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2006年10月 6日 (金)

小さなお子さんをお持ちの方へ。

と、ちょっと大層なタイトルをつけたわけですが、非常にささやかなお話。
学校では多分全国的に小学2年生が九九の学習をしている、もしくは間もなく開始するという時期になったのだと思います。

九九といえば、私が子どもの頃も「九九カード」を何度も何度も繰りながらとにかく暗誦できるようになるまで繰り返すというものが主流で、よく考えもせず「ににんがし、にさんがろく・・・」とお題目のように唱えていたわけです。

それは恐らく今でも変わっていないはずで、おまけに昔より授業時間が削られているのですから、尚更「機械的に覚える」ということが主になっているとしても不思議はありません。

学校で学習が始まってしまえばもうそれに従って覚えていかざるを得なくなると思うのですが、ご兄弟などがおられて、上のお子さんが九九を唱え始めたり、おうちに九九表があって、それにまだ九九を知らないお子さんが興味を示したりということは多分珍しいことではないと思うのです。

もしお子さんに「掛け算ってなあに?」と尋ねられたら、世の大人はどう答えるのでしょう?
答えに詰まってしまうかもしれませんね。
これがもし「九九ってなあに?」という質問であれば、それこそ「ににんがし、にさんがろく・・・って順番になってて、最後がくくはちじゅういちっていうのよ。だから九九っていうの。」なんていうのとそう遠からずな答えをされる方もおられるのではないでしょうか。(実際、自分自身も「掛け算とはなんぞや」ということを子どもの頃に習った記憶がない(もう忘れてしまっている。考えたことがない。)という方が多いのではないかと思いますので。)

けれど、そのときにひと言、例えばこんな風に言って頂けたら、その子にとってのその後が変わってくるのではないかと思ったりするのです。

「掛け算っていうのはね、同じ数が何回あるかっていうことなの。2かける3は2が3回ってこと。だから、2+2+2と同じことなのよ。3×5だったら3が5回あるってことね。」

もちろん、これはあくまでも一例ですが、そんな風に、掛け算というものの性質、もともと何のために掛け算があるのかというようなところをきちんと説明してあげられれば、そのあとその子がどこかで5×4という式を目にしたとき、これは5が4回ってことだから、5+5+5+5のことだと気づけるかもしれない。気づけば5×4は20だとわかるかもしれない。そう思うのです。

質問されたときにどう答えていいかわからず「2年生になったら習うのよ」なんて返事をしてしまったら、すごくもったいないと思うのです。
「ににんがし、にさんがろく、って覚えるのよ。今度九九表を一緒に見てみようか」と、せっかく工夫して答えを返してあげても、九九表を見て掛け算の性質や考え方に気づくことはかなり難しいとも思うのです。

例に挙げたような説明は、もちろん足し算や引き算もまだ知らない段階では答えを出すことはできないでしょう。それでも、足し算は数を合わせること、引き算は数を取ること・・・そんな感覚がわかっているのであれば、掛け算は同じ数が何回あるかということという意味はなんとなく理解できると思うのです。
そういう知識があるかないかで、その後のその子の興味や関心に影響が出るかもしれないと思うのです。

とても簡単にできることだと思うので、ちょっと書かせて頂きました。
何かご参考になれば嬉しいです。

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