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2006年8月24日 (木)

考えさせられる記事

昨日、ボボコフさんのこの記事とかりんご先生のニュースサイトとかを見て、なんか、あぁ、そうかぁと改めて考えた。

まあ、ここで話題に上げられているのは日経新聞だかの記事のようだけど、そもそも、この短い紹介記事ではどういう経緯でそんな問題を小学生に出したのかもわからないし、どういう出し方をしたのかもわからないけれど、もし私がその場にいた小5だったら、「調べてきなさい」と言われてネット検索の方法を知っていたら、間違いなく調べる(この場合だと「ググる」)だろうなと思った。

そもそも、3番目の完全数とやらが496だそうだが、小5といえば、普通の学校で普通に学んでいる子であれば、まだ約数の学習すらしていないような状態である。
その状態の子どもにこの問題を出したとして、もし地道に29から順に確かめていって496を見つけた子がいたとしたら、私はなんだか恐ろしいような気がする。

29から496までには450以上の数があり、それをひとつずつ確かめていくなんて、どう考えても「努力すべきこと」「努力する必要のあること」とは思い難い。

もちろん、中学生ぐらいになって、仮に素数などを学習したあとの話なら多少事情は違うかもしれないが、もし今私がこの問題を出されたって、ひとつずつ確かめようなんて絶対思わない気がする。

なので、この問題に関して小5の子が「ググった」ことは私としてはなかなか頭のいい子だなという感じだし、責める気にもがっかりする気にもならない。

ただ、それとは別に、この記事を読んでなんか色々なことを考えたのだ。
私たちの時代には小中学生でパソコンを使いこなす子なんてまずいなかった。インターネットだって普及していなかったから、調べるといえば、周りの人や本などを頼りにするしか手立てがなかったのだ。

しかし、今は小学校でもパソコンの授業をしたりするぐらいだし、かなりの家庭にパソコンがあるのだろう。子どもは順応性も高いし、飲み込みも早いから、大人以上に使いこなせる子どもがいたってなんら不思議なことではない。

私は古い上、機械に疎い人間だから、高校生が英語の辞書といって当たり前に電子辞書を使っている姿に驚いたことがあるが、もう学校でも電子辞書の使用を許可しているようだ。(全ての学校なのかどうかはわからないけれど。)

紙の辞書の世代の私たちは、使い慣れてページを早く繰れることが重要だったけれど、今の子達は早く入力できることが必要になるのかもしれない。

電子辞書は便利だけれど、調べたい単語にしか見ないというデメリットはあるかもしれないが、これも結局、簡単に調べられることは調べて済ませ、浮いた時間でもっと他のことをという発想をするなら、それもマイナスではないのかもしれない。
何が正しくて、何が間違っているというもんでもない気がする。
(まだ続きを書く予定なのですが、本日は時間が。。。ひとまず今日はここまででUPします。)

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