真剣勝負
普段殆どテレビを見ないし、特にスポーツ観戦はよほどのことがない限りしない。
野球は子どもの頃から親がトラファンだったから、どこのファン?と聞かれれば、まあ阪神?ってぐらいだし、Jリーグで応援しているチームはない。
スポーツに興味がないということでもなく、自分自身ずっと体育会畑で来た身だし、自分の所属チームのことは当然めちゃくちゃ必死で応援する人間だった。ただ、自分が所属するチームというものがなくなって、応援する対象もなくなったという感じだろうか。
ただ、日本代表の試合だけは、応援する対象がはっきりしているせいか、サッカーにしろ野球にしろ機会があればテレビで観戦したりする。
昨日は実家で野球日本代表の韓国戦を見ていたのだけれど、24人のうち23人はプロの選手。プロ野球のそれぞれのチームでの主砲やエースなどがずらりと並んだチームなわけで、オールスターより更に選りすぐりのメンバーということだろう。
そのみんなの姿を見ていて、思った。
普段、プロ野球やJリーグなどに夢中にならない理由のひとつが見えた気もした。
1イニングをおさえただけで、一流と言われる選手たちが本当に嬉しそうにガッツポーズをする。
1本ヒットを打っただけで、ベンチに向かって大きくガッツポーズをしながら1塁に走る
普段のペナントレースでは見られない姿だ。
ペナントレースなどでは1試合で運命が決まることはない。優勝がかかった試合などでは見られないことはないだろうけれど、やはり昨日、今日の試合の姿とは違う気がする。
高校野球に多くの人が感動するのは、やはり「負けたら終わり」の真剣勝負だからなのではないだろうか。
真剣だからこそ、ひとつひとつの場面でガッツポーズが出るし、選手ひとりひとりが本当に心から喜んでいるのが伝わってくる。
今回のアジア最終予選では負けたら終わり、北京への道が閉ざされてしまうというような試合だったらしい。だからこそみんな、1球1球、1打席1打席、自分のベストを尽くそうとしたのだろう。
勝利を手にした瞬間の選手や監督たちの笑顔は少年のようだった。
とても素敵な笑顔だった。
もちろん、ペナントレース全試合であんなに真剣に取り組むことは無理だろう。でも、負けても明日勝てば、明日も負けてもまだ先がある…そんな試合はやはり「感動」は生まない。
本気や真剣さは言葉などなくたって伝わるものなのだろうと思う。
そして、そんな姿に人々は感動し、応援したくなるのだろう。
自分の日々の仕事ぶりは、いつの間にかペナントレースになってしまっているのかもしれないな。
ちょっとそんなことを考えた。
何はともあれ、北京オリンピック出場決定おめでとうございます。
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