今日聞いた話。
今日の日中、お知り合いのお手伝いの関係で、なぜか赤帽さんの車に同乗させてもらった。(といってもお手伝いが引越しというわけではない。)
その赤帽さんから聞いた話はとても新鮮で、これまで考えてもみなかったことだったけれど、なんかモヤモヤした。
その赤帽さんはある会社の配送の仕事もしていて、その会社は関西では超有名な某プロ野球関連グッズを作っているそうだ。更に、高校野球関連グッズも作っているという。
へぇ~っと思って話を聞いていると、例えば高校野球でも、グッズがよく売れる学校とそうではない学校があるとか、売れる学校のグッズは沢山作るけど、売れない学校の場合は数を控えるらしいとか、色んな話を聞かせてくれた。
特定の学校名を出すのは控えるが、甲子園には結構出場している某宗教高校はグッズを買うことを禁止しているので、作ってもあまり売れないなんて話も聞いた。
そのあたりの話は、へぇ~、そっか、色々あるんだなぁと思って聞いていたのだが、その中で、言われてみればごもっともなもののそんなこと考えたこともなかったので、聞いてなんだかもやもやしてしまったのはこんな話。
高校野球の優勝校、準優勝校の文字が入った記念グッズは試合が終わった直後に販売するのだそうだ。
ということはつまり、優勝が決まる前に両校共、優勝・準優勝のグッズを作るということなのだ。要するに、作ったグッズの半分は全く日の目を見ることなく廃棄されるということだ。
それはプロ野球の優勝グッズでも同じことらしく、リーグ優勝の場合はともかく、日本一が決まるのはほんの数試合の結果だから、結果がわかってから作ったら到底間に合わない。というわけで、結果に関わらず大量の日本一グッズが作られることになるのだそうだ。
当然、日本一にならなければ、全て廃棄処分になるという。
言われればごもっとも、それ以外方法はないだろう。
優勝グッズ、記念グッズをほしがる人たちがいて、そのニーズにこたえるためには、その方法以外には超能力者や絶対外さない預言者、占い師でも抱えない限り、無駄なものを作らずに必要なものだけを作って売るということはできないのだということは頭では理解できる。
しかし、そのために大量のグッズがゴミとして処分されてしまうという事実に、どうにも複雑な思いがするのだ。
実際、うちの親は某プロ野球チームのかなりのファンなので、優勝したときには記念グッズを買ったりしていた。けど、それは優勝して数日後のことで、みんなそれでもいいんじゃないんだろうか?
もちろん、数日立てば購買意欲がなくなる人もいるだろうし、その辺を計算して直後に売るんだろうけど、すごくすごく地球に申し訳ないことをしているような気がしてしまう。
まさに「もったいない」だ。
もともと私は昔から、タレントにもプロスポーツチームにも夢中になったことがない人間なので、必死になってグッズを買う心理はよくわからない。
けれど、大ファンで、とにかくグッズがほしいという人たちは、その背景には大量に廃棄されている商品があると知っても何も感じないだろうか。だったら直後じゃなくてもいいよっていう人だっているんじゃないだろうか。
本当のファンなら、数日待ってでもほしいはずだし、優勝決定直後に予約を受けるとか、何かもっと方法はあるんじゃないかと。。。どうでもいいことなんだろうけど、どうももやもや考えてしまったそんな休日だった。
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コメント
両方とも「優勝」でグッズ作っておいて
結果が出たら片方に「準」のシールでも貼ればいいんじゃないですかね?w
しかしもったいない話ですね。
投稿: ボボコフ | 2006年9月11日 (月) 14時06分
ボボコフさんお久しぶりです。
ホントですよねぇ。シールだ、シール!(笑)
なんかすごくばちがあたりそうな気がしてしまうのは
私がおかしいんでしょうかね?<当然の大量廃棄
投稿: TOH | 2006年9月11日 (月) 14時20分