« 幼児の眠りについて | トップページ | 違和感(1) »

2006年2月 6日 (月)

昨日母と色々なことを話していて、書きたいことが沢山あるのですが、ちょっと時間がないので、取り急ぎとってもお伝えしたいことだけ書かせてもらいます。

時代が違うので、もしかすると今は乳幼児の段階でも視力検査は行われるのかもしれないのですが、私が子どもの頃は記憶にある限り小学1年で初めて眼科検診があり、兄もやはり小学校に上がってから検診を受けたようです。

お伝えしたいことというのは、目のこと。

私は多分生まれたときからかとにかく記憶にある限りずっと極度の乱視ではあるのですが、日常生活はとりあえず支障なくできていましたから、小学校まで眼科検診がなかったとしてもさほど問題はありませんでした。

しかし、うちの兄は、生まれてきた時点で目の一部がまだ完全に出来上がっていないような状態で生まれてきていたらしいのです。
ですが、とりあえず外見的にはどこにも問題もなく、五体満足で生まれたものですから、母は普通に育てていたそうです。

ですが、ある程度成長し、文字をお手本通りになぞらせようとしてもちっともうまくなぞれない。点と点を結ばせても上手につなげない。ずっとそんな状態で、母は何か知能に障害があるのではとさえ思ったそうなのです。

そのまま兄は小学生になりました。母が言うには何でもすることに時間がかかる子どもだったらしいのですが、小学校で担任の先生に「目が悪いのでは?」と指摘を受け、眼科に連れて行ったそうです。そこで眼鏡をかけた兄は、パッと天井の蛍光灯を見上げ、あたりをきょろきょろと、驚きながら見回したそうです。
兄の世界が完全に変わった瞬間でした。

そこから兄はきちんとお手本をなぞることもできるようになり、母もひと安心はしたのですが、昨日私にその話をしながら母は凄く後悔していると涙を浮かべていました。

もっと早く気づいてあげていたら。。。
自分がちゃんと生んであげていたら。。。

そんな後悔をずっとずっと抱えていたようです。もちろん、今でも。。。

そして、それは絶対母のせいではないのですが、兄は可哀想だったとも思うのです。
自分が生まれ落ちた世界は何かモヤモヤした不確かな世界で、どこに何があるかすら十分に見えないのであれば、この世は危険に満ちた恐ろしい世界に思えたかもしれません。行動が遅くなるのも頷けます。更に、一所懸命なぞっているつもりでもできていないと言われ続ければ、やはり自信もなくなり、萎縮もすると思うのです。

本来一番大切であるはずの時期の大半を兄はそんな風に過ごしたのです。

今の医療ではいくつから視力検査ができるのかとか、そういうことは私にはわからないのですが、可能であればなるべく早い段階で視力検査は受けられた方がいい。
しみじみとそう感じました。

|

« 幼児の眠りについて | トップページ | 違和感(1) »

コメント

●目は大切です。本当に大切です。そう思います。

投稿: 糸山泰造 | 2006年2月 7日 (火) 09時30分

こんにちは。
先生も目、昔からお悪いんですか?
私は昔からこの目なので「ちゃんと見える」と
いうことがどういうことなのか知りません。
目はホントに大事ですよね。

投稿: willseeds | 2006年2月 7日 (火) 12時42分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: :

« 幼児の眠りについて | トップページ | 違和感(1) »