感動したことを書いていると、毎日小さいけど感動しっぱなしで、忙しいとついそれを忘れてしまうほど。。。
こんなに毎日感動していたら、そのうちそれが当たり前になりそうでちょっと恐くなるのですが、昨日も今日もレッスンでまた子ども達に驚かされっぱなしでした。
昨日、私を見て「髪ぼさぼさ」と言った彼女。
まだ小3ですが、正方形・長方形の面積と、あの凸凹したのやらL字やU字やらの複雑な形の面積やらの学習に到達しました。
実は、彼女のお姉ちゃんは幼い頃からK式で鍛え上げた結果、図形が大の苦手。それを知っている彼女は問題を見て、第一声が
「あ、これねえねの苦手なヤツや。」
でした。
そんな先入観があるものですから、「難しそう。。。」とぶつぶつ。
ですが、魔法のような(と私は思うのですが)よく考えられた教材で、長方形や正方形の面積の公式は知らないままなのですが(縦×横だとか1辺×1辺だとか。。。)まずはあっという間に長方形・正方形の面積の出し方を発見。
次いで、凸凹型などのそれぞれの辺のうちところどころが抜けていて、他の場所の長さからその長さを割り出すというプリント。
「なんや、めっちゃ楽しい♪」
そう言って、すごい勢いでそこまでを終え、いよいよ「ねえねが苦手」としていたプリントへ。
最初の1問だけ「こんなんできへん。どうするの?」と言ったので、1本だけ線を引いて、その部分の面積を尋ねたら、もう後は何もいう必要もなく、ものすごい勢いで複雑な凸凹だろうと変な階段型だろうと、お構いなしのスピードで解いていきます。
私はそこの長さを見つけるのは難しそうだから考えなかった場所を(そこを出さなくても面積は出せるのです)普通に使っている彼女に、もしかすると見た目の雰囲気で使っているのでは?と思い、「なんでそこ○cmなん?」と尋ねたら、
「だって、ここ○cmでここ△cmやろ?だから。」
と。。。私が気づいていなかった発見までさせてくれました。
絶好調で解きながら
「めっちゃおもろい。ねえねは苦手やけど、○○は得意になりそう♪」
そう言ってくれました。
この子も1年生の初めは半年ばかりK式に足を踏み入れていたため、同い年の初めは算数が苦手だったいとこより苦戦した時期もありました。けれど、もう大丈夫。この子もどんどん楽しみになっていきます。
その隣りでは同じく3年の男の子が分数の問題。
この子は彼女より遅く入ってきたこともあり、進度は彼女より少し遅く、またじっくり型なので答えを出すのに少し時間がかかります。
考えてるのかな?悩んでるのかな?とちょっと判断がつかず、ヒントを出すべきか迷うこともありますが、昨日の彼の問題はこれまた3年では普通はやらないレベル。
「4分の1kmは何メートルですか」みたいなものに始まり、「2分の1リットルと5分の2リットルではどちらが何デシリットル多いですか」みたいなものまで。
多分、今では特に難しいものという感覚はなくなっているものの、塾に勤めていた頃には到底3年生にこの問題をやらせることなど考えられなかったんだろうなぁとぼんやり思います。
先ほどの「2分の1リットルと。。。」の問題で彼が、2分の1の方が多いというところまで書いてしばらく止まっているようだったので、わからないのかな?とヒントを出そうとしたところ、ふと見ると消し残りのような線が1本答えの欄に。
「ん?これってなんて書いてるん?」
と念のため尋ねると、さも当たり前のように
「ん?1。」
と。。。
そうでしたか。。。もう次の問題を考えていたのですね。。。大変失礼致しました。(苦笑)
そんな感じで昨日も色々感動させてもらいつつ、今日も引き続き、感動の嵐。
初めて小数をやる3年男子は本当に1枚目の最初の1問にヒントを出しただけで、書き方(小数点より後ろでおしまいに0がつくときは書かないとかいうこと)や読み方は教えたものの、後は私はまるを付けていただけ。。。
「2.3は0.1がいくつ分ですか?」みたいな問題も秒殺。
因みに、ここで使っているプリントには説明は全く書かれていませんので、念のため。
200gが0.2㎏だとかいうこともあっという間に把握してしまったっぽい彼。恐るべし。。。
そして、一時スランプに陥りかけていた2年生の彼女もかなり復活してくれたようで、今日は重さの学習。色々な秤の文字盤のひと目盛りあたりの重さや針が指している重さを読むところまでやったのだけど、最初は若干苦しみました。(まあ、そもそも、この子が既に1000÷4とか1000÷5とかを普通にやってくれているというのも考えてみればすごいことなわけで。。。)
けど、4㎏秤のひと目盛りが40g、2kg秤のひと目盛りが20gとどうにか計算して辿り着き(苦しみながらだったものの、私は基本的にやり方は教えていません。)、突然彼女が言いました。
「あ~、なんかわかった。」
ん?何がわかったんだろう?と思って見ていると、1㎏秤のひと目盛りのところに10g、500g秤には5gと書いているのです。すごい!言わないで気づいた!!
ひと目盛りさえわかればあとは読むだけですから、ほぼ問題なし。
この分なら来週も楽しみです。
今日で3回目の年長の男の子も恐ろしくすごかった。。。
正直言って、1ヶ月目のレッスンの中に入れるのはどうよ?と以前から内心思っているプリントが1枚あるのですが、魔法の箱(?)があって、その箱を通ると玉が2倍とか3倍とかになるっていうんです。(もう少し簡単なものは小学校受験に出たりすることもあるようですが。。。)いきなり2倍とか3倍ですよ。。。(苦笑)
もちろん、その言葉の意味は積み木や玉を交えて説明はするのですが、それでもそのプリントは結構みんな苦戦するんです。
ましてや彼はまだ年長さん。おまけに体験も含めて3回目のレッスン。できなかったらもう少し先にやるよう置いておけばいいかなと思いながらも、この彼の反応が恐ろしく素晴らしいので、とりあえず一度やってみることに。。。
積み木を見せながら、1個の2倍はこう、3倍だとこう。。。そんなものを何度か見せたところ、大きな声で彼が「わかった!」と言いました。
ホントにわかったかな?と思いながらも見ていると、どんどんと解いていくではありませんか。
とどめは、一番最後の問題で、2個の玉が2倍の箱を通り、更に3倍の箱を通るという絵がありました。それを見て、ほどなく彼がまた大きな声で言いました。
「12!」
ん?12?へ?へ??
「それって答え?」
思わずそう尋ねた私に、この人何尋ねてるの?と言わんばかりに
「そう、答え。」
と。。。恐るべし。
スーパー年長さん現れました。(笑)
もう、毎日毎日幸せで仕方ありません。
本当にありがとう、みんな。
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