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2006年5月 4日 (木)

音色

もともとかなりの出不精な私は、記憶にある限り、あらゆるジャンルを通じて、コンサートの類に殆ど行ったことがない。子どもの頃から歌を歌うのは好きだったし、音楽に全く興味がない訳でもないけれど、ここ数年は余程のことがない限り、CDを買うどころか借りることすらなくなった。

昔からガチャガチャした音楽は苦手で、好きな歌手はと聞かれると「歌の上手い人」と非常に抽象的な答えをしていた時期もある。どちらかと言えば歌唱力がある歌手のバラード系の曲が好きだ。

だからといって、クラシックはなんだか敷居が高すぎて、音楽の授業とかでしか聞いたことがないに等しかった。
小学校の教員免許を持っているくせに、うちの大学は器楽か声楽(といってもそんな大層なものではなく、音楽の授業みたいな感じで、声楽だったら歌を歌うだけという感じだった。)どちらかさえ取れば免許を取れたので、実は私はピアノが弾けない。(まあ、猫踏んじゃったとかだったら弾けるかもしれないけど。)だから尚更、縁のない世界の音楽だった。

たまたま今日、友人がピアノのジョイントコンサートをするので、よかったらと声をかけてもらった。偶然、幼馴染みと共通の友人でもあり、今日は幼馴染みと会う約束になってもいたので、付き合ってもらって一緒に行くことにした。

純粋にピアノ演奏が聞きたいというよりは、仕事もお休みだし、せっかく声をかけてもらったし、友人の演奏は聞いてみたいから、ちょっと行ってみようかなってぐらいの気持ちだった。

友人とその連弾のパートナー以外は全く知らない方ばかり。友人達は2曲しか演奏しないらしかったので、他の方々の演奏の間私は耐えられるかとさえ思っていた。

しかし、予想外にピアノは強烈に心地よい音だった。
迫力のある演奏をしているときでさえ、あまりの心地よさに何度も何度も眠りを誘われた。聞いていて、心が穏やかになるのを感じた。

クラシックは全くわからないし、ショパンだのメンデルスゾーンだのラヴェルだのって言われても、聞いたことあるなぁぐらいの話だし、じゃあどの人がどんな曲を書いてるかなんて殆ど知らない。
おまけに、演奏の前にその曲のできた背景やテーマなどを語ってくださるのだけれど、聞いていても「ふ~ん、そうなのかぁ」ってなもので、ちっともぴんとこない。

それでも理屈ぬきに、ピアノの音はすっと心にしみ込んでいくようだった。
ちょっとだけクラシックの敷居が低くなった気がした休日だった。

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