エッセイ
ちょっと記事が消えたことから立ち直りきっていないので、軽めのお話を。
ブログがご縁で、春休みの間何度か教室に来てくれている可愛い女の子とそのお母さん、弟くん。
お母さんがとてもあたたかい、感じのいい方で、お話の仕方も私とは正反対のように穏やかでほんわかしていて、羨ましくなってしまう。(私は子どもの頃からずっと母親に「そんな怒ったみたいなものの言い方やめなさい」と言われ続けたものだ。。。)
そのお母さんが今日思いがけないことを言ってくださった。
「先生のエッセイ楽しみにしてるんです。」
え?えっせい??
一瞬何のことかと思った。でも、読んでくださっているのはブログしかないので、お母さんは私のこのブログのことをそう呼んでくださったのだろう。
もちろん、そんな文才があるわけでもなく、日々書きたいことを書きたいように書いているだけなので、そんな風に言って頂くとお恥ずかしい限りなのだけれど、それでもやっぱり嬉しかった。
そしてふと思い出した。
私は中学生のある時期、詩人かエッセイストになりたいと思っていた。上手い下手は置いておいて、文を書くのは好きだったし、詩やエッセイを読むのも好きだったから、いつかなれたらいいなと思っていた。
けれど、中学で恩師に出会い、夢は中学校の先生になることへと変わり、ものを書く人になる夢はそのまま忘れてしまっていた。
たまに思い出すことはあっても、その頃には自分の文才のなさにも気づき、そんなのはただの子どもの夢だったんだと思うようになっていた。
それでもやはり私は書くことが好きなんだと思う。書くことで自分を表現することが好きなのかもしれない。
本を出版するなんてことは多分この先もあり得ないけれど、こうして書いている文を楽しみにしてくださる方がひとりでもいてくださって、なんだかとても幸せな気分だ。
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