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2006年3月20日 (月)

私の考え

今年唯一の受験生だった中3の子が無事志望校に合格してくれたので、今日書いておこうと思う。

私は随分前から思っていることがある。
それは本当に以前から思っていることだったのだけれど、万一試験で不本意な結果になってしまった後に書くと、子どもへの慰めにとられたり、もしくは、合格させられなかったことの言い訳にとられたりしそうだったので、発表があるまでははっきりとは書かずにいた。

実は今回、中3の子の公立の結果は、気にはなっていたし、もちろんおめでとうと言えることは願っていたが、そう気を揉んでいた訳ではない。薄情なのかもしれないとも思うし、自分でも、この仕事を始めて最初に見送った受験生などはもっとハラハラドキドキ、落ち着かない思いだったようにも思う。

まあ、もしも今回の彼女が併願で私立に受かっていなければもう少し神経をすり減らして心配したかもしれないのだが、正直言って、公立でも私立でも彼女が目標とするところに辿り着くにはどちらでも構わないのではないかと思っていたというのが、あまりやきもきしなかった一番の理由かもしれない。

強いて言えば、公立の方が近いので、時間的にも精神的にも、それこそ経済的にも負担が軽くて済むということがメリットかなというぐらいの意識だったので、きっと神様は、頑張った彼女により相応しい方に進む道を開いてくれるだろうと思っていた。それがもしかしたら私立に進学するということになるのかもしれないなと。

結果的に彼女は近くの公立に無事合格した。これで長年続けている習い事も続けられるのかもしれないし、校風も彼女には合っていそうな気もするので、本当によかったということなのだろう。

何を言おうとしているか。
もちろん、一緒に勉強した可愛い子が志望校に合格するのはとても嬉しいことだ。特に彼女は真面目でコツコツやってきた子だし、それでもいつもどこか少し自信がないようなところもあったので、ここでの挫折はしないで済むことを祈ってもいた。そして、そうなった。本当によかった。

ただ、世の中の多くの受験生の中には、志望校に手が届かなかった子、不本意な結果になった子も少なからずいるに違いない。
その子達に対して思うこと。同じようなことをこだま先生も書いておられたような気がするけれど、私も心からそう思っていることなので、敢えて書かせてもらおうと思う。

今は不本意に思えたり、挫折に感じたりする人もいるかもしれない。
けれど、それが一所懸命やった上で出た結果だとしたら、多分、それは自分が進むべき道、今とるべき道はそっちじゃないんだよってだけのことなんだと思う。

試験なんて、合格か不合格しかないのだから、合格じゃなければ不合格なのだ。けれど、不合格が必ずしも「不幸な結果」だとは思わない。

実は私は大学時代の就職活動で結構苦労をした。最終面接まで行っては不合格ということが何社か続いた。これまでに試験に落ちた経験がほぼなかったということもあり、もうイヤだ。。。とかなり落ち込みもした。

ただ、実は最終面接まで行っていた会社の中に、絶対ここで働きたいと思った会社はなかった。
そして、気を取り直してもう一度頑張ろうと、再度活動を始めた矢先、訪問した会社で少なくともこれまで回った中では一番自分の希望に合っていると思える会社に出会い、あっという間に私の就職活動は終わりを迎えたのだ。

その後、会社を辞めて今の状況に辿り着くまで、本当に色々なことがあった。友人には「そんな波乱万丈なヤツ、なかなかおらんで。。。」と言われたこともあるぐらい、少なくとも私の友人達の中ではかなり様々な経験をした方ではないかと思う。

けれど、その全てが必要だったと思えるし、それがあったから今があるのだと心からそう思える。
どんなに辛いと思ったことでも、逃げずに立ち向かえば、それはいつの日か必ず自分を成長させてくれたり、幸せにしてくれたりするのだと思う。

受験が不本意な結果になってしまった人がいたら、それは必ずあなたに何らかの成長や発見をもたらしてくれるはず。
そして、不本意に思えた選択もふたを開けてみれば、それが自分にとってベターなものだったと思えるときが来るかもしれない。

少なくとも、受験は人生の最終目標ではないのだから、ひとつ躓いたぐらい、きっと長い人生ではなんでもないことだ。

私は慰めでもなんでもなく、心からそう思っている。

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