「人間関係が楽になるアドラーの教え」 岩井俊憲著
読みやすく、分かりやすい内容ではありますが、個人的にはこれは買わなくてよかったなという1冊になりました。
amazonのレビューに書いておられる方がいましたが、既に読んだ「嫌われる勇気」や「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉」を読んだことがあると、何も新しいことが書かれておらず、むしろアドラー心理学に関してはより表面的な内容になっているため、全部読んだことあるよ…という感じを受けてしまいます。
自己啓発本という位置づけで、カウンセラーをしておられる著者が分かりやすく、悩みなどがある方向けに書かれたと考えれば、そして、アドラー心理学の他の本を読まれていなければ、参考になること、実践しようと思うこともあるんだろうと、そんな印象です。
ただ、なんとなく、なんだかなぁと思ってしまうのが、この本の装丁。
それは著者のご意思とは関係ないのでしょうけれど、出版社が違うのに、ぱっと見「嫌われる勇気」とかなり似ているんですよね…。その印象が、ベストセラーに便乗?という感じがしてしまって、個人的にちょっと…。
ですが、内容自体は「アドラー心理学」関連の本を初めて読む方であれば、分かりやすく、参考になると思いますので、ご興味のある方はどうぞ。(でも、どちらか1冊読むのであれば先行本の「嫌われる勇気」の方が読みごたえもあったかなと思いますが。)
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