30年もの。
深夜、自宅で衝撃的な発見をした。(あ、どうでもいい話です。念のため。)
今、ある本を読んでいるのだけれど、その影響もあってか、普段は「年に1回の大・大掃除」をする以外殆ど掃除らしい掃除をしないという恐ろしい生活をしている私が、突然いらないものを処分しようと思い立った。(本は読み終わったらまたご紹介の予定です。)
重い腰がなかなか上がらないのはいつものことで、やろうと思ってからも数日が過ぎ、昨日も出勤までに時間があったのに手をつけず、深夜になって明日がゴミの日であるということもあり、とにかく1時間だけでもやろうと開かずの引き出しに手をつけた。
一人暮らしを始めて間もなく勤めていた会社を辞めたので、そのときちょっと資格の勉強をしようと思った瞬間(期間ほど長くない。。。)があったため、割と大きな机を買ってしまった。
しかし、結局、三日坊主もいいところでその資格への情熱がなくなり、机は我が家の物置と化したまま長年が過ぎた。
机のいいところでもあり、困ったところでもあるのは、一度引き出しにしまいこんでしまうと目に触れないため、もう何年でも何十年でもそのままにすることが可能ということだ。例年の大掃除のときにも、そういえば机の引き出しはしばらく開けた覚えがないなと、ちょっと「女性」にはあり得なさそうなことに気づいた。
読んでいる本には数年使わなかったものは「ガラクタ」だから処分しなさいというようなことが書いてあり、その理論からいけば、私は机ごとまるまる粗大ゴミに出してしまってもなんら困ることはないのだろう。
ただ、困ったことに根っからの貧乏性だし、日本人の遺伝子に組み込まれているであろう「もったいない」という気持ちも手伝って、使えるものを処分するのは躊躇われるということもあり、とりあえず、まずは無理のない段階からと、本当にいらないと思えるものの処分から手をつけることにした。
撮りそこなった写真や、大学の卒業式のあと友人達に渡すことができなかった焼き増し分の写真などまで後生大事に引き出しに収められていた。
そもそも、私は震災で実家を一旦は解体したのだから、引越しのとき、要らないものは極力処分してきたはずなのにこの有様だ。
我ながらちょっと呆れつつ引き出しを探っていくと、更に恥ずかしいものが。。。中学生や高校生の頃に出しそびれたラブレターやらその下書きなんて、もう顔から火が出そうなものまで出てくる。
それでもこれまではなんだか捨てそびれてずっと取っておいたのだけれど、今回の私は何かが違うらしい。写真も手紙もバリバリ破り、どんどんゴミ袋に入れていく。
大学時代に掛けていた、セルフレームのメガネは今見ると恐ろしくレンズが大きくて、フィンガーファイブのようだ。(歳がバレる。。。)それも燃えないゴミ用の袋に放り込む。
ニフティーサーブにホームページをつくろうなんていう恐ろしく年代を感じる本やら、まだ会社員だった頃に買った「脱OLなんとか」っていうような本などなど、教室に持っていっても、古本屋に持っていっても、全く需要がないのは明らかな本たちも処分することに。
私にしてはまずまず順調に作業が進んだのだけれど、我ながら一番笑ってしまったのはある「30年もの」だ。
そこには「1976年」という印刷がされていた。
それは何かというと。。。。。。。。。
30年前の「りぼん」の付録だったノート!!
子供心にそのノートはなんだかもったいなくて使えなかったのは覚えている。使えないまま中学生になり、友人との交換日記にでも使えばよかったのだろうに、そのときにも使わず、その後は逆に高校生や大学生になってそんなノートを使う機会も当然なく、けれど、「まだ全く使っていないノートを処分するのはもったいない」という思いが、震災までをも乗り越えさせたすごいノートだ。
さすがにここまで来たらそれを今更捨てることもできず、また引き出しにしまった。
気づけば既に2時間以上が経過していて、時計は夜中の3時半を回っていた。
我が家の発掘はまだ当分続きそうだ。
| 固定リンク
コメント
多分、あの本ですね、読んでらっしゃるのは・・・。
30年前の「りぼん」の付録のノートを
発掘?されたときのお気持ち、
すっごくわかります!!
キャラクターはどんなんですか??
投稿: ころころ | 2006年7月 1日 (土) 20時34分
ころころさんこんばんは。
多分その本です。(笑)
キャラクターはといってもはっきり覚えていないのですが、
幼い頃の記憶とはすごいもので、絵を見た瞬間、もう完全に
忘れていたはずの「田渕由美子(字は自信なし)という名前
がぱっと頭に浮かびました。(苦笑)
表紙のカップルは「サロペットパンツ」のペアルックです。
すごいでしょ?(笑)
投稿: TOH | 2006年7月 1日 (土) 21時09分