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2006年9月16日 (土)

とても素敵なコメント

私に美味しいお野菜を送ってくださっただんきちさんからとても素敵で、けどハッとするコメントを頂きました。

私自身、小学生の間は母親が専業主婦で、もともとなんでも自分でやらないと気がすまないタイプの人なので、お手伝いもろくにせぬまま大きくなり、自分で家族のご飯を作るという経験はほぼ全くないまま実家を離れました。
そのため、こういう発想が全く出てこなかったのですが、確かにそうですよね。何も必ずお母さんが作らなくたっていいんですよね。当番だっていいかもしれない。

コメント欄だと気付かれない方も多いと思いますので、こちらに転載しておきます。だんきちさん、もしご迷惑だったらおっしゃってくださいね、残念ですけど消しますので。

だんきちさんのくださった素敵なコメントはこれ。↓

我が家の場合も、忙しさのあまり、子どもたちは0歳から保育所&留守番生活をしていました。それでも、なんとか心の健康を保ったまま、育ってくれたのは、やっぱり「食べること」だけはおろそかにしなかったからかな、と思います。

今も起きて台所に入るなり、子どもらはもうろうとしながら、パンを焼いたり、ごはんをよそったりしています。「食べること」に対する執着がある子どもはやっぱり心も健康なように思います。

食事の支度をするのは、お母さんじゃなくてもいいんです。我が家ではもちろん父親も料理しますが、小学校のうちから子どもが食事を用意することもあたりまえでした。

「仕事が忙しいからつくれない」という声はよく聞きますが、「じゃあ、子どもにつくってもらったら。」というと、みんなきょとんとします。「そんなの、無理」って。でも、子どもにもできます。やらせれば、必ず、できるようになります。

仕事から疲れて帰ってきた時に、暖かいご飯が用意されていたら、こんなにうれしいことはありません。その準備をする子どもは決して「お母さんがつくってくれないかわいそうな子ども」ではありません。「食べたいものが自分でつくれる」「人の分もつくることができる」ラッキーな子どもだと思います。

「子どもの食生活」をいうと、どうしてもお母さんにプレッシャーがかかってしまうものですが、お母さんも忙しい今、もっともっと「子どもにご飯をつくってもらう」ことがあたりまえになってもいいのにな、と思います。ちょっとした考え方の転換で、仕事を持つお母さんもずいぶん楽になるものです!  

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コメント

ウチの塾生の家庭でも一軒そのような家庭がありました。お母さんは看護師で不規則勤務。家族の食事やお弁当を作るのは女の子2人(中学生と高校生)とお父さんお母さんの4人の当番制でした。食器洗いは子どもの役目。作ることや食器洗いを全然いやがらず、これが当然という顔でした。「家族の一翼を担っている」という意識でしたね。

アップルパイとかタコ焼きなど、私にもよく作ってきてくれましたが、子どもが時たま作った料理なんてレベルではなく、本格的なものでした。料理のレパートリーも驚くほど。

姉妹2人とも塾生でしたが、どちらも優しくてしっかりした、とてもよい子でしたよ。dannkichiさんのおっしゃるとおりだと思います。

投稿: Mr. Hot Cake | 2006年9月16日 (土) 22時24分

ホトケ先生こんばんは。
ご無沙汰しております。

いくら考えても、お家で料理をする子どもって決して不幸じゃ
ない気がしますよね。
もちろん、お母さんができるのにやらず、嫌だから子どもに・・・
とかっていうのはちょっと違うのでしょうけど、お母さんも
お仕事頑張っているのを子どもがよくわかっていれば、きっと
お母さんのためにも頑張ろう!って思いますよね。
子どもはお母さんのこと大好きですから。

投稿: TOH | 2006年9月16日 (土) 22時59分

何気に書いたコメントをこんなふうにとりあげてくださって恐縮です~。おまけに子どもに読まれたらまたお母さん調子いいこと言っちゃって~って言われそう!!(すっかりなまけものになっているぐうたら母なもので・・・)

投稿: だんきち | 2006年9月16日 (土) 23時58分

TOHさんと同じように、私も「一日仕事しているのが好き」な人なんです。もちろん家事もやるし遊びにも行きたいと思うけれど、基本的には仕事をしている時間が圧倒的に長いです。子どものことより仕事がいつも優先。そんなお母さんたちが今はいっぱいいて、そして「それでもいいよね!」と言ってあげたいんです。

投稿: だんきち | 2006年9月17日 (日) 00時02分

親と子どもって「してあげる・してもらう」関係じゃないと思うんです。日本ほど子どもが甘やかされて、特別扱いされている国も珍しいと思うし、それは裏返すと「一人前に扱ってもらえていない」ということ。子どもって一人前に扱ってあげると、一人前のことができるのに、能力を眠らせたままにしておくのはもったいないですよね。掃除も洗濯も料理も、家事ってそれにすべての「学力の素」でもありますよね。塾代はかからないし、親は楽だし、本当にいいことずくめですよ~って声を大にして言いたいです~。

投稿: だんきち | 2006年9月17日 (日) 00時14分

だんきちさんこんにちは。またまたありがとうございます。
だんきちさんのところのお子さん達がいい子に育っておられる
のはブログからでも伝わってきますので、それぞれのご家庭の
方針、愛情のかけ方があるのでしょうね。

私は小学生の間、母がパートでもしようかしらというたび、
泣きそうになりながら止める子どもだったのです。
学校から帰ったときに親がいないのが絶対イヤだったのです。
(まあ、小1のときにちょっと嫌な出来事があった影響も
あるのだと思うのですが。

なので、もしも子どもが生まれたら最低でもそのぐらいまでは
子どもが「いなくていいよ」と言わない限り、家にいてやりたい
と思って大きくなりました。
その思いもあり、この仕事を始めてからは出産ということが
一層考えられなくなってしまったのですが…。

けど、実際、親御さんがとても忙しくお仕事をされていても
子どもがいい子に育っているご家庭は沢山ありますものね。

母としてのご意見、またこれからも色々聞かせてください。
ありがとうございました。

投稿: TOH | 2006年9月17日 (日) 12時42分

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