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2009年12月10日 (木)

「大事なことは先のばしにしなさい」 香山リカ著

香山リカ氏のお名前はこれまでにも何度も目にしてきたのですが、なぜか一度も著書を読んだことがないまま今に至っていました。
勝手な先入観で、一般的に言われていることとは異なる主張をされ、それで注目を浴びておられるような印象があったもので、ついついなんとなく避けてきていたのですが、今回の著書はタイトルがなんだか妙に気になって(と言っても、これまでにも気になるタイトルの本はたくさん書かれているのですが…)、「香山リカ本」デビュー(?)となりました。

精神科医をしておられることは知っていましたが、それ以上は何も知らないに等しい状態でしたが、私が思っていたよりは年齢を重ねておられることを初めて知りました。
そして、著書を読みながら、どこか少しこれまでとはイメージが変わりもしました。

ちなみに、この著書の最初のページにいきなりこう書かれています。

ご注意
自分に自信のある人、もっと成長したいと前向きに日々をがんばっている人は、決してお読みにならないでください。

ネット書店で注文して届いた後、いきなりこの言葉に、自分はどっちだ?う~ん…と一瞬迷いましたが、成長はしたいけど自信はないし、がんばりは全然足りてないしなぁ…ということで読んでみることにしました。(笑)

書かれていることは、精神科医をしておられるお立場から、どうすれば心や体を病んだりせずに、穏やかに日々を過ごしていけるかというような視点で書かれているような印象を受けました。
最初に書いてあった通り、どうやって成長しようかと考えてこの本を読まれるとか、自分に自信があってコンプレックスなんてほとんど感じないとか、そういう方にはあまり参考にならないのかもなと。

ですが、多くの方には何か参考になるのではないかなと思います。

個人的には「大事なことを先延ばしにする」ということのメリットがあるのかなと思って購入したのですが、そういうこととはちょっと違うというか(厳密にいえば、メリットといえる面もあるのだと思いますが)、真面目でがんばりすぎてしまう人が、どうやって肩の力を抜いて、気持ちを楽に生きられるかという感じの内容なのではないかと思います。

この本を読んで、最も気持ちが楽になったのは……。
「休日は家でゴロゴロしていよう」という項目で、一部引用しますとこんなことが書いてありました。

 精神医学的に考えたベストの休みのすごし方を、具体的にあげてみましょう。
 まずは目覚まし時計をセットせずに、寝たいだけ寝る。目覚めてもすぐには時計を見ずに、布団の中でダラダラ。そして、おなかがすいてきたらパジャマのまま起き上がって冷蔵庫をあけ、ヨーグルトでも残りもののヤキソバでも、そこにあるものを適当に食べる。もちろん、すぐに顔を洗ったりシャワーを浴びるようなこともしない。
 そして、その後はまた布団に戻るもよし、そのあたりにあるマンガ本をパラパラとめくるもよし。テレビはつけてもいいけれど、決して真剣に見入ったりはしません。パソコンを開けてメールチェックするようなことはしない。携帯電話は着信があっても、よほどのことがない限りかけなおす必要はありません。「あれ、カーテンを開けていないな。今日は曇っているのか、晴れているのか」と気づいても、そのままにしておきましょう……。
 要は、一日中、ダラダラする。エネルギーもお金も、必要最低限しか使わない。これが、精神科医が考える理想的な休日のすごし方なのです。およそ有意義でもないし、自分にプラスになっているとも思えないかもしれませんが、日頃の疲れを癒し、明日へのエネルギーを回復してくれるいちばんの早道です。

う~ん、私、かなりいい線いってる。(をい)
これを読んでも、さすがに自分の休日の過ごし方がいいとは思えませんが、少し気が楽になりました。(苦笑)

何かに悩んでおられる方、がんばりすぎてしまう方、もっと楽に生きたいなと思っておられる方などは一度読んでみられてもいいかもしれません。

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