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2012年11月26日 (月)

「大人のほうがてこずる算数1日1問」 有田八州穂著

1日1問となっているように、小学生の算数の問題が「厳選83問」取り上げられているようで、学年別に出題されているものの、単純計算で解けるようなものではなく、むしろ、教科書には出てこないような問題が中心になっています。 (中学受験の算数を勉強している子達は、みんな出合ったことがあるだろうなというような問題です。)

問題自体、大人がパズル感覚で取り組むことができるものを厳選しているということなのだろうと思いますし、実際、算数が大キライというような方でなければ、大人でも十分楽しめるのではと思うような問題ではあります。(算数や数学がお得意な方には物足りないだろうと思いますが。)

ただ、個人的には、取り上げられている問題よりも、著者の方が問題の解説などの中に書いておられる、最近の子ども達の傾向であるとか、もっとこういうところを大事にしてほしいというようなお考えなどの部分で、うんうん、そうなの、ホントにそう!と共感しまくりと言いますか、とてもとても大事なことが書かれているような気がしました。
答えを暗記するような勉強ではなく、考えることが大切であるということや、また、公式などに慣れてしまっていて、とにかく手当たり次第やってみて力づくで解くというような面倒なことを避けて通る子どもが少なからず見受けられるというようなことなど、問題は解かなくても、解説だけでも読んでみてほしいと思いました。

また本棚に立てておきますね。


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2012年11月19日 (月)

「山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた」 山中伸弥・緑慎也著

先日に続き、書店で見つけて読んでみました。
先日読んだ益川先生との対談本とかぶる内容がかなり多いのですが、こちらは山中先生の自伝とのこと。(帯には「祝 ノーベル賞受賞!唯一の自伝」と書かれています。)

自伝部分も平易な文章で書かれていますし、インタビュー形式の部分は会話ですから、やはり読みやすいです。
本好きな子であれば、小学生でも読めるかもしれませんし、中学生、高校生なら十分読めるだろうと思います。

どういう経緯で、どんな方の協力があってiPS細胞を作ることができたかが、割と詳しく書かれているのですが、それを読みながら、こういう研究をできる方の脳の中ってどんなふうになってるんだろう…と、そんなことを考えてしまいました。

また、iPS細胞の研究が進んだら、それこそ不老不死なんてことも夢ではなくなるのでは?と思ったり、人間が細胞を生み出し、それこそ、人工的に人間を作ることができるようになったりするの?とちょっと怖くなったりしていたのですが、この本を読んでいると、数々の「偶然」が重なって、ある意味「奇跡的」にiPS細胞を作り出すことができたということは、作られるべきものだったということなのかもなぁと思ったりもしました。

へぇ~、そうなのかと思ったのは、今は研究所の所長を務めておられ、自ら実験をすることはないと書いておられたことですが、改めて素晴らしい方だなぁと感じました。

さらっと読める読みやすい本だと思いますので、ご興味があればどうぞ。
本好きの小学生の子が借りて帰るかもしれませんが。(笑)


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2012年11月12日 (月)

「『大発見』の思考法」 山中伸弥・益川敏英

山中先生がノーベル賞を受賞された後、書店に行ったら目に留まり、あの益川先生との対談本で、タイトルにも興味を惹かれましたので、読んでみました。

私は生物はもちろん、物理は高校時代に全く理解できずに挫折した身ですので、ノーベル賞受賞者の先生方の頭の中は一体どんなものなんだろう?という興味もあって読み始めましたが、とても興味深く、そして、とても楽しく、羨ましく、また、数々のご苦労があっての受賞なのだなと改めて感じられる、読んでなんだか幸せな気持ちになるような内容でした。(私がちょっと変わっているのかもしれませんが。)

この本が出たのは2011年1月のようですので、そのときはまだ、益川先生だけがノーベル賞受賞者だったのですが、iPS細胞というものがそれだけすごいものだったということなんだなと。
そして、今回山中先生が受賞されて、iPS細胞というものがぼんやりとはどういうものなのかわかりましたが、それがもう少し詳しく理解もできました。

私のように理系を挫折した人間でもとても面白く読めましたし、物理や科学といったものがほんの少し身近にも感じられました。
これから進路を決めようとしている若者、中学生、高校生などにも是非読んでみてほしいなと思いました。

新書ですし、対談をまとめたものですので、スラスラ読み進められます。
また本棚に立てておきますので、よろしければどうぞ。


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2012年11月 5日 (月)

「月の満ちかけ絵本」 大枝史郎・文 佐藤みき・絵

ネット書店で目に留まったのですが、そのときは入荷待ちで、2週間か3週間待って届きました。
帯には「月の満ちかけのしくみが一目でわかる!」 と書かれており、子どもでも月の満ちかけがよくわかるような本なのか~と思って楽しみにしていました。

そもそも、私自身、天体にあまり興味がなく(もちろん、月や星空を見て、キレイだなぁとは思いますが、星の等級だとか自転・公転うんぬんについてはどうでもいいというか…。)、中学時代はテスト前に付け焼刃で丸暗記しては忘れ…を繰り返したため、未だどっちが上弦でどっちが下弦なのか、多分こうだったはずだけどなぁ…といううろ覚え状態。

ですが、まだ教科として学ぶ前にへぇ~、そうなのか~というような入り方、とっかかりができたら、天体などを学ぶ際にももっと前向きにというか、ああ、覚えなくちゃ…というような姿勢ではなく学べるのではとも思いましたので、どんな本なのか楽しみに待っていました。

届いた本は、確かに月の満ち欠けについて、かなり詳しく、何日目の月はこういう名前で呼ばれますというようなことから、どうしてそういう名前になったのか、その日の月はいつ頃どの方角の空に見えるかなどはもちろん、昔の人はその日はどんなことをして過ごしたかなど、月にまつわるエピソードなども取り上げています。

絵本と言っても、これを小さい子が読んで自分で理解するのは少し難しいかもしれませんし、実際、帯には「親子で学べるユニークな『月観察』絵本」と書かれていて、恐らく幼児、低学年ぐらいまではおうちの方が一緒にご覧になるようなイメージかと思います。

そして、絵本仕立てではありますが、私のように天体にあまり興味がないと、しっかり読まないと理解できないような、きちんとした内容でもありますので、月についてバッチリ理解しておられる方以外は誰が読んでも参考になるのではないかと思います。

これは子ども達の本棚の方に立てておきますので、ご興味があればご覧ください。

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