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2010年2月25日 (木)

「育脳家族―家族みんなで頭が良くなる本」 久保田競・久保田カヨ子著

先日、書店で目に留まったのですが、他にも何冊か本を手にしており、また、このご夫妻がテレビなどで取り上げられて話題になっておられるということや、ここ何年かの流行の「脳」関連の教育書であるようだということなどから、一旦は書棚に戻しました。

ただ、やはり気になってもう一度ペラペラと中を見たとき、なんとなく「やっぱり読んでみようかな…」と思い、購入しました。

そして、結果的に読んでよかったなと。私はよい本だと思います。

このご夫妻の本を購入するのを躊躇ったもうひとつは、書店やネット書店で「0歳からの…」というような、赤ちゃん教育の本を何度か表紙だけ目にしていて、勝手に、最近流行の乳幼児からの英才教育のようなものなのだろうと勝手に思っていたのです。(そちらは読んでいないので、内容はよくわからないのですが。)

久保田先生の著書は少し前に「バカはなおせる」というものを読んだのですが、脳トレなどの効果について疑問を投げかけておられたり、印象に残ることがあったのと、テレビで話題になるって、一体世の親御さんたちは何を「いい」と思っておられるのか知っておくべきかと思って読んでみることにしたのですが、こういう子育て、自分自身の健康管理は、広まったらいいなぁと思えるような、そういう内容でした。

難しいことはほとんど書かれておらず、走ること、体を動かすことで頭はよくなるのだとか、小さい子どもは自然に触れることが大事であるとか、イメージ的には「昔の子育て」がいいよというような感じではあるのですが、それを脳科学などの研究結果と合わせて述べておられ、また、メインは久保田競先生が書いておられるのですが、それぞれの章で奥様のカヨ子さんも書いておられ、こういう子育ては今の時代の親御さんたちにも広く受け入れられるといいのになぁと思いながら読みました。

そして…最近どんどん脳が衰えているのは、長年全く運動をしていないせいもあるのかも…と思ったりしながら読みました。

とても読みやすい本ですし、私のような独身の人間にも参考になることが色々ありました。
ただ…本の帯にも中にも「子育てこそ、究極の脳トレ!」と書かれており、残念ながら、私は「究極の脳トレ」はできそうにないなぁと。

それにしても、お二人とも1932年のお生まれで、しかし、奥様のカヨ子さんは77歳で会社を立ち上げられたそうですし、競先生も40代から始められたジョギングを今でも続けておられるそうで、本当に脳もお体もお元気そのものという感じです。
そのお二人が書いておられる本ですから、参考になることも多いのではと思います。

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2010年2月22日 (月)

「なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられないのか」 吉田典生著

比較的最近出版された新書のようだったのと、ちょっと気になるタイトルだったので読んでみました。
読んでみて、内容も特に違和感がなかったのですが、もともとは2005年に出版されたものの改定新装版だそうです。
最初に出版されたのは少し前になるのですね。

タイトルから、教育に関係があるのかなと思っていましたし、もちろん関係なくはないのですが、社員教育というような部分がメインというか、「できる大人」と「できない大人」ということについて書かれているものでした。

また、内容も企業などで「できる社員」が「できない社員」をなぜ育てられないのか、うまく育てるにはどうすればいいか、というようなことが中心になっています。

章立ては以下の通り

第1章 「できる人」が陥る三つの罠
第2章 「できる人」は、こうして組織をダメにする
第3章 「できる人」に知っておいてほしい「できない人」との違い
第4章 「できる人を育てる人」になるために
第5章 「できる人を育てる人」の技術
終章  「オン・ザ・ジョブ・コーチング」のススメ

個人的には3章までが割と興味深く読めました。(4章からは企業人として人を育てるということが中心になっているので、直接参考になることがなかったもので…。)

この仕事をしていても、例えば、昔から勉強がよくできた人はできない子が何がどうわからないのかがわからないというようなジレンマがあるというようなことがあるかと思いますが、この仕事に限らず、小さい頃から成功体験を数多く重ねてきた人と、成功できなかった体験を数多く重ねてきた人とでは、ものの感じ方、受け止め方などが異なるということ。

「できる人」はやる気を出させるつもりで取った言動が(本人はそれで実際にやる気が出るようなことであっても)、「できない人」にはプレッシャーになったり、かえって自信をなくしたりということもあるのだということなど、興味深く読みました。

ご興味のある方はどうぞ。

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2010年2月15日 (月)

「『ヨコミネ式』天才づくりの教科書」 横峯吉文著

以前にも横峯氏の著書を1冊読みましたが、テレビで取り上げられて以降、すごい反響があるようですね。
全国から視察の方が訪れたり、ヨコミネ式を導入している幼稚園や保育所などでは入園希望が殺到、片道1時間かけて通ってきたり、お父さんだけ単身赴任されたりというようなことまで起きてきているそうです。(著書に書かれています。)

私はテレビを見ていませんので、どのような紹介をされたのかわかりませんが、3~5歳の子ども達が計算や書き取りをし、鍵盤ハーモニカで何曲もの曲を演奏し、跳び箱や逆立ち、ブリッジなどを苦もなくやってのける、そんな姿を見たら、驚かれるだろうとは思います。

そして、横峯氏のお考え、子ども達に対する思いなどには共感できるところもたくさんあるのですが、それでもどこか少し不安を感じたりもします。

多分、横峯氏が直接関わっておられる子達は大丈夫なのだろうと思うのですが、ブームのようになって、それが加熱してしまうことによる弊害のようなものが気になるということがひとつ。

それと、もちろん、子ども達がそれぞれ自主的に楽しんでやっているということは本当なのだと思いますし、それで子ども達が驚くほど伸びていくというのも紛れもない事実なのだと思うのですが、3~5歳の時期に計算や書き取りをそこまでさせるべきなのかどうか、それも正直なところ、私にはわからないのです。

決められたことに沿って、持てる力をどんどん発揮し、伸びていくというのは、その時期の子達がすべきことなのかどうか、他にもっと大事なことはないのかというもやもやが少しあります。

もちろん、最近は小さい頃からお勉強をさせるところはたくさんありますし、私自身もそのひとつになるのだと思います。
ただ、横峯氏の暮らしておられる地域は自然に恵まれた環境でらっしゃるそうですから、そういう環境の中で日中は決められたカリキュラムに没頭していても、そこを離れるとすぐそこに自然があるということで、何かバランスが取れているのかもしれないとも思うのです。

同じことを身近に自然のない都会で導入した場合、本当に弊害は出ないのか、そんなことがちょっと気になっています。(そういう地域で導入されている園の方のお話も出ていて、同じように子ども達が伸びているということは書かれているので、単に私の杞憂なのだろうと思いますが。)

今回の著書は

「ヨコミネ式」をご家庭で取り入れられるようにということで、実際に使っておられる教材などが数多く紹介されています。
そして、確かにおうちでも取り組めることは色々あると思うのですが、「『読み・書き・計算』の教材」とタイトルにもある通り、教材としてはそれらに関するものだけですので、その部分だけをご家庭で「熱心に」取り入れてしまうと、やはりそれは何か弊害がでる可能性はないとは言えないような気がします。

小さいお子さんがおられる方には参考になることは色々あると思いますので、ご興味のある方はどうぞ。

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2010年2月11日 (木)

「モンテッソーリ教育を受けた子どもたち」 相良敦子著

これまで何冊かモンテッソーリ教育関連の本は読みましたが、ここしばらくお休みしていたことと、モンテッソーリ教育を受けた子達がその後どうなったのかということについて書かれているようでもあったこととで、書店で目にして購入しました。

何年か前、初めてモンテッソーリ教育というものを知ったとき、もし塾を辞めたとき、先にこの学習法に出会っていたら、もしかするとこの教員を目指していたかもしれないなと思ったほど、かなり興味深く、子ども達にとってかなりよい学びの方法なのではと感じました。

久しぶりに相良先生の本を読み、また、モンテッソーリ教育について改めて、ああ、そうだ、こういうものだったと確認し、やはりかなりの魅力を感じました。

本で紹介されている事例は、もちろん結果が本人やおうちの方などから見て「よい」と感じる場合が紹介されているところはあると思いますし、モンテッソーリ教育を受けられる環境にあるご家庭のご子息たちだということなどもあるとは思いますが、きっと、ここに書かれているような成長をする子達の割合が高いだろうということはなんとなく納得できます。

そして、うちの教室ではモンテッソーリ教育は導入できていないのですが、ここに書かれていることのうち、なんとなく共通する部分を子ども達から感じることがあります。(もちろん、全ての子ではありませんが、「考えること」ができる子達の安定感のようなものと、モンテッソーリでいう「正常な状態」というものに、何か通じるものがあるように感じるのです。

ちなみに、著書の中にも紹介がありますが、本の帯にモンテッソーリ教育を受けた著名人として、「オバマ大統領、クリントン夫妻、ビル・ゲイツetc」と書かれていて、その他にも「アンネ・フランク、アマゾン・ドット・コムの創立者ジェフ・ベゾス、グーグルの共同創立者サーゲイ・ブリンとラリー・ページ、ウィキペディア創設者ジミー・ウェールズ」などの名前も挙げられています。

読みやすい内容ですし、小さいお子さんがおられる方などは参考になることもあるかと思います。
ご興味のある方はどうぞ。

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2010年2月 8日 (月)

「夢のスイッチ」 渡邉美樹著

久しぶりに書店で渡邉社長の本を見つけたので読んでみました。
そして、読んでみたら、社長は既に会長になられていました。(汗)

内容は5章から成っていて、まあ、「渡邉氏らしい」という印象の、これまでに著者の本を色々読んでおられる方には新鮮味というのはあまりないかもなぁという感じでした。

ただ、個人的にこの方のことはとても尊敬していますし、著書を読んでいても、いつもすがすがしい気持ちになりますので、同じ本を何度も繰り返し読むことがほとんどない私にとっては、時々この方の考え方に触れることは、ついついダラダラして自分に言い訳ばかりしてしまう私にはいいことのように感じています。

副題に「あなたの夢の見つけ方」とつけられている通り、「夢」についてのお考えが色々書かれています。
5章のそれぞれのタイトルは以下の通り。

第1章 夢なんて持たなくてもいい
第2章 自分の未来にワクワクしよう
第3章 会いたい人に会おう
第4章 まずは一歩踏み出そう
第5章 きみも十分夢を見つけられる

若い方に向けて書いておられるのだろうと思いますが、非常に読みやすいので、ご興味のある方はどうぞ。

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2010年2月 4日 (木)

「勝間さん、努力で幸せになれますか」 勝間和代・香山リカ著

もうタイトル勝ち(?)という感じで、タイトルだけで思わず購入してしまいました。今や知らない方はほとんどいないのでは?というほどメジャーになられた勝間氏と、ある意味対極にあるのかも?という香山氏との対談本。

帯には「激論350分」と書かれていますが、6つのテーマについて、それぞれ議論を交わしておられ、それを本にまとめたというものになっています。

ちなみに6章の構成は以下の通り。

第1章 <勝間和代>は成功者のアイコンか
第2章 ふつうの幸せとは何か
第3章 努力は楽しいか苦しいか
第4章 仕事で幸せは得られるか
第5章 女と結婚と幸せ
第6章 教育と政治で幸せはもたらせるか

まあ、対談なので、読むのは難しくないのですが、そして、確かにそれぞれテーマは変わっているのですが、なんというか…まあ、予想通りといえば予想通りなのでしょうけれど、ひたすらに平行線というか、基本的にタイトルにあるように、香山氏が勝間氏に質問を投げかけ、それに勝間氏が答え、それではまだ納得ができない、理解できないというところを更に香山氏が質問していくという形なのですが、ひたすらに話がかみ合っていないというか…。

勝間氏は誠実に答えておられますし、香山氏の尋ねておられること、伝えたいことも、勝間氏が言わんとすることも、それぞれ理解はできるのですが、歩み寄ってどこか落としどころを見つけるというのは不可能なんだろうなぁ~というような感じを受けました。

で、個人的には勝間氏のように生きるのはしんどいんじゃないかなとは思うものの、勝間氏ご自身はそうお感じではないようですし、確かに、私にとって大変そうに思えることでも、能力の高い方、それをすることを苦に感じない方(むしろそれが楽しく感じられたり、快感であったりするうような方)にとっては、しんどくない?と聞かれること自体、「え?なぜ?」という感じになるのも不思議はないだろうとも思います。

また、香山氏のおっしゃっていることは、普段精神科医として向き合っておられる多くの患者さんがベースにあるということもあって、やや極端かなと思うところもあり、多分…世の中の多くの方は勝間氏にも香山氏にもなれないところにいるんだろうなと。(私はもろにそうですし…。)

まあ、だからこそ、お二人がこうして対談をすることになるわけなのでしょうが。

さらっと読めますので、ご興味のある方はどうぞ。

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2010年2月 1日 (月)

すみません。。。

今日は出勤していないのですが、困ったことにまだやはり自宅ではブログにログインできません。
今日は一応オフだったので、ようやくサポートに電話をしてみたのですが、niftyの他のサービスは全部ログインできるのにブログにだけログインできない。また、携帯からや教室からなら問題なくログインできるというなんだか変な状態のため、サポートの方も思いつくことを色々ご指導くださったものの、結局復旧せず…。(電話しているとき一度だけ入れたので、電話も長くなっていたため、申し訳なくてそこで切ってしまったのです…。)

というわけで、読書ブログの更新も携帯からしかできなくて、携帯で長い文章を打つのは辛いため、一旦打ったものをメールで携帯に送って…というなんだかやたらと手間のかかる状況に陥っております…。

おまけに読み終えた本はほとんど教室に持って行ってしまっているため、今日はかなり手抜き更新…。

教室にも相変わらず多分15冊ぐらい未読書がある気がするのですが、自宅にある未読書、読みかけているものなどは以下の通り。(自分の覚書のような感じですみません…。)

★なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられないのか?←新書。今読みかけていますが、私にとっては結構面白いです。
★リハビリの夜←お世話になっている方が送ってくださり、内容も興味はあるものの、分厚くて字が小さくて、ちょっとずつしか進んでいません…。
★さあ、才能に目覚めよう!←随分前に読み始めて、一応だいたいは読んだのですが、そのまま放置状態に…。(汗)
★ザ・シークレット←こちらも随分前に読み終え、ベストセラーのようですが、好き嫌いが分かれそうだなぁと思ったまま家に置きっぱなし…。

未読(最近買ったものもあれば、随分放置しているものも…。)

★子供の強みを見つけよう
★読むだけですっきりわかる国語読解力
★読むだけですっきりわかる日本史
★「即戦力」に頼る会社は必ずダメになる
★「読む、書く、話す」脳活用術
★「ヨコミネ式」天才づくりの教科書
★目のつけどころ

他にも、読むかどうかあやしくなっているものが数冊…。(汗)

そして、本棚の状況から考えて、またそろそろ教室の本棚に並べきれなくなってきました…。
ああ…悩む。

今日はこんな更新ですみません…。
先日、久しぶりにモンテッソーリ関連の本を読んだのですが、やっぱりかなり気になる教育法ですね。

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