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2007年9月 5日 (水)

考える姿はやはり美しい

昨日(5日)書いたのに、なぜか下書き保存になっていました・・・。
5日に来てくださった皆さま、スミマセン・・・。

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大人はついつい勘違いしてしまう。
目の前に出された問題を、すらすら速く解けることが「賢い」ことなのだと。

私も今の教材や学習法に出会わなければ、きっとそう思っていたのだろう。
少なくとも、すらすらできない子にどうすればもっと早くすらすら解かせられるだろうということにあれこれ努力していたに違いない。

しかし、少なくともまだ小さいうちは速さと賢さは必ずしもリンクしていないことに気づいた。

小さい子達が真剣な表情でじっくり問題を考えているときのあの美しい表情をみんなに見せてあげたい。
単純計算をマシンのように解いている姿とは比べようもない美しさだ。

先日、掛け算のレッスンをしたばかりの1年生がいる。
彼は掛け算の最初のレッスンで「掛け算がどういうものなのか」ということを理解したから、まだ習ったことのない段でも考えて答えを出すことができる。
考えられるし、時間をかければ正解に辿り着くのだから、間違いなく彼は賢い。
しかし、その賢い彼に同時にスピードを求めたらどうなるだろう?

せっかくじっくり時間をかけて、頭でイメージしながら、考えて解いているのに、そこでスピードを求めたら彼の中で「掛け算」が熟成されるチャンスを奪ってしまうことになるに違いない。

それは彼に限らず、どの子にも言えることだ。
しっかり熟成させれば、そう遠くない将来、素晴らしい結果が訪れる。
それを焦って、じっくり「寝かせる」べき時間を奪えば、おのずと望まぬ結果を招くのだろう。

私はこれからも、ひとりでも多く、少しでも長く、子どもたちの美しい姿を見ていたい。
そして、ぐっと「旨味」が増すそのときを、しっかりと見届けたい。

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コメント

うちに来ている中2の子は、中1のときに、
虫食い算のある問題に、1ヶ月まるまるかけました。
時間にして10時間。
そのせいなのか、中1の期末と中2の中間は、点数ボロボロでした。
けど、夏休みに、国際数学検定の該当学年の級、受けて、自己採点では、満点合格。
地力はしっかりついていると確信してます。

投稿: SZK | 2007年9月 7日 (金) 01時08分

SZKさん、こんにちは~。
そういう子どもは先が楽しみですよね。
というか、私は学校のテストの点がどうであれ、あれこれじっくり
考えられる子ならそれで安心と思ってしまうところがあります…。
けど、すごいですね~。その1ヶ月はその子にとって宝物のような
時間ですね、きっと。

投稿: TOH | 2007年9月 7日 (金) 10時56分

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