何よりほしいもの
自信なんてものは努力の上にしか成り立たないのでしょうし、そうでなくて持てるのはきっと「過信」や「慢心」でしかないのでしょう。
私は自分に自信が持てない。
それはただ単に、自分がまだまだ経験不足、努力不足ということなのです。それはよくよくわかっているのです。
だけど、もしできることなら、今すぐ5年ぐらい経って、それだけの経験と実績を手に入れられたら。。。そんなことを思ったりします。
昨日、可愛い男の子が体験に来てくれました。
とても愛くるしくて、とても賢い素敵なお子さんでした。
お母様も素敵な方で、お子さんへの教育に関して大変真剣にお考えなのがひしひしと伝わってきました。
現在年中さんの彼は、私がもっとも危険視している「機械的反復学習」の教室に通っているとのこと。お母さんご自身も色々なお話を聞かれ、何がいいのか何が悪いのか、正直判断がつかないご様子でした。
私の今お話できる限りのことをお話しました。
ただ、この話題になるといつも困るのです。
一般に人は強く否定されればされるほど、どこかで「いや、そんなことはないのでは?」という気持ちを持ってしまうような気がするのです。
おまけに、その教室ではその指導の「素晴らしい点」をきっとお聞きになっているはずですし、私の立場は言ってみれば「同業他社」な訳ですから、相手を批判するのは自分のところに誘いたいからと取られることもあるはずです。
更に、私自身、幼児教育を学び始めてからはまだ僅か3年足らずで、機械的反復の危険性を実感し始めてからまだまだ日が浅いのです。
ですから、伊藤先生や糸山先生、こだま先生のような素晴らしい先生方のように断言するだけの実績も経験もまだ殆どありません。
だから、どうしても強く言い切ることができないのです。
もちろん、思いを込めて、少しでも伝わるよう精一杯言葉を選んでお話したつもりです。
けれど、昨日の段階では「その教室は今すぐ辞めます」とまでは思って頂くことはできなかったと思います。
お家でゆっくり考えて頂くことにして、伊藤先生のご本をお渡ししました。
もし一緒にレッスンさせて頂けることになったとしても、あちらを辞めてくださらない限り、効果は殆どあがらないと思います。
それどころか、今日1時間ほど見せて頂いた限り、素晴らしい能力を持っている可愛い彼がその芽を摘まれてしまうかもしれないのです。
だから本当にもどかしいのです。
心から自信を持って、絶対にダメなのだと断言できる経験と実績。
それが今私が何よりほしいものです。
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コメント
私見ですが。。。
自信は自分に対するイメージで築かれるものだと思います。
先に自分が信じるところを断言することで、自信が持てるようになる。
そんな気がします。
投稿: 寺子屋ありがとう | 2005年12月22日 (木) 23時45分
ありがとうございます。
今日レオンくんにも同じような(多分根っこが
同じ)ことを言ってもらいました。
(レオンくんは糸山先生のところにいます。)
またあれこれ考えています。
ま、これは癖なのですけどね。(苦笑)
投稿: willseeds | 2005年12月23日 (金) 11時15分