嬉しいコメント
先日、単発で掛け算のレッスンを受けに他県から遥々いらしてくださった方が、一昨日とても嬉しいコメントをくださった。
掛け算のレッスンは以前ブログにも書いたように、個人的にとても大好きなところで、少なくとも殆どの子にとても分かりやすく、効果的な教材だと思ってはいるので、ふと思い立って単発レッスンのご案内をしてみたのだけれど、思いつきで書いてしまって、あとになってちょっと不安にもなったのだ。
私は教室の子達とは週に1回継続してレッスンをしている。学年によっては掛け算のところから入る子がいないわけではないが、大抵の子は掛け算のレッスンをするまでに一定期間、他の単元でレッスンをしている。
そういう子たちには大人が見ていて驚くほど効果的ですばらしいものであるのはほぼ間違いないのだが、さて、いきなり「初めまして」の子どもとのレッスンでどれだけ成果が出るのだろうと、それが不安になってしまった。
実際、教室の子達の中でも数の感覚がなかなか身につかない子もいないわけではなく、そういう子たちに掛け算のレッスンをしても、感動的な成果というのはなかなか出づらい。
であれば、全く初めての子といきなりレッスンをして、成果が出なかったらどうしよう・・・という不安がわいてきたのだ。
もちろん、そんなことも気になったので、いらして頂く前に簡単に現在のお子さんの状況を伺いはしたが、正直不安は消えぬままの当日だった。
可愛い2年生の女の子は、初めは少し緊張していたのか、表情も硬くなかなか笑顔を見せてくれなかったので、分かりやすいのかどうかの判断もしづらく、また、私はとても気に入っているものの、コメントにも書かれているように何か特別な秘密兵器のようなものが出てくるわけではなく、至ってシンプルなもので掛け算というものを理解してもらうだけのレッスンのため、わざわざかなりの距離を費用と時間を費やしてまでいらして頂いてよかったのかという不安はあった。
ただ、幸い、途中から彼女に笑顔が見え始め、少しずつ声も大きくなってきて、とりあえず彼女は楽しんでくれているんだなということは感じられるようになった。
それでも、とにかく、至ってシンプルなものを使うだけなので、そのためにわざわざこんなところまで来たのか・・・と思われていたらどうしようと。(因みに、お母さまはとても穏やかで朗らかで素敵だったですけど、それでもちょっと不安でした・・・。)
すると、後日とてもとても長いコメントをくださった。
そして、超シンプルな教具とこのレッスンに感動してくださったとのこと。ホッとしたし、とても嬉しかった。
多分私は何も「教えて」はいない。
純粋に、彼女が気づくためのお手伝いをしただけなのだ。
そんなレッスンがあるのか?と思われるかもしれないし、そんなレッスンに費用を払うのはちょっと・・・と思われるかもしれない。
けれど、間違いなくその方法のほうが、確実に子どもの中に残っていくのだということは自信がある。
昨日はバタバタしていてその方にメールもできず、今日もこっちの記事の方が先になってしまったけれど、頂いたコメントはとても励みになった。
これからもまたしっかり頑張りたいと思う。
G様、ありがとうございました。
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