教室に通ってくれている幼児のお母さまが「ハンズオン・マス」を教えてくださいました。
色々本があったのですが、とりあえずこの1冊を注文して読んでみました。
「算数楽しく ハンズオン・マス」
坪田耕三著 教育出版
評価 ★★★★☆
過去、色々な著書を読んで、世の中には尊敬すべき先生方がたくさんおられるなぁと何度も思いましたが、またここにもおられました。
そして、きっと、私が知らないだけで、まだまだ数え切れないぐらい、素晴らしい先生方がおられるに違いないと、改めて感じています。
著者の坪田先生は、この本が出版された2004年の段階の著者紹介では、筑波大附属小学校の副校長をなさっている方と紹介されています。
「ハンズオン・マス」というのは、坪田先生が作られた言葉で、「ハンズオン」というのは「手を使って」とか「体験的な」という意味、「マス」は「算数」の意味という紹介がされています。
本書では、坪田先生の授業実践などが具体的な教具などと共に詳しく紹介されており、構成は以下のようになっています。
Ⅰ.ハンズオンで算数楽しく
Ⅱ.明日からの授業が変わる実践集
Ⅲ.子どもの発想を豊かに
Ⅳ.授業研究
Ⅴ.ハンズオン・マスと評価
とにかく、素晴らしい。
こんな授業を受けられたら、子どもたちはもっともっと算数が好きになるだろうなと感じる実践ばかりです。
教材や教具も、子どもたちは興味を示すだろうな、こんな風にやったらよくわかるだろうなと思うものばかりで、単純な私はまた例によって、もし子どもがいたら筑波大附属小に通わせたい!と思うだろうなぁとか思ってしまいました。(苦笑)
きっとこの先生は、子どもたちが大好きで、算数も大好きで、本当に色々なことをよく観察し、小さなことに気づき、反応されている方なんだろうなと感じました。
以前、大村はま先生の本を読んだときに感じたのとどこか通じるものがありました。
ただ、筑波大附属小での実践ですから、入学時に既に選抜されている子達でもあり、授業での子どもの発言なども紹介されていますが、普通の公立小学校ではさすがにここまでは出てこないんだろうな・・・と思ったりするところはありました。
ですが、きっとこんな授業をすれば、どの子も今より算数が楽しく感じられるだろうし、できるようにもなるだろうと思います。
そして、この方法は学校など、一緒に考えたり試したりできる環境でこそ、より生きてくる方法なんだろうなとも思います。
もし、全国の小学校の先生方がこんな算数の授業をされたら、私の教室はいらなくなっちゃうかもなぁと、そんな気もします。
そのぐらい、私が小学生だったら受けたい算数の授業なのです。
ですが、普通の小学校の先生方がこれを日々の授業でやるのはかなり大変だろうとも思います。
普通の小学校は教科担任制ではなく、一人の先生がほぼ全ての教科を指導するわけですし、毎日違う授業をしなければならないのが実情でしょうから、算数だけでここまでの準備をし、たっぷり時間を取って・・・というのはなかなか困難なのではと。
それがクリアできるなら、とても素敵なのですが。
とても素晴らしい実践だと思いますし、学校の先生も塾などで子どもに指導しておられる方も、保護者の方も、参考になるところはたくさんあると思います。
今後の教材作りにも参考になりそうなことも色々ありました。
小学校の算数に関してご興味のある方には一読の価値ありだと思います。
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