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2006年6月 7日 (水)

もしかしたら何か参考になるでしょうか。。。

教室を始めてから、自分の中でも変わったことが色々ありますが、初期の頃と今とでは更に変わってきていることもあります。
そんな中で、いつ頃からかはちょっと不確かなのですが、ある場面に出くわすとやってみるようになったことがあります。

最近では普通にやっているのですが、そのことがもしかしたら家庭学習の際、何かご参考になるかもと思ったのでちょっとだけご紹介します。といってもなんでもないことなので、既に皆さん実践されているかもしれませんが。

子どもと勉強していて、時々こんなことはありませんか?

前回(前日だったり1週間前だったり、それは色々ですが)スラスラできていた問題が突然できなくなる。
極端な場合は、ほんの2、3分前までスラスラ解いていた問題が突然できなくなる。

子どもがそんな状態に陥ったとき、以前の私は(一体どうしたの??)と思い、子どもにも「なんで?さっき(または先週)までできてたやん?」と尋ね、何とかしてその問題を思い出させようとやっきになったりということがありました。

どう考えたってほんのさっきまでできていたのに、できないはずはない!と思っているため、やったらできるはず。。。と熱くなってしまうのです。

けれど、そういう状態に陥った子に熱くなっても大抵の場合いい結果は得られません。私は焦る、子どもにもそれが伝わるし、確かにさっきまでできていたのになんで?と子どもまで自信をなくしたり、どんどん表情がどんよりしてくる。
ホントにいいとこなしです。

では、どうすればいいのか。

この方法は上記のような状態になった子にしばしば効果がありますので、ご家庭で「なんでこんなのもできないの~~!!(怒)」となってしまう危険を回避するためにもご参考までにお知らせします。

それは、一旦全く別の、できればその子が確実にできそうな問題をやらせてみるのです。
私なら、そのプリントの中で確実にできそうな問題を先にさせるか、その中にはなさそうであれば、別の確実にできそうなプリントなどをまずやらせるのです。そして、調子が戻ってきた頃に、改めてもう一度その問題に戻らせてみると、絶対ではありませんが、かなり状況が改善します。場合によっては「なんでできへんかったんやろ?」とか言いながら、スラスラ解いていく子どもを見ることもできます。

どうしてそういう状態に入り込んでしまうのかはまだわからないのですが、うちに来てくれている子達でそんな状態になることがあるという子は決して少なくありませんから、ご家庭でそんな状態になることもきっとあるんだろうなと。

けれど、実際、以前は当たり前のようにできていたのですから、何かちょっとしたきっかけで元に戻ったりすることは往々にしてあるようです。その方法が、「視点を変える」、「気分を変える」、「できることをやって調子を戻す」といった工夫なのです。

これをやってもダメな場合は、「その日は一旦諦める」というのも大事なんじゃないかと思います。ひと晩寝たらまたできるようになったなんてことも十分あり得ますから。

簡単なことですが、何かご参考になれば幸いです。

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