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2009年9月28日 (月)

「『勉強しろ』と言わずに子供を勉強させる法」 小林公夫著

著者の小林氏は法曹人育成教育や大学受験教育に長年携わっておられる方だそうで、本の帯にも「受験指導の超プロだけが知っている結論。」などと書かれています。

書かれている内容は読みやすいですし、わかりやすく、共感、納得できるところも多いのですが、タイトルとは少しずれているような印象を受けます。

内容としては、これまで著者が出会った生徒やその親御さんのエピソードが中心で、よくできる子の親はこういう風にしていたとか、伸び悩んでいた子の親はこんな対応をしていたというようなことが色々と書かれています。

それ自体は、確かにそういう対応をすれば子どもにとってはいいだろうなとか、よくないだろうなとか思うものでしたし、ある程度の年齢以上の子育ての参考になるところもあるのかな?とは思います。

ただ、具体的な「勉強をさせる方法」というものにはほとんど触れられていないように感じましたので、そういうことが目的で読まれるのでしたら、あまり参考にならない可能性も若干あるかもしれません。

内容は6章からなっていますが、3章では著者ご自身の「子育て奮闘記」を、4章では20ページ足らずですが中学受験指導に関しても書いておられます。

ご興味のある方はどうぞ。

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2009年9月24日 (木)

「それは子どもに考えさせなさい」 メーナー・シュアー著

購入してから、もしかしたら3年ぐらい積読になっていたのではと思います。初版で購入していて、初版の発行が2005年11月になっていますから、出版されて少し経って購入した気がしますが、3年は経っていそうだなと・・・。(汗)

なぜそんなにも長らく積読になってしまったかというと、ネット書店で注文して届いたら、分厚かったこと・・・。
そこにきて、外国人の方が書かれた本でもあったので、ついつい後回しになり(通勤で読むには分厚くてちょい重たいし・・・)、気づけば3年・・・。

まあ、分厚いといっても400ページ余りなので、読み慣れている方ならなんてことないのでしょうけど、ハードカバーで400ページ強は、私にはさすがにちょっと気合いが必要だったのです。(汗)

でも、読み始めたら、もっと早く読めばよかったな~と思うようなことが色々書かれていました。
副題が「わが子の知力は会話で育つ」となっているのですが、全体を通じて書かれていることは、大人(親)が答えを与えるのではなく、子ども自身に解決方法を考えさせるようにしようということなのだと思います。

兄弟げんかになったとき、子どもが悪態をついたとき、学校の友達とトラブルがあったとき・・・など、かなり色々なケースについて取り上げ、まとめられています。

お子さんがおられる方、子どもに関わる大人の方は一度読んでみられてはと思います。
私はいい本だと思いました。

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2009年9月21日 (月)

「図書館の神様」 瀬尾まいこ著

世の中は連休中で、ブログを覗いてくださる方も普段に増して少ないことかと。
というわけで、今日は休日モードで読める本のご紹介を。

いつもお世話になっている先生が、きっとこの作家さんは好きなのでは?と薦めてくださったので、まずは最もお勧め頂いた1冊を読んでみました。

その結果、さすが先生!という感じで、確かに私は結構好きな感じの作品でしたが、高校図書館が主な舞台で、主人公である「清」という女性(高校の講師)と文芸部ただ1人の部員との交流がメインで話が進んでいきます。

私には面白かったのですが、さて、この作品のターゲットはいくつぐらいの人を想定しているんだろうな?と。
あからさまな表現はないものの、道徳上(?)微妙な設定もあったり、となると、中高生向けに書いたわけではなさそうな気もしますし、う~ん、主人公と同じぐらいの年代の女性向けなんでしょうかね?(まあ、それでも私にはそれなりに楽しめましたけど。)

学校や先生と生徒のやりとりがメインなので余計に面白かったのかもしれません、私には。
読みやすいのでご興味のある方はどうぞ。(一応大人用の本棚に置いてあります。)

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2009年9月17日 (木)

「バカはなおせる 脳を鍛える習慣、悪くする習慣」 久保田競著

なんともインパクトのあるタイトルと、私は見たことがないのですが、帯に「エチカの鏡で話題沸騰!」と書かれていたのとやらで、ちょっと興味を惹かれ、読んでみることにしました。(読み終えたのは数ヶ月前のような…。)

著者の久保田氏は現代日本における「脳機能」の最高権威という紹介がされており、京都大学名誉教授、日本福祉大教授をされていると書かれています。

脳研究の本は最近ブームのようになっているところもあり、書店でもかなりの数目にしますが、久保田氏は川島隆太氏らを指導された方でもおありのようです。

表紙をめくるといきなりこんな言葉が。

世の中に出回っている脳の情報、脳の本、脳のドリルの大半は信用できない!!
『バカの壁』の養老孟司氏、ゲーム脳/ネット脳、最近話題の川島隆太氏など多彩な話題について、脳機能の日本最高権威がついにその真相を語る!
そして、真に脳の働きが良くなる毎日の過ごし方とは?
人生の各世代において脳を最高に発達させる習慣とは?
脳を鍛え、思考、スポーツ、芸術の力を高め、健康・長生きになるノウハウを最新情報と長年の研究をもとにやさしく語る、まさに目からウロコの決定版!

内容は確かに言葉はわかりやすく、読みやすく書かれていますが、かなり専門的なことも多く書かれ、300ページ弱の中にかなり内容が詰まっている印象です。

出版されていることに気づかず、購入したのは数ヶ月前ですが、2006年4月に出版されたもののようですので、既にお読みになられた方も多いかもしれませんが、赤ちゃんの頃からの子育てについてのポイントなどもわかりやすく書かれていますし、認知症とリハビリについても書かれており、また、最終の第七部では「さらに脳を良くするために――こんな脳の本は信じるな!」と題して、最近の脳研究に関する著書などについてのご意見も書かれています。

ご興味のある方はどうぞ。

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2009年9月14日 (月)

「どこまでも伸びていく子どもに育てる」 鶴田秀樹・坂元京子著

書店で目に留まり、帯の推薦文を灘中・高の校長先生が書いておられ、
「4歳から18歳まで、親は子どもをどう支えればよいのか?その素晴らしいヒントが満載の本書をおすすめします。」
と書かれていたこともあり、一体どんな内容なんだろう?と読んでみました。

著者はお二人の名前になっていますが、坂本氏がご自分の息子さん3人をどんな風に育てたか、その結果、どういう進路へ進んだかなどのについて、鶴田氏が聞き取りをしてまとめられたもののようです。

坂本氏は著者紹介によると、市立高校で2年間教鞭をとられ、ご結婚後はご主人の勤務先がある兵庫県に移られ、3人の男の子を育てたとなっています。
2年とはいえ高校の先生をされていた方ですから、頭のいい方であることは恐らく間違いないと思いますし、その方が育てたのであれば、誰の家庭でも同じようにとはいかないだろうなとついつい先入観を持って読んでしまいがちですが、書かれている内容は、私としては共感できることがとても多く、素晴らしい子育てだなと感じました。

もちろん、子どもはみんなそれぞれに能力の差がありますし、この方と同じように心がけて子育てをされても、結果は同じになるとはもちろんいえませんが、この方が書いておられることの多くは、参考になる、子ども達にとって望ましいことなのではと感じました。

個人的には、とにかくこのお母さん(坂本氏)はすごいなぁというのが率直な感想です。
結果的に、3人の息子さん達は、長男さんが京大医学部現役合格、卒業後、公立病院勤務。
ご次男さんは京大法学部現役合格、同法科大学院現役合格、司法試験に1回で合格され、大手法律事務所勤務。
三男さんは東大理科Ⅰ類現役合格、同大学院工学研究科進学。
これだけ並ぶとすごいものがあります。

ただ、坂本氏がしてこられたことは、詰め込みの勉強とは全く違った、子ども達の能力を見極め、タイミングを見守り、学校の教科書や授業を大切にする学習で、そういう学びをした子ども達が結果的にみんな東大、京大、その後も医師、法律家、研究者へと進んでいかれたというのは、やはり単に持って生まれた能力や偶然の結果だけではないものがあるのではと感じます。

読みやすく、内容も参考になることが多いように感じますので、ご興味のある方は是非どうぞ。

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2009年9月10日 (木)

「賢者のめいろ」 坂本忠之著

ネット書店からのDMで紹介されていて、1~3年向けの「賢者のめいろ」4~6年向けの「賢者のさんすう」の2冊とも注文してみました。

どんな迷路なのかな?とちょっと楽しみにしていたのですが、パッと見は、ふ~ん、普通やん・・・という印象を受けました。
ただ、よく見ると、これがなかなか凝っていることに気づきます。
低学年向けなので、見た目は簡単そうに見えますが、一筆書き迷路や一方通行迷路、お絵かき迷路(迷路をすると絵が現れる)、立体迷路など、低学年が取り組むには十分骨のある問題も結構あるようです。

56問で850円が高いか安いかはなんとも言えませんが、うちの本棚に立てて子どもが発見したら、きっと次々に借りて帰るんじゃないかなぁという気がします。(もともと、なぞなぞやら間違い探しやらの本は人気ですし。)

「賢者のさんすう」はまだぱらぱらっとしか見ていませんので、また改めて…。

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2009年9月 7日 (月)

「頭のよい子が育つ食卓」 四十万靖著

以前、「頭のよい子が育つ家」を読み、後に「頭のよい子が育つ本棚」も読みましたが、同じ方のシリーズ「頭のよい子が育つ食卓」というのも読んでみました。
ただ、「頭のよい子」で始まるタイトルの本をこれで4冊書いておられるようですが、出版社がそれぞれ違うのは、なんだか珍しいなと思います。

そして…正直なところ、この本に関しては、何でもかんでも「頭のいい子」とつければいいってもんでもないような…という感が否めない気がしました。

第1章で、「有名中・高から慶應義塾大学に進学した8家庭の食卓を公開!」として、それぞれのご家庭での食事について、メニューや時間帯、その他どういうことに気をつけていたかなどが紹介されており、本に取り上げられるぐらいですから、皆さん栄養バランスに気をつけていたとか、家族のコミュニケーションをいかにはかっていたかなどが書かれているわけですが、こういうことに気をつけているご家庭はたくさんあるのでは?と思わなくもありません。

それも、有名中・高から慶応に進学したうちのほんの8つのご家庭を例に挙げているだけですから、なんというか…。

もちろん、紹介されていることは、お子さんがおられるご家庭で参考になることも多いと思いますし、そういうことを意識すれば子ども達にも確かにいい影響はあるだろうなということが多いので、内容自体に異論はないのですが、「頭のよい子」というところに無理矢理結び付けているような印象を受けてしまいました。

第4章にはそれぞれのご家庭のレシピ集までのっていたりもして、ますます、う~ん、それって…という気もしないではないといいますか…。

まあ、読みやすい本ですし、内容自体は参考になることもあると思いますので、「これを真似すれば頭がよくなるぞ!」という過度な期待をせずに読んでみられるのがいいのではと思います。

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2009年9月 3日 (木)

「うちの子はADHD」 かなしろにゃんこ著

書店で目に留まり、漫画家の方が書かれた実話ということで、内容もほとんどマンガで書かれているため読みやすく、読んでみました。

漫画はほとんど読まないもので、かなしろにゃんこさんのことはこの本で初めて知りましたが、「なかよし」という漫画はなんとなく表紙は見たことがあるかなぁと。(昔あった(今もあるんでしょうか??)漫画雑誌のことではありません。<「なかよし」)

この方の息子さんがADHDだそうで、そう診断されるまでの保育園時代、小学1、2年の頃の日々、その後、学校からの勧めで児童教育相談所に行かれ、ADHDとの診断をされ、それからの日々などを、漫画でわかりやすく書いておられます。

診断を受けるまでのかなしろさんの苦悩、診断を受けてからのご両親の悩み、迷い、その後の変化などが書かれているのですが、終盤で、子どもにどう接するかの「ペアレントトレーニング」ということが書かれています。
ADHDの子にはどういうコミュニケーションが有効かということを親が学ぶというもののようですが、色々な発達障害や、障害との診断はつかなくても、さまざまな個性を持つ子ども達に、それぞれ有効な対応の仕方というものがあるのであれば、私ももっと知りたいなと感じました。

本書の最後には北海道大学大学院、田中康雄教授によるADHDについての解説もあります。

読みやすい内容ですので、ご興味のある方はどうぞ。

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