不思議に思うこと
今日のさくら個別の國立先生の記事を見ながら、そう言えば…と思ったことがある。
うちはご存知の通り、幼児、小学生がメインだし、その子たちのメイン教材はプリントなので、それを終えた高学年以降の子たちの話に限られるけれど、これまで何度も不思議な気持ちになっていることがある。
國立先生の記事に「宿題にワーク4ページ」というようなことが書かれていたが、まあ、うちの場合週1回なので、週2回や3回来る子にワーク4ページは確かにやや多いのかもしれないけれど、よほど難しかったり、面倒で時間がかかりそうだったりするところでなければ、基本的に4ページは普通に宿題に出す。
それも、教科書準拠のものよりやや難しいワークなどを使っていて、他にパズル教材なども持ってもらってそれも宿題に出すのだけれど、これまで理由なしにそれをやってこられなかった子は誰もいない。
更に、レッスン中に問題を解いてもらっていても、ほとんどスラスラ進んでいくので、今となっては塾講師時代に1冊のワークを1年かけてやっとこさ終わらせていたのは一体なぜなんだろう?と不思議で仕方ない。
実際今日も、新6年になったスーパーちゃんたちと、進もうと思えば去年の年末にはもう進むことができたのだけれど、本人たちの希望もあり、6年になってからということで今日から中1のワークをやることになった。
ご存知の方もおられると思うけれど、とりあえず今日は標準新演習というワークからスタートすることにしたのだが、まずは復習問題が2ページ。あっという間にクリア。
正負の数の導入部分の例題2ページと演習問題1ページ、正負の数の加法の例題2ページ、正負の数の減法の例題1ページ、合計8ページ(まあ、例題部分は問題数はかなり少ないけれど、正負の数を一緒にやるのは今日が初めてなので…)を1時間であっという間にクリアしてしまった。
そして、今日の宿題はそのワーク4ページ。
終わりに彼女らが言ったことといえば
「こっちの方が簡単!」
「この方が面白い!」
……。
まあ、確かに、中学内容にはまだ進みたくないというものだから、ここ3ヶ月ほどは中学入試レベルの問題をかなり含んだ問題集をやっていて、それは級別に徐々に難しくなっていくため、彼女らは最近、かなり苦労していたのだ。
とはいえ、中学内容をほぼ説明なしでここまであっさり解くか?というほど、今日のところは楽々クリア。
特に、正負の数の大小関係の判断なんて、こちらが全く何も言わないのに、すごいスピードでクリアしていったのには驚いた。
きっと彼女たちの頭の中には自然と数直線なりがイメージされているんだろうなぁと…。
この子たちはこれからまるまる1年間、一体どこまで進んでくれるのだろう。
そして今後、そんな子たちが次々に現れていくのだろうか。
昔、週2回の授業でさえ1年かかってどうにかこうにか終らせていたものを、まだその学年にもなっていない子たちが楽々クリアしていく。
もちろん、それぞれの能力差もあるから、全員が全員そうなるとは思わないが、「極力説明をしないこと」が塾講師時代と今との差にかなり影響しているような気がしないではない。
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