言い知れぬ恐怖
さっきこだま先生のブログを読んだ。
今日はブログをご紹介くださった糸山先生にメールのお返事を頂き、陰山学級掲示板の管理者が教育者でなく、一般企業の会社員であることを知った。
その上でのこだま先生のブログ。。。
私はなんだか背筋が寒くなった。
大人はどこまで子どもを喰い物にしていくのだろう。
もちろん、素晴らしい大人も沢山いる。
そんな方たちがいるから、素晴らしい子どもも育っている。
けれど、ずっと思っている。
少し前では「援助交際」や「出会い系サイト」を使った犯罪などが連日のようにテレビをにぎわしていたことがあったけれど、それを作ったのも大人。子どもを喰い物にしているのも、紛れもなく大人なのだ。
有害図書や有害視されるゲームなども全部そうだ。本当に子どものことを考えるなら、絶対に守るべきルール、モラルがあるはずだ。けれど、売る側にそんな視点はあるようには思えない。
そんな大人はきっと、みんな自分のことしか見えていないのだ。
伊藤先生が言うように「視野の狭い」大人なのだ。
私はいつも思う。
自分だけ、自分の家族だけ、自分の子どもだけ。。。そんな考え方はもうやめようよと。
もちろん、私だって自分は可愛いし、家族は大事だ。何かあれば、知らない他人ではなく、親を守るだろう。
けれど、自分や自分の大切な人を守るためには、狭い世界だけ見ていてはどうにもならない社会になっているのではないのだろうか。
どんなに気をつけていたって不慮の事故は起こる。それは誰もが避けられない。
けれど、減らせる事故や犯罪は圧倒的に沢山あると思うのだ。
お子さんがおられる方は皆さん、少し考えてみてほしい。
自分の子の幸せを願い、必死に子育てをし、場合によっては「将来の幸せ」のためと思い、小さい子に必死で勉強をさせる。
その結果、志望校に合格したものの、ある日突然その子が誰かを殺したらどうする?
勉強だけを詰め込んだ結果、心が育つことのないまま、訳のわからない犯罪や事件を起こしている人間は決して少なくないと思うのだ。
手塩にかけて育て上げた子が、ある日突然、見ず知らずの人に殺されたらどうする?
それはどうしようもないことだったというしかないかもしれない。
けれど、そう言って諦めたら、世の中何も変わらないのだ。
子どもを歪めるのはやめよう。
子どもを喰い物にしてお金儲けするのはやめよう。
素敵な子ども、幸せな子どもが増えれば、絶対社会は変わる。
学歴だけは立派な政治家が国民の税金をバカみたいに無駄遣いして、自分達の幸せしか考えていない現実を私達はどれだけ聞いてきただろう。
子どもをそんな大人にしてはいけないのだ。
子どもを喰い物にしたら、きっと必ずしっぺ返しがくる。
どんな形でかはわからない。
我が子が犯罪者になるという形かもしれない。
喰い物にした子が力をつけて社会を牛耳る日がくるかもしれない。
そのときになって後悔したって遅いのだ。
世の中には心ある大人が沢山いることを知っている。
「ムダだったかもしれない。。。」「何も伝えられなかった。。。」
そんな思いを抱きながらも、諦めずに頑張っている方が沢山いることを知っている。
私の尊敬する素晴らしい先生方でさえ、何度も何度もその無力感を感じておられるに違いない。
けれど、諦めたらそこでおしまいだ。
自分が変えられる、伝えられる人は限られているかもしれない。
けれど、諦めなければ、いつかきっと「本物は残る」。
そう信じたい。
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