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2006年7月 7日 (金)

あれれ?

もともと私は子どもの頃から何の芸もできないし、意識して笑いを取るとか、人前で演技するとか、そういうの全般が苦手で、本人的には昔っから、「面白みのないつまらないヤツ」だと思っている。

しかし、なぜかこれまでの人生で数え切れないほど「面白いですねぇ」、「楽しい人ですねぇ」と言われてきたのはなぜだろう。。。

そんなことをいうと、私のことをあまりご存知ない方には「天然なんじゃないですか?」なんて言われたこともあるが、残念ながらそれも絶対ない。(私をよく知っている友人なんかに聞けば、全否定されるに違いない。)
まあ、もちろん、「天然=癒し系」という図式が必ずしも成り立たず、「天然」でも「癒さない系」、もしくは「攻撃系」ってのがあるんだったら話は別だが。

で、一番多いパターンは、自分では思ったことを思ったまま、普通に口にしただけで笑われるというパターン。(それを天然って言うんだよという声が聞こえてきそうだけど、断固として違う。。。)

今日のレッスンでまたまたやってしまったようだ。いや、私は全くウケを取るつもりなんてなかったし、そもそも、おかしいことを言ったつもりは微塵もなかったんだが。。。

今日、年長くんと小2さんの姉弟ペアのレッスンを一緒に見ておられた可愛いママさんが、年長くんにいわゆる「フラッシュカード」なんて言われるようになっているカードを見せていたときにふとおっしゃった。(あ、因みに、私の教室では最大10までのカードしか見せませんし、見て瞬時に数を言えるようになるまで徹底して・・・なんてことはやりません。何のために使うかは、ご興味のある方には別途ご説明いたしますが。)

「ドッツカードっていうんですか?あれで点が50とかでもホントにわかるようになるんですか?お知り合いの方がね・・・」

レッスン中で子どもとのやりとりをしながらだったので、少し表現は違ったかもしれないが、そんなことをおっしゃった。
ドッツカードとは、点がいっぱい書かれたカードを高速で繰っていき、一瞬のうちに数を把握させるような教具のことだと思うが、そのようなものは有名な幼児教室や教材の中でもいくつか見受けられる。訓練をすれば、瞬時にかなりの数まで見分けられるようになったり、更に極めていくと透視能力まで開花することがあるなんて話も聞いたことがある。

きっとママさんは純粋に、すごいなぁ、ホントにそんなことってできるのかなぁ?と思って質問をされたのだろう。しかし、私はその質問を聞いた瞬間、

「できるようになるみたいですね。なんに使うんでしょうね?」

と、思ったままのことを答えた。
すると、予想もしなかった反応が。。。

「そ、そうですねぇ。そうですよねぇ。ははははは・・・・・。」

と、ママさん苦しそうに大ウケ。なぜウケるの?いや、だってそうでしょ?と、つい追い討ちを。。。

「だって、見てすぐ50ってわかっても、人生でまず使うことないですよね?」

「あははははは、ホントですよね。そうですよねぇ。あははははは・・・・。」

いや、ホントにほんとの素朴な疑問なんだってば。
そりゃ、そんな特技があれば、「すご~い!!」とかって言ってはもらえるかもしれないし、年末の紅白で野鳥の会の人に混じって瞬時に会場の人数を数えられたりするかもしれないけど、普通に生活していく上でどうも必要性を感じない。

それこそ、例えば子どもが誰か別の子に「俺、一瞬で50までの数が見分けられるんだぞ!」と自慢したとして、「ふ~ん、で、何に使うの?」って聞かれたら、その子はどう答えるんだろう?

まあ、私が不勉強なだけで、50まで瞬時に見分けられることによって得られる能力とかがあるのかもしれないけど、なんていうか、私は別にいらないな。だから、えらいともすごいとも思わない。

幼い子に必死で点の数が47個なのか50個なのか見分けられるようにする時間があるなら、もっと他のことをさせた方がいいような気がする。そんなことはないんだろうか??

あれだけ大ウケしたってことは、間違いなく予想外の答えを私が返したってことなんだろうけど、ママさんはあのとき、私にどんな答えを期待しておられたんだろう。。。う~ん。。。
笑われない答えをご存知の方、おられましたら何卒ご指導のほど。

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