今日の出来事
今日もみんなよく頑張ってくれました。
今日のレッスンの中でちょっと印象に残ったことをご紹介します。
新4年生の男の子は今日は大きな数の学習でした。前回、前々回に続いての今日だったので、数に関してはかなりよく理解ができている感じです。
ちょっと話は逸れますが、うちに来てくれている子達を見ていると、ここで初めて大きな数を学習したという子たちはみんな、明らかに私より大きな数の理解が速いように感じます。あくまでも予想なのですが、私は学校でどんな風に教わったか全く記憶になく、その後、大人になったら、数字には3桁ごとにカンマが打たれるということに慣れてしまい、正直言って、3桁ごとの区切りは日本人にとっては全く何の役にも立たない(と私は思っている)ため、結局、「一、十、百、千、万、十万・・・」とつい数えてしまいがちなのに対し、子どもたちは3桁ごとのカンマは知らない段階で、数字は4つずつ区切ってそれぞれの部屋に入るというような学び方をするので、どんな桁の数が出てきても、まず4つずつ区切り、それぞれの部屋に万や兆などの名前をつけるだけなので、多分イメージがしやすいのだと思います。羨ましい。。。
話を戻しますが、その彼の今日の問題の中に「3億-2500万」という問題がありました。(表記もそのまま)
まず、2億になることはすぐにわかったのですが、1億から2500万を取るといくらになるのかを悩んでいました。そして、「100000000-25000000」の筆算を書こうとしたので、その前にちょっと尋ねてみました。
「1万円から2500円使ったらいくらかわかる?」
すると、少し考えて「7500円。」と暗算で答えてくれました。1万円ならちゃんとイメージできるけれど、1億円はイメージできないということなんだなと、なんだか改めて実感したのですが、その質問の後気づいたようで、「あぁ、7500万か~!」と答えに辿り着いてくれました。
また、別の新4年生2人は、今日は角度などの復習などをしたのですが、プリントを渡すと間もなく、ひとりの子が時計を見ました。まだたっぷり時間はあるんだけどなと思っていると、その子がまた時計を見ました。
う~ん、今日はなんだか集中できてないのかな?なんでだ?とふと見ると、「30分は何度か、5分は何度か、40分は・・・」という問題が並んでいたのを、文字盤を見詰めて考えているのだと気づきました。
気づけばもうひとりの子も当たり前のように文字盤を見て、いくつかそれで確認すると、後は見ずにスラスラと解いていきました。
彼女達は30分は180度、15分は90度、1時間で360度、そのあたりは即答です。その後は、15分で90度だから5分ならその3分の1、1分は更にその5分の1という考え方になっているのだと思います。(頭の中を開けてみられないので想像ですが。)
塾に勤めていた頃、結構成績のいい中学生でも、2分の1時間を求めるのに「60×2分の1」の式を書いていた姿を思い出しながら、今目の前にいるこの子達の姿をとてもとても嬉しく思うのです。
大きさ、量を感じる、イメージする。それができることは、算数にとどまらず、とてもとても大切で素晴らしいことではないかと私は思っています。
こんなステキな子達と一緒に学べる私は本当に幸せだなぁと、今日も改めて思うのでありました。
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