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2008年6月30日 (月)

考えさせられることだらけ。

今日、読書のブログで紹介した大村先生の本。やはり今回のも、感動し、共感し、尊敬し、考えさせられ…。

ただ、本の中にある言葉があり、その言葉は苅谷夏子氏の著書のタイトルにもなっているのだけれど、なんともしみじみと素晴らしい言葉なのだ。

「優劣のかなたに」

学校というところは、ほとんどの場合、子どもを「できた、できなかった」で区別し、評価するところになってしまっていて、できない子のフォローには一生懸命になる先生も多いけれど、できる子を更に伸ばすことができる先生は限られているというようなことも書かれていた。

実際、特に公立の小学校では、まとめテストでは100点を取る子はたくさんいるし、そういう意味では「100点」は簡単過ぎて間違いようのない、解きごたえのない100点の子もいれば、たまたま運よく100点だった子だっているだろう。
100点を取れる子がたくさんいるというレベルの問題は、「優」の側の子どもにとって、その子どもの力を伸ばすに値しない問題なのかもしれない。

大村先生が言っておられるのは、「劣」の子は「劣」の子なりに精一杯、「優」の子も「優」の子なりに精一杯取り組める課題が必要で、それを実現するには全員に同じ教材を同じように与えるのでは不可能だと。

一人一人を比べれば、やっている問題のレベルは異なるかもしれない。
それでも、それぞれの子が今持てる力を精一杯発揮して問題に取り組んでいれば、そんなことは気にならないものだと。
多分、そういう意味のことを言っておられて、それを「優劣のかなたへ連れていきたい」と表現しておられた。

単元学習というものがどういうものなのか、不勉強でぼんやりとしかわかっていないが、大村先生のおっしゃる「優劣のかなた」というのは、多分私の理想とする世界で、うちの教室はまだまだ遥かに及ばないものの、そこを目指しているように感じた。

全員が同じようにできる必要はない。
どの子だって、得手不得手があるのだから、誰かと比べて優っているとか劣っているとかいう基準ではなく、今のその子より伸びること、それが何より大事なのだと思う。

普段、改めて意識することはあまりなかったけれど、本を読んで、再認識させてもらえた。

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