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2006年4月 8日 (土)

やる気に満ちた顔

昨日の出来事です。

今日からレッスンが始まる新年中の男の子。
これまでにも数回、お姉ちゃんのお迎えのときにお母さんと一緒にやってきて、しばし教室の色々なおもちゃで遊んだりしていたので、教室にも私にももう慣れてくれてはいたと思うのですが、お母さんのお話では彼はどうやらレッスンを「遊ぶ」と受け止めているような不安も少しありました。。。

さて、どんなレッスンになるかしらと、私も少しドキドキしながら親子の到着を待っていたところ、お母さんは車を停めに行かれたとのことで、一足先にお姉ちゃんと一緒に彼が登場しました。

「こんにちは」と挨拶をして、ふと彼の顔を見ると、なんだかいつもと違うのです。
普段は無防備でまだ幼い(まあ、まだ4歳とかなので当然なのですが)子どもの顔をしているように感じていたのですが、今日の彼の顔はなんだかきりっと引き締まった、とても賢い顔をしているのです。
「勉強するぞ!」というやる気に満ちた表情のように見えました。

実際、レッスンを始めてみると、これまでお姉ちゃんを待つ間おもちゃで自由に遊んでいたときとは明らかに違う「お兄さん」な彼の姿がそこにありました。
もちろん、まだ小さいのでレッスン自体は遊びの延長のようなもので、勉強をしているという感覚はほとんどないと思います。それでもやはり彼なりに「今日からお勉強に行くのだ」という気持ちを持って来てくれたのだろうなと強く感じました。

そういえば先日、別のお母さんが聞かせてくださった話があります。
教室では小さい子達はみんな、レッスンのあと、頑張ったねということで飴を2個自由に選べるようになっています。

お姉ちゃんが教室に来てくれていて、弟くんはまだ小さいのでときどきついてくるだけというご姉弟がいます。一緒のときには弟くんにもあげるのですが、ついてきていないときにお姉ちゃんがおうちに帰った後、教室でもらった飴がほしいという弟くん、他の飴ではなく教室でもらった飴じゃなきゃイヤだというお姉ちゃん、そんなことがあるそうです。

「教室でもらった飴にはプレミアムがつくんですかね。」

確かそんなことをおっしゃっていました。
そのときは笑いながら、面白いですねとお返事していたのですが、もしかすると子ども達にとって、ここはいくら楽しくてもやはり「お勉強」をする場所で、だから普段の日とは気持ちを切り替えるし、頑張った後もらった飴にはいつでも手に入る飴とは違った価値を見出しているのかもしれない、そんなことを思いました。

子ども達の顔からまぶしいほどの「やる気」が消えることのないよう、しっかり頑張っていかなくてはと改めて感じた出来事でした。

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