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2014年9月29日 (月)

「知ろうとすること。」 早野龍五・糸井重里著

早野先生のことは、何がきっかけでフォローしたのか覚えていないのですが、この本を読んでいて、きっと震災の時に何かのツイートが目に留まったのがきっかけだったのだろうなと思いました。

といっても、なんとなくツイートは見ていましたし、研究者か先生か何かそういう方なのだろうとは思っていたものの、具体的に何をしておられる方かなどを調べたことはありませんでした。

そして、今回この本が出たこともTwitterで知り、読みましたというツイートがいくつも紹介されていたので、ちょっと気になって検索してみたところ、帯の言葉がなんだか気になったので、早速読んでみることにしました。

Amazonさんでは現在在庫切れになっていますが、私は昨日大型書店に見に行きましたら、まだたくさんありました。
もしかすると関西などでは書店で手に入りやすいのかもしれませんね。

本の帯にはこんな言葉が書かれています。

「文化系とか理科系を超えて。原発事故後の放射線の影響について、いま、確かに語れること。そして、未来のための、こころのありよう。」

早野先生は東大大学院の理学系研究科教授だそうで、ご専門は「原子核物理学」と、私にはいったい何のことやら…という学問を研究しておられるそうで、難しい理系の学問の先生の言葉は私には理解できないのでは…と思ったりもしたのですが、対談形式になっているというだけでなく、この先生は私のような全く専門知識のない人たちにもわかるように、むしろそういう方たちにわかってもらえるようにと努めておられるようで、読んでいてわかりにくいところは全くありませんでしたし、一気に読み切ることができました。

早野先生がひとりでも多くの方に読んでもらいたいということで設定した価格だと糸井さんがツイートしておられましたが、180ページ強で税込500円でお釣りがくる価格になっていて、書かれている内容からも感じたことですが、ご専門ではないことを不安になっている方たちの役に立つようにとあれこれ尽力され、恐らくかなりの持ち出しもされ、この本も自分の儲けは考えておられないのではないかなと、そんなことも感じました。

関西にいると放射能の影響も直接は受けない分、なんとなく不安だったり、そのくせ情報を集めようとはせず、どこか他人事だったりという自分には、読んでよかったと思える内容でした。
そして、そういう方にも是非ひとりでも多く読んで頂きたいなと思う内容でもありました。

差別が起こるとしたら、私たちのような直接特に影響を受けない人間が影響を受けられた方たちに対してという場合がほとんどではないかと思いますし、それも、知らないから不安で、わからないから遠ざけておこうと思ってしまうようなところもあるのではないかと思いますので。

    

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2014年9月22日 (月)

「幸運をつかむユダヤ式スピードラーニング(1)」濱野成秋著

先日電子書籍をひとつ読み終えたので、次何にしようかなと探していて、タイトルが気になったので読んでみることにしました。

しかし、「幸運をつかむ」というタイトルとはなんだか印象が違い、今、amazonさんのサイトを見たら、帯部分に(電子書籍なので実際には「帯」はないのですが…。)、「人生に勝つための…」という言葉がありました。
それならまあ納得というか、でも、それなら読まなかったよなぁと…そんな感じです。

勉強法の本なのだとは思いますが、細切れ時間を有効活用しなさい、通勤の時間も無駄にせず座れたらノートパソコンで…、確実に座るためには引越しも考えなさい、というような(全て著者ご自身がなさったことでもあるようですが)、少なくとも私には参考になる部分はほぼないなぁという印象です。

また、この方の文章の癖なのかもしれませんが、常体と敬体が混在していて、私はついついそういう部分が気になってしまうので、読んでいてどうも落ち着かないというか、引っかかる感じがしました。

シリーズになっているようではありますが、私はこの1冊でもういいかなぁと。
そんなだから「人生に勝つ」ことはないんだと思いますけど…。(苦笑)


   

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2014年9月15日 (月)

「嫌われる勇気」 岸見一郎・古賀史健著

以前からタイトルは知っていたのですが、「~~勇気」とか「~~力」とか、そういうタイトルのものはどこか流行りもののような気がして、なんとなく手に取らずにおり、その後書店で目にしたところ、税込みだと1600円を超える価格に(なぜかわかりませんが、1000円や1200円の本を数冊買うことは抵抗がなくても、1冊が1500円を超えてくると躊躇ってしまうもので…)やはり買うに至らずだったのですが、今回なんとなくネット書店でクリックしていました。

そして、読み始めたところ、今時の流行りとはかなり違っており、「アドラー心理学」という学問について、私のような全く知識のない人間でもどういうものなのかわかるように、哲学者と若者の対話形式(実際の対談を文にしたということではありません。)で書かれたものでした。

「心理学」と言っても、読めば読むほど、これ哲学なのでは?と思うような内容で、そういえば大学時代、哲学に興味を持った時期があったよなぁと、そんなことも思い出しました。

目次の初めに書かれていることを一部引用しますと
「欧米で絶大な支持を誇るアドラー心理学は、『どうすれば人は幸せに生きることができるか』という哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な“答え”を提示します。」
と書かれており、実際に読んでみたところ、私の頭では一度読んだだけではなんとなくしか理解できていない(というか、読んだはたから忘れてしまうことが多い)のではと思いますが、それでも、何か大事なことが書かれているように感じました。

人生や人間関係について悩んでいる方は一度読んでみられてもいいのではと思う1冊でした。

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2014年9月 8日 (月)

「さっさとやれば、なんでもできる!」 中島孝志著

久しぶりに電子書籍です。 しかし…電子書籍を読むときはスマホを見るときということになり、スマホを見るときには本を読むよりついついSNSを覗いたり、ニュース記事を読んだり、ゲームをしたりということになりがちで、読み終えるのにダウンロードしてから何か月も経ってしまいました…。

もともとは前の電子書籍を読み終え、何か新しいものをと思ったのですが、これというものが見つからず、100円という価格と、その値段で、いつもついついグータラだらだらしてしまう私が何か参考になることがあればという気持ちでこれを選んだのですが、あくまでも個人的感想ではありますが、これは企業などにお勤めだったりするような方がいかに効率的に仕事をするか、周囲から仕事ができると評価されるにはどうすればいいかと、そういう視点で書かれたもののように感じました。

そういう意味ではそういう方には参考になることもあるのだと思うのですが、私の仕事や日常生活ではあまり活かせそうにないような気が。
といっても、結局はテキパキ効率よく、バリバリ仕事をするということができないため、この本は自分にはあまり参考にならないなぁと思っている可能性は否定できませんが…。(苦笑)

ただ、少なくとも「なんでも」というのは日常生活、家事ということではなく、あくまでもビジネスとしての「仕事」ということのようでしたので、私のような目的だとあまり参考にはならないのかもしれません。
(書かれていること自体はごもっともということが多いのではと思います。ただ、そういう内容をこれまでに読んだことがあるなという感じで、目新しい感じはしませんでしたが。)

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2014年9月 1日 (月)

「新・発達が気になる子のサポート入門」 阿部利彦著

以前はかなり集中して発達障害関連の本を読んでいたのですが、ある程度は読んだという気になっていたのと、読書量が激減していたのとやらで、しばらく遠ざかっていました。

殆どの本は一度読んだらそれで読み返しもしないため、ボロボロ記憶がこぼれていってしまう今日この頃ですし、発達障害自体も広く知られるようになったのは比較的最近のことで、恐らくどんどん研究なども進んでいくのだろうとも思い、久しぶりに1冊読んでみることにしました。

ですが「サポート入門」というところをきちんと見ておらず、これまで色々な本を読んだことがある自分には目新しいことは書かれていませんでした。
ただ、記憶を呼び起こすには役に立ちましたし、何より一番、そうだよねと思ったのが、接する側が気持ちに余裕があって、違いを受け止めて笑顔でいられることが何より大事なのだなという趣旨のことでした。
これは発達障害の有無に関わらず、これまでの経験上、おうちの方がいつもニコニコしておられるようなご家庭のお子さんはたとえ発達上の困難や苦手なことなどがあってもおおらかだったり穏やかだったりするような気がするのです。

また、私も気持ちに余裕があるときは少々のことがあっても笑顔で接することができても、例えばその日のレッスンでうまくいかないことがあって気持ちの余裕がないようなときにはちょっとしたことでもイライラして、つい言葉が「チクッと言葉」(本書の中に出てきます)になっているような気もして、そういうのは絶対子ども達に影響するとも思っているので、これまで以上に気を付けなければと思いました。(未熟者なのでなかなか難しいのですが…。)

発達障害についてあまりご存知ない方や、お知り合いなどに発達障害のお子さんなどがおられ、どんなふうに接したらよいのだろう?と思われるような方などにはお勧めできるのではと思いましたし、お子さんがもしかしたら…というような方も読んでみられると参考になることがいろいろ書かれているのではと思います。

また本棚に立てておきますので、ご興味のある方はどうぞ。


   

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