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2010年5月31日 (月)

「ガラパゴス化する日本」 吉川尚宏著

ネットなどで時々「ガラパゴス化」という言葉を目にするようになり、ガラパゴスのことはイグアナなど珍しい生き物が生息している島と言う程度の知識はありましたので、日本がガラパゴスみたいになるっていうのは一体どういうことを指しているんだろう?と気になり、新書で手を出しやすかったこともあり、読んでみることにしたのですが…。

「ガラパゴス化」という言葉がどういうことを指しているのかはほぼ理解できたものの、経済や社会情勢に疎い私にとっては、読んでいてもどうも今ひとつよくわからないなぁという感じで、ちょっとハードルが高かったようです。

ガラパゴス化するといっても、色々なパターンが考えられるということで、第1章で「日本製品のガラパゴス化」、「日本という国のガラパゴス化」、「日本人のガラパゴス化」と分けてそれぞれについて述べられた後、第2章でなぜ「ガラパゴス化」がよくないのかについて述べられ、第3章で「脱ガラパゴス化への道」と題して、著者のお考えをまとめておられます。

ただ、色々な場合に色々な可能性が考えられるということで、じゃあ、結局どうすれば?と、特に私のようにそういうことにかなり疎い人間にとっては、よくわからないままでした…。

お仕事に直結しておられるような方や、経済や社会情勢に詳しい方などが読まれると全く違う感想を持たれるんだろうなと思います。
新書ですが、かなり内容が詰まっているのではと感じましたので(私には猫に小判状態でしたけど…。)、関心のある方にはお勧めかもしれません。

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2010年5月24日 (月)

「灘校 なぜ『日本一』であり続けるのか」 橘木俊詔著

書店で平積みされていて、気になる学校でもあり、タイトルも正にそれに合っているように思えたので読んでみました。

著者の橘木氏は著者紹介によりますと、灘高のご出身で、その後は小樽商科大学、大阪大学大学院を経て、1973年ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了。現在は同志社大学経済学部教授、京都大学名誉教授という方だそうです。

その方が母校である「灘校」について、タイトルからもなぜ日本一を維持しているのかについて書いておられるのだろうと思い、読み始めました。

しかし、内容は

第1章 灘校はいかにして名門校になったか
第2章 華麗な人材輩出と異色な卒業生
第3章 現代灘高生気質
第4章 世界のエリート校、日本の名門校
第5章 中・高一貫教育の将来を予測する

という章立てになっており、タイトルからして、第1章で何かそれらしいことが書かれているのかなという感じですが、こちらは主に灘校や戦前戦後の灘校周辺の名門校などの歴史的な変遷のようなものが主に書かれており、「なぜ日本一であり続けるのか」の答えになるようなところは今ひとつはっきりしなかった気がします。

その後で出てくるのかなと思いつつ読み進めたのですが、タイトル的にもその後は「なぜ」という部分にはあまり触れられておらず、まあ、私の読み取る力が足りないという可能性は否定できませんが、私が読んでみたかった「なぜ日本一を維持し続けているのか」の著者なりのお考えというようなものはあまり書かれていないように思いました。

灘校の歴史などについては色々参考になるかと思います。
また、母校の前身である「神戸一中」というのは、そんなにすごいレベルの学校だったのか~ということはこの本で初めて知りましたので、個人的にはそこがひとつの新たな知識となりました。

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2010年5月17日 (月)

「日本でいちばん大切にしたい会社2」 坂本光司著

以前、「日本でいちばん大切にしたい会社」を読んでとても感動したのですが、そのシリーズ第2弾ということで、内容としては確実に感動はするんだろうなぁと思いつつも、読もうかなぁ、どうしようかなぁと思って、しばらく購入しませんでした。

ですが、ネット書店でも一般の書店でもその後何度も目にして、感動するのがわかっていて感動するってのもまあいいかなと、購入しました。

で、予想通り、今回も涙、涙…。
今回は8つの会社が紹介されているのですが、前著同様、やはりとても素晴らしい経営者の方とその会社について、様々なエピソードを交えつつ紹介されていました。

2つ目の紹介されている「医療法人鉄蕉会亀田総合病院」については、以前何か別のもので写真つきで紹介されているのを読んだことがありましたが、その他の会社については私は初めて知りました。

5つ目に紹介されている「株式会社樹研工業」という会社は、「社員は先着順で採用。給料は『年齢序列』の不思議な会社」と副題がついていますが、例えばこんな風に紹介されれています。

「ボーナスもやはり年齢で決まるのですか?」と私が質問をすると、
「そうです。最近は、『今回のボーナスは総額でいくらですよ』と全社員にメールを送っています。そのとき、『社員が今何人いるから、一人あたりはこのぐらいの額ですが、それに満たない人は評価が低いわけじゃない、足らないのは年齢だけですから、もう少々お待ちください』という、ただし書きを添えています」と話してくれました。

因みにこの会社の「先着順」というのは、中卒でも中途採用でも日本人でも外国人でも男でも女でも一切問題にしないという先着順だそうです。
それだけでも本当に驚きなのですが、この会社ももちろん、この著書で紹介されている会社は全て、業績も素晴らしい会社ばかりなのです。

こういう経営者の方、こういう企業が増えれば、本当にみんなもっともっと幸せになれるだろうと思います。
やはり今回もとても素敵な内容でした。

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2010年5月10日 (月)

「あなたの潜在能力を引き出す20の原則と54の名言」 ジャック・キャンフィールド ケント・ヒーリー著

なんとなくタイトルにひかれ、また、ジャック・キャンフィールドというお名前を見て、以前読んだ「こころのチキンスープ」が好きだったのとで、読んでみることにしました。

内容はタイトルからもわかるように、潜在能力を引き出すための「原則」が20挙げられており、また、それぞれの原則を述べておられる中に、それに関連するような名言を54取り上げて紹介しておられます。

行間も余白もたっぷりで、内容もわかりやすい表現なので、読み始めるとわりと一気に読めてしまうのではないかと思います。

表紙をめくると、本文からの抜粋としてこう書かれています。

世の中は、「自分はこれからすごいことをするつもりだ」と言う人であふれています。しかし、実際に目標を立てて結果を出す人はごくわずかしかいません。その人たちに能力がないからではなく、たいていの場合、潜在能力を引き出す方法を知らないからです。この本はそういう人たちのために書かれています。

また、「はじめに」の中にこんな言葉があります。


この本で紹介する成功法則の恩恵を受けるためには、まず、次の考え方を理解しなければなりません。

"誰かに腕立て伏せを代行してもらっても、自分が力をつけることはできない"

最近は自己啓発系の本を読む割合は昔よりかなり減りましたが、以前読んだ(そういえばご紹介していないような気がしますが…)「ザ・シークレット」に書かれていたことや、その他、何十年とか100年以上読みつがれてきた…などと紹介されているような自己啓発系の本や、成功法則を書いた本などは、詰まるところどれもほとんど同じことを言っているような気はします。

こういう本は読むと気持ちが前向きになるような気がしますし、紹介されている名言からも「ああ、そうだなぁ」と思うことがあるかもしれません。
ご興味のある方はどうぞ。

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2010年5月 6日 (木)

すみません・・・。

連休中に書いておくべきでした・・・。だらだらしすぎました・・・。
新年度は木曜も19時過ぎからのレッスンがあって、おまけに今日はレッスン後に訪問者もあって、まだすることもあるものですから、更新はパスさせて頂きます・・・。

現在読み終えている本は

「日本でいちばん大切にしたい会社2」
「あなたの潜在能力を引き出す20の原則と54の名言」
「男の子はもっと遊ばせろ!」
「灘高 なぜ「日本一」であり続けるのか」
「ガラパゴス化する日本」
「夢をかなえるツイッター」

このほかに読みかけのものが3、4冊という感じです。
未読のものは相変わらず数えるのを躊躇うほどのような気がします・・・。

教室の本棚が(特に大人用の)また限界に近づいているので、どうしようかなぁと思案中。

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「読むだけですっきりわかる国語読解力」 後藤武士著

読み終えるまで気づかなかった自分がちょっと悲しい…。

後藤先生の本はこれまでに単行本で3冊か4冊読ませて頂いていたのですが、文庫本のシリーズで「読むだけですっきりわかる…」というものが何冊も出ていることを知り、また、それが結構売れているというようなことも耳にしましたので、ちょっと読んでみようかなと、とりあえず国語と日本史の2冊を買ってみました。(日本史はまだ読んでいないのですが…。)

読み始めて、数年前に読んだ「これ一冊で必ず国語読解力がつく本」と似た構成だなぁと思いはしたのですが、こういう本を読むときの主な目的は、読解力をどうすれば伸ばせるかとか、ある程度学年が上がった子達が自分で読んで参考になるものはないかとか、そういう感じなもので、じっくり問題を解きながら精読しているというわけではない場合も少なからずあります。

その結果…似ているなぁと思いながらもどうにか最後まで読み終えて、最後の最後に書かれていたことに目が釘付け…。

本書は、二〇〇五年六月に小社より刊行した『これ一冊で必ず国語読解力がつく本』を改訂し、文庫化したものです。

・・・・・・・・・。
いくら改定しているからって、ほぼ同じ内容の本を2冊買い、更に2冊とも読み、読み終えるまで気づかないって、三重のショックとでも言いましょうか・・・。ああ、情けない・・・。

ですが、内容はわかりやすいと思いますし、小学校高学年や中学生なら自分で読んで参考にできるのかなとも思います。
ただ、「国語読解力」をつけたくて、現時点では読解力に自信がないという子になると、この内容を自分で読んで理解して進めていくにはややしんどく感じる子もいるかなとも思いますが。

ひとつ、出題されている問題の解答として書かれているものの中に、個人的にはどうも違和感があって、後藤先生にお尋ねしてみたいと思うところはありましたが、国語をどうやって勉強すればいいかわからないとか、理数系は結構できるのに国語はどうも…というような子にとっては、論理的に説明されていることが多いので、概ね理解しやすいのではと思います。

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2010年5月 3日 (月)

「あたりまえだけどなかなかできない 42歳からのルール」 田中和彦著

ネット書店で見つけ、タイトルが気になって注文してみました。しかし、注文したあと、そういえば以前同じ出版社で確か「38歳までに・・・」みたいな(今どなたかが借りて帰られているようですが)女性向けの本を読んだなぁとちょっと後悔・・・。
ですが、せっかく注文したんだしと読んでみました。

以前読んだものもそうだったのですが、見開きごとにひとつのテーマ(本書では「ルール」となっていますが)について書かれており、全部で10章、100のルールについて書かれています。
また、本の帯には「仕事も遊びも、40代からが一番おもしろい 肩書き抜きの裸で勝負しろ!牙を抜かれた自分でいいのか?」などという言葉が並んでいます。

著者の田中氏は一橋大学をご卒業後、リクルートに入社。その後、ギャガ・コミュニケーションズ、キネマ旬報社などでお仕事をされた後、現在は株式会社プラネット・ファイブの代表取締役をされているとの紹介があります。

ご経歴だけ見ても、色々なご経験をなさっているのはなんとなくわかりますが、「42歳からの」とあるのは、ひとつは大卒であれば、社会に出て20年目という時期にあたりこと、そしてもうひとつはご自身が42歳のときに一時失業状態を経験されたということがおありのようです。

書かれていることは共感できることが多いですし、現在会社員などお勤めをされている方、特に男性には参考になることも多いのではないかなと思いながら読みました。

既に会社員ではなくなって久しい私には直接すぐ参考になりそうなことは限られていましたが、内容はそれなりに興味深く読めました。
読みやすいので、役に立ちそうな方はどうぞ。

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