり休んだ感がないので、明日から通常といっても「社会復帰」はあまり大変じゃありませんが。

それにしても、まあ、日本を代表する選手たちだから、それぞれにドラマがあるのは当然なのでしょうけど、みんな本当にすごいですよね。
ただ、改めて思ったのは、まあ、他にもそういう国はたくさんあるのでしょうけれど、国を代表して参加する選手でも、マイナースポーツの選手たちはかなり厳しい条件下で頑張っておられる方も少なくないんだなということを改めて感じました。

今回、フェンシングで銀メダルを取った太田選手も、マイナースポーツのためスポンサーがつかず、遠征に行くのに親御さんに200万だったかを出してもらって、大学卒業後も、企業に就職して働きながらでは無理だと、卒業後、無職の状態でオリンピックを目指してこられたそうですね。

メダルを取ったら報奨金のようなものが多少は出るのかと思いますが、当然それで生活が保障されるなんてレベルの話ではなくて、まあ、今回メダルを取られたので、もしかしたらスポンサーとかを探すことが可能になるかもしれませんが、さすがに無職のまま4年後のオリンピックを目指すということは難しいのではないかと思います。

でも、今の日本では、メジャーで企業などがスポンサーになるメリットがある競技や選手でなければ、経済的に恵まれた方でないとオリンピックを目指すのは難しいということなのかもしれません。
もちろん、日本ではプロがいなかった分野でも、個人でスポンサーを探したりしてプロとしてやっておられる選手がいることも知っていますが、なんというか、うまくいえないのですが、結果を出した後にスポンサーを見つけるのはそう難しくなくても、才能ある人で経済的余裕がない人は、もしかしたら埋もれたままになる可能性もあるんだなと。

なんだかまとまりませんが、結果を出せた選手も、残念ながら結果を出せなかった選手も、感動をありがとうって気分です。

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2008年8月14日 (木)

クラス会でした。

今日は午前中に手の件で病院。午後から1コマだけレッスン。そのあと、晩は高3のときのクラス会がありました。
大々的に企画してではなく、メールで連絡取れる人が連絡を取って…という感じだったようですが、結局15人、クラスの3分の1が集まったことになります。

中には卒業以来の子もいましたが、みんな不思議なぐらい変わっていませんでした。
まあ、かなり痩せた子、かなり巨大化した子、ある部分だけが随分光り輝いてしまった子などはいましたが、みんな元気そうで、いい顔をしていました。

普段、自分から声をかける方でもなく、基本的に無精、出不精。仕事柄、平日の晩はなかなか人と約束できないし、土曜はフルに仕事…というわけで、友人とはどんどん疎遠になってしまっていますが、こうして集まると、やはり懐かしいし楽しいですね。

今の仕事は本当に毎日楽しくて、とても幸せなのですが、もうちょっと仕事以外の人とも交流したいなぁと思った日でした。

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2008年8月13日 (水)

子どもってホントにすごい

今日もレッスンはありませんでしたが、OFFで時間の余裕があるので、先日のレッスンでのひとこまを。

子どもはみんなすごいし、能力差はあれど、みんな何かきらっと光るものがあるけれど、算数に限って見たとき、やはり算数のセンスがずば抜けている子というのが何人かいる。
そのうちの一人、現在3年生になるスーパーくん。
彼は過去にも何度も、ホントにすごいなぁ…と思わされることがあったのだけれど、今回もびっくりした。

「分数÷整数」の問題を考えてもらっていたときのこと。
どんなときも大抵は(言葉の説明などが必要な場合はそれだけは事前にするけれど)まずプリントを渡してやってみてもらうので、そのプリントも「まあ、やってみて」と渡して、彼の様子を見ていた。

「5分の3÷3」とか「7分の6÷2」とかのように、もともとの個数が割り切れる場合は問題なくクリアしていく。(5分の3は5分の1が3個だから、3で割ったら1個ずつになる…という具合に。)
割り切れないときはどうするかな…と思ったとき、彼がぶつぶつ何か言っているのが聞こえた。

そのとき彼が考えていたのは確か「4分の3÷6」だったかと思う。

「4分の3は、8分の6と同じやから…」

!!!
もちろん、彼にはまだ通分や約分は教えていない。
少し前のレッスンで、同じ大きさの分数を考える学習はしたけれど、それも機械的に見つけるわけではなく、計り知れない彼のセンスで発見していったのだ。

だとしても、それは何カ月か前のレッスンでのことだし、分数の割り算でそのことが自然に出てくるとは思ってもみなかった。
それも、割る数が6だから、それで割り切れる同じ大きさの分数を自然と考え付いている!!
確かに彼の言う通り、4分の3は8分の6と同じ大きさだから、それを6で割ったら、答えは8分の1だ。
ただ、学校などでセオリー通りに習ったら、ほぼ間違いなく、まず24分の3を約分するという形で考えるに違いない。(分母の掛け算をする前に約分するということはあるだろうけど)
6で割れる大きさにすることをまず考えるということは、私自身これまでなかった発想だった。
まあ、過去に別のスーパーちゃんが「4分の3÷2」を「4分の1.5」ではなんだか変だから「8分の3」という発想をしたことがあって、それでも十分驚いたけれど、それと同等の驚きだった。

子どもたちのお蔭で随分頭が柔らかくなって、学校で習ったのではない考え方が随分できるようにはなってきたけれど、やっぱり子どもってすごい。

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2008年8月12日 (火)

夏休み初日

今年の夏は一応10~15日に夏休みを頂く予定にしていたのですが、なんだかんだ11日は振替レッスンなどを入れなければならなくなり、14日は教室を通り過ぎたところの病院まで行かねばならないので、他の振替もその日に入れることにしたため、レッスンがないのは結局10、12、13、15日と、飛び石もいいところ…。

日曜はいつもの日曜という感じで過ごしたので、今日が夏休み初日という感じ。
有意義に過ごすつもりが、これ以上ないぐらい怠惰に過ごしてしまいました…。

せめてもの救いは、オリンピックをやってくれていたことでしょうか…。
テレビでオリンピック観戦をして、選手の姿に何度も何度も目頭を熱くしたという、かろうじて人間らしい感情を抱くことができたので、完全に1日を無駄にしたと思わずに済みました…。(苦笑)

しかし、野口みずきさん欠場を決めたそうですね。
4年間ずっと、この日のために練習をしてきていたに違いなく、4年後のことなんて誰にもわからず、なのに、肉離れで欠場だなんて…。
参加して、思うような結果を出せなくても、走れたらそれでどこか満足もできるのではと思うのですが、走ることさえできないということは、筆舌に尽くしがたい苦渋の決断なんだろうなと…。

私ごときが気の毒とか可哀想とかそんな言葉で表現したら失礼になると思うので、書きませんが…。

それにしても、水泳陣の活躍は本当に目覚ましいですね。
一体何が変わったんでしょう?
平泳ぎは昔からお家芸だったのかもしれませんが、今日は自由形で史上初の決勝進出。200×4のリレーでも決勝進出。
北島、松田…と前回のメダリストたちも順当に勝ち残っているようですが、水泳に限らず、その他の競技でも、日本人は体格で劣っているから…とか言われ、世界のトップで戦うことは夢のようなことだった時代が確実にあるはずです。
体格は、確かに中には外国人と比較しても見劣りしない人もいますが、それでもやはり小さいのは間違いないでしょう。
女子バレーでは世界で一番小さい選手が2人、日本にいると言っていましたが、その小ささが150センチ台とか。
日本代表選手が150センチ台の身長だということは、驚きます。

色々なことが変わったといえばそうなのでしょう。ただ、科学的なうんぬんだと、他の国でも同じようにやれるでしょうし、そういう面で日本だけが特別に変わったということはないでしょう。
とすれば、何か精神面での大きな変化があったということなのでしょうか。

日本人には無理だと思いこんでいたのが、メジャーリーグや海外でのサッカーの日本選手の活躍などを見て、日本人でも世界のトップレベルでやれるんだと、日本人の意識が変わったことも少なからず影響しているのかもしれませんね。

まあ、適当なことを言ってはいけませんが…。(汗)

日本選手の活躍をまだまだ観戦しようと思います。
私の夏休みはオリンピック観戦で終わりそうな予感…。(苦笑)

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2008年8月11日 (月)

餅は餅屋

いや、タイトルが違うかなぁ・・・(汗)

今借りている教室には、恐らく私が借りる前の前の方(もしくはそれ以上前の方?)が付けていかれたままの業務用エアコンが付いている。
業務用なので大きいし、そこそこ年代モノだけれど、買い換えるとなると結構なお値段になるし、壊れたら諦めも付くんだけど壊れないし・・・と、とりあえず今年で3回目になるのかな?の夏をこのエアコンで過ごしている。

しかし、使い始めた頃からどうもいささか臭いが気になっていた。
ただ、壊れそうな気もして、エコアン掃除もなぁと決心がつかずに来ていたけれど、先日、さくら個別の國立先生のブログを見て、う~ん、どうしよう・・・と。
そこに来て、気絶しそうになるほどの「不」健康保険料のお知らせを見て、どこか線が切れてしまい、先日ようやくダス○ンさんに問い合わせを。

ただ、業務用エアコンのクリーニングは家庭用より更に高いとのことで、壊れるかもしれないエアコンに約3万・・・と悩んだものの、ええい、行ってしまえ!と。(笑)

というわけで、クリーニングに来て頂いたのだけれど、さすが・・・。
そして、ある程度予想はしていたけれど、もうなんというか、恐ろしいほどの汚れ・・・。
10年以上クリーニングしてないはずだもんな・・・。

エアコンクリーニングのため、当然その間エアコンは使えず、すごい蒸気と熱気に包まれながら、確実に美しくなっていくエアコン。
2時間ほどで全てが完了し、最後に話してくださったのが、このエアコンはまだ当分壊れないだろうとのこと。え??そうなの???

ダ○キンさんがおっしゃるには、このエアコンには余計な機能がほとんどなくシンプルなので、そういうのは故障しにくいのだとか。
ダメになるとしたら、ガスかなと。そのときはガスを入れ直してもらえば、まだ当分使えますよと。

そうなのか~~!!さすが、専門家は専門家だ。
日に焼けて変色しているのは仕方ないけど、すっかり美しくなり、気になる臭いもなくなり、おまけに買い替えの心配も当面しなくてよくなり。
それを思えば、なんだか安いものだったかも。何しろ、あの暑さの中を2時間、お二人で来られての作業だし、素人にはできないわけだし。

というわけで、ここに引っ越して以来ずっと気になっていた懸念事項がひとつ減り、ちょっとすっきりした。

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2008年8月10日 (日)

ついつい釘付け。

自宅では滅多にテレビをつけないのだけれど、さすがにオリンピックはちょっと気になるので、開会式の終盤も見たし、昨日も今日も何時間かテレビをつけていた。

つけっぱなしにしていて、何か気になる競技やシーンになったら見るという感じだったけれど、今日、ある言葉に反応。
もともと、パソコンとテレビは反対の位置に置いてあるので、パソコン画面を見ているとテレビは見られない。
背中から聞き覚えのある言葉が聞こえてきて、思わず振り向き、ちょっと見始める。
そのまま釘付け…。

その競技とは、少しはメジャーになったのだろうか?ホッケー(フィールドホッケー)。
学生時代、私は中学では女子はダメと入部を断られ、高校ではせめてマネージャーにと思ったのにまた断られ、大学でこそ!!と思ってサッカー部の練習を見に行ったはずだったのに、グランドではこれまで見たことのない謎の競技をしている人たちの姿が…。

サッカーではないことは明らかだったので、遠くからこっそり眺めていたのに、なぜか見つけられてしまい、ゴール裏に案内されてしまい、本当になぜか……練習が終わったときには「よろしくお願いします」と挨拶までさせられてしまっていて、訳のわからぬまま、全くルールもわからぬまま、生まれて初めて見た競技のマネージャーになってしまった、それが私とホッケーとの出会いだった。

私の大学には男子部しかなかったので、男子部のマネージャーだったのだけれど、その頃でも西日本で20校ほどしかホッケー部はなくて、女子に至っては多分10校もなかったのではないかと思う。

男子も女子も西日本では天理大がぶっちぎりで強く、何度か天理の親里ホッケー場までリーグ戦などで足を運んだこともある。

サッカーに似てはいるものの、ルールがもっと細かくて、初めはやたらとピーピー吹かれる反則のホイッスルの意味が分からず苦労したものだ。
懐かしいなぁと思いながら、思わず画面にくぎ付けになり、気づいたら体に力が入り、シュートチャンスでは声が出るし、相手に責められるとハラハラするし、遠い昔のマネージャー時代の感覚を思い出した。

いつの間にか、ホッケーではオフサイドのルールがなくなったらしいということも今日初めて知った。
それ以外のルールは多分変わっていなくって、そして、当然といえば当然だけど、女子なのに学生時代のうちの部員たちより遥かにうまくって、すごいなぁと感心。
前後半、フルに観戦してしまった。

けど、これって、ルールがよくわからない人が見ても面白いのかな?と、そんな疑問も浮かんだ。
そして、恩田監督がまだホッケーの監督として第一線におられるのだなということに感動したりもした。(私が学生の頃に確か天理大の監督だったような…。)

ちょっと懐かしい気持ちになった休日。

そして、私は特にファンでもないし、かといって嫌いでもないけれど、谷亮子さんのすごさに改めて脱帽という気持ちになった。
彼女は16歳で初めてオリンピックに出場して銀メダルを取ってから、5大会連続でのメダル獲得だと。
5大会連続出場ってだけでもすごいと思うし、その間ずっと第一線で戦い続けていることも本当に驚異的なことなんじゃないだろうか?
その上で、結婚して出産までして、今回は金は取れなかったものの、5つ目のオリンピックでのメダル獲得。
きっと、筆舌に尽くしがたい努力をしているんだろう。16年間第一線にい続けることのすごさは、きっと想像を遥かに超えているはずだから。

オリンピック選手と比べたって話にならないけれど、自分は本当にまだ全然何も頑張ってないよなぁと、多くの選手の活躍を見ながら思った休日。

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2008年8月 9日 (土)

夏休み前半終了。

あまりの暑さと、恐らくは歳のせいで、今年の夏はなかなかきついです…。
でも、レッスン以外は恐ろしく怠惰に過ごしているお蔭(?)でどうにかこうにか前半を無事終了しました。

明日から15日までは通常レッスンはお休み。
11日と14日は振替レッスンなどが入って出勤することになりそうですが、とりあえず、フルにレッスンがあるのはちょうど1週間後。
8連休にしてしまおうかとも思ったのですが、旅行に行くわけでもないので、8日も休むとレッスンの勘(?)が鈍りそうで、結局土曜はレッスンの予定にしています。

このお休みの間に、溜めっぱなしの仕事や延ばし延ばしにしている決めなければいけないことなどを、少しでも片付けねばと思っているのですが、さて、どうなりますやら…。

そろそろ子どもたちも疲れが出つつある子もいるようです。
大人は尚更かと…。
まだまだ暑い日が続きそうですが、皆様どうぞご自愛のほど。

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2008年8月 8日 (金)

「能力」を見せつけられる

子どもたちとレッスンしていると、しばしば感じることだけれど、今日もまたまざまざとその子の持つ素晴らしい能力を見せつけられた。

一般に女性より男性の方が空間認知能力は高いと言われていて、私自身もその例にもれず、子どもの頃からずっと空間図形は苦手な方だったし、塾講師時代、そして独立してから、必要に迫られ、また、数多くその類の問題に触れたことによって、ある程度はできるようになったけれど、教室のほかの先生やお母さん方も概ねそのあたりは苦手なようだ。

しかし、子どもたちは小さいうちからそういう能力を高める学習をしていくこともあり、女の子であったって、多くの子がかなりできる方ではあると思う。
ただ、それはレッスンを通して身につけた力だったりもするし、当然性差だけでなく、個々の能力差もあるので、一緒にレッスンすることによってできるようになっていくのがわかる子もいれば、最初っから何の苦もなくやってしまう子だっている。
まあ、これは空間把握に限ったことではなく、計算だって、その他のことにだって当然言えることではあるけど。

で、今日のこと。
一応先週、立方体の展開図を作ることも宿題に出していたのだけれど、旅行に行ったりして時間がなかったらしく、尋ねると「まだ作ってない」とのこと。
とりあえず教室でのレッスンには用意はしてあるので、「いいよ、また作っといてね」と言ってレッスンに入った。

プリントの意味を理解してもらうために、ひとつだけ展開図を使って、ミニチュアの人形も置き、展開図を組み立てたときのそれぞれの面の位置関係を書き込んでもらうことを確認した。

そのプリントをやるときには全ての子に言うのだけれど「まずわかるところをやってみて。わからなかったらこれ(展開図)使うから。」とその子にも声をかけて、様子を見ていた。

すると、もう本当にいともたやすく、ひょいひょいとどの面がどの位置に来るかを書き込んでいく。
時には結構組み立てるのがイメージしづらい(私にとってかもしれないが)展開図の、最も決めづらそうな面に最初に位置が書き込まれたりもする。
あまりのすごさに唖然としつつ、「ほんまにすごいなぁ」と何度も言うと、まだ2年生の彼は不思議そうな顔で私を見て、まだ少し拙い言葉でジェスチャーを交えながら一所懸命説明しようとする。

「だって、こうなったらここがこうなってこう来るやん?だから…」

彼が言っていることはもちろんその通りで、「こう組み立てたらこうなる」わけだけれど、苦手な人にはそれが全くイメージできないのだ。
実際に展開図を組み立てて確かめて、ようやくどうにかわかる子だっているのだ。
けれど、その子は展開図が頭の中ではっきりと組み上がっていくのだろう。そして、それは彼にとっては当たり前のことで、すごいと言われても一体何が?そんなの当たり前でしょ?という気分なのだろう。

要するに、能力ってそういうもんなんだろうと思う。
それができる子にとっては、できることが当たり前で、「なんでできるの?」と聞かれたって説明ができないような、もちろん努力で伸ばせる部分はあるけれど、本当にそれが「能力」として身についたときには、「なんとなくできる」、「なんとなくわかってしまう」、そんな風になるんだろう。

それにしても、子どもたちの能力は本当に計り知れない。

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2008年8月 7日 (木)

大人げない私・・・。

子どもたちとレッスンをしながら、時々、大人げないなぁと反省することがある。
まあ、もともと、親御さんたちにも子どもたちにもはっきり言っていることだから、いいといえばいいのかもしれないけれど、嫌な子に怒ってまで無理に勉強させる気はさらさらない。

勉強はできたほうがいいのかもしれないけれど、勉強ができれば幸せになれるっていうものでもないし、例えば、時の人になっている上地さんなんて、決して勉強ができたわけじゃないし、今だっておバカキャラでブレイクしているわけで、勉強なんてできなくたって、幸せになっている人はたくさんいる。

ましてやうちに来てくれている子たちの多くはまだ小さい子たちで、何が何でも勉強しなきゃという年齢でもない。(そういう年齢があるのかどうかは微妙だけれど…。)
勉強したくないという幼児や低学年にまで無理に勉強させるのなんて逆効果だと思うし、高学年だって、小学生だったらまだまだ、遊ぶ方が(ゲームとかでではなくだけれど)優先されて構わないんじゃないかとも思う。

だから、やろうとして一所懸命なのになかなかできない子にはいくらでも熱心になれるけれど、できるのにやりたがらない、だらだらしている、そんな子にはどこまでも限りなくそっけない態度をとってしまう…。

もちろん、最初っからそうするわけではなく、「嫌だったら無理にやらなくっていいよ」とも言うし、「そんな難しいこと今無理してやらなくたって、学校じゃ全然困らないよ?」なんてことも言う。
中には親御さんが熱心で、子どもはそう乗り気ではなくて…なんてこともあるかもしれないので、子どもがやりたくないのであれば、私が親御さんに交渉して辞められるようにしてあげるとさえ言うこともある。

だから、特に小さい男の子に多いのだけれど、だらだら~、ぐずぐず~って態度を見ても、私は絶対励ましたりしない。
優しい人、普通の大人だったら、「○○くん、ほら、頑張って!」とか、ちょっとでもやったら「えらいね~、やったらできるやん!」とか、そんな風に声を掛けたりするのかもしれないけれど、私にはどうしてもできないのだ…。

そんなとき、ああ、なんて大人げないんだろうと思いはするが、私自身は子どもより優れているとも勝っているとも思っていないので、子どもの機嫌を取ったり、おだててその気にさせたりというような、駆け引きめいたことはしたくないのだ。というか…できないのだ…(汗)

ここはやはり、もう少し大人になるべきなんだろうか?と思ったりするけれど、困ったことになかなか成長しないのである…。

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2008年8月 6日 (水)

手柄は取らない

子どもの、特に小学校低学年ぐらいまでの子のやることなら、大抵の大人は子どもよりたやすくやってしまえるだろう。
特に勉強に関しては、よほどのことがない限り、大人には簡単ですぐわかってしまうようなことが多いだろうと思う。

街中で偶然聞こえてくる親子の会話や、教室に来てくれている親子のやりとりを聞いていると、時々、私が子どもだったらそんな言い方されたくないなぁとか、こう言ってくれた方がもっと嬉しいだろうなぁとか思うことがある。

人のことだから気付くだけで、もしかしたら私も知らず知らずのうちにそんな言い方をしているのかもしれないので、それは心配だけれど、私は子どもとレッスンをしているとき、極力気をつけていることがある。

それは、「手柄は自分で取らない」ということ。
子どもたちに何かを指導するとき、まあ、ほとんどの場合、やり方を説明するのは簡単だし、説明してその通りにやらせて、「ほら、できたでしょ?」という風にするのはとても楽な方法だとも思う。

ただ、教えてしまって、その通りにやらせて、「ほら、言った通りにしたらできたでしょ?」では、こちらが偉くて、子どもたちはそれに従っているような主従関係ができてしまうような気がするし、そんな風に勉強したって、多分ちっとも面白くない。

子どもの性格や能力、その日の状態によっても、どこまでどんな風に助けるかは変わるけれど、私はいつもギリギリまで、子ども自身が発見して、新たな宝物を手に入れるためのきっかけを与える役に努める。
多分、知らない大人が見たら、なんて教えるのが下手な人なんだろうと思うだろうし、なんて意地悪なんだろう、さっさと教えてあげたらいいのにと思われるかもしれない。

でも、目の前の子どもたちが、自分の力で発見したと顔を輝かせる瞬間を見るためなら、大人がどう思ったって構わない。

手柄は取らない。
そう心がけていたいと思う。

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2008年8月 5日 (火)

単位量あたり

速さの単元は多くの子どもの苦手とするところで、私も塾講師時代にはそんな子をたくさん目の当たりにしてきた。
しかし、公式を教えない今の指導になってから、それを一緒に学んだ子で、苦労した子はほとんどいない。

ただ、速さの学習の前にちらっと登場する単位量あたりの単元も、過去の記憶ではどっちをどっちで割ればいいのか迷う子が少なからずいたし、私自身、「○○あたり」の○○で割るのだと、昔習った記憶にどこか縛られていたようにも思う。
しかし、考えてみれば、こんなに簡単な問題はないのでは?と思えるようになった。

つい先日、高学年になってから来てくれた、現在6年の子と「単位量あたり」の学習をしていたときのこと。
その子は算数が得意ではないのだけれど、1リットルあたり何匹か?とか、1平方メートルあたり何キロか?とか、そういう問題が出てきたとき、突然、それが恐ろしく簡単な問題であることに気づいた。

イマイチよくわかっていないらしいその子は、6リットルに3匹だったら1リットルあたり何匹かというような、魚が細切れ(小数)になってしまう問題だったせいか「6÷3?」と尋ねてきた。
そのとき、普段、低学年の子たちにも言っているのと同じ言葉が口から出た。

「何匹?って聞かれてるのに、リットルを分けたら答えはリットルちゃうん?」

言ってから、(あ、そうやん…)と自分で今頃気がついた。
どっちをどっちで割るかを迷う理由なんてどこにもなかったのだ。

答えが「匹」なら、「匹」のものを集めたり、分けたりしなければならないし、答えが「kg」なら「kg」のものを集めたり、分けたりしなければならないのだ。

単位量あたりの問題の場合、1単位あたり…と考えるのだから、答えは元の数より小さくなることはほとんどの子が理解できるだろうと思う。
何に迷うのかといえば、過去の記憶では、どちらをどちらで割るかという点だったはずだ。

とすれば、それは全く迷いようのないところで、それを迷ってあやふやになってしまうとすれば、結局その子は掛け算やら割り算やらのそれまでに通り過ぎてきた単元のことも、たとえ計算はできても、しっかりと理解はしていないということなのかもしれない。

わかりやすい例で言えば、「犬が5匹います。足の数は全部で何本?」という問題で「5×4」と式を立てたら、それは間違い(おかしい)ということが理解できるかどうかというようなことだ。

足の数を聞かれているのだから、「4本足の犬が5匹」つまり、4を5回集めなければならない。
計算の段階で4×5より5×4の方が簡単ならそれで計算をするのは構わないけれど、式の段階では「5×4」は間違いだ。

教室の子たちもときどき、間違った式を書いては、容赦なく私につっこまれる。

「トンボの足5本なん?バランス悪~!」
「目3つあるん?気持ち悪~!!」
「ぞうの鼻4本あるん?邪魔やで~?新種?」

てな具合に…。

そんな風に、文章題では「4×5」と「5×4」では式の意味が違うことを意識している子たちは、単位量あたりの学習になっても、きっとほとんど迷うことはないんだろうと思う。

難しいと思っていた単元でも、考えてみたら簡単なことはまだまだあるのかもしれない。

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2008年8月 4日 (月)

土曜の出来事

今日は他にも書こうと思っていたことがあるのですが、やはりあまりに印象深かったので、土曜のとある出来事を・・・。

うちに来てくれている子達の中でも恐らく「算数好き」ということに関しては一、二を争う、もしくはダントツ1位かもしれない2年生になる男の子がいます。

彼の算数好きはとにかくすごくて、年長さんの頃から、特におうちの方が教えられたわけでもないのに、かなり大きな数まで足し算をしたり、お姉ちゃんの算数を見て何かを理解したり・・・なんてこともありました。
そんな彼も今は2年。
行事や何かの用事で体力的にきびしいのでは?と思うようなときでも、算数のレッスンは絶対休まないというそうです。

初めは、私のことが大好きだからとお母さんが言ってくださっていたのですが、どうもそうではないような気がしてきました。
彼は純粋に「算数」が大好きなのです。

そんな彼は土曜にレッスンに来ていたのですが、お母さまが「先生、どっか旅行とか行かれないんですか?」と尋ねられたので、「そうですね、予定ないですね」と答えると、「たまにはぱ~っと旅行でもいかないと」とお母さま。

「まあそうですね。でも、お盆はどこもいっぱいでしょ?だったら、どっかで1週間ぐらい休みとって行きますよ。」

と、まあほとんど冗談で、何の予定もないのですが、そう答えました。
その瞬間、目の前で問題を考えていた彼が

「へっ?!」

と突然反応しました。

集中していると思っていたのに、「1週間休む」という言葉にいち早く反応。(笑)
どうやら休ませてくれないようです。
あまりにおかしくて、お母さまと笑っていると、レッスンが終わって片付けているときに彼がニコニコしながら言ったセリフ。

「休んでいいのは、え~っと、月曜、火曜、木曜、金曜と日曜。」

ちなみに彼は本人のたっての希望で(本人の希望は「算数は毎日来たい」なのですが・・・(汗))週2回、水曜と土曜に来ています。(爆)
要するに、自分のレッスンの日は休むなと・・・。(苦笑)

どう考えてもこれは、私が好きなわけではなく、「算数」が死ぬほど好きってことではと・・・。
でも、来週水曜はお休みだからね!!(笑)

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2008年8月 3日 (日)

休日につき…。

と言いながら、最近は平日は疲れてまともに書いておらず、休日にも書かないと、一体いつ書くんだ?と…(汗)

しかし、それにも負けず(?)休日につき、今日は超軽い更新。

女としてはかなり問題のような気もしますが、私はもともと半年とかそれ以上のスパンでしか美容院に行きません。。。
特に、ここ2、3年は日曜に出勤することも増え、大学卒業以来ずっとやってもらっている美容師さんもとってもお忙しくなってしまい、日曜当日予約はなかなか取れない状況になってしまったため、ますます「行きたくても行けない」状態が続くようになってしまいました…。

おまけに、私の髪質はパーマをかたくなに拒むらしく、パーマとなると最低3時間は見ておかないといけないため、平日11時のオープンに入っても間に合わないとあって、ここ2年ほどパーマをかけることもなく、いつの間にか生まれつきのストレートに戻ってしまっていました。

まあ、それが嫌だったわけでもないのですが、とにかく毛先がまとまらなくなってきていたので、いい加減行かねばと、先週予約をして、今日およそ7か月ぶりに美容院に行ってきました。

相変わらずなかなかいうことを聞いてくれず、お薬をつけられたまま長く置かれ、レッスンの日より疲れた感じ…。
そして、2年以上ほぼ直毛の自分しか見ていなかったため、なんだか違和感が…。(苦笑)

よく考えると、今うちに来てくれるようになって2年目、3年目の子たちは、私のパーマヘアは見たことがないんだなと。
社会人1年目のGWに初めてパーマをかけて以来、ずっとパーマヘアだったので、ストレートを知らない子はいても、パーマを知らない子というのはなんだかちょっと新鮮です。

そういえば…数年前、ナチュラルパーマって感じの「無造作ヘア」にしてもらった翌日出勤したら、その頃3年だったかなぁ、ある女の子が私を見てひと言。(過去のブログにも書いていますが…)

「センセ~、髪ボサボサ…」

さて、今回は何か反応があるでしょうか…。
まあ、レッスン中は髪をまとめていることが多いので、気づかないかもしれませんが…。

とりあえず、久しぶりに頭も軽くなり、ちょっと雰囲気も柔らかくなった(ハズ)ので、明日からまた頑張ります。
(実は、なんだか自分でも見慣れなくて、鏡を見ると変な感じなのですが…)

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2008年8月 2日 (土)

今日もすみません…。

今日は神戸の花火だったのですね。
もともと、独立前から土曜も仕事のことが多く、もう何年見ていないのかわかりませんが(少なくとも独立してからは見ていないと思われますので、最低5~6年)、今年は久しぶりに見たいなぁと思い、誰か付き合ってくれる人いないかなぁと思ったものの、私の仕事の終わる時間を考えると、花火打ち上げ開始ギリギリに既に超人ごみになっているところに駆けつける感じになってしまうだろうし、パッと思いつく友人もおらず、結局今年も断念。

しかし、断念して正解だったような…。レッスン後、人ごみに紛れて花火を見るだけの気力は残っていませんでしたので…(苦笑)

帰りの時間が花火が終わって解散した人たちがのんびり帰路についたのかなという時間で、仕事場近くでもいつになく人が多い。浴衣姿のカップルなんかもたくさんいて、ちょっと羨ましくなったりもしつつ(そういう時代にそういうことをしたかったなと…(哀愁))花火とは無縁に帰宅しました。

あっという間にもう8月ですよね。
今年が既に7カ月過ぎたかと思うと、あまりの速さに恐ろしくなります。
気付けば年末になっている気がしてなりません…。

子どもたちは暑い中、頑張ってくれています。
私もバテないよう、気をつけてあと約1ヶ月の夏休みをなんとか乗り切りたいと思います。

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2008年8月 1日 (金)

すごく嬉しかったこと

教室に来てくれている子たちの中には、私の学生時代の同級生の子も何人かいる。
同級生たちも、他の方などの前では気を遣って「先生」扱いをしてくれたりもするけれど、普段の会話やメールは昔からのノリ。

そんな中、つい昨日、同級生の一人からメールが来た。レッスンに関してのメールではあったのだけれど、そのメールの追伸にあることが書かれていた。

その子のお嬢さんは、とても真面目で一所懸命なのに、来てくれた最初はとにかく常に不安そうで、合っている答えでも自信なげにもじもじしていた。
まあ、いじらしくって可愛いのだけど、なんだか可哀想にも思えて、かといって、慰めたり励ましたりってのもなんか変だし、結局のところ私は、彼女ともいつも通りにレッスンをしている。

もちろん、通ってくれるようになってしばらく経つので、だんだん慣れてくれて、笑顔が増えたり、自信なさそうな表情が少しずつではあるけど影を潜めてきたようにも感じていた。

その彼女が、同級生である母に言ってくれたそうだ。

「TOHちゃん(私のニックネーム)の声がすごくいい!」

そのあとに、安心するらしいという言葉も添えられていた。

あまりに意外な言葉に驚きつつも、すごくすごく嬉しくて、なんだかちょっと泣きそうになった。

正直言って、私の声は女としては低い。
まあ、歳もとったので今では歳相応かもしれないけれど、中学生ぐらいから既に、周りの女の子と比べて可愛くない声だったし、新卒1年目の春に、電話でしかお話したことのない取引先の方に「30過ぎの子持ち」と思われていたほどだ…。
この可愛くない、おまけに鼻にかかったような声はあまり好きではなかったけれど、そんな風に感じてくれる子がひとりでもいるなら、もうそれで十分幸せだ。
単純な私は、自分の声が好きになれそうなほどだ。(笑)

知らせてくれた友人にも心から感謝を。

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