« 2007年9月 | トップページ | 2007年11月 »

2007年10月31日 (水)

また悩む…。

日々、悩みながら、迷いながら、試行錯誤しながら、それでも少しは前に進んでいるのかなとは思うけど、子どもたちはひとりひとりみんな違うし、ひとりの子どもだって日によって違う。それは私にだって言えることで、調子のいい日やイマイチな日、きっと1日として同じなことはないんだろうと思う。

ある子とある日とてもスムーズにレッスンができても、翌週にもスムーズにいくとは限らない。
前の週に完全にお手上げになっていたような問題が今週やったらあっさりできるなんてこともないわけではない。

1時間のレッスンの中でだって、この子はやる気がないのかな?と思っていたら、急にエンジンがかかり始めたり、絶好調だったのに突然ブレーキがかかってしまったりなんてこともある。

それはそれで当然のことなんだと思うけれど、時々考えてしまう。
明らかにだらけ切って、全身から「イヤイヤオーラ」を放っている子どもを前にしたとき、本当はどうするべきなんだろうと…。

それは違うと言われるかもしれないし、自分でも絶対に正しいと思っているわけではない。ただ、私は勉強は「自分のためにするもの」だと思っている。
誰かに怒られるのが嫌だからやるとか、勉強したらご褒美がもらえるからやるとか、本来そういうものじゃないと思っている。

だから、やりたくない子を怒ってやらせる気は全くない。

こんな仕事をしていたら、子どもはある意味「お客さま」なのかもしれない。やる気のない子のご機嫌をとりつつ、ちょっとでもやってくれるように働きかけるのが正しいのかもしれない。

それでも私は相手が1年生だろうと言ってしまう。

「やりたくないなら無理してやらなくっていいよ。」

そう言って、時にはプリントを取り上げてしまうことさえある。

駆け引きをしようというわけではなくて、本人がそんなにも嫌なんだったら、おうちの方にお話ししてやめさせてあげようとさえ思ったりもする。つらい顔、悲しい顔、苦しそうな顔を見ていると私までつらくなってしまうから。

そもそも、小さいうちは存分に遊びまわっていてもいいのだと思う。特にうちのようなちょっと異種な教室には、本人がやりたいと思わないのに無理してくる必要などないはずだ。
もし、学校の授業にさえついていけず、本人がそれをイヤだと思っているのであれば、また話は変わってくるが、少なくとも今うちに来てくれている子たちで学校の算数がわからないという子はまずいない。だからこそ、無理して苦しんでまでやらせる必要を感じないのだ。

でも、あまりにもだらけている子も、きっと得意な問題、簡単な問題だったらもっといきいきと取り組んでくれるのかもしれない。
難しい問題でも、もっと優しく手とり足とり噛んで含めるように説明してあげたら、もっとがんばってくれるのかもしれない。

けれど、「手とり足とり」はもうしないと、この教室を始めたときに決めた。
だからこそジレンマもある。

考えても答えは出ないのだけれど、子どもに向かって「やりたくないならやらなくていいよ」と言うと、ほぼ例外なく子どもたちは問題に取り組み始める。
それは私が怖いからなんだろうか…。本当は自分でもやらなきゃと思っているからなんだろうか…。

言ってしまった後、いつも本当にそれが正しいのか考えてしまう…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

とりあえず帰ります。

すいません。
なぜか夕方からやたらと左肩が痛いのですが、まさか四十肩(五十肩?)なのでしょうか・・・。まあ、左だからまだしも・・・。

ひとまず帰ります。帰ってから書けると思いますが、宜しくお願い致します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月30日 (火)

顕著な反応・・・。

前々から気づいてはいたが、今日は改めてしみじみそれを感じた1日だった。

子ども達は自分が得意なこと、簡単なこと、好きなことだと、少々長時間になっても大人びっくりの集中力で問題に取り組んでくれる。
そのすごさには他塾の先生方も驚かれるほどだ。

しかし、低学年であればあるほど、難しそうなこと、自分が苦手に感じていること、面倒なことをやらせようとすると、途端に集中が途切れる。
まあ、集中が途切れるぐらいは大人でもそうなので、それ自体は何の不思議もないのだが、大人からすればなんだか不思議に思えるのが、途端に目がとろ~んとして眠くなってしまう子が少なからずいることだ。

今日も1年生の男の子たち2人が別々の時間に見事なぐらい同じ状態になった。
それぞれの子達にとって、まだスラスラとはできない、じっくり考えて頭をフル回転させないといけないような問題が目の前に出された。

しばらくの間はそれでも頑張っていたのだが、そのうち見事に目がとろんとし始めた。
今日は曇っていて他の子もあまり調子がよくなかったので、初めは疲れて眠いのかな?と思ったが、あまりにもダラダラしていて今にも寝てしまいそうなので、気分転換にパズル系の問題を1枚やらせてみた。

すると途端に表情が生き返る。
気分転換したところで元のプリントに戻る。1問、2問と先ほどまでは完全に止まっていたのが僅かに進み始める。しかし、程なくまた睡魔が・・・。(苦笑)

ある程度までやった後、残り時間が僅かになったので再びパズル系の問題に戻したところ、2人ともまた完全復活・・・。(苦笑)

でも、今日の2人に限らず、低学年の子には本当にそういうことが多い。
まあ、実際私でも予習などをするために高学年や中学生の算数や数学、国語などの問題を解いていると、数ページやっただけでう~~っとなってきて、他の教科に変えるか気分転換するかしてしまうのだから、小さい子どもなら尚更だろう。
おまけに、私は自分の意思で気分転換もできるけれど、子どもたちは目の前のプリント以外にやるものはないわけで、防御反応として眠くなったりするのかもしれない。

幼児でも、教具をうまく扱えず泣いてしまったりすると、それが上手にできるようになるまではその教具を避けたがったりする。
しかし、励ましながら少しずつやってみて、コツをつかんだり、理解できた途端、大抵その教具が大好きになる。

結局、そういうことなんだろう。
低学年の子達は1桁同士の足し算や引き算は「か~んた~ん!」とか言ってご機嫌でいくらでも解く。
それが2桁同士になり、3桁同士になっていくと、スラスラできない分、抵抗を示すようになってくることが多い。要するに、その数量感覚がまだ身についていない、まだ自分のものになっていない状態ということなのだろう。

眠そうにしている子どもがいたら、その子がそこをまだ理解できていないのではないかと、まずそれを考えてみることが大事なのだと、改めてそう思った日だった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月29日 (月)

き、消えた…。

すいません…脱力中です…。
まあ、大した記事じゃありませんでしたけど…、書き上げて保存ボタンを押したらエラー。。。
記事、消えました…。

まあ、ど~でもいい記事ですが、気を取り直して…。
今日はレッスンがなくて、午前中にようやくお医者にアレルギー検査を受けに行ってまいりました。
もう絶対風邪じゃないだろうと思いながら行きましたが、聴診器をあてられ、喉を診られてもやはり「風邪」との診断は出ず、咳にしてもアレルギー性っぽいとのお答え。
採血されて結果は4、5日後。

さて、どうなりますやら…。

ただ…個人的にすごく恐れていることがあります。
とうとう私も「花粉症」と宣告されるかもしれませんし、それはそれで憂鬱ですが、原因が「花粉」ならある意味一過性。(毎年のこととはいえ…)マスクなどである程度は防げるかもしれません。

私が最も恐れているのは……「ハウスダスト」が原因と宣告されることだったりします。(苦笑)
万一そう言われた場合、これは真剣に嫁を探さなくてはならなくなるかもしれません。(をい)
というわけで、その宣告だけは受けませんようにと祈るのでありました……。

しかし、レッスンがないとネタを思いつかず、かといってレッスンが忙しいとネタを忘れる、もしくは書くパワーが残っておらず…。どうもこのところ消化不良な感じです。

そういえば、半年以上眠らせたままになっていたある本をふと読んでみたくなり、読み始めたのですが…なんかすごい。
こんな子どもがいるんだなぁと、そして、そんな子どもが今こうやって活躍してるんだなぁと、なんか一気に読んでしまいそうな気がします。(何の本かはまだ内緒で…)

読書の秋ですが、最近ちょっと教育には直接関係のない本を読んでいることが多い気がします。
波もあるので、また戻ってくるだろうと思いますが。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007年10月28日 (日)

どうやらいけそうです。

今日は例によって極めて怠惰な休日を過ごしてしまいましたが、かろうじてずっと懸念事項でありながらも予定外のことがあったり、寝てしまったりで、ずるずる延びてしまっていた教室のサイトの更新について、どうやらいけそうだということを確認しました。

いろいろ更新したいところ、せねばならないところもあるのですが、まずはトップページを少しだけ直してアップロードできるかどうか確認したところ、あっさりクリア。
実は面倒でまだ使い方の本はほぼ全く読んでいないのですが、どうやらこれまでのソフトと同じ感じで使えそうですし、正直なところ、これまでのソフトより便利で簡単そうでもあります。

大きく変更することは当面ないと思いますが(何しろ無精者ですゆえ…)これでずっと気にかかっていたことがひとつどうにか片付いてホッとしました。

最近まともに書いていないなぁと思いつつ、どうもネタが…。
というわけで、今日は超小ネタを。

先日来、風邪ではなくアレルギーの可能性が濃厚になってきた私。
鼻と喉がおかしいせいなのか、慢性的に声が変わってしまっています。ただ、初めの頃は「お風邪ですか?」とか「お声が…」とか言ってくださっていたり、子どもたちも「先生、なんか声、変。」とか言っていたのに、みんな何も言わなくなってきて、自分でもこれが普通の声なのかな?と思い始めていた先日のこと。

2年生の男の子がひとこと。

「先生、声変わった?」

う~ん…。この歳で声変わりでしょうか?私。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月27日 (土)

解決しました♪

ここ数日メールの送信のみができなくなって、それも、普段使っていないヤフーは大丈夫なのに、突如としてniftyのメールだけ送信できなくなり、困っておりました。

しかし、頼れる友人たちのお蔭で無事解決致しました。
問い合わせをしたら、niftyからもちゃんと回答を頂きました。

どうも私が時代についていっていなかったということでしょうか・・・。
スパムメール対策として、私にはよくわからないのですが、送信ポートというのに制限をかけているそうで、そこでブロックされて送信ができなくなっていたようです。
ポート番号を変えたらあっさり解決・・・。

でも、それってどこかでもっと大々的に告知したりはしてくれないんですかね?というか、大々的にやっちゃうと、またスパムも増えるからとかそういうことなんですかね??

というわけで、もしももしも私のように何もお分かりでない方で突如メールの送信のみができなくなったという方のために、一応ご参考までにURLを。
これはniftyのQ&Aですが、他のプロバイダでも同じことのようです。

http://support.nifty.com/support/information/op25b/op25b_settei_oe.htm

さて、10月も残すところ数日となりました。
私は風邪ではない可能性が濃厚になってまいりましたが、風邪もかなり流行っているようです。
皆さまどうぞご自愛ください。

この日月もレッスンを入れずに済みましたので、今回こそ教室のサイトの更新を多少なりともしようと思っております。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月26日 (金)

うまくまとまらないけど・・・。

先日、お問い合わせを頂いた。
うちの教室のメインの教材とそれを作られた先生がどんどん有名になっておられることもあり、そちら経由でのお問い合わせを頂くことも珍しくなくなっているのだが、先日のお問い合わせもそんな感じだった。

ただ、その方がおっしゃっていることは至極当然だと思うし、失礼でもなんでもなく、私がその立場なら同じように考えるだろうと思いながらも、少し考えてしまったことがある。

私の教室のメインの教材を使っている他の教室のお月謝は基本的にかなり高い。
もちろん、同じ教材を使っておられるのに、うちより安い設定にしておられるところもあるとは思うが、少なくとも近い範囲で私が知る限りでは、恐らくうちのお月謝が一番安いのではないかと思う。

ただ、このお月謝設定にした理由は以前にも書いた通り、私なりのこだわりでもあり、お月謝を安く設定するために施設や備品面などではもちろんよその教室に比べて明らかに見劣りもするだろうとも思っている。

私なりの考えで、例えば、飛行機に乗る際、移動手段としか考えないのであれば安い方がいいと思う人と移動の間のサービスも重視する人とでエコノミーを選ぶ人やビジネス、ファーストを選ぶ人がいるように(仮にビジネスやファーストを利用できるだけの経済的余裕のある方でも敢えて使わない方もおられるように)、私は設備面などの付加価値の部分には多少目をつぶってもらうことで「エコノミー価格」での提供をしようと考えたのだ。
そうすることで、費用面で選択肢から外さざるを得なくなる方を少しでも減らしたい、そう考えたのが始まりだ。

だから、なんだかうまく言えないのだけど、「よそより安いから」という理由で選ばれるのではなく、う~ん・・・、よそより安いから指導のレベルがちょっとぐらい劣っても目をつぶってねということではなく、う~ん・・・やっぱりうまくまとまらないのだけど、仮に費用面での差が殆どなかったとしても、両方を中身でしっかり比べて「うちの子にはこっちの方がいいのでは?」と、そんな風に選んでもらえる教室になりたい。

殆ど同じ指導でうちは安いんですからうちへどうぞというような勧誘は一切したくない。

人との出会いってそういうものでははかれない部分がいっぱいあるような気がする。
指導を受ける環境も、単に費用の高い安いだけでははかれない部分がいっぱいあるような気がする。

当面お月謝を変更する予定はないけれど、もしもうちの教室をよそと比較検討してくださる方がおられたら、まずは費用面のことを置いておいて、純粋に自分の子どもにとって合っているのは、よりよいのは・・・ということを考えてみてもらえると嬉しいなと思う。
その上でうちを選んでくださるのなら、それはこの上なく幸せなことだとも思う。
(といっても、ずっとほぼ募集を休止させて頂いているままなのですが・・・。お待ちくださっている方には本当に申し訳なく思っております。もし、うちのことを忘れてるのでは?とお思いの方がおられましたらご遠慮なくつっついてやってください・・・。申し訳ございません・・・。)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月25日 (木)

アレルギー??

先週来、鼻水と咳に悩まされているのですが、どうやら風邪ではないのでは・・・という気が自分でもし始めました・・・。

最初は風邪っぽかったのです。喉も痛かったし、熱っぽく、風邪のとき特有のいやなだるさみたいなものを感じ始めた時期がありました。
しかし、その後、熱もなくなり、喉の痛みもなくなり、ただ鼻と喉にだけ症状が残っています。

「先生、それアレルギーですよ、絶対!」

とのご指摘を受けましたが、どうもそんな気がしてきました・・・。
春頃にも、もしかしたらとうとう花粉症なのか?と思った時期があったのですが、診断を下されるのがイヤで結局検査に行かぬままその症状は消え、今に至っているのですが、どうもこれは覚悟を決めて、一度検査を受けるべきなのかなと思い始めております・・・。

花粉症ですと診断されるのはイヤなのですが、原因が特定されぬまま鼻ズルズルなのもなぁと・・・。(苦笑)
どのタイミングでお医者に行けるかわかりませんが、ちょっと前向きに(?)検討致します。

何しろ、鼻がずるずるだと集中力がなくなるもので、仕事が進まない・・・。ついつい言い訳して仕事を切り上げて帰ってしまう・・・。
これでは話になりません・・・。風邪なら安静にしなきゃでしょうけれど、風邪じゃないなら安静にしていても意味がない!(苦笑)

色んなことを延ばし延ばしにしておりますが、今日こそほんの少しでも、教室のサイトの更新に手をつけようと思います。(一応宣言。。。)

しかし・・・結局今日もメールが送信できず、友人がネットで調べてくれて、それを試してみようと思ったものの、初期に設定されたパスワードがわからず、作業ストップ・・・。
教室からはメールができないので、今日もとりあえず早く帰ることにしようと思っております。

それにしても、もう10月も25日なのですね・・・。1週間後は11月だ!(汗)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年10月24日 (水)

どうなったんだか・・・。

すみません!
実は昨日から教室のPCからメール送信ができなくなっております・・・。

教室はプロバイダがYahoo!なのですが、普段はそこからniftyのアドレスでメールを送っています。
ただ、なぜか最初から一度ですんなり送信できることは稀で、3回ぐらい送信してやっとという状態が続いていました。

しかし、なぜか昨日から完全に送信できなくなっています。
ただ、なぜか受信はできており、これまで使ったことのなかったYahoo!のアドレスで送信してみたところ、すんなり送信できております。

急を要する場合、もしかすると見慣れないYahoo!のアドレスからのメールを送信させて頂くことになるかもしれませんが、何卒ご容赦くださいませ。
受信はなんとかできておりますので、Yahoo!のアドレスはひとまず公開致しません。数日様子を見ても直らないようでしたらまた考えねばと思っております。

機械オンチの私をいじめるかのように次々と何か起こっておりますが、何か原因がお分かりになる方がおられましたら教えて頂けましたら大変ありがたいです。

そして、PCもおかしいですが、私自身も相変わらず声変わりしたまま・・・。鼻はずるずる、咳もときどき・・・。ただ、風邪ではない可能性も出てまいりました・・・。アレルギーなら移す心配はないものの、それもやだなぁと・・・。(苦笑)

本日も内容のない更新で申し訳ありません。
ちょっとひとまず仕事を片付けます。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2007年10月23日 (火)

絵の力

うちの5年生スーパーちゃんのひとりの話。

彼女らは週1回1時間のレッスンだけにも関わらず、既に6年生用のやや難しめのワークも全て終わってしまい、中学受験するわけでもないし、今はまたちょっと違った問題集などに取り組んでもらっている。

そのうひのひとり。とても真面目で本当によくできる子なのだが、宮本先生の市販の問題集の文章題を順にやり進みで、難関中学レベルの問題になった。(1回のレッスンで色々やるので、その問題集の問題は1回に1、2問程度やっていっている。)

さすがに難関中学レベルなので、彼女でもそう簡単には解けないらしい。しかし、気になるのが問題に書かれている条件は書き出しているものの、見てわかる絵を書こうとしない。
絵を描かないうちは助けないよと言っても、なかなか私が思うような絵にならない。

学校の内容に関してはとっくに学習し終えているわけだから、その問題に何週かかったっていいやというつもりで(他のことも並行して進めているし)、助けずに様子を見ていた。

結局3回持って帰って考えても答えに辿り着かなかったようだが、おうちの方に「考え方を聞いてきなさい」と言われたらしい彼女のプリントにはまだ「見てわかる絵」は描かれていなかった。

しかし、これまである程度の難しい問題でも殆ど自力でクリアしてきた彼女には、これ以上どんな絵を描けばいいのかぴんと来ていない様子だった。
言葉で説明しているところを目で見てわかるように絵にしてと言って、またしばらく様子を見ていた。
少しずつわかる絵にはなっていってはいるが、まだ見て閃く絵ではない。

もちろん、彼女がなかなか描こうとしない理由もわかる。問題に合わせて見てわかる絵を描こうと思えば、かなりの数の○やら□やらを(もちろんもっと具体的な絵でもいいし、その絵の描き方については私は何も指示していない。)描かねばならず、恐らくそれで一部だけ描いて、後は言葉で説明ということを続けていたのではないかと思う。

彼女のことだから、家でもそれなりに長い時間考えたのだろう。だからこそ、自分で描いて気付かせたかった。そのため、絵が足りないうちは「それじゃ見てわからない」とか「この部分はどうなってるの?」とか言いながら、ようやく思うような絵が完成した。

その絵を見ながら、この部分はどうなったの?と尋ねると、きちんと言葉で説明ができた。
その後はもう何も言わなくてもどんどん正解に近づいていき、最終的に正解に辿り着いた。

スーパーちゃんたちにとっては学校の文章題やそれより少し難易度が上がったぐらいのものは、絵を描く必要さえないぐらいあっさりクリアしていく。
だからこそ、絵を描くことの重要性をあまり実感していなかったのかもしれない。
今回のことで彼女が難しいものはしっかり描けばいいと実感してくれているといいなと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007年10月22日 (月)

連休2日目

今日もお休みだったのですが、今日は2か月前に受けたある検診の再検査の日でもあり、実はちょっと憂鬱でもありました。
検査結果によってはさすがに今回はしばらく教室をお休みしなければならないかも…と思ったりもして、今日は寝たのが遅かったのに早々と目覚め、仕度をしてクリニックへ。

結果は予想外で、自分としてはどうか良性でありますようにと願っていたのが、あったはずのもの自体が消えているというお話。
とりあえず、まだまだ休まずお仕事させてもらえそうです。(笑)

一部の方にはお話してしまっていましたので、ご心配頂いていた皆さま、いらぬことを言ってご心配おかけして申し訳ありませんでした。
とりあえず何事もなく大丈夫でした。

しかし、風邪は治る気配もなく、相変わらず鼻と時々喉がムズムズッと…。
熱もないし、体の節々が痛いとかいうこともないので、本当に風邪なのか若干あやしいのですが、鼻が垂れるか(すいません…)詰まるかって感じで結構これがつらい…。
連休に治せなかったのが残念ですが、また明日から頑張ります。

連休中にしようと思っていた仕事は3分の1もせぬまま、間もなく連休2日目が終了です。
風邪も治ってないことですし、今日は早く寝ようと思います。
ああ…教室のサイトの更新が…。(苦笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月21日 (日)

携帯電話(ど~でもいい話)

今日明日は久しぶりのレッスンのない日。教室に出勤しない予定での連休初日でした。

風邪はまだよくならず、かといって熱があるわけでもないので寝ている気にもなれず、とりあえずお洗濯やら部屋の片づけやらを少々済ませ、今日こそは!と休日の街に出ました。

というのも、なにしろ無精者の機械オンチな私は電話が苦手ときていて、携帯電話は持っているものの、電話として使うことはごく稀。また、今どきの若者たちのように着うただのゲームだのそういうのはよくわからないということもあり、古い機種でも特に不自由は感じずに来ていました。

しかし、そんな携帯も4年近く使い続けているとだんだんと電池の持ちが悪くなってきて、さすがにボチボチ変えようかなぁと、実は数か月前から何度も携帯ショップを覗いてはいました。

ですが、なんでこんなにあるの?ってぐらいたくさんの機種があり、更に色もたくさんあり、おまけにプランもたくさんあり…。
どの機種も帯に短したすきに長しな感じで、決断に至らずずるずると古い機種を使い続けていました。

ただ、最近は電池の減りがやたらと激しくなってきたので、そろそろ限界かなと。電池パックを換えるという手もあるのかとも思いましたが、データの保存容量も限界に近づいており、メールは古いものを削除しつつ受信している有様。

いよいよだなと思っていたとき、電撃的にひと目惚れ。ああ!これならほしいかも!!と思ったのですが、あいにくそれを見たのは出勤前の三宮。時間がなくてお店の人に話を聞くこともできずその場を後にしました。

しかし、私が見たその機種は若干古い機種で最近の店頭ではもう見かけなくなっているものの上、限定カラーだったようで、近くの携帯ショップで尋ねても在庫がない、もう取扱いがないとの返事・・・。

というわけで、今日は風邪をおして人ごみが苦手なのにも負けず(大袈裟)、日曜の三宮に。しかし・・・ホント人が多かったです・・・。日曜ってこうなんだなぁとなんか変なことに改めて感心する私・・・。

一目散にそのお店に行ったのですが・・・。

な、ない・・・。数日前にあったひと目惚れした限定カラーの見本がなくなっている!!(泣)
ああ・・・これでまた私の携帯選びは振り出しに戻るんだろうか・・・。

ダメもとで尋ねてみたところ、とても可愛い店員さんが「近くのショップに聞いてみますね」と言ってくれて、わざわざそちらのお店から取ってきてくれたのでした!
店員さんも当たりで、とても感じのいい対応をしてくださり、晴れてひと目惚れした携帯に機種変更が完了しました!

で、電話帳のデータをどうするかと尋ねられたのですが、以前さくら個別の先生がデータが全部消えたと書いておられたのがどうも頭を離れず、また、長らく使っていたので既に誰のことかわからない電話番号なども少なからず登録されているだろうということもあり、今回は敢えて電話帳を確かめながら自分で登録し直すことにしました。

電話を殆ど使わないから知れているだろうと思っていたのですが、頑張ってもまだサ行の途中・・・。
風邪ひいてるっていうのに携帯の画面とにらめっこ状態の私・・・。

これが完了したら、このお休みの間にビルダーももう少しどうにか使えるようにしなければなのと、PCが壊れたときにデータが飛んだ帳簿の再入力もしなければなのとで、なんだか目と指を酷使しそうな2日間です・・・。

風邪が悪化しないように気をつけます・・・。
休日につき、くだらない話題でお許しを・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月20日 (土)

消えたし・・・。(泣)

風邪は微妙に悪化傾向で、でもどうにか今週も乗り切ることができました。
ブログを更新して、今日はなるべく早く帰ろうと思っていたのですが、書きあがって保存ボタンを押すところまで来ていた記事がパソコンエラーで消えました・・・・・・。(泣)

ま、どうせ大した内容なんてなかったんですけど・・・。(苦笑)

そうそう。体調はこんなですが、ちょっと希望の光が・・・。

先日、ようやく重い腰を上げてホームページ作成ソフトを見に行ったのに貧乏ゆすりされた件(をい)を書きましたが、あの後色々考えた結果、古いソフトをどうにか使う方法を考えたとしても、それが壊れればいずれOSはVistaに変わるのは間違いなく、そうなればこれまで使っていたソフトは使えなくなるのは間違いない。

であれば、現時点でVistaで使え、素人にもなんとかなりそうなソフトを購入し、最悪の場合0から作り直すということしかないかなと。
そう決心し、メジャーなソフトであるビルダーを購入することに。で、その話をしたところ、教室を手伝ってくれている先生のお一人がわざわざ安価で買い求めてきてくださいました!

で、昨日受け取って、取るも取り合えず自宅PCにインストール。バックアップを取ってあったホームページデータを呼び出してみたところ・・・。

!!更新できる!!

もちろん、まだ細かいところはわかりませんが、データがそのまま開けて、見た目もこれまでとほぼ同じで、文字などをその画面で修正できることまでは確認しました。(昨日は風邪で早く寝ようと思っていたのでそこまでしかしていませんが・・・。)

今後、試行錯誤などもあるとは思いますが、0からということはなさそうというか、多分70ぐらいからの出発なのではという感じです。(運がよければ95ぐらいからの出発かも。)

というわけで、明日明後日は久しぶりにレッスンが入りませんでしたので(入れなかったともいうか?)家でボチボチ挑戦しようと思います。
長らく放置したままの教室のサイトがようやく更新再開できそうです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月19日 (金)

まずい感じ・・・。

どうも完全にいつものパターンになってきました・・・。
風邪の引き始めに早目に薬を飲んで休むようにしても、絶対そこでは治らず進行。完全に悪化はしないものの、長引くといういつものパターンです・・・。

昨日も早目に仕事を切り上げて、ちゃんとご飯も食べてお薬を飲んで寝たのですが、既に悪化しております・・・。
微熱に鼻・・・。もしこれで咳が出だしたらお休みにしなくてはいけなくなるかもしれませんが、今のところまだそれは殆ど大丈夫ですので、なんとか今日は頑張ろうと思います。

しかし、明日もありますので、今日はレッスンが済んだら最低限のことだけして早目に帰ろうと思いますので、ちゃんとしたブログは書けないかもしれません。
でも、たまに体調を崩すと健康のありがたみを再確認できますし、子どもに移すとまずいですが、なんとか気力でがんばります!

今日は雨。ボチボチ今日のレッスン開始です。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年10月18日 (木)

ちょっとピンチ・・・。

自分が悪いのですが、一昨日の晩、睡魔に負けて薄着のまま寝入ってしまいました。
明け方寒くて目が覚め、毛布を掛けて寝直したものの、起きたら喉が微妙に痛い・・・。

もともと丈夫なので滅多に体調を崩すことはないものの、ここ数年、風邪を引くと、薬もイマイチ効かず、そう悪化もしないものの長引くというのがパターンになりつつあるため、これは悪化しないうちに治さねば!と昨日は早目に帰ったのですが・・・・・・あろうことか2日連続で睡魔に負けてしまい・・・・・・。(をい)

というわけで、どうも完全に風邪の症状が出始めています。
とりあえずこの日月はレッスンが入っていないので、このまま入れないようにしようとは思っていますが、何とか明日明後日は悪化させずに乗り切らねば・・・。

プロ意識が足らん!とお叱りを受けそうで、おまけに全く反論できないわけですが、というわけで今日はてきと~な更新でお許しを・・・。

朝夕は冷えますので、皆さまもくれぐれもご自愛くださいませ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月17日 (水)

子どもに学ぶ

うちの教室で、数量感覚に優れている子、算数が好きな子、得意な子は教具を使いながらあまりあれこれ工夫をしなくてもレッスンを進めていけるのだけれど、どちらかというと算数が苦手な子、イメージするのが苦手な子などはもっと分かりやすい方法はないか、日々あれこれ考えている。

そして今回、うちの教室にあってはあまり計算などが得意ではない低学年の子に教えてもらったことがある。
いや、その子が教えてくれたわけではないが、(ああ、そんな風にすればこの子は分かるのか・・・)と思ったことがあったのだ。

あまりに普通のこと過ぎてかえってそんな発想がなかったなぁと思ったことで、計算で苦労する子がそうやって考えることができるのなら、他の子にも使えるのでは?と思い、今日のレッスンで試してみた。

うちの2年生の子たちの殆どは今、進度を前後させてでも学校より先に掛け算をということでレッスンをさせてもらっているのだが、掛け算は同じ数が集まっているという意味だということが理解できても、まだ数量感覚のあまりない子や足し算や引き算がまだスラスラできない子にとっては、その方法で計算をしていくこと自体がひと苦労。

ただ、うちの子たちは苦手な子であってもみんな、台紙に置かれたドットを見て10までならぱっと答えられる状態にはなっているし、ドットを5個見せたら「5」、7個見せたら「7」と答えられるので、具体物と数はある程度は結びついている。

子どもに学んだことというのは本当に些細なことなのだが、これまで苦手な子には何度も繰り返しドットを見せて考えてもらっていた。
しかし、あるときひとりの子が、「8×5」の問題を見て、プリントの余白に「8 8 8 8 8」と8を5つ書いたのだ。それを見ながら順に頭で足し算をしていっているらしい。程なく答えが出た。

プリントの別の場所に「8×6」があったので、その子が書いた5個の8を指差しながら、「じゃあこれはいくつ?」と尋ねると、何も言わなくても先ほどの答えに8を足した答えを書いた。

そうか、この子は掛け算というものはほぼ理解はできていて、ドットのイメージがまだ充分にできないんだなとそのとき気づいた。
自分でその方法を考え出して答えを導き出しているのだから、それは充分に素晴らしいことだし、仮にこの先学校で九九の暗記が始まったとしても、つい忘れてしまったとき、足し算で答えを導くことができる。
それも、そのときに8のかたまりのドットを5個書き並べるより、「8」を5個書くほうが遥かに手間も少ないし、数え間違えたりすることも少ないかもしれない。

なんだかちょっと目からウロコな気持ちで、今日、ひとつのことをマスターするのに時間のかかる、だけといつもとても一所懸命で頑張り屋の女の子とのレッスンのとき、その方法を使ってみた。
すると、彼女は自分でどんどん考えられるようになった。もちろん時間はかかるけれど、ドットがなくても考える方法が見つかったのだ。

もちろん、それにも賛否両論あるだろう。
望ましいのはイメージできることだということは私にもわかる。それができる子にはもちろんそれをしてもらいたい。
ただ、どう考えてもいいのかわからず、ドットを見ているうちはできるけれど、ドットがなくなると止まってしまう子に、自分で考えられる方法があるのなら、それもいいのではないかと思う。

もちろんこれからも試行錯誤だが、実際に数字を並べて書くことで、結局はイメージの助けにもなっていく気もするのだ。

苦手な子なりの工夫は、私が気づかないことに気づかせてくれる大切なことなのだと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月16日 (火)

イメージするということ

1年ほど前によく似たタイトルのブログを書いているようですが…。

子どもたちとレッスンをしていて、経験と共にだんだん気づくことも増えてきた。
もちろん、まだまだ至らないところだらけでがんばらなくてはいけないけれど、教具の見せ方、考えさせ方など、初めの頃と比べると随分マシ(?)になってきたのではと思ったりもする。

以前、20までの数認識に使う教具のことについて書いたことがあると思うが、20を超える数になってくると、教科書などでも図が出てくる「タイル」や「ドット」のようなものを教具として使うようになる。

数量感覚やイメージ力にもともと長けている子もいて、そういう子は少し教具を見せるだけでスイスイ問題を解いていったりもするのだが、大抵の子は20を超えて100までの足す引く、特に繰り下がりの引き算になると、一時期ちょっと苦労することが多い。

そんなとき、最近はできるだけたっぷり教具を見せ続けるようにしているし、教具を見てある程度スラスラできるようになっても、式だけのプリントになると止まってしまう子には再度教具を使いながら考えてもらったり、教具を並べる台紙だけを見せて考えてもらったりすることもある。

今日のレッスンでの出来事。

まだ1年生の子なので、難しければ理解できるまでじっくりやればいいとは思っているが、以前は2桁同士の繰り下がりでも考えて答えを出せていたのに、ここ数回どうも調子がおかしい。
今日の初めの方のプリントでも「は?」というような答えを書いている。

どうやら全く教具のイメージが浮かんでいないらしい。
とりあえず一旦プリントを下げ、教具でのレッスンに戻り、答えられるようになった段階でもう一度プリントを目の前に出し、台紙だけを見せて考えてみてもらった。

台紙にはマス目があるだけでマス目は100個だから、その台紙を見て計算ができるということは、そこにドットが並んでいるというイメージができているということだ。
台紙を真剣な顔で見詰め、先ほどまでわけのわからない答えを書いていたときの表情とは別人のようにきりっとしたいい顔になった。

1問、また1問と正解していき、ある程度できるようになった段階で、台紙を裏返してみた。
「これ見て考えてみて」というと、もうマス目さえない、ただの厚紙を見つめながら、それでもきちんと正解していく。ここまで来れば間違いなく頭にイメージが描かれているということだ。

多分、こういう段階が必要な子が結構いるのだろうと思う。
イメージしろと言われても、イメージする方法がまだわかっていないのであれば、どうしていいのかわからない。
であれば、徐々に見せる度合いを変えていき、最終的に頭の中で教具が思い浮かべられるようにしてあげればいいのだろう。

もちろん、それにも個人差はあるだろうから、それですぐにできるようになる子もいれば、それでも時間のかかる子もいるだろう。
ただ、教具を見せるか見せないかの2つの選択肢だけではなく、途中の段階があることでイメージする方法がわかる子もいるのではと思う。

大人からすれば不思議な気分になるかもしれないが、これもまた小さな発見である。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2007年10月15日 (月)

浦島太郎化加速中…。(ど~でもいい話です。)

今日は通常レッスンはお休みで、振替のレッスンがひとつだけ。
夏に壊れた自宅PCは結局どうにもできぬまま、新しいPCに最初からインストールされていたウイルス対策ソフトも期限切れ。
教室のサイトもいい加減更新できるようにせねばと、レッスンが終わったらとりあえずPC専門店に行こうと今日は早目に仕事を切り上げて、まだ日が落ち切らないうちに街へ。

三宮に出ることもかなり限られているのですが、今日は神戸まで足を延ばしました。
以前、神戸にあるPC専門店に行ったとき、そのお店が入っているビルのダ○エーが閉店したことを知ってびっくりしたのですが(それがいつなのか覚えていない…)、今日行って思い切りびっくりしてしまいました…。

そのビルに、でっかいコ○サストアとでっかいユニ○ロがそれぞれ1フロアの大半を占め、ダ○エー時代とは完全に全く別のものになっていました…。
う~ん…時代の流れに全然ついてってない…。

で、とりあえず今日はウイルスソフトとホームページソフトを買うつもりで、けど、詳しい店員さんじゃないとホームページソフトのことはわからないだろうと思ってそこまで足を延ばしたのに……。ふん…どうせ私はただの機械オンチ、超素人ですよ…。
そりゃね、わかってないのにサイトなんて作ってしまった私がいけないんですよ、きっと。
けどね、けどね、一応お客なわけなんですから、貧乏ゆすりするのはやめてもらえませんか?(泣)

結局、ホームページソフトは決められず、(ファイルの形式だの、スタイルシートで作ってるだの、拡張子がどうだの…そんなのに詳しかったらとっくに自力でどうにかしてるわっ!)ウイルス対策ソフトと消耗品を購入。
ああ…わざわざここまで足を延ばしたのに…。

けど、来たついでだと思ってプリンタを見ていると、これはもう打って変って素晴らしい対応の店員さんに遭遇。本当はこの人からなら買ってしまいたい!ってぐらいだったのですが、なんで最近のプリンタはみんなおそろしくでかいのですか?(泣)

これも既にかなりな浦島っぷりなわけですが、自宅のプリンタは使用頻度が少ないこともあり、多分98年に購入したもの。ですが、とうとう壊れたっぽく、半年ほど前から購入を検討しつつも、全部大きいよなぁ…置場ないよなぁ…と決めるに決められず…。

まあ、仕事場でプリントアウトできるし急がなくてもいいかと思っている間に、プリンタがますます巨大化していました…(泣)
私はどうすればいいんでしょう…。いっそタイムマシンに乗って30年ぐらい戻れば、今の私の生活様式にちょうどいいかもしれません…。(苦笑)

というわけで、足を延ばしたものの用事は済まず、消化不良のままの帰宅…。
さて、教室のサイト…どうするかなぁ…。(悩)

半分休日ということで、適当な更新でお許しを…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月14日 (日)

休日恒例の…。

今日はお休みにする予定がちょっと出なくてはならなくなり、出たついでにちょっと仕事もしてしまい…。
もちろん、普段の3分の1も働いてはいませんが、今日は(も??)手抜き更新を…。

しかし、またこれだなぁと思って、前回はいつだったっけ?と遡ってみたところ、自分の感覚では2週間ぐらい前?と思ったのですが、前回は9月23日でした。(ま、3週間ですけど。(笑))
この頃から徐々に色々と時間が足りなくなってきていたように思われます。。。

今回は2006年11月分からピックアップしました。
まだ過去の記事をご覧になったことがなくて、お暇がございましたらご覧ください。(笑)

電話の今昔
電話の今昔(2)
友人からの質問
彼らを見ていて思うこと
発想の転換
イメージできるということ

ほぼ1年前ですが、記事を読み返しながら、この頃より僅かではあるものの、成長したかなぁと思ったりもしました。(身体的には衰える一方の年齢になってまいりましたが。。。)

余談ですが、昨日今日は遠方から塾の先生が3人お見えだったのですが、塾長さんとは同い年なものの、同行されていたお二人は20代半ばとか。
そんな年齢で既にこの学習法に出会ったのか~と思うと羨ましくてなりません。
そして、まだ初々しくて真っ直ぐで一所懸命で、とても素敵な先生方だなぁと思いました。そんな先生方がこの学習法を身につけて子どもたちと接してくださったら、きっともっともっと素敵な子どもたちが増えるなぁと、なんだか少し嬉しくもなりました。

そして、真っ直ぐで一所懸命な姿勢に、随分慣れてそういう気持ちを忘れつつある自分に気付かされ、ちょっと反省もしました…。

がんばります。(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月13日 (土)

なぜか既にとても眠い・・・。

今日は週の中で一番ハードな土曜。
おまけに今日は久しぶりに他塾の塾長さんとスタッフの先生がお見えになられ、他にも予定がおありだったので長居はされなかったものの、いつもに増してお昼休憩もなく、怒涛の7レッスンでした。

そのせいなのかなんなのか、今とても眠い・・・。
正直なところ頭が全然働いていない感じがします・・・。(苦笑)

しかし、お断りする理由もないのでいらして頂きましたが、今日いらした塾の方は以前勉強会でお知り合いになり、今使っている教材と伊藤先生をご紹介したというご縁の方で、ただ・・・、当然ながらうちなんかよりずっとずっと大きな教室で先生も何人もおられる塾の方なんですよね・・・。
そういう方がうちをご覧になって、何か参考になるのかどうかは不明です。(苦笑)

だって・・・そりゃあ、行ってみたことがないのでわかりませんが、私が大手の塾に見学に行かせて頂いて、さて、何が参考になるか?となると・・・正直思いつきませんから・・・。
まあ、うちに来るのは伊藤先生のところにいらっしゃるついででしたので、ご挨拶がてらいらしてくださったのでしょうけど・・・。

しかし・・・不幸にも(?)明日も明後日も短時間ながら出勤が決定してしまい、完全休養日は今週は作れそうにありません・・・。
そしてまた家事放棄率が上がっていく私・・・・・・。

ぐだぐだでまともなことが書けそうにありませんので、今日のところはこの辺で・・・。(苦笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月12日 (金)

偶然の再会

土曜は朝から7つレッスンがあるので、金曜はなるべく早く帰るようにしているのだけれど、今日は学校行事などでお休みの子が数人重なって、普段より少し時間の余裕もあり、ブログはネタを思いつかなかったので、帰ってから書こうと、いつもの金曜より早い時間に教室を出た。

買い物をして駅へ向かっていると、駅のすぐ近くの曲がり角を曲がろうとすると、ちょうどそちらから出てきた若い女の子とぶつかりそうになった。
交わしてすれ違おうとした瞬間、何か視線を感じた気がして女の子を見つめると、昔の塾で一緒に勉強した女の子だった。

彼女の方は先に気づいていたらしく、「ああ、先生、お久しぶりです!」と声をかけてくれた。

彼女とは彼女が中3のときの1年間、週1回1コマだけ国語を担当していたという関係で、英語や数学の方がメインであることもあり、在籍中にそんなに接点があったわけではない。
もちろん、みんなと話はしたし、それなりにフレンドリー(?)ではあったけれど、懇談をするわけでもなく、添え物的教科の担当の先生だった私は、彼女にとっては印象に残る存在ではないと思っていた。

しかし、意外なことに卒業後連絡をくれ、高校時代にはわざわざ教室に遊びに来てくれたこともあった。
彼女はその頃からずっと保育士になりたいと言って、ダンスやピアノ、歌なども練習していた。そして、高校時代、第1志望の短大に推薦をもらえたと報告をくれ、その後、無事合格したことも知らせてくれた。

ただ、お互い忙しくもしていたため、その後は一度偶然駅で会ったことがあるぐらいで、すっかりご無沙汰してしまっていた。

いつからご無沙汰だったかも思い出せず、「今どうしてるの?もう卒業した?」と尋ねると「もう働いてます。」との返事。「何のお仕事に?」と尋ねると

「え、まあ、保育園の先生です…」

という答えが返ってきた。

ずっとずっと夢だった保育士になったんだ!
私はすっかり感激してしまい、「すごいねぇ~~、ホントすごいねぇ~~」と何度も何度も繰り返してしまった。

ただ、彼女の方は週末の疲れや、やはり夢だけではない現実の部分の何かがあったりするのか、今ひとつ歯切れがよくない。
それでも、4歳児を担当していることや、どろどろになるのでお化粧をしていないということ、マスカラをしていたら子どもにコワイと言われたことなど、話してくれる話はもう立派に「先生」だった。

全然他人事なのに、なんだか嬉しくて仕方なくって、多分ひとりでニコニコしていたんじゃないかと思う。

しばらく立ち話をしたあと、
「色々話したいこともあるんで、また連絡しますね。」
と言って彼女は帰って行った。

別れた後も私はひとりで嬉しくて、駅に向かう道でひとりでニコニコしていた。

また夢を叶えた子に出会えた。
もちろん、彼女に関しては私は何もしていないに等しい。
だけど、夢を持ち続け、それに向かって努力し、それを叶えた彼女に出会えたことは本当に幸せなことだと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月11日 (木)

「ガリガリ君」効果(?)

夏前から、うちには比較的珍しい高学年の子を新入会でお受けした。
まあ、たま~に出すチラシにも高学年を募集していると書くことはまずないので、この子も知り合いのお子さんをお受けしてのスタートだった。

正直なところ、算数が得意とは言い難く、また、それに対して本人が、少なくとも表面上は悩んだり、コンプレックスを持っていたりという風にはあまり見えない子で、週1回1時間だけのレッスンでどこまでやれるか心配でもあった。

この子はとにかく明るい。そしてとてもいい子だ。
そこにいるみんなの気持ちを明るくして、和ませてくれる。おしゃべりが過ぎるのが悩みのタネではあるが、私はこの子のことが大好きだ。

さて、その子との先日のレッスンで、いわゆる「分配法則」についての学習が出てきた。
算数が得意な子でも結構頭を悩ませることが少なくないところでもあり、さて、この子にどうやって理解してもらえばいいだろうとちょっと悩んだ。
ちなみに、最初の問題はこんなものだった。

(16+9)×5=16×5+9×□

悩んだ結果、とりあえず尋ねてみた。

「なあ、もしな、16円のなんかと9円のなんかをセットにして、それを5セットこうたら(買ったら)なんぼって言われたら、こんな(左側の)式になるよな?」

すると

「なんかって何?」

「ん?なんでもええよ。何にする?」

「えっと、ガリガリ君!」

(なんでガリガリ君やねん・・・(心の声))

「えっと~、16円のガリガリ君と、9円のガリガリ君、うわ、やっす~。」

「どっちもガリガリ君なんかいな?」

「そう!え、16円のガリガリ君と9円のガリガリ君を5セット買うんやな?うんうん。ってことは、(右側の式を見ながら)16円のガリガリ君が5個と、9円のガリガリ君が・・・5個やん!なあ?」

「うん、そうそう。」

カッコの中が引き算に変わったら、今度は「ガリガリ君を1個につき○円まけてくれた」という設定に変更になった。

大きな声で「○円のガリガリ君が△個と・・・」と言いながら、それでも結構問題を解いていく。
なんか結構やるじゃん?と思って眺めながら、その日のレッスンは終わった。

そして、少し日が空いて、昨日のレッスンにまた分配法則の問題が1題登場していた。
私自身、ガリガリ君のことは忘れており、さて、分かるかなぁ・・・と思ったとき、問題を見ただけで言った。

「ガリガリ君問題や!えっと・・・」

そして、こちらが全く何も言わなかったのに、さっさと正解してしまった。

なぜ何もかもが「ガリガリ君」なのかはかなり不明だが、ともかく「ガリガリ君」のお蔭で、この子、説明のしようによっては結構いけるのかも?と、ちょっと楽しみになってきた。

因みに・・・全くの余談ですが・・・。
上記の会話の私は完全こてこての関西弁全開ですが、外国語は全くダメなものの、関西弁と関東弁を使い分け、更に関西弁はその子に合わせて、マイルドな(?)関西弁から結構こってりな関西弁まで使い分けることが可能です。(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月10日 (水)

素敵な手紙

プライバシーに関わることなので、あまり詳しくは書けないが、ある保護者の方からお手紙を頂いた。あたたかい、本当にあたたかい思いがこもったお手紙だった。
そのご家族は本当にいいご家族で、ご両親の愛情をいっぱい受けて、子どもたちもとてもいい子たちだ。(もちろん、このご家族に限らず、存じ上げている保護者の方皆さん、本当にいい方ばかりで、子ども達もいい子達ばかりなのだが。)

以前から、少し気にかかっていることがあり、お話しした方がいいのかどうか迷いながら、決して嬉しいお話ではない上、私自身も判断がつかず迷ってもいたこともあり、決心がつかず今日に至っていた。

しかし、頂いたお手紙からはご両親の溢れんばかりの愛情が伝わってきて、思わず涙がこぼれてしまった。
精神世界の話で、子どもは親を選んで生まれてくるという説があるが、間違いなくこの子はこのご両親を選んで生まれてきたんだろうなと、うまく言えないけど、そんなことを感じた。

そして、私がいくら子ども達のことが大好きだと言ったって、親の愛には足元にも及ばないんだなぁと、そんなことを改めて感じた。

もっともっとがんばろう。
多分私は親になることはないけど、親の愛情にほんの少しでも近づけるよう、もっと・・・。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年10月 9日 (火)

ネタが浮かばないので…。

すみません…。今日は何かネタが浮かびません…。
というわけで、昨日読ませて頂いたこの記事についてちょびっと書かせて頂こうかと。

【ある模試問題】

   定価よりも2割安い価格で仕入れ、売ったら200円の利益を得た。
   仕入れ値はいくらか?

幼児、小学生がメインの私には模試自体縁がない上、中学生も今年から募集をクローズしているので、発想は常に小学生の算数発想になる。

この問題を読んだ瞬間、「ん?なんだこれ?サービス問題?」と思った。というか、何か勘違いしてるのかな?と思って問題を読み直した。

やらせてみてはいないが、この問題をうちの高学年スーパーちゃんたちにやらせたら、方程式なんて知らないけど、式も作らず即答しそうな気がする。

というか…これは方程式の問題として出題されたら、式を作る方が難しそうだ…。

だって、定価の2割安い値段が仕入れ値。儲けが200円。
儲けっていうのは、仕入れ値と売価(この問題は定価)との差額。

つまり、定価の2割が儲けで、それは200円。つまり1割が100円。
なら定価は1000円で、仕入れ値は800円。

多分、スーパーちゃんたちはもし即答できなかったとしても、線分図をかいて、すぐに気づくだろう。(覚えていたら今度やらせてみよう…)

今、うちの6年生スーパーくんは週1回1時間のレッスンで中1のワークさえも既に半分近く終えようとしているのだが、そのレッスンのために中1のワークを事前に解いていっている。そのとき、最近は昔とはかなり発想や視点が変わってしまったことに気づく。

方程式なんて作るまでもないよね?
こんなの代入しなくてもすぐわかるよね?

そんなことが結構ある。
この私でさえそうなんだから、スーパーくん、スーパーちゃんたちには尚更のことだろう。
事情があって夏の間中2くんと一緒に勉強していたが、そのときにも、特に連立方程式の利用のあたりなんかは、式を作る方が難しいよね?と思うものがいっぱいあった。

実際、上記の模試問題は、今の私は答えを出した後で必要なら式を考えるパターンになってしまう。多分高学年スーパーちゃんたちも…。

それはいいのか悪いのか…。
ちょっと悩むところだ…。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2007年10月 8日 (月)

少しずつ、少しずつ・・・。

少しずつ、少しずつ、まだぼんやりとだけれど、どういう風にしていけばいいのか、微かに見えかけているような気がする。

何度も書いている通り、私の教室のメインの教材は伊藤先生のものだが、伊藤先生を尊敬しているのはもちろん言うまでもないものの、他にも糸山先生、宮本先生、城内先生・・・さまざまな先生方のお考えにも共感するところがあり、尊敬もしており、どう折り合いをつければいいのか、互いに相容れないものなのか、ずっと考えながらやってきたように思う。

伊藤先生は「数えさせてはいけない」とおっしゃり、基本的に指を使うのはダメだし、暗算できる力をつけることが望ましいとしておられる。
対して糸山先生は計算は指を使ってすることを支持しておられ、筆算重視のお立場だ。

教具などについても、伊藤先生は見せすぎたらダメというお立場なのに対し、糸山先生はどんな問題もまず絵図を描くことを絶対としておられる。

同じような時期に両方の先生方のお考えに出会ってしまった私は、どうも正反対のように思えるこの2つのご意見をどう受け止めればいいのかずっともやもやしてきた。
けれど、ようやくぼんやりと、何かが見えかけているような気がするのだ。

メインの教材が伊藤先生のものである限り、ベースは伊藤先生のお考えに基づいてやることになるわけだが、指を使わないと不安な時期に使うなということは多分何か違うんだろうとも思う。
教具だって、さんざん見せたら子どもの方から「もう見なくていい」とか「見ないでやってみる」とか言ってくれたりもするのだ。

それももちろんひとりひとり違っているから、誰にでも合う方法なんてものを探そうとは思わない。
ただ、全ての子に伊藤先生の仰る通りの方法である必要もないのだという気がしている。

また今回、糸山先生の新しい本を読みながら、方法はかなり異なるのに、伊藤先生と糸山先生が仰っていること、目指す方向がとても似ているように感じたのだ。

教材を一部作り変えるということも含めて、本当に少しずつではあるけれど、ようやく何か見えかけているような気がしてちょっとワクワクする。

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2007年10月 7日 (日)

休日。

日曜がお休みなのは随分久しぶりで、今日はお休みなものの、明日はまたお仕事。
更に明日はお天気が下り坂らしいので、今日は久しぶりに街に出てみました。

バタバタで、服とか靴とかそういうものの買い物をする機会は相当減ってしまっており、今日は気に入ったものがあれば買い物するぞ~!と思って、私にしてはそこそこの額をお財布に入れて(といっても、多分相当可愛い額ですけど(笑))いざ街へ。

しかし…なんなんでしょうね…。
ここ数年感じていることなんですが、ひと目惚れ的に気に入るものに出会わない。
それどころか年々、そこそこ気に入るものにさえ出会わなくなっている気がするのです…。

今じゃそんな気配は微塵もありませんが、これでも大学卒業後6年ほどはアパレルメーカーに勤めており、もともと服は大好き。
学生時代もバイト代はほぼ全て身につけるものにつぎ込んでいましたし、会社員時代ももちろんそう。
会社員を辞めてびんぼ~になったため、買う頻度や量は当然減ったものの、欲しいと思うものは色々ありました。

それが、ここ数年、めっきり出会えなくなってるんですよね…。
今日も今もワードローブのほぼ全てを占めており、数年前まではかなり買い物をしていたお店数軒を覗いたのですが、「ああ、これ欲しい!」とまで思うものには出会えず。
ちょっといいなと思っても、この値段だったら別にいらないや…とか、逆に安くてちょっと可愛いものは、なくても困らないし、わざわざ買わなくってもいいや…とか。

百貨店の中もうろうろしてみたのですが、このところの流行はどうも私が着ても似合いそうにない感じで、かといってかっちりしたスーツとかも着ませんし、ホントどうしたら…って感じになっております。

というわけで、久しぶりに街に出たのにお財布から出た額は総額で7千円足らず…。
特にこの時期は着るものに困るので、気に入ったら買うぞ~!って思ってたんですけどね…。(苦笑)

ど~でもいい休日のお話でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月 6日 (土)

私ってやっぱりキツイのかも・・・。(苦笑)

私が教室を始めるきっかけになったのは紛れもなく今の教材と学習法に出会ったからなのだけれど、ほぼ時を同じくして、宮本先生の「強育論」を読んでしまって、それ以前の私はいかに分かりやすく説明するかに心を砕いていた人間だった上、子どもたちも分かりやすいと言ってくれるのに見事に定着しないということを経験してきていただけに、あの本の衝撃たるや半端ではなく、「ウサギ殺しの少女」にはもう絶対なるまいと心に誓ったのだ。

もともと、伊藤先生の学習法も「教えない」というところは同じなのだが、「教えない」ところのスタンスが、伊藤先生と宮本先生ではかなり違う印象がある。
勝手な印象ではあるが、伊藤先生のところはあたたかい空気に包まれているとすれば、宮本先生のところはひんやりした空気がぴんと張り詰めているような印象。
対象としている子どもの年齢層の違いなどもあるのだろうけど、明らかに温度やカラーが違う気がする。

で、私・・・。
メインの教材は伊藤先生のもの。本来、ほめて、楽しく学ばせるというスタンスでいなければならないし、対象となる子達もほとんどが小さい子達だ。
しかし・・・。多分私はしばしば以前テレビで見た、宮本先生の教室の空気を醸し出しているのではないかと思うことがある。

特に男の子に多いのだが、私がニコニコして怒らないでいると、だんだんふざけ始める。
ちょっと難しそうな問題だと考えることを放棄してダラダラし始める子もいる。
そんなとき、相手は1年や2年の子どもなのだから、普通の先生なら多分、励ましたりなだめたりしながらやらせたりされるのだろうと思わなくはない。

もちろん、子どものタイプによってはそうしないとその後使いものにならなくなる子もいるので(怒られると完全に萎縮してしまうタイプとか・・・)その辺は多少気をつけてはいるつもりだが、ふざけてやらない子や考えもせずダラダラしている子に、私は全く容赦がない・・・。

今日のレッスンでも1年や2年の男の子相手に、あまりにダラダラして目に余ったので、プリントを取り上げ、「もうやらなくていいよ。今日はおしまい。やりたくないのに無理にやらなくていい。」と言い放ったり、「そんなに適当に答え言って○になればいいんだったら、全部教えてあげる。けど、そんな勉強ならしなくていいよ。」なんてバシッと言ってしまう。

それがいいと思っているわけではない。
ただ、やりたくないものをなだめ、おだて、無理してやらせようと思わないというのは本心なのだ。
やりたくないのに無理してやっても頭には入らないし、勉強は嫌なものだと思ってしまうだけだろう。
それも、教室の子達のほとんどは学校より遥かに難しいことなどに取り組んでいることが多いから、今無理にそれをやらなくたって、学校で困ることなんてないし、イヤなら外で走り回って遊んでる方がいいんじゃないかと思う。

だから、「やりたくなければやらなくていいよ」というのは私の本心からの言葉だ。
もちろん、難しくて子どもが手も足も出ないで困っているのにそんなことを言ったりはしない。
その子なら真剣に取り組めばできるはずなのにやらないようなときにいうのだし、実際、そういうと特に男の子はほぼ100%、ちょっと真剣な顔になって問題を考え始めてくれるのだけれど、最近、他の先生方の姿を見ながら、低学年にまでここまで言ってしまう私ってどうなんだろう・・・と思わなくもない。

ただまあ幸い、がつんと言ってもそれでここを辞めてしまった子はいないし、まあこれが不思議なもので、私にがつんと言われたことのある子のほとんどはどうやらここが大好きなようだ。
ひとつ言い訳をさせて頂くなら、私がきついことを言うときも、その子がキライで怒っているということは絶対にない。むしろ、そうやって私にきついことを言わせる子達は、私が好きな元気でやんちゃな子たちであることが多いから、その子のこと自体は大好きという場合がほとんどだ。
子どもたちは敏感だから、そのことだけは感じ取ってくれているからなのかもしれない。

それでも、小さい子に向かってきついことを言ってしまうと、後でやはり反省もする。
まだまだ未熟だなぁと思ったりもする。

ニコニコとがつんの匙加減はなかなか難しい・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月 5日 (金)

今日もあっという間に・・・。

今日もあっという間にこんな時間になってしまいました。。。
涼しくなった分、体力的には少し楽にはなったように感じますが、運動会の振替があったり、新入会の子が来てくれたり、何かとバタバタイレギュラーな動きが多い毎日です。
10月には幼児さんは運動会やら、小学生は遠足やら自然学校やら音楽会やら、また色々ありそうで、さて、どうなりますことやら。

ただ、やはり小学生たちは運動会もひと段落し、涼しくもなったので、レッスンでの調子も復活傾向にあるようです。ちょっとひと安心。

春からお手伝いに入って頂いている先生方も随分馴染んでくださって、子どものタイプによっては私じゃない方がいいのでは?と思うことも出てきました。
来年に向けてまた色々考えなくてはいけないこともありますし、その前に教材はどうにかしたいですし(あ!昨日同級生たちが教材を見にきてくれて、私がやりたいようなことはできるよと言ってもらいました。かなり嬉しいです。大幅に前進した気分。)、もちろん毎日のレッスンもしっかりやらねばですし、慌しいのは相変わらずですが、好きな仕事で忙しくさせて頂けることに感謝しつつ、今日のところはちょっと手抜き更新です・・・。(苦笑)

明日もしっかり頑張りたいと思います。

因みに、8日はレッスンが入りましたので出勤、7日はお休みを頂きます。
翌週15日月曜に振替が入りましたので、14日はお休みを頂きます。
その翌週は21日にもしかすると来客があるかもしれません。その予定が決まりましたら、日曜か月曜のどちらでお休みを頂くか、もしくは両方お休みを頂くか、またご案内致します。
28、29日は未定。11月4日は出勤の予定です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月 4日 (木)

カレー(ど~でもいい話)

最近、くだらない話を書くことすらなかなかできずにおり、関西人としてはもやもやしておりましたが、今日はまともに書くパワーと時間がないため、久々にど~でもいいくだらない話を・・・。

実は、自分でも明らかに加速度的にオヤジ化してきているなと感じる今日この頃なのですが、特に一番顕著に現われているのが食事で、体を壊すとまずいからと一応最低限の気は遣っているつもりなのですが、とにかくまともに自炊をしなくなって久しい今日この頃。

包丁を持つといってもお野菜をちょっと切るぐらいで、火を使ってまともに料理をしたのは一体いつだったかな?という・・・。(苦笑)

しかし、先日ふとカレーが食べたくなり、随分涼しくもなってきたし、2日か3日カレーメニューが続いてもいいかなとも思ったため、本当に久しぶりに材料を買い、昨日の出勤前にカレーを作って出勤しました。

春頃から小学校時代の同級生たちとの交流が復活し、毎日のように掲示板で他愛もない会話を交わしているのですが、私の悲惨な生活ぶりはみんなのよく知るところとなっており、そんな中、昨日の掲示板に私がひとこと。

「今日の晩ご飯は作ったカレー」と書くや、みんなの反応が・・・。

「どんな味がするんだろう?」
「何が入ってるんだろう?」
「すごく興味ある。食べてみたい。」
「皆さん、天変地異にご注意を。」

そんな愛情溢れるコメントがずらり・・・。
極めつけは・・・。

「遺書書いてから行くから待ってて!」

をい・・・。(泣)

カレーを作ったといっても、当然小麦粉とカレー粉からなんてわけはなく、カレールーを使った何の変哲も技もないカレーにここまで反応される私って・・・。
いいんだろうか、これで・・・。
やはり一日も早くお嫁さんを探すべきだろうか・・・。(をい)

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2007年10月 3日 (水)

教室の方向性

時間の使い方が下手で、毎日バタバタわたわたしているうちに過ぎてしまっており、しなければいけないこと、したいと思っていることの殆どに手をつけられていないのですが、先日来ずっと考え続けていることがあります。

お蔭様で自分の当初の予想や目標を遥かに超える数の子どもたちが通ってきてくれるようになり、本当に毎日嬉しく、ありがたく思っているものの、子どもたちが増えるにつれ、だんだんと来てくれている子どもたちが2つのグループに別れ始めているような印象を持っています。

うちの教室はとても小さい上、結構異色で小学校低学年が主対象という教室ですから、そこを探し当てていらしてくださる方というのは、もちろん例外もおられますが、大きく分けると2つのグループになるのではと思うのです。

ひとつは、お子さんが小さい頃から数や形などに興味を持っているようで、それをもっと伸ばしてあげられるところはないだろうかとあれこれ探し、低学年の代表的な2、3の教室の類には満足できず、もっと他にないのかしら?とここに辿り着いてくださる方。

そういう方の場合、お子さんは数や形にとても興味があるということもあり、私が一目惚れした教材がバチッとはまって、周囲も驚くぐらいぐんぐん伸びるということが珍しくありません。それはその子の才能のひとつですから、本人が楽しんで取り組んでいるのであればぐんぐん伸ばすお手伝いができたらと思っています。

もうひとつは、1年生や2年生になってや、他のご兄弟や同級生のお友だちなどと比較して、算数が苦手そうであるとか、どこかでつまずいてしまったであるとか、何か気になることがおありで、やはりあれこれ探されてここに辿り着いてくださる方。

苦手になっていても、あっという間に得意になってしまうというパターンも少なくはないのですが、走りが速い子と遅い子がおり、絵が上手な子と下手な子がおり、そんなものを「個性」や「才能」の差というのであれば、やはり計算が得意な子と苦手な子、図形が好きな子と嫌いな子が存在するのはやはり当然のことでもあるのだと思います。

つい昨日も書きましたが、この子にはさすがにこれはつらいのかな?と思っても、理解に時間がかかるだけで理解する力は秘めている子もいますし、部分的にどうしても理解が困難そうに感じる子も稀にはいます。
どの子がどうなのかの見極めをどこでするのかは非常に悩むところでもあり、いくら考えてもこれだという結論は出ないのだとも思います。

ただ、なんとなく感じていることは、子どもが本当に理解したときには必ずいい表情になるということ。
本当に理解したときには沢山の問題でもやりたがることが多いということ。

であるとすれば、その子がまだそこを十分に理解してはいないようであれば、その子の中で何かが熟成するまで、そのときが来るまで、回り道をしたり、足踏みをしたり、ときには後戻りをしたりしてでも、じっくり時を待つべきなのではと思ったりもするのです。

もちろん、そうしているうちに学校が先に行ってしまうこともあるかもしれません。
ですが、上っ面だけの理解をいくら重ねても、テクニックだけをいくら身につけても、きっとどこかで限界が来るように思うのです。

少なくとも何らかの縁があってここに来てくれた子どもたちには、大きくなって活きてくる力を獲得してもらいたいと、ある意味でそれだけを願っています。
まだこうしようとはっきり決めたわけでもありませんし、仮に決めても部分的に修正をしながら、ずっと考え続けるのだとも思いますが、いつも根底にあるのは「子どもたちの幸せ」を願う気持ちであり、そのためにも「本物の力」を獲得してもらうお手伝いができればという思いです。

時間がかかる子は予定通りには教材は進まないでしょう。
それでも、どこかでひとつステップをあがるときがきっと来るのだと思います。そうなれば、そこからはそれまでより早く前に進めるようになるかもしれません。
仮にもしももしもステップをあがるときに出会えなかったとしても、分からないまま無理矢理に進めていくことがいいとは思えません。

子どもたちが笑顔でいられるよう、そして、ひとつひとつささやかでも自信を持って次に進めるよう、改めて真剣に考えていきたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月 2日 (火)

やっぱり子どもってすごい

うちの教室の子たちは本当にいい子ばかりだし、中には勉強ギライな子もいないではないけど、それは私だってそうだったし、とにかく本当にみんなよく頑張ってくれる。

ただ、頑張ってくれて目に見えて伸びていく子がいる一方で、一所懸命真面目に取り組んでいるのになかなか変化が見えづらい子たちもいて、大半の子が大人が見ていて驚くほど伸びていくだけに、なかなか変化が見えない子は見ていても苦しそうなのがわかるし、本当にそこまでやらせる必要があるのかどうか悩むこともある。

しかし、今日また嬉しいことがあった。

ひとりは幼稚園のころからプリント反復塾に行き、ある程度の計算をしてしまった後でこちらに来てくれた低学年くん。
この子は難しいと感じる問題に出会うと、本当に見ていて可哀想になるほど苦しそうな、今にも泣き出しそうな顔をする。
そこまでしてやらなくってもいいよ、学校じゃまだまだやらないことなんだから…なんてことも何度も彼には言ったし、さすがに難しいのかな?と半ば諦めかけたときもあった。

ついこの前も、これまで何週も取り組んできた2桁-2桁の繰り下がりのある暗算を苦悶の表情で考えていたのだが、今日のレッスンの最初に3つの数の足す引くのプリントが出てきて、内心、これまでの彼だと教具を見せながらじゃないと無理かなぁと思ってもいた。

しかし、教具も見ず、間違って消しゴムで消して直すこともなく、足す引くの混ざった問題を連続で正解した。
その時の彼の表情はとても穏やかで集中しているいい表情だった。

多分彼の中で何かが消化されたのだろう。
とても嬉しい瞬間をまた見ることができた。

そして、夏休みから来てくれるようになった3年生にも、ひとつ何かを越えたなと感じた日になった。
彼はプリント反復塾歴がかなり長く、来てくれたときは具体物の絵になっている初歩の点つなぎさえ完全に壊滅状態。図形がらみの問題もほぼお手上げ。お手本に合わせて積み木を置く問題もそれはもうえらいことになっていた。

おうちの方に了解を頂いて、ひとまずは集中的に能力開発系のことだけをしてもらうことにしてここまで来たが、今日のレッスンで明らかにこれまでと変化が見え始めた。
恐らく彼の中で形を捉えることができ始めたのだと思う。点つなぎも具体的な絵のものはほとんど間違いがなくなり、点から点へもひとつひとつ数えずにすっと行けるようになってきた。

2ヶ月ほどの間、週1回1時間だけでのことだ。
この短期間で明らかな変化が見え始めたということは、この先がちょっと楽しみになってきた。

運動会疲れでへろへろの子がいる一方で、子どもたちの嬉しい姿をまた見ることができ、子どもたちの能力のすごさをまた改めて感じた日になった。

| | コメント (0) | トラックバック (3)

2007年10月 1日 (月)

「可愛い子には旅をさせよ」

教室の子どもたちを見ていて思う。

いつも言っているように、自分自身は塾にも予備校にも縁がなかったので、勉強は学校でしかしたことがないし、物心ついて以降、親や兄から勉強を教わったこともないので、基本的に学校で教わったことを教わった通りにやるというのが私にとっての「勉強」だった。

ただ、幸か不幸か不精な性格だったので、面倒なことを簡単にする方法はないかとか、そういうことはいつも考えていたような気がするし、それは今でもそうだ。
それでも、子どもの頃、学校で九九を暗唱しなさいと言われれば、もちろん意味も考えず暗唱していたし、掛け算の筆算で答えを書くときに一段ごとに桁がひとつずつずれていくことの意味も考えたりはしなかった。

おまけに、二桁や三桁の掛け算などは掛け算の筆算を習って、それを使ってやるものでしかなかったため、工夫をしようとかそういう余地は少なくとも子どもの頃の私にはなかったように思う。

しかし、今、教室で子どもたちとレッスンをしていて、私もあの頃こんな風に学んでいたら今頃もう少し賢かっただろうなぁと思ったりすることがよくある。
教室の子どもたちは、方法を教わるのではなく、意味を理解し、自ら解き方を見出すからだ。

例えば、先日ちらっと書いたが、1年生の子が三桁×一桁の掛け算の暗算をしている姿は感動すら覚える。
×2だったら倍にすればいい、×5なら10倍の半分、×9なら10倍から1回分引けばいい…そんなことを彼自身が発見し、工夫していくのだ。

しかし、もしこの彼にその苦労をさせる前に掛け算の筆算を教えてしまったらどうなるだろう?
余程のことがない限り、さっさと筆算で答えを出してしまうだろう。きっとその方が早く答えも出るし、簡単だ。もしかしたらミスだってその方が少ないかもしれない。

それでも、彼は簡便さと引き換えに、恐らくすごくすごく大事な機会を失ってしまうのだ。

掛け算に限らず、教室の子たちは足し算でも引き算でも、2桁同士、3桁同士、できる子は4桁同士までの暗算をクリアしてから初めて、筆算というものを知ることになる。
スラスラできるようになることが目的ではなく、あれこれ考えて試行錯誤して、およその答えであってもつかめるようになってくれれば、確実にその後、子どもたちの力になっていくように感じる。

それをした後に筆算を知った子どもは「筆算って簡単やなぁ」とか「めっちゃ楽やなぁ」とか言ったりするが、その感覚も貴重なんじゃないかと思う。

私たち大人は自分たちが受けてきた教育をベースに、知っていることは教えてあげるのが親切だと思っているところがあるように思う。
勉強に限らず、子どもたちが自分でやろうとしていることに対して、試行錯誤や失敗をさせる前から、「こうやるとやりやすいよ」とか「こうしたらいいんだよ」とか教えてしまうのだ。

大人だって、何か面倒なことがあるからこそ、工夫しようとするのだと思うし、不便があるからこそ発見や発明があるのだとも思う。

大人にとっては取るに足らないように見えることでも、子どもたちにとっては初めての経験で、難しいことというのは決して少なくないだろう。
そこですぐに手を差し伸べるのは、我慢した方がいいんだと思う。

昔の人は「可愛い子には旅をさせよ」と、いいことを言っておられる。
ここでいう「旅」は、未知なるものへの挑戦、試行錯誤ということをもさしているのだろう。

近道を教えるのではなく、たとえどんなに回り道でも子ども自身が道を発見するまで、私たち大人は見守っているのがいいんだろうと思う。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2007年9月 | トップページ | 2007年11月 »