知り尽くす?
批判めいたことは書かない方がいいということはわかっているし、そもそも別にどこかの塾を批判したいからこれを書くわけでもないのだけれど、今日新聞に折り込まれていた、私は初めてみるある塾のチラシのキャッチコピーを見て、なんだか不思議な気持ちになってしまった。
「講師陣は、教育者歴の長いベテラン先生達です。子供の事を知り尽くしたエキスパートばかりです。(後略)」
個人的には「教育者歴」という表現にもちょっと引っかかるところもあったのだけれど、何より「子供の事(←普通、この場合の「こと」は漢字は使わないような気もしなくはないのだけれど…)を知り尽くした」という表現がなんともモヤモヤ、ムズムズ…。
まあ、私がまだまだ未熟だからだと言われれば何の反論もできないし、本当に素晴らしい先生方だと「知り尽くす」ことができるのかもしれないので、そのあたりはよくわからないのだけど、まあこれでも学生時代の家庭教師やら教育実習やらの時代も含めれば、会社員時代のブランクはのけたとしても、15、6年は何らかの形で子どもたちに関わっているし、塾講師になってから現在に至るまでの間だけでも、もう「新人」とは言われない年数にはなっているのではとも思う。
確かに、経験を積むことで分かってくることもあるけれど、何年経ってもわからないことはいっぱいで、恐らくこの先何年やっても「これで子どものことは知り尽くした!」と思える日は来ないんじゃないかと思う。
だって、子どもは一人一人みんな違うし、その日その日でだって違う。一人の子だって、成長していく過程でどんどん変化していくはずだ。
どうすれば知り尽くせるんだろうな。。。
そのコピーが事実なら、しばらく弟子入りさせてもらいたいぐらいだけど。。。
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コメント
なんだかな~・・・って感じですね。(苦笑)
知り尽くされている子ども(子「供」ではなく)たちもいい迷惑かと・・・。(をい)
投稿: tanA | 2008年4月14日 (月) 00時53分
いち早い反応ありがとうございます。(笑)
ここは一緒に弟子入りしてみましょうか?どうです、先生。(をい)
投稿: TOH | 2008年4月14日 (月) 01時28分
私の住んでいる新潟では、
教育者暦の長い人ほどゲンコツしてあげたくなるお偉い先生方が多いです。
現場で一所懸命頑張っている先生方や、子ども達はさぞ迷惑でしょう。
確かに、
知り尽くしているつもりでいますね。
弟子入りして教育してあげてください。
投稿: 寺子屋ありがとう | 2008年4月14日 (月) 13時08分
師匠、日本語間違ってます。
「弟子入り」するのに「教育してあげ」ることはできませんよ…。
はっ!!師匠がときどき私のことを「お師匠さん」と呼ぶのは
私を教育してやろうということだったのですね!!
納得、納得♪
ちなみに師匠…。師匠のコメントの中にひとつ、しばしば巷(?)
でも見かける誤変換が…。(をい)
投稿: TOH | 2008年4月14日 (月) 23時59分
あぁぁぁ、、
またやってしまった。
『歴』でした。
私には人様の文章をどうのこうのいう資格はありませんが、
「先生達」っていうのもキモうございますね。
弟子が教育というのはメタファーというか皮肉というか、、、
教育者歴の長い方々は、私の中で諦め階層なんです。
投稿: 寺子屋ありがとう | 2008年4月15日 (火) 09時46分
師匠、毎度です。
「先生達」がダメだと、やはり「先生ども」ですかね?(をい)
チラシを打つ側なので、「先生方」だと敬語表現になってしまうから
ではないかと思いますが、いずれにしても違和感満載です。
チラシお送りしましょうか?(なんで?)
投稿: TOH | 2008年4月15日 (火) 11時26分