2018年4月19日 (木)

たった1回で。

4月の初めに体験レッスンに来てくれて、そのまま通ってくれることになった3年生さん。
おうちの方のお話では、これまでプリント反復の教室に通っていたものの、どうも算数は苦手な様子とのことで、体験では完全におさらいの内容からすることにしたのですが、ああ、これは確かに算数の授業が楽しくないだろうなと感じる状態でした。

真面目にコツコツ取り組む子の場合、プリントなどで何度も反復させられると、意味がわかっていなくても、こうすれば答えが出るらしいというような状態で進んでいくことがあります。
なぜそれが答えなのかを理解しておらず、ちがうと言われたらまた別の答えに書き直すというような反応をする子達は、学校のクラスに一定割合(それも恐らく決して少なくない割合で)いるだろうと思います。

体験に来てくれた3年生さんもその傾向が見られ、問題を解いていても表情はずっと曇っており、何か声をかけるとすぐ答えを書き直そうとする。答えを書いていてもほぼずっと自信がなさそう。そんな状態でした。
まだ3年生になったばかりなので、これは一旦きちんとおさらいをして、これまで学習してきたことの意味をある程度理解してもらってから先に進むほうが結果的には近道になるのではと思い、おうちの方におさらいからさせてもらうことをご了解頂きました。

そして、先週が1回目の正規のレッスン。既に学校でも以前の教室でも習い終わっている1000までの数について、どのように数が繰り上がっていくのか、目に見えるようにお金などを使いながら丁寧に考えていってもらいました。
最初はお金は何度か使ったら、後はそれを思い浮かべて考えてもらおうとしたのですが、何度かではまだ難しい様子だったので、とりあえず表情が穏やかになるまでは使ってもいいことにしようと、何度も何度も硬貨をやり取りしながら問題を解いてもらいました。

1時間、その子なりにとても一所懸命がんばってくれたのですが、この様子だと更にもっと前からおさらいした方がいいかもしれないなと思ったりしつつ、1回目のレッスンを終え、今日が2回目のレッスンでした。

すると、2回目にして、既にあんなに不安そうで落ち着かない感じだった表情が和らぎ、僅かながら笑顔も出るようになり、前回より遥かにスムーズに私の言葉に反応もしてくれて、たった1回でこんなに雰囲気が代わるものかと不思議なぐらいでした。

お迎えに来られたおうちの方に随分変わったということをお伝えすると、前回おうちに帰った後、なんだか随分わかったような感じだったとのこと。
だとしたら、きっとこの子は初めの段階できちんと具体物を見せてもらって、1、10、100というようなものを何かイメージできるようにさえしてもらえていたら、あんな辛そうな表情で次々思いつく答えを書いては消すというような状態になることはなかったのではないかと思え、ちょっと気の毒にもなりました。

ですが、幸いまだ低学年のうちにご縁を頂くことができ、たった2回のレッスンで既に変化が見え始めたので、この1年で算数に対する苦手意識、拒否反応のようなものが薄らいでくれるよう、私も一緒にがんばりたいと思います。

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2018年4月18日 (水)

がんばった。

この春から3年生になったある子は、小学校入学の少し前から来てくれているのですが、いい意味で子どもらしさがたっぷり残っている子で、体を動かすのは大好きだけど、学校で遊び過ぎて疲れると、帰宅後その疲れが一気に出て、レッスンにならなかったり、普段もおうちでの宿題をするのをとてもとても嫌がったりということが長く続いていました。

まだ低学年のうちに、嫌がるのを怒ってまで宿題をさせるのはかえって悪影響が出そうだったので、必要最低限でいいということで、宿題をほとんどやっていなくても一切咎めないという状態を長らく続けていました。
しかし、3年生になるにあたり、本人が1日1枚やるとおうちの方に言ったということを聞いており、更に、元々宿題をしなくても次のレッスンのときに困らなければ、私は何も言わないけど、忘れてできなくなってしまっていたら、少しでもやるようにしてねということは伝えていたのですが、前回のレッスンで1日1枚取り組んだには満たない枚数の宿題と、それも、出された順にやったわけではなく、簡単そうなものを優先してやったと思われる状態が気になりました。

今回引き続きすることになっていた、前回のレッスンで一番難しかったであろう内容に全く手を付けずに持ってきていたので、まずは何も言わずにその日の分のプリントを指しだしたところ、やはり解けません。少し声掛けをしましたが、全く思い出せないようで、なんだかわけのわからないことをしていました。
そこで初めて、これまでは宿題をしてこなくても怒ったことはなかったこと、3年になったら1日1枚すると自分で約束したということを聞いたこと、忘れてできなくなったら困るから、全部でなくてもいいから忘れそうならやるようこれまでも言ってきたことを確認し、その子にとっては相当久しぶりに「コワイ先生」になって、今回はきちんと宿題をしてきてくれるよう伝えて、その日のレッスンを終えました。

そして今日。私に限らず、人から怒られるのがとても苦手らしいその子が、階段を上がってくるとき、何か躊躇っている声が聞こえていました。
おうちの方と入ってきてもまだ少しもじもじ。でも、出された宿題を見ると、全部ではないものの、その子なりに取り組んだことがわかり、レッスンでも前回は全く忘れていたことがかなりしっかりできていました。

怒られるのが嫌という動機はあまりよいものではないとは思いますが、私自身はそういう子どもでしたので、勉強が好きなわけではないけど怒られるのはもっとイヤということで何とかがんばっていたのを思うと、前回久しぶりにちょっと怖い思いをして、今回こんなにしっかりやってきてくれたのを見ると、言うべきときには少し厳しく言うことも必要なのかもしれないなと思いました。(もちろん、お子さんの性格などにもよりますし、基本的には怒って勉強させようという気持ちは全くありませんが。)

今日は本当に一所懸命取り組んでくれていたので、次回もこの調子でがんばってくれるといいなと思いました。

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2018年4月17日 (火)

ようやく決まりました。

今日のレッスン中連絡があり、ガラスの工事日がようやく決まりました。
来週23日月曜の午前中の予定ですので、通常のレッスンの方にはご迷惑をおかけせずに済むかと思います。
ただ、外に足場を組んでの作業になりますので、当日が雨の場合は延期になるようです。

割ってしまってからほぼ3週間経ち、実際に工事をしてもらえるのはまだ数日先ですので、その間ガラスがこれ以上割れたりしないことを祈っています。
外から見たら見苦しい状態が続いていますが、今しばらくお許しください。

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2018年4月16日 (月)

情けなく悲しい

もう1年以上にわたって、国会中継を見ては腹立たしくなり、関連のニュースを聞いては情けなく、悲しくなっていますが、ここに来て今度は次官のセクハラ報道。音声まで公開されての報道にもかかわらず、ご本人は全面否定。財務省もその長も擁護の立場を見せているのを見て、心底情けなく、悲しくなりました。

海外で昨年来、「MeToo」の運動が盛り上がりを見せ、声をあげられなかった女性達がずっと抱えてきた辛かった思い、苦しかった思いを告白しており、その告白、告発によって、大物と言われた方が立場を追われたり、自らがしてきたことの報いを受けたりしています。

しかし、未だに日本では、勇気をもって告白した女性がかえって悪者のように扱われるということが続いていて、どれだけ時代が変わっても、まだまだ日本は男尊女卑の考え方が色濃く残っているんだなと感じます。

今回の次官の件も、相手が記者だろうがなかろうが、ああいう発言を女性に向かってすること自体不快ですし、あの方に奥様や娘さんがおられたら、あの音声を聞いたらどう思われるか…。
そんなどうしようもない発言をしたことに対して、恥ずかしいとさえ感じないような人が国の重要なポストについていて、その人を多くの男性が擁護しようとしている現実に背筋が寒くなります。

どうすればそんな世の中を変えられるのか…。
女性だけでなく、心ある男性も一緒にもっともっと声をあげてほしいなと、心からそう思います。

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2018年4月15日 (日)

オフ

今日は更新お休みします。

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2018年4月14日 (土)

一山超えた?

まだ1年生の段階で強烈な「算数アレルギー」を起こしてしまったということで、1年生の終わり頃からご縁を頂いた子が3年生になりました。
今もまだ算数が好きとか、得意になったとかではないと思いますが、問題を前に表情をこわばらせ、私の声掛けにも耳を貸そうとしなかったり、頑なに自分のやり方を(もちろん、自分のやり方できちんとできるようであれば、それでよしとすることも多々あるのですが)変えようとせずに間違いを連発したり、イライラした後泣き出してしまったりということはなくなりました。

算数にはかなり強い拒否反応はあったものの、元々言葉に関しての力は年齢を考えるとかなり優れている印象があり、問題文などを読むことにはあまり抵抗がないようでしたので、最近は「ちょっと読んでみてくれる?」というと、すんなり問題を読み、自分で意味を理解できるということも多くなってきました。

もちろん、ここで、もう大丈夫だろうと思ってその子が難しいと感じる問題を出してしまったら、ネガティブな反応が出る可能性はまだありますので、気を付けてみていかなくてはいけないと思っていますが、あの苦しそうだった姿を見ることがなくなって、本当にホッとしています。

子ども達はそれぞれ好き嫌い、得意不得意がありますので、全員に算数を好きになってもらいたいとか、得意になってもらいたいとは思いませんが(もちろん、そうなってくれたら嬉しいですが。)小中学校で学ぶ間は算数や数学を避けて通ることは難しいでしょうし、それであれば、算数が嫌いな子であっても、その時間が苦痛な時間にならなければいいなと思ってレッスンをしています。(好きな子、得意な子は更に能力を発揮できるようになってもらえたらと思ってレッスンをしています。)

3年生になったその子が、これからも穏やかな表情で算数に向き合っていってくれたらいいなと思います。

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2018年4月13日 (金)

子ども達がいてこそ

教育学部を出ていながらも、アルバイトで家庭教師をしていた頃も、塾講師をしていた頃も、手に入る教材の中から使いやすそうなものを選び、それに沿って指導をするということが「普通」だと思っていました。

私達が手にすることができる問題集やドリルなどの大半が、例題を解説して、それを真似て解ける類題を解かせる。練習問題のページにはヒント(それがしばしば書き過ぎで、その通りにすれば解けてしまうようなものも…。)が書かれている。そういう類のものになっています。
でも、それだと子ども達はよくわかっていなくても答えを出すことができ、答えが合っているから、指導者側も子どももできている気になって、次に進んでいくというようなことも起こりがちです。

それに気づいたことが自分で教室を始めるきっかけになったのですが、その後、子ども達の表情などを見ながら、どういう問題は苦手な子が多いか、どういう表現だと理解しやすいかなど、たくさんのことを子ども達から教えてもらいました。

気に入って長年使ってきた教材も、多くの子が抵抗を示す単元があったり、説明がわかりにくい、もしくは全くないところがあったり、もっとこうすれば子ども達もすんなり理解できるのでは?と思うことが色々見えてきました。

そうして手探りながらも少しずつ、簡単ではないけどわかりやすい。説明し過ぎないけど、省略し過ぎない。そういうものを作ろうとしています。
それは全て、目の前に子ども達がいるからこそできることで、そうでなければきっと、自分ではいいと思っていたところが子ども達にはそうでもなかったり、かえってわかりにくかったりということも起こるのではないかと。

子ども達がいてくれるからこそ、よりよい教材、よりよいレッスンについて、常に考えさせてもらえるのだということを、このところ改めてひしひしと感じています。

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2018年4月12日 (木)

子どもは何にも悪くないけど

先日体験に来てくれて、今日から一緒にレッスンをさせてもらうことになった3年生さん。
おうちの方のお話や体験のときの様子で、算数は少し苦戦しているようでしたので、うちに来てくれるまでに既に習い終わっていることは伺っていたのですが、どこから難しく感じるのか確めたくて、今日は完全におさらいの内容から始めることにしました。

といっても、下の学年のお子さんと一緒にレッスンだったので、その子と同じようなことはさすがに抵抗があるかもしれないと思い、3桁の数のおさらいからしてみたのですが、順におさらいをしていきながら、その中で出てきた10が11個でいくつになるかという問題に、111とか21とかいう答えを書いていました。

体験の時点で数量感覚はあまり身についていない印象だったこともあり、また、本人が恐らく算数はキライと思っているのではと思ったこともあって、今日は1円玉、10円玉、100円玉を用意して、それを見ながら考えてもらうこともした後だったのですが、なかなか110という答えに辿り着きませんでした。
そして、10円玉が10個と1個だということを確認し、ようやく110と答えられたものの、10が14個は114と答え、17個は117と書いていました。

表情も辛そうな悲しそうな表情で、見ていて気の毒になりました。
頭の中で数がイメージできていないまま、うちに来てくれるまでに掛け算の筆算などの学習もしたようです。
答えは出せるとしても、概算はきっとできないでしょうし、位をずらして書いてしまってもおかしいと気づけない状態かもしれません。でも、これまで行っていた教室ではそれに気づいてもらえなかったということなのでしょう。

まだ3年生がスタートしたばかりですから、何とかがんばってもらって、数を何か具体的にイメージできるようになってもらえるよう、私も精一杯がんばりたいと思います。

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2018年4月11日 (水)

家と教室

これまで何度もあったことですが、家でできなかったものが教室では何の助けもなくできるというようなことがよく起こります。
理由は子ども達によって違うだろうと思いますが、家では集中できないのが一番の理由かなと思っています。(もしくは私が怖いから?(汗))

先週は都合によりお休みしていた子が2週間ぶりに来たのですが、お休みの間に取り組んだ宿題を見てみると、結構間違いがたくさん。面倒で適当にやったのかなと思いつつ、直しをしてもらっていたところ、ある問題を解いてひと言、「あれ~、なんでできたんやろ?」と。その反応を見ると、少なくとも一度はきちんと考え、それでもできなかったということなのだなと、責めないでよかったなとも思いました。

今日の子は高学年ですが、小さい子達だと、おうちで宿題をしたら全然できていなかったので、もう一度見てもらえますかというような感じでおうちの方から伺って、さて、どんな感じでわからないのかな?と思って、「ちょっとやってみてくれる?」とできなかったという問題を渡すと、しばしばすんなり解いてしまうということがあるのです。

よくわかりませんが、子ども達にもやはり勉強スイッチのようなものがあるのかもしれませんね。
家は勉強するところではないのでスイッチがオフになり、教室や学校ではスイッチがオンになる。

最近考えているのは、低学年の子にどの程度宿題を出すべきかということで、特に宿題をやりたがらない子の場合、嫌々やるのとやらないのとではどの程度差が出るのか、とても気になるところです。
脳のしくみなどによると、嫌々やったものは定着度が低いとも言われていますし、それでも無理してやった場合、嫌だという記憶がより強く刷り込まれてしまうとすれば、やらないよりマイナスになることもあるのではと思います。

もしもおうちで宿題に取り組む際、おうちの方が一所懸命言ってさせてくださっているような場合、遠慮なくご相談ください。どうするのがいいか、その都度一緒に考えさせて頂けたら幸いです。

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2018年4月10日 (火)

手が動く

少し前から受験塾と並行して来てくれている新6年生さんは、4月1週目は塾の春期講習があってお休みしたため、2週間ぶりのレッスンでした。
一緒にレッスンさせてもらうようになってまだ2か月ほどですが、今日のレッスンでは随分自然と手が動くようになっていて、図を描いたり、線分図で比べたりということが、来てくれた頃に比べるとかなり、自分からできるようになってきたようです。

ただ、見ていると、これまであまり描いてこなかったんだろうなということが分かるなぁと。
線分を3等分や5等分した図を見ると、長さが均等ではなく、また、2等分、4等分など、真ん中がある場合でも、真ん中を決めることなく端から分け始めてバランスがおかしくなるというようなこともありました。
これまで自ら描くことが少なかったのだとしたら、それを指摘される機会もほとんどなかったのでしょう。

ですが、これまで描かなかった子の手が動き出したということは、これからどんどん変わり始める可能性が少なからず出てきました。
受験まではもう1年ありませんが、どこまで力を伸ばしてくれるか、楽しみにレッスンさせてもらいたいと思います。

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