« すみません・・・。 | トップページ | 「テレビは見てはいけない」 苫米地英人著 »

2010年1月11日 (月)

「落ちたって、いいじゃん!」 金廣志著

ご紹介がまた遅くなってしまいました。
11月だか、12月の初めだかに書店に行ってうろうろしていたとき、インパクトのあるタイトルやひきつけられる帯の言葉に、ちょっと興味を持ち読んでみることにしました。

もともと、私自身は中学受験の指導経験はないものの、一般的に「中学受験のための勉強スタイル」と認識されている学習は本当に有効なのか、あれをやらないと本当に受験はうまくいかないのか、そんな疑問を常に持っていて、また、教室に来てくれている子たちの大多数は中学受験を考えておられるご家庭の子達でもあるので、中学受験関連の書籍は、気になったものはなるべく読むようにしています。

で、この本の感想をひとことで言うと、こんな考えの先生に受験指導をしてもらえるんなら、中学受験もいい経験になるだろうなと。
もし自分に子どもがいて、その子に中学受験をさせようと考えていたら、是非この先生に会ってみたい、体験させてみたいと思うような気がしました。

著者名でもお分かりかもしれませんが、著者の金氏は1951年生まれの在日2世でいらっしゃるそうです。
自分という存在について、まだ小さい頃から深く考え、高校を中退して69年には赤軍派に加盟されたそうです。(それらのことについても著書の中に書かれています。)

塾講師になられる前は赤軍派に加盟していたということで指名手配をされていた時期があり、15年間の逃亡潜伏生活を送られたとも。

私には想像もつかない人生を送ってこられた方のようですが、常に自分とは、生きるとは、そういうことをずっと真剣に考えてこられた方のように感じます。
その方がひょんなことから塾という世界に足を踏み入れられ、その後、関わった子ども達は「驚異的な合格率」で難関校に合格しているようです。

ご自身の生い立ちから逃亡していた頃のことも書かれていますが、基本的には受験に必要なこと、どんな勉強が効果的かなど、中学受験をお考えの方には参考になりそうなこともたくさん書かれています。(そちらの方がメインの内容になっています。)

現在は四谷大塚で教鞭をとっておられるようですが、受験をお考えの保護者の方も、特に受験は考えていない、もしくは子どもはいないというような(私のような)方でも、何か感じるものがあるのではないかと思います。

私はかなり好きな1冊です。

|

« すみません・・・。 | トップページ | 「テレビは見てはいけない」 苫米地英人著 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/96750/47020854

この記事へのトラックバック一覧です: 「落ちたって、いいじゃん!」 金廣志著:

« すみません・・・。 | トップページ | 「テレビは見てはいけない」 苫米地英人著 »