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2015年1月26日 (月)

「脳の強化書」 加藤俊徳著

このところ全く読書が進んでいませんが、読みかけている本が思いの外なかなか進まず、更に、ある書店のポイントの一部が期限切れになるとお知らせメールが来ていたので、ちょっと書店に立ち寄りました。

入り口に表紙が見えるように並んでいる新刊の中に「脳の強化書2」というのがあり、「2」ということは続編なのよね?と棚に目をやると、これを発見しました。
ちらっと見た感じでは読みやすそうだったのと、続編が出ているということはそれなりに話題になったのかなと思い、購入しました。

で、初版はいつなのかと思ったら、2010年3月!!そんな前から出版されてかなり版を重ねているようですが、私はこれまで全く知りませんでした…。(汗)

最近は「脳」に関する本はあふれていますし、私自身、このところ物忘れのひどさに何かしないといけないのではと、脳トレ系の本も何冊も読みましたが、この本でちょっと新鮮に感じるのは、脳を働きごとにグループ分けのようなことをして、それぞれの働きを高めるにはどのようなことが効果的かというような書かれ方がしてあることでしょうか。

実はまだ半分ほどしか読んでいませんが、どれも簡単に実行できそうなトレーニングですので、できることを心がけて少しでも脳の働きがよくなればいいなぁと。
そういいながらも読みっぱなしにするとすぐ忘れてしまうわけですが…。

読み終えたらまた本棚に立てておきますね。


   

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2015年1月20日 (火)

「下剋上算数 基礎編」

先日ここでご紹介した「下剋上受験」の著者の方と馬渕教室とのコラボ問題集ということで、仕事柄見ておこうかなとネットで注文したのですが、もしこれを書店で手に取っていたら、多分買わなかっただろうなと…。    

問題には直接関係ないのですが、本文の内容に入っていきなり「分数⇔少数」という誤植があり、算数の問題集なのにこれは…それもいきなりしょっぱなから…とかなり萎え、それでもページをめくっていると、循環小数のところでもまた「じゅん環少数」との文字が…。

大手受験塾も関わっているようですし、算数の問題集でこれはあまりにも…という気がします。

それと、著者が書かれたのであろう部分は全体の1割にも満たず、ほとんどはいわゆる1行問題集。解答解説が詳しめだといっても、受験問題集などでこのぐらいの解答解説は特に珍しいものでもないような…。

春には続編で難関校対応の問題集が出るようですが、これは受験塾に行かず自宅学習で取り組むつもりの方を対象にしているのか、でも、それならこれだけでは到底足りないんだろうしと、次が出てみないとわからないものの、なんだかスッキリしない感じが。

購入を検討されている方はまず店頭で見てみられることをお勧めします。

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2015年1月13日 (火)

「長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい」 鬼木豊監修 槙孝子著

昨年書店に行ったときに、入り口に平積みされていたので、ちょっと気になって購入したものの、ちょっと見てはやめ、ちょっと見てはやめを繰り返していたため、すっかり時間が経ってしまいました。

初版は2013年7月に出ているようですので、もう1年半ほど前のものですね。
その後かなり版を重ねているようですから、結構話題になったということなのでしょうか。
ふくらはぎというか、筋肉が全身に血液を送る働きをしているので、女性で筋肉が少ない人は末端冷え性になったりするというような話は聞いたことがあったので、それにも関係あるのかなと、そんな感じで読み始めました。

多分、集中したら1、2時間で読めてしまうんだろうと思うのですが、私は随分日数がかかってしまいました…。

ただ、内容はわかりやすく、マッサージの仕方などは写真も載っていて、私は買っていませんが、確かこの本が平積みされていたところに一緒にDVD付きの本も並んでいたようですので、それだと更に仕方がよくわかるんだろうなと。

そして、元々この「ふくらはぎ療法」は外科医の先生が考案されたものとのことで、お医者様から見ても驚きの効果があったということのようです。

何かにつけ不精な私はこの方法をきちんとマスターして習慣にすることはできないかもしれませんが、時間を見つけてふくらはぎをマッサージすることならできるかも…。
それで安眠できたり、体の凝りが楽になったりするのなら、してみる価値はありそうです。


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2015年1月 5日 (月)

「『しないこと』リストのすすめ」 辻信一著

年末に書店に行ったとき目に留まり、以前この方の別の本を読んだこともあったので、ちょっとタイトルも気になるなと購入しました。

本の帯に大きく「明日できることは今日しない。」と書かれていますが、かなり大雑把に言うと、現代の私たちは日々「すること」に追い立てられ、本来は幸せになるために何かを「する」はずが、そのことでかえって不幸せになってしまっているのではないかというような内容が書かれています。

確かに私自身も、休日に何もせずただダラダラと過ごしてしまうと、非生産的に無駄な時間を過ごしてしまったと、なんだか罪悪感を感じたりするのですが、ちょっと考えると、その罪悪感はどこから来ているんだろうと。
私が休日にダラダラしても、誰かに迷惑をかけているわけではありませんし、休日なのですから、別に何をして過ごそうが、何もせずに過ごそうが、それに対して罪悪感を感じたり、情けない気持ちになったりする必要はないはずです。

ですが、時間を有効に使うこと、みんなに同じだけ与えられている時間をいかに充実させるかということ、そういうことにばかり意識が行ってしまいがちで、また、それは私だけに限ったことではなく、少なくとも世の中の多くの方にそういう考え方が染み付いてしまっているのではないかと。

あとがきを少しだけ紹介します。

「人間が幸せに生きていくために必要なモノは、実は、そんなに多くはありません。平和に仲良く助け合って人間らしく生きていくために、『しなければならないこと』もそんなに多くはないのです。そのことさえわかれば、もう大丈夫。『足るを知る』という伝統的な智恵を現代の日本に甦らせ、新しい時代の糧にすることができるはずです。」

本書の中で「自動詞・他動詞」という話が出てくるのですが、「桜が咲く」に対して「桜を咲かせる」、「雨が降る」「雨を降らせる」…と、他動詞になった時点で科学技術や魔術の世界の話になってしまうと。
「する」ことばかりが優先される風潮がありますが、「ある(存在する)」ことの重要性に気づくべきだと。

ただ、こういう内容を是非読んでみてほしい方たちはなかなかこういう本を手に取られないんだろうなと、そんな気もしながら読んでいました。


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