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2006年1月 4日 (水)

今日の感動

今日からレッスン再開。
レッスン自体は実質5日お休みしていたので、少し久しぶりです。

お正月ボケも不安でしたが、幸い今日は振替などで変更もあり、レッスン自体は2つ。どうにかウオーミングアップできそうです。

今年最初のレッスンは11月からスタートした年長さん2人。もともとお友達の2人だけど、とてもしっかりしていてなんでもよくできる女の子と、これまでお勉強らしいことはほとんどさせてないからと事前に聞いている男の子。

走り回って遊ぶのが好きで、レゴや折り紙なんかで何かを作るのが好きな男の子だから、将来的には全く不安はないのですが、同い年の女の子がどんどん進んでしまったら、劣等感を持たないかだけが心配です。

でも、これまでのところはなんとか大丈夫そう。
そして、その彼が今日ちょっと嬉しい「発見」をしてくれました。

これまでのレッスンで、おはじきや玉や積み木などを見せながら、数を具体物でイメージできるようにしてきているのですが、それも、なるべく数をかたまりで掴むということを意識してもらっています。

5ぐらいまでは見たらすぐわかる。
並び方が整然としていたら、6、8、9、10などもすぐわかる。
そんな状態になりつつあります。

目と耳から「3と3で6」「4と4で8」などなど、そんなことを繰り返しながら2ヶ月ほどレッスンをしてきて、今日は答えが10以下のたし算をやっていました。

レッスンの中で出てきたプリントの「4+4= 」という式を見て、彼は一瞬戸惑ったのですが、「4と4で?」と尋ねると、すぐに気づいて他の問題も解き始めました。

4と4が8なら、4と3はそれより1つ少ないとか、これまで見てきた具体物をイメージしつつ、順調に問題を解いてくれていました。

そのとき、「3+6= 」という式を見た彼がふとこんなことを言いました。

「3たす6。これは3と3と3やから9やな。」

感動です。

彼の頭の中で、「6は3と3」、「3と3と3は9」、その2つのことが自然と結びついたようです。

その後、「3+6」や「6+3」という式が出てきたら、

「○○くんの得意なやつや!」

そういうと、嬉しそうに

「これは3と3と3と一緒やから9や!」

そう言ってくれました。

この感動はどの程度皆さんにわかって頂けるのかはわかりません。
けれど、「数を量としてイメージできる」「数の合成・分解ができる」、それらのことは本当に大切なことです。

そして、こちらから何も言わないのに、3+6は3が3つ分と気づいた彼の頭の中には、間違いなく「6」という数がイメージできていたということです。

これは思った以上に早く、驚くような伸びを見せてもらえるかもしれません。今年も楽しくなりそうです。

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