「自律神経を変える『たった1ミリ』の極意」 小林弘幸著
結局ノロノロして、ようやく読み終えました。
ぼちぼちコタツをしまう予定なので、寝落ちする機会が減るはず。そうすれば、もう少し本も読めると思いたい…。
お医者様が書かれた本であり、「自律神経を」という言葉に惹かれたこともあって読んでみることにしたのですが、もう少し中を見てから買えばよかったかなという感想です。
内容に不満ということではなく、自分がタイトルなどから勝手に抱いた印象と中身とにズレがあったということなのですが。
昼夜がかなりずれた生活をしてもう20年近くなることや、だんだんと年齢を重ねて色々な衰えを感じていることなどもあり、自律神経の乱れもあるんだろうなと、そんなことを思っていたので、どんなことが書かれているのだろうと思ったわけですが、ジャンルで言えば一種の自己啓発本になるのかなという印象でした。
もちろん、自律神経はストレスなどで簡単に乱れたりするようですので、こういうことに心がけるといいよということがコラム形式で書かれており、読みやすいですし、「1ミリ」という表現で、スモールステップの提案をしておられますから、心がけやすいんだろうなとも思います。
ただ、本文内に何度も何度も「超一流の人」という表現が出てきて、「超一流の人」はこういうことが完璧にできているとか、こういう考え方をしているとか、そういう例を挙げ、それに少しでも近づくにはこういうことを心がけてみましょうというような流れでそれぞれのテーマが構成されているため、読んでいてなんだか単調な印象を受けてしまったところがあったり、また、多くはこれまでほかの本で同じようなことを読んだなぁと感じたり。
ですので、個人的にはこれを読んで何か目新しいことがあったとか、積極的に何かを実践しようと思ったとかそういうことがなく、ちょっと物足りない印象でした。
ただ、それは私がこれまでにあれこれ読んだ本が同じような系統だということなのだろうと思いますので、この本自体の問題ではないだろうと思います。
読みやすいですし、ここに書かれているようなことを心がけるのは確かに良いことなのだと思われることが色々書かれていますので、ご興味のある方はどうぞ。
本棚に立てておきますね。
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