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2007年2月27日 (火)

まだまだだな・・・。

今日はちょっと色んな意味で反省した。
もちろん、日々子ども達と幸せな時間を過ごしてはいるけれど、やはり色々考えるし、迷うし、悩みもする。

まあ、幸い小さい子たちは概ね問題ないし、小さい頃から来てくれて高学年になっている子たちもほぼ問題ない。(もちろん、単元などによっては気になることがあったり、気になる子どもがいたりするのは当然だけれど。)
しかし、中学生だけは自分の中でまだ完全な切り替えができていないところがあるんだなと、今日改めて感じた。

小学生についてはある程度、これで行こうというものが見えてきた。もちろんまだ試行錯誤のところや改良せねばならないところ、補強したいところなどは色々あるものの、大筋でこれというのが確立してきたかなと思っている。

ただ、中学生になってから受け入れた中学生に関しては、自分の中でまだ塾に勤めていたときの経験での判断が捨て切れずにいるようだ。

幼児や低学年であれば、「なんでできないの?!」という言葉を口にすることはまずあり得ない。
まだ理解できていないのだから、さてどうしようかなという対応を考える。

しかし、高学年や中学生になってくると、やはりどこかで「このぐらいはできて当たり前」という基準を持ってしまっているのだ。
例えば中学生なのに、小学校3、4年ぐらいで習っているはずの漢字が読めなかったり、算数が解けなかったりすると、ついつい「なんで!?」という言葉が出てしまう。

新年度からは中学生の募集を一旦クローズすることにした理由はそこにもあるのだが、週1回だけでは、少なくとも小学校内容は理解している子でなければ、学校の進度に合わせて進んでいくことが私の力量ではほぼ不可能なのだ。

これまでにかなりの部分を取りこぼしてきている子であれば、小学校の復習問題を家でやってきてと言ったところでやはり限界がある。
それを「家で」「ひとりで」やれるぐらいなら、そんな状態にまでなっていないであろうと予想できるからだ。(まあ、例外もあるだろうが。)

しかし、週2回にすればそれだけご家庭の負担も増えるし、また、受け入れる枠が限られているのもあって、中途半端にしか対応できないのなら、中学生は一旦クローズしようと思ったのだ。

それでも、今来てくれている子達にはやれるだけのことをやらねばならない。
そう思って、あれこれ頭を悩ませるのだが、ある子に対し、思い切ってうんと戻ってみようと4年生まで戻ったところ、普通それはないだろ?ということを連発する。

「球の切り口の形は?」という問いに「半分」という答えが書かれていた。
1辺が9センチの正方形の面積は36平方センチだそうだ。
「10兆を7個集めたら・・・」という類の問題は「10000000000000×7」の筆算が書かれていた。(それをやろうという根性はすごいと思う。)

初めのうち、あり得ない答えが書かれるのを見るたび、「なんで?!」と強い口調で責めてしまった。
しかし、責めても仕方ないのだ。彼はふざけている訳ではないのだから。

途中で自分を反省した。

この状態で中学の数学をやっていたのなら、そりゃ辛かっただろう。
というか、この子は一体いつまで学校の授業がきちんとわかっていたんだろう・・・。

もちろん、全ての単元を取りこぼしているわけではなく、計算などはそれなりにはできている。しかし、それだけではこの先到底どうにもならなくなってくる。

中1の2学期頃までは計算系のものがメインだっただけに、なかなか気づけずここまで来てしまった。本当に申し訳なかったと思う。
戻ってやり直して、いつ学校に追いつけるかはわからないけれど、今はやれる限りのことをやるしかない。

もう一度きちんと肝に銘じよう。
小さい子だからできないのでも、大きい子だからできるのでもない。
その子にとってできないものはできないのであり、できないことを責めても何の解決にもならないのだということを。

真剣に考えているのに、予想もしない答えを書くということは、それが全く理解できていないということでしかないのだ。ただそれだけのことなのだ。
その事実を突きつけられて感情的になってはいけないのだ。

今日はそのことをもう一度しっかり心に刻もう。

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コメント

はじめまして、島人と申します。先生の今日のブログ記事非常に為になりました。この言葉「真剣に考えているのに、予想もしない答えを書くということは、それが全く理解できていないということでしかないのだ」を胸に明日から塾生に接したいと思います。そうですね、解らないからといって怒っても何も始まりません。逆にこちらがもっといろんな説明の仕方を用意しておくべきなのでしょう。あらゆる角度から。。。それが塾の先生であるとも言えます。

投稿: 島人 | 2007年2月28日 (水) 00時02分

島人さん、初めまして。
コメントありがとうございます。
島人さんも塾の先生をされているのですね。
今日のブログは本当に自分を戒めるために、忘れないためにと書きました。
ときどき自分の無力さ、未熟さがつくづく嫌になることがあります。。。

ただ、色々な説明はできるに越したことはないと思いますが、わかりやすい
説明が必ずしも子どものためになるとはいえないことも嫌というほど
思い知っています。

まだまだ修行です。頑張ります。

投稿: TOH | 2007年2月28日 (水) 01時23分

私の見ている中学生の子も、おうぎ形の面積を出す時に、「約分」ができなくて、とても苦しんでいます。360と60くらいだったら2段階くらいでできるけど、360と72だと、2から順に割っていって・・・それも筆算でやらないとできなくて・・・で本人が一番かわいそうです。それでも、この1年で学校で使っているワークに取り組めるようになった、本当にあなたは賢くなっているんだよ、すごく頑張っているんだよ、といつもほめています。春休みにかけ算とわり算のおさらいをしようと思っています。ひとつひとつの「わかった!」を積み上げていくことしかできないですよね・・。

投稿: だんきち | 2007年2月28日 (水) 09時24分

だんきちさんこんにちは。
だんきちさんは素晴らしいですね。
私も褒めてやらなきゃと思ってはいるものの、ついつい
チビッコたちとの比較が頭を過ぎってしまい、どうして
あげたらいいのかわからないもどかしさでついつい感情
的になってしまいがちです…。
この子とのレッスンが終わるたび、ちょっと落ち込みます…。
けど、頑張らなきゃダメですね。
いつもありがとうございます。
頑張ります!

投稿: TOH | 2007年2月28日 (水) 11時44分

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