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2014年1月27日 (月)

「面倒だから、しよう」 渡辺和子著

書店でタイトルが気になり、更に、「置かれた場所で咲きなさい」の著者が書かれたものだということだったので、読んでみることにしました。

実は「置かれた場所で…」は気になったものの、タイトルからなんとなく内容が想像できるような気がして、結局読まずに今に至っています。
ただ、「面倒だから」の後に「しよう」という言葉がつながっていることが新鮮で、もちろん、こちらもなんとなくは内容が想像できるところもありましたが、ぐーたらな私がこれを読んだら、少しは何かがんばれるかなと思い、購入。

著者はノートルダム清心学園の理事長をなさっている方だそうで、シスターでもあるようです。
「はじめに」に書かれていることを読んだだけでも、どういうお考えの方か、どういうことが書かれているかがある程度想像できるのではないかと思います。
初めの6行分を引用させて頂きます。(以下引用)

「面倒だから、しよう」はおかしな日本語かもしれません。「面倒だから、よそう」があたりまえでしょう。これは、面倒くさがり屋の私が自分にいい聞かせている言葉であり、学生たちとも、一緒に使っている言葉なのです。
 学生たちには、「この世の中には、お金で買えないものがあり、その一つが心の美しさなのだ」「しようか、どうしようかと迷ってもいい。でも、そこで、自分の怠け心と闘った時に、初めて本当の美しさ、自分らしさが生まれてくるのだと思う」と言っています。

(以上引用終わり)

ひとつひとつの項目が短くまとまっているので、例えば毎日朝起きて1つ読み直すことで、その日を大事に過ごせそうな、そんな1冊のような気がします。

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2014年1月20日 (月)

「中学入試 国語読解問題なんかこわくない」 藤本孝則著

先日書店で目に留まり、微妙にお高いので迷ったものの、大手受験塾の国語の先生が書かれた「門外不出の読解力を高める講義を完全収録!!」と帯に書かれていたので、どんな内容なのか気になって読んでみることにしました。

しかし、書店ではちらっとしか中を見なかったので、ちょっと失敗しました…。
内容が実際に中学受験をする子どもに向けて書かれており、親御さんに向けたものではありませんでした。

ただ、個人的には、これを小学校5、6年で国語があまり得意ではない子が読んで理解できるものなのだろうかと感じました。
もちろん、きっと難関中学を受験するようなお子さんであれば、このぐらいは読んで理解しなければならないということなのかもしれませんが、公立の小中学生の感覚だと、中学生が読んでも十分参考になるだろうし、読解が得意でない子であれば、中学生でも理解しきれないのではないかとも思いました。

また、書かれていることはもちろん参考になりますし、その通りということが多いものの、ここに挙げられた例を理解したからといって、全ての読解問題に十分対応できるようになるのかといえば、どうなんだろうなとも思います。

なんとなくのイメージなので見当違いかもしれませんが、灘などの難関中学を目指している子で算数はかなりよく出来、文章を読むこと自体は抵抗がないものの、算数に比べると国語がどうも今ひとつ…というようなお子さんが理論的に、ああ、こう考えればいいのか!と納得することはできるかもしれないなと感じました。
もしくは、普通の中学生が参考にしてもいいのかなと。

また本棚に立てておきますので、ご興味があればどうぞ。

    

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2014年1月13日 (月)

「永遠の0」 百田尚樹著

多分半年以上前、もしかしたらもっと前に買ったものの、もともと小説の類は滅多に読まない上、結構な分厚さにひるみ、長らく積読になっていました。
たまたま年末年始にテレビで山崎豊子さんの「不毛地帯」を見たことや、友人が映画化された「永遠の0」を見に行ったという話を聞いたりして、読んでみることに。

しかし、お風呂読書をしようとお風呂に持っていったのですが、あろうことか、まだ1ページも読まないうちに手が滑りバスタブにダイブ…。すぐに拾い上げて拭いたものの、しわしわのふにゃふにゃ、表紙はちぎれかけという状態に…。

かなり読む気が萎えたのですが、とりあえずがんばって読み始めたら、すっかり引き込まれてしまいました。お風呂読書初日はお風呂のお湯が完全にぬるくなるまで、気づいたら1時間以上読んでいたようです。

何日かに渡りお風呂読書をして読了しましたが、読み終えた直後は、フィクションだというのに、しばし真剣に「なんで戦争なんてしたのよ!なんで生きて帰ってこなかったのよ!!」と本気で嘆いてしまいました。(苦笑)

人の感じ方はそれぞれだと思いますが、私は何度も何度もボロ泣き。
ただ、映画は見に行かなくてもいいかなと思っています。(この内容を2時間ほどで描き切ることは難しいだろうと思うことと、それでもきっと泣きっぱなしになるような気がするのと…。)

本当なら本棚に立てて、読みたい方に読んで頂きたいところなのですが、さすがにこれを立てるのは…という状態になってしまっているので、手元のこの本とは近いうちにお別れすることになりそうです。

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2014年1月 6日 (月)

「私とは何か『個人』から『分人』へ」 平野啓一郎著

新年最初の更新は今読みかけている本のどちらかの方がいいような気もしたのですが、まだどちらも3分の2ほど読んだところのため、今回はこちらを。

書店をあちこち眺めてまわっていて目に留まり、帯に「自分を肯定し 良い人間関係を築く ヒント満載」と書かれているのを見て、このところ、自分がキライではないものの、なんで私ってこうなんだろうな…と思うことが増えていることもあって、読んでみようかなと。
しかし、買ってから気付いたのですが、出版されてから1年以上経っているものなのですね。

副題の「分人」というのは著者の造語で、個人を更に細かく分けた単位のことを指しています。
自分とは何か、自分らしいとは何か、どれが本当の自分なのかと、そういうことを考えて思い悩む人は多いけれど、ひとりの人間には置かれた環境や接する人によって色々な「自分」があり、また、それは意識的にそう振舞っているわけではないという例などが挙げられていて、簡単に言えば、Aさんといるときの明るい自分もBさんといるときの暗い自分もどちらも間違いなく自分なのだと。

著者は小説家で、小説を書くことを通して、ずっと「個人」というものについて考えてこられたようです。
そして、書かれていることはわかりやすく、確かにその通りかもと思えることが多かったように思います。
ご興味のある方は本棚に立てておきますのでどうぞ。

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